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zombie ゾンビその7

1 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/19 01:57
PART1:【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】
http://curry.2ch.net/occult/kako/1030/10304/1030468085.html
PART2:【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その2
http://curry.2ch.net/occult/kako/1034/10343/1034309472.html
PART3:【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その3
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1036704369/
【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その4
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1047896148/
【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その5
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1052060297/
ログ破損のため見れないかもしれません。
zombi ゾンビその6
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1054460858/


このスレは、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』三部作に オマージュを捧げる小説スレです。
もしくは、『ゾンビ』好きの人が小説をうpするスレです。
お約束やマナー関係は >>2 : 困った時の便利帳 >>3

2 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/19 01:58
【スレのお約束】
1 基本的にsage進行。
2 作品投稿のage・sageは作者の任意。
3 作品には感想をお願いします。感想についての批判は作者・読者ともに控えましょう。
  「感想・意見・批評」と「誹謗中傷」は異なります。また表現にはくれぐれも気をつけましょう。
4 煽り・荒らしは放置、反応なしで。


【マナー。その他】
1 連続投稿数は5〜10レスを目安に。
2 作品投稿は間隔に気をつけてください。数時間〜半日〜一日と場合に応じて間隔をあけましょう
  投稿前と投稿後に宣言するとスレの流れがスムーズになります
3 自分の意見に返事を期待する方はトリップを付けましょう
4 個人攻撃、的外れな批難の類は流して。
5 496KBで警告メッセージが出力されます。512KBでスレッドが終了なので、950からか450KBを過ぎた時点で新スレッドへの移行の話し合いを

過去スレで一時期あれていたことがあります。マナーはその際に産まれました。
皆様のご協力をお願いするところです。


3 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/19 01:58
困った時の便利帳。

作品保管庫
★【死霊】ZOMBIE【復活!!】 
http://www.shitaraba.com/cgi-bin/read.cgi?key=1055642709_1&bbs=itou&ls=100

トリップの付け方
#の後に文字列を入れる
「巡査物語#1234」等と入れますと
巡査物語 ◆B6gHTT4PmE
と表示されます。
仮に偽者が偽造しても、正確な文字列を入れなければ
巡査物語 ◇B6gHTT4PmE
となるので見分けが付きます。


住人に注意する時は、お約束の番号を使って
軽いノリで、やんわりと、しつこくならない様に
配慮してあげて下さい。


4 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 01:58


5 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/19 02:02
はっ・・・早っっ(^^;

それでは、寝ます
良い悪夢を!!(^^)

6 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/19 02:14
巡査物語さん深夜に乙。

前スレ885の続きを投下します。

7 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/19 02:14
「そんな馬鹿な。あいつはガキの頃からここら辺の山道は
 知り尽くしとるぞ。迷うなんてことがあるはずなかろうが」

「それだったら尚更捜さんと。熊か何かに襲われてたら・・・」


話し合いの結果、何人かで捜索隊を結成し、山に入ることになった。

「夜は足元が見えんからな。よう気をつけるようにの」


捜索隊は見送られながら入山した。
ところが、30分ほどしたら引き返してきた。
全員、血相を変えている。

「ど、どうしたんじゃ!?」


捜索隊の人間は皆、表情を強張らせてまともに話ができない状態であった。
よく見ると一人足りない。入る時は10人はいたというのに。
唯一、話のできる者に尋ねると、山中に入ってしばらく歩いたら
敏に出くわしたという。そこまではいい。問題はその後であった。

敏の足取りがあまりにもおぼつかないので、仲間の一人が手を貸したら
いきなり齧り付き、そのまま仲間を食い殺したのだという。
他の仲間が何とか止めよう敏を引き剥がそうとしたところ、敏の横っ腹から
腸がずるずるとこぼれ落ちてきたらしい。


ようするにあきらかに死んでいたにも関らず、敏は動いていた。
話を要約するとそういうことであった。

8 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/19 02:15
話の一部始終を聞き、老人二人は呆然とした。
額から尋常でないほどの汗が出てくる。
思い出したくもない忌まわしい記憶が蘇ってくる。

「あ、兄貴・・・これはひょっとすると・・・」

「・・・まさか・・・」



ゾンビ。50年以上も前に日本全土で発生した不死の怪物。
その屍鬼が今まさに再来しているというのだ。



「爺ちゃん、爺ちゃん。どうしたの?顔が青いよ」

健太郎が心配そうな表情で和男に尋ねる。
和男はそこまで酷い顔をしていたのかと己の顔を弄る。

「なあに、大丈夫じゃよ。それよりもケン坊
お前は他のおじちゃん達と一緒に逃げるんじゃ。ええな」


憲次は警察に連絡をとるように言うと、猟銃を持ち出した。
和男も家の奥から鎌を持ち出した。
健太郎は既に猟友会の人間に連れられて山を下っていた。

山道の方から何かの物音がした。
三つの人影がよたよたと姿を現した。

9 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/19 02:15
一人は食われてまだ間もないのか、生きてる人間とほぼ変わらない。
首から大量の血を流している以外は。

敏は先ほどの話の通り、横っ腹から腸を引きずっていた。
来る途中、よほど酷い道を歩いてきたのか、顔面に枝が刺さっていた。

一番最後にやって来た奴は顔も全身もほぼ白骨化していた。
骨は既に老朽しきっており、僅かな筋繊維だけで動いている。
だが、空洞の中に光る凶眼が二人をしっかりと見据えていた。


「兄貴・・・あいつは・・・」

憲次が奥にいる茶色の骸骨を見る。それがつけている服の切れ端に見覚えがあった。

「間違いない・・・三平じゃ」

名を呼ばれた瞬間、骸骨が吼えた。既に声帯も失われている状態で。
その声に呼応するかの如く、二体の屍鬼が襲い掛かった。



憲次の猟銃が火を吹く。大きな音と同時にできたてのゾンビは頭を砕かれた。
その場に倒れこむ。が、すかさず敏が飛び掛ってくる。

「ぐわぁ!さ、敏ぃ〜!!お前もゾンビになってしもうたか!?」

組み伏せられ、必死に格闘する。体格からいってあきらかに憲次が不利だ。
大きな衝撃が走った。もはやこれまで、と憲次が死を覚悟したその時・・・。

10 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/19 02:16
敏の頭から刃物が生えていた。敏は何が起こったのかも分からず
暴れ廻る。しかし、やがて事切れてうつ伏せに倒れる。

「大丈夫か、憲次!!」

和男であった。鎌を思い切り敏の頭に突きたてたのだ。
和男は弟の無事を確認する。

「・・・ちょっと遅かったのぉ・・・グ・・・」


憲次の首から赤いものが流れていた。あきらかに裂傷と見られる傷。
ほんの一瞬の間に弟は噛まれていた。

「なんということじゃ・・・なんという・・・」

和男は嘆いた。自分が後少し早く助けることができたら
憲次はこのような目に遭わせず済んだというのに・・・。

「兄貴・・・これも報いかも知れん・・・
 あの時、三平を助けることができんかった・・・」


三平と聞いて和男ははたと思い出した。
ゾンビを倒したのはいいが、三平の姿が見当たらない。


「きゃ----!!」

悲鳴が聞こえた。幼い悲鳴が。二人は息も絶え絶えに音のした方へ向かう。
そこには三平と・・・山を下ったはずの健太郎がいた。

11 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/19 02:19
よし、書き込み終わり。

次回の投下で三人兄弟の話は終了します。
というわけで漏れは明日の為にゆっくり氏ぬる。

12 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 02:23
>>5
2get使用と思ったんだけど、テンプレ貼ってるようだったんで待機してますた(w

13 :バタバタ ◆BAvmdD6bXs :03/06/19 03:41
新スレお疲れ様で〜す。
前の続きを書き終わりましたんで、また波がきたら投下しま〜す。
3−620様
 バトルですな。頑張れおじいちゃん!
 孫を守りきれるか。過去を拭えるか。
 最終話楽しみにしてます!

14 :ぼるじょあ ◆yEbBEcuFOU :03/06/19 03:42
(・3・)アルェー

15 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/19 03:43
あっと、したらば用の名前になってた。
俺こんなのばっかだな(笑)

16 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/19 07:40
おはです。
深夜のスレ建て、乙華麗様でした!!

3-620さんの続き投下、バタリアン一杯さんの続き投下予告......と
新スレのスタートに相応しく華やかで良いですね!!
後ほど出直してきたときに感想をカキコさせて頂きます。
ではでは、取り急ぎ失礼します。

17 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 09:06
前スレに引き続き、レスアンカーは控えておきましょう。

18 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 12:00
巡査物語さん乙です。
3-620さん今回もいい所で次回に続きましたね。早く続きが読みたいです。


19 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 12:24
三平と聞いてはたと思い出すのは釣キチだったりする。

20 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/19 12:45
3-620さんの続き、しかと堪能させて頂きました。
顔に刺さった木の枝、ずるずると土や草を撫でつつ引きずられる臓物.....
血湧き肉裂ける展開に読む方も力が入ってしまいますた。
そしてあまりにも悲しい兄弟の再開.....あ゛〜次作が待ち遠しい!!

釣りキチ、ナイス♪
再度読み直した時、やはり最後の1シーンで釣りキチの顔浮かんで
しまい、危うくお茶を吹き出すとこでした。

21 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 15:57
1、2、三瓶でぇす♪

22 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 18:52
ゾンビって首をへし折られても動くのかな?

銃で撃たれても目とか鼻とかだとやっぱ効かないのかな?

23 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:13
>>巡査物語殿
新スレ建立、オツカレさまです。
互いにぐぁんばりましょう。

>>3−620殿
50年前に遭遇した悪夢に再び立ち向かうおじいささんず、いいですねぇ。
にしても、過去に体験してるとうまく対応できる人も多そうな反面、トラウマになってて
かえって体験してない人以上にダメダメな人なんかもいそうですね。

それにしても知らないうちにこんななっててびっくりです。
ていうか、おいてけぼり喰らったようでちと寂ちぃ。

とりあえず今日はしたらばに貼っておいた分を投下します。


24 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:14
『210』

。。。ズブリ。。。

肉に突き刺さるその音が聞こえたような気がした。
高田の投げつけたナイフは深々と神崎先生の背中に突き刺さっていた。。。

「・・・ぐ・・・ぅっ・・・・」
神崎先生が苦しげに呻く。
「神崎先生・・!!」

見る見るうちにナイフを中心にして神崎先生の背中に紅い染みが広がっていく。
どんどん、どんどん、それは大きくなっていく。
あたかもナイフから湧き出しているかのように。。。。

。。。神崎先生。。。!!

「けっ、ざまぁ見ろ、ジジイが・・・。
先に死んでろ。
くそっ・・・お〜、痛ぇ・・・」
高田がもう一本のナイフを引き抜きながら吐き捨てるように呟いた。

「さて、ほんじゃ、あんたもとっとと死んでもらうかな、藤田さん。
順番がちぃっと狂っちまったけどよ・・・」
高田が俺の方に向き直った。
「・・・高田ぁ・・・貴様・・・」

。。。よくも。。。よくも。。。


25 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:14
『211』

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
突如、悲鳴があがった。
加奈さんだった。
それまで服を破かれてもなんの反応も示さないままだった加奈さん。
その加奈さんが悲鳴をあげていた。

「邪魔なんだよ、こんなもんよ」
「いやぁぁぁ・・・湘ちゃん!
・・・湘ちゃん!!」
加奈さんが大事そうに抱えていた人形が林の手にあった。
林はその人形を床に叩きつけた。
「人形なんかより、もっとイイもんやるからおとなしくしろよ」
「そうだぜ・・・へへ・・・」
香川が下卑た笑いを浮かべながら加奈さんのブラを剥ぎ取った。
だが、加奈さんはそんなことなどおかまいなしに、床に叩きつけられた人形を拾おうと・・・
いや、抱きかかえよう、助けようとしていた。

「湘ちゃん・・・湘ちゃん・・・」
懸命に手を伸ばす加奈さん。
「けっ・・・こんなもんどうでもいいだろが!」
林が人形を踏みつけた。
「湘ちゃん・・・!」
加奈さんが金切り声を上げながら林の頬に思い切り爪を立てた。
「イテェな・・・!
・・・この・・・糞アマが・・・!!」
次の瞬間、林が加奈さんの顔面を強打した。


26 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:15
『212』

「加奈さん!」
俺が叫んだときには遅かった。
吹っ飛んで壁に頭から叩きつけられる加奈さん。
そして、加奈さんは壁にズルズルと頭を擦りつけるようにして床に崩れ落ちていった。

。。。加奈。。。さん。。。。

「おいおい、林、また殺しちまったんじゃねぇか?」
「うるせぇ、香川、テメェがちゃんと押さえつけてなかったせいだろが」
「あんだと? 他人のせいにするんじゃねぇよ」
「あぁ? 文句あんのかよ、高校中退のバカの分際で」
「久々の女を、ヤる前に殺す馬鹿に言われたくねぇな」
「この間の女はテメェが締まりがよくなるとかほざいて首締めて殺したじゃねぇかよ」
林と香川が言い争う。

なんて。。。なんて奴らだ。。。。ひとの命なんてなんとも思っていない。。。

。。。こいつら、今までもこんなことを繰り返してきたのか。。。。外道め。。。

「やれやれ、うちのメンバーはアフォばかりだな・・・。
こっちを手伝いもしねぇで・・・まったく・・・」
高田が独りごちた。
その間にも俺の腹に再びナイフの狙いを定める。
「大幅に順番狂っちまったけど、ま、いいか。
先にあんた殺せば楽だと思ったけど、あんた以外は雑魚すぎだから結果は同じだね。
じゃ、あらためて・・・・」
高田がナイフを腰だめに構える。


27 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:16
『213』

「さいなら、藤田さん」
高田が猛然とナイフを突き刺してきた。
それに合わせて清水がチェーンを締め上げてくる。
「・・くっ・・・」
ナイフが再び俺の腹に迫る。

避けられない。。。今度こそ避けられない。。。

高田の背後には倒れた神崎先生。。。。
斜め後ろの壁にはピクリとも動かない加奈さん。。。。

明日。。。明日になれば救助のヘリが来るところだっったのに。。。

よくも。。。。

こいつら。。。よくも。。。。よくもっ。。。!!

俺の中でドス黒いなにかが渦巻く。

「・・・貴様ら・・・」
俺は全身の筋肉にありったけの力を込めた。
へたにナイフを避けようとすれば、かえってバランスを崩されて避けれない。
そう、避けられないなら、手はひとつだけだ。

死ねない。。。こいつらをこのままで済ませることは絶対に出来ない。。。
絶対に。。。絶対に許せない!!

そして、俺の中でドス黒いなにかが弾けた。
押さえ切れないドス黒いなにかが。。。。


28 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:16
『214』

「・・・貴様らアァッ!!」
俺は渾身の力でチェーンを一気に引き絞った。

引っ張られてパランスを崩されるなら、逆に引き返して相手を崩すまで!
避けれないなら、迎え討つまで!

「・・・う・・うぉ!?」
「・・・なに!?」
清水が驚愕の声をあげるのと、高田の目が驚愕に見開かれるのとが同時だった。
俺に力負けした清水がバランスを失い、俺と高田の間に割って入る形となった。

・・・ズブリ!

次の瞬間、高田のナイフは他でもない清水の脇腹に深々と突き刺さっていた。

「・・・な・・馬鹿な・・・・清水・・・」
「・・・ぐぉ・・・嘘だろ・・・い・・痛ぇ・・・」
清水が膝を付き床に崩れ落ちる。
その両手からチェーンが抜け落ちた。

「うおぉっ!」
俺は右腕を振り上げた。
床に倒れた清水の姿を見て一瞬呆然としていた高田が我に帰って俺を見上げた。
その眼が振り上げられた俺の腕に釘付けになる。
「・・・はぅぁ・・・ぁ・・・」
高田の顔が恐怖に歪んでいく。
そして、俺は腕に巻きついたままのチェーンをありったけの力で高田の顔面めがけ
叩きつけた。
怒り、憎しみ、悲しみのすべてを込めて。。。。


29 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/19 20:17
とりあえず今回の投下はここまで。

え〜と、遊園地ネタに関しては遅ればせながら、わたしも参加させていただきます。
でわ〜。

30 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/19 21:03
 遊園地作者が増えていく〜〜〜嬉。

31 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 21:29
きん たま

32 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/19 22:08
本当に夢の競演が実現されるんですね〜!! やったぁ♪

33 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/19 23:08
遅れ馳せながらスレ立て乙カレ様でした。
向こうの雑談もこっちの作品も盛り上がってますねー。
ちと感想を書くのは明日になってしまいますが、
この勢いではたまってしまいそうかも。

34 : ◆6N371.108E :03/06/19 23:10
乙鰈!です

35 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/19 23:18
さんげりあ様
 おお、このピンチをこう返しますか!
 やっぱ体は鍛えておくに限りますなぁ…
 バトル大好き野郎の俺としては激しく血湧き肉踊る(うわぁゾンビっぽいなぁ)展開です!
 それよりも神崎先生が…
 次々と減っていくパーティーメンバー…
 藤田さんがこの戦いをどう乗り越えていくか、楽しみにさせていただきます。

36 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 23:32
質問です。
さんげりあ氏の作品を最初から見る方法はありませんか?
前スレの>254の中には見あたらなかったのですが。

37 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/19 23:43
過去ログ倉庫のバックアップを持ってる人を探すしか…
ってその中にも無かったんですか??
となると…
さんげりあ様に直々にアップしてもらうか、
新過去ログ倉庫を期待して待つか、ですね。
過去ログのその3からはじまってたはずなので、
2chブラウザを購入するか、過去ログを誰かに上げてもらうって手もありますね。
かちゅのログでよければUpしましょうか?
アップローダーがあればですけど^^

38 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 23:49
>>37
すいませんでした。

39 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/19 23:50
しまった>>付けちゃった

40 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 00:01
こういうのはじめてだからできるかどうかわかんねぇけど
http://proxy.ymdb.yahoofs.jp/users/71084df7/bc/%a5%be%a5%f3%a5%d3%a5%b9%a5%ec%b2%e1%b5%ee%a5%ed%a5%b0.lzh?bc8ojQ_A34IfahZh
かちゅ〜しゃのログです。
解答してlogフォルダ内の適当なとこにいれて、
全取得スレから検索かけてくれればみつかると思います(かちゅの場合の操作)
こういうのアップするのがまずいっていうなら、誰かストップっていってください(笑)

41 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/20 00:19
ぬ、三平のシャレコウベを釣りキチ三平に
脳内変換されているとは・・・そういう楽しみ方もあるのね。
とりあえず、最後の見せ場まで爺さんどもには後少しがんがって貰おう。


それにしてもさんげりあさんの投下分を見て
何故かは知らんが某熱血乱闘ものを思い出してしまった。
おそらくチェーンを武器に使うところがそっくりだったんだな。

というか何気にチェーンのようなしなるものを使いこなす
清水はそこそこ手練れであったのだろうか。
そしてそれを奪って使いこなす藤田さん・・・戦闘力タカイヨー。

42 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 00:22
バタリアン一杯さん…
よくわかりませんが、無理でした。すいません。

あきらめますた

43 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 00:28
駄目か…
んじゃま、新過去ログ倉庫ができるまでのお楽しみって事で(楽天家)

>某熱血乱闘もの
 なるほど、たしかにアレだ(笑)
 マッハパンチマッハパンチ

44 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/20 00:34
サンゲリアさん 乙カレー
愈々終盤戦だねぇ〜

前スレから
数学屋さん〜 一緒に生き抜きましょう(^^)

数学屋さんの 変化バージョンですが
取り合えず無視して、正面の3匹を始末して
女が十字路に来た所で撃ち殺すと、ゾンビとの戦闘を除けば
消費弾薬1発で、撤退路の確保と後方の時間稼ぎが出来ますね。


45 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 00:47
みんな女性を殺すこと前提で話進めてる(笑)
なんとかみんな助かる方法はないものか…

46 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 00:55
さんだんじゅう〜
さんだんじゅう〜
込めて込めて込めて
しまうだけ〜
うたないよ〜
うたないよ〜
なくならないよ―に

某カレーパンからパクッテみますた。
夜勤途中にもかかわらず遊園地の入口をせっせと書くわし。
りとるおろかじゃろか〜

47 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 00:59
ま、まさかPIP氏も某国民!?
モテモテの魔の手はこんなところにまで伸びてきているのか…

48 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 01:05
ちゅーわけで、
き ん た ま なわけやね!

49 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/20 01:23
やって来たのが、男性ならば救出を考えるかも知れん。
其の状況下で戦闘能力を有する者との戦闘は、かえって生存性を下げる。
また、戦闘に付いては多少は信頼出来る(信用は出来んが)協力すれば
足を挫いた少女を、助ける事も出来るかも知れん、、最低限でも男との戦闘は避けたい。
しかし、来たのが女であるならば少女が生還出来る確率は限りなく小さい。
女が冷静に武器を使用出来ないならば、貴重な弾薬は無駄に消費され限られた時間も失うだろう。
少女を見捨てて女を助けてもメリットは薄い、割切れなければ確率が低い危険な作業をさせられる。
割切れても信用を得るのは困難であろう。
この女が冷静さを失った狂女であったら無意味な危険を増幅させてしまう。
そして大抵の場合はに置いて、女は戦闘力が低い。
この状況下に置いては、単なる役立たずである。
知り合いでもなければ、救助の必要を感じない。

海外で治安の悪い地域等の路地方で、女が襲われていても助ける奴は、まず居ない。

PIPさん
私は、仕事ほん投げて帰りました、、今日は眠い・・・・。
明日やれば良いさぁ〜〜〜〜。


50 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 01:33
なるほど…(納得)
しかし、なんていうかゾンビだらけの状況になったら、
「散り様」
にこだわった行動をとってみるのも手ではあるかも。
やるなら「両方助ける」か「どっちも見捨てる」ですな。
理想としては両方助けれるヒーローになりたいが…
現実は難しいだろうなぁ

51 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 01:51
スレも落ち着き、作者様の作品が投下されてうれしい限りです。
遊園地の競作という新たな楽しみも出来ましたしw

今夜は眠れそうにありませんw

ところで、今までの作品はほとんど男性が中心になっているもの(主人公)でしたけど
女性主人公の話をどなたか書いていただけないでしょうか。
へんなたとえなんですけれど、以前週間サンデーに連載されていた「GS美神令子
極楽大作戦」の令子さんのような美人でカコイイ女性の視点からの作品もよんで
みたいと思います。
女性は、ゾンビだけではなく「男性」にも恐怖を抱かなくてはならないわけですし。

勝手なことばかり言って申し訳ないですが、御一考いただけると幸いです。

52 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 02:13
では遊園地もののさわり、入場のあたりを。
3つか4つだと思います。

53 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 02:17
 晴れとは言えず、かといって雲が一面に広がっているわけでもない。
 そんな中途半端な天気の週末、ぼくは人気絶頂の遊園地に泊りがけで遊びに来ていた。
 もちろん一人じゃない。
 ボクの隣では先輩の女の子がパンフレットでアトラクションを確認している。
 久しぶりに週末と休日が重なったおかげで、こうして泊りがけで遊びに来ることができた。
 開園一時間前についたというのに駐車場はほぼ埋め尽くされていて、この遊園地の人気の高さを改めて思い知らされた。
「……今月までの犯罪発生率は低下傾向を見せていますが、若者だけでなく高年層も含めた行方不明者は増加の傾向をたどっており、不況の影響下自殺などの心配も……」
 前で並ぶ家族連れは子供が携帯ゲーム、お父さんはラジオ、お母さんは携帯電話とそれぞれ時間つぶしを用意している。
 それもそのはず。この遊園地は年に数回アトラクションを思いっきり入れ替えることで有名だからだ。
 確か前回は「ゴースト」古今東西の幽霊がモチーフのホーンテッドハウスだった。アトラクションの数も99個。そして出口を出た直後に最後のひとつが用意してあり、見事百物語になるという懲りようだ。
 そして今回のテーマは「ゾンビ」屍者の祭典だ。
 ロメロはもちろん、バタリアン、サンゲリア、毒毒ゾンビ、etc……
 大抵のゾンビ映画や伝承をモチーフにした恐怖のアトラクションがそろっている。
 一番の目玉は広大なセットの中でのゾンビ退治「ばいおはざ〜ど」だけど、ぼくはそれよりもVRホームセンターでの立て篭もりや、生き残った住人を探すアトラクションのほうが楽しみだ。
 仕事の都合でこれないかと思っていたけど、うまく最後の週末と休みが重なってくれて本当にラッキーだ。
 それに憧れの先輩までいっしょだなんて。実はちょっと気になっていた女性なんだよね。
「ね、ねぇ。あのさ、もしかして吸血鬼って来週からだったの」


54 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 02:18
 さっきまでパンフレットとにらめっこをしていた彼女は、どこか青ざめた顔をしながら小声で聞いてきた。
「そうですよ。この週末でゾンビは終わっちゃいますから。滑り込みセーフでよかった。でも意外だな。先輩がゾンビに興味があったなんて」
 チケットを確認すると、「「期限:無し。永劫に有効。譲渡、廃棄不可」という文字に続いて、細かい書き込みがあるが下地の模様にまぎれてよく見えない。
「あっちゃぁ。私勘違いしてた。てっきり今日から吸血鬼に変わると思ってたの。ね、ねえゾンビって良く知らないんだけど、もしかして怖い?」
 ――吸血鬼も十分怖いと思うんですけど。
 いつも凛とした表情の先輩が、不安に瞳を揺らして見つめてくる様子はとても新鮮でついいたずら心が刺激される。
「ね、先輩。知ってますか。ここの遊園地の都市伝説」

「なに、都市伝説って」
「ここのアトラクションは入る人数より出てくる人数のほうが少ないって話です。後は地下に迷路みたいに入り組んだ道が作られてるなんて噂も有名ですよ」
「やめてよね。そんな怖い話。どうせ噂でしょ」
 あっ。ちょっと効いたみたいだ。さっきよりも先輩との距離は縮まっている。
 これはもしかしてもしかするかも?
 淡い期待が胸をよぎる。その直後、よこしまな考えを浮かべた罰だろうか。
 ぼくに向って、丸められた紙くずが飛んできた。
「わっ、危ないなー。一体どこから――」
 絶句。ゴミの飛んできた先には仁王立ちをしてこちらを睨みつける少女が立っていた。
 両脇の友達らしき同世代の女の子たちの慌てた様子が、さらに少女の気の強さを引き立たせている。
 少女はこの遊園地の近くのベッドタウンに住む中学生だ。
 何で分かるのかって?だってこの娘は。
「人前でいちゃつくのは止めてください。それも親戚の前で」
 ボクの親戚だからだ。
「大体帰ってくるなら電話ぐらいくれても良いのに」
 彼女には帰省するたびに遊びに連れて行ってとせがまれている。ちょっとまずいところを見られたかも。

55 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 02:18
 どうしようか言い訳を考えていると、ちょうど列が進みだした。先頭の一団が入場し始めている。
 ボクもその流れに乗って、入り口の巨大なゲートをくぐり受付を済ませる。
 チケットの半券と引き換えに乗り放題のパスポートを受け取る。
 受付の説明によると、全てのアトラクションでハンコをもらえた場合にはスペシャルサービスがあるらしい。
 ぱらぱらとめくっていると、最後に写真が載っている。
 これは何の写真だ?ピンボケではっきりとしないが、写っているものには見覚えがあるような――
「ね、ね。このホームセンター攻防篇ってよさそうじゃない?速く行かないと全部周れないよ!」
 先輩が袖を引いて先を促してきた。どうやらアトラクションが気に入ったらしい。
 うるさい親戚も先に行ったようだし、ボクは逸る先輩の横を歩き始めた。

 思えば、このとき。
 もっとパンフレットを見て、パスポートを調べて、そして渡した半券を見ておけばよかった。

56 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 02:22
以上です。
全然ゾンビの出てこないオープニング。
後はみなさんのお好きなように調理していただけると幸いです。

ボクも先輩も親戚の子も家族連れも――
そのすべてを思いのままに。
アトラクションにも限りはありません。

ごゆるりと当遊園地にてお楽しみを。

57 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 02:27
PIP様お疲れ様で〜す。
色々と使えそうなネタもちらほらと…
なんかこれをみたら俺も書きたくなってきた(笑)
ネタを探しに遊園地にいこうかなぁ(答:そんな暇はない)

そして微妙に実在する都市伝説をもってきてるところにニヤリとさせられました。
(INとOUTで人数が違う、地下トンネルがあるとか。
 ちなみに地下トンネルは某ネズミーランドに実在するそうです)
こういう「ツボ」っていいですよね。メモメモ

58 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 03:07
こんばんはです。いつも楽しみに拝見しています。

以前バタリアンさんのアップして下さった(お疲れ様でした&ありがとう
ございました)データを元にメモ帳にコピペして、こちらのその3、その4
のログを、自己解凍方式のzipファイルにしてみました。
(使用機種::xp、 ソフト:圧縮解凍・書庫作成用シェアウェア explz)

とりあえず、双葉チャンのほうに、テストであっぷしてみますねー。


59 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 03:13
ttp://cgi.2chan.net/up/up.htm の

ACT NAME__COMENT ______SIZE(KB)____ MIME____ DATE
D [f4952.exe] お借りします(ゾンビその4 234 application/octet-stream 03/06/20(金)03:09
D [f4951.exe] お借りします(ゾンビその3 233 application/octet-stream 03/06/20(金)03:09

です。ご希望があれば(そしてうまくいっていれば;)またアップします。
それでは・・・

60 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 03:25
確認してみました。
OKですよ〜いけてました。
お疲れ様です^^
Upしたもんが有効に使われたようでよかったよかった。

61 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/20 03:28
あっ、すみません、59ですが、ハンドルの後ろに#で何かつけなくちゃ
いけないんでしたっけ?; ええと、うまくできるかな…

62 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/20 03:30
あっ、バタリアンさん!
そうですか、うまくいってましたか、よかったあー(ほっ。
これもバタリアンさんのおかげです。改めて御礼&作品楽しみに
してます。がんばってくださいねー。

63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 03:33
自己解凍形式はいかがなものかと小1時間問詰(略

64 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/20 03:44
ああ、普通のzipファイルのほうがよかったですか?
そうですねーいまは皆さん、解凍ソフトはお持ちでしょうね;
自分が昔、そゆの持ってない頃があったのでつい気を回しすぎちゃった
です。

次にご希望あってあぷする時は、普通のzipファイルにします。
(あ、あと、自己解凍方式のも、不安でしたら、クリックしないでゴミ箱
に捨てていただければ、解凍されませんですよー)

65 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 03:50
まあ確かに悪質なウイルスを疑う人もいるしね
(実際俺も初めは躊躇したw)
でもまあその辺は自己責任でってのがにちゃんらしいといえばにちゃんらしい(笑)

あと、ななしさん、トリップおめです(おめでとうなのか?)
返答を期待する時につけると吉ってのがここのガイドラインですが、
色々と呼びかける必要もありそうなので、トリップ&コテハンはあったほうがいいと思いますね。
トリップ&コテハンは別に強制ってわけじゃないので面倒になったらとっちゃってもいいですし。

まあでもコテハンがあったほうがスレは楽しくみれるって気はしますね。
俺的には(笑)
こうやってにちゃん中毒の階段を上がっていくんだろうなぁ…

66 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/20 04:03
なるほど、ウイルスが・・・
そういえばそういうこともあるかもなのですね。
しかも、トリップは返答欲しいときにつけるのがこちらのルールでしたか;
ダブルで間抜けでほんとすみませんでした;

67 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 04:11
いやいや、テキスト変換&アップしてくれただけも十分ですさ^^
あと、上の文だと寝ぼけも来てて何いってるのか、改めて見なおした自分でもよくわからないんですが、
「トリップは着けたほうが楽しい」
ってことです(混乱気味)
そろそろ夢の世界が恋しくなってきたのでいってきます…
ジェイソンはゾンビに含まれるか!?をフレディと熱く議論してきます…

68 :ななし:03/06/20 04:17
っていいながらまだトリップつけてた・・・うつです・・・
巡査物語さんがせっかくちゃんと最初にマナー紹介してくれてるのに、
わたしってヤツは・・・

普通のzipにしたのは、今日の午後にでもふたばにあぷします。
ログ欲しい方はお手数ですがコメント欄をごらんになって探して下さい。
話題がゾンビから離れちゃうとあれなので、私はロムに戻りますです。
ではでは・・・




69 :ななし:03/06/20 04:19
はい。おやすみなさいです。いい夢をご覧下さいねー。

70 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/20 07:18
かちゅの過去ログなら一応全部もってますよ。
もしよければ私もどこかにあげましょうか?

71 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 08:07

 ん
  た
   ま

72 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 08:26
簡単なんでイイから作品集のホムペつくってくだちぃ

73 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 08:28
   き
  ん
 た


74 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 08:37
き     き
 ん   ん
  た た
   ま

75 :ななし:03/06/20 10:43
あっ、そうですねー、PIPさんがあっぷして下さったものなら、皆さん安心
してダウンロードできそうですし、私もその5のログなど、スレ壊れちゃって
途中の途中?までしか持っていないので、もしよろしければお願いしたいです。

ところで、PIPさんの作品の続編なのですが、いよいよライバル登場編に突入!ですか?
遊園地のオープニング書いたばかりでお疲れでしょうが、本編のほうも楽しみに
お待ちしてますので、がんばって下さいねー。

って、私も読ませていただいてばかりじゃ申し訳ないので、女性主人公のお話、
書いてみようかなあ…(GS美神、アニメの再放送で見てファンだったしW)
でもこちらにおいでの皆さんみたいに、かっこいいハードボイルドなアクション・
シーンは絶対書けなさそうだしなあ…ううん。


76 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 14:44
したらばの方に作品投下しました〜
状況みてまたこっちにもはりつけまふ

あと、ななしさん。
一度書いてみることをおすすめします、まじで。
書いてみれば意外となんとかなるもんです。

77 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 15:58
やっぱりバタバタさんはな〜んか恥虫に言動がよく似てるなぁ‥‥


78 :ななし:03/06/20 16:09
遅くなりましたが、一応ふたばにふつーのzipファイルで
その3、その4のログ、あぷしときました。必要な方はどうぞ。

で、女性主人公のお話、書いてみましたが、最初のページで躓いてますw
やっぱりほんと難しいんですねえ、思うように書くことができないー;
でもなんとかやってみますー

79 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 16:22
ななしさん、楽しみに待ってますよ〜

80 :あなたならどうする:03/06/20 16:39
リレー小説なんか面白い展開になりそうで楽しみです。
遊園地ってそれ自体が迷路みたいな構造になってますからね。
某ねずみランドで何度迷ったことか。
いや、方向音痴ではあるんですどね。
池袋の地下から出れら無くなったこともあるし
気がついたら東武の4階ににいた。

で、あいかわらず昼間レス少ないし夜まで作品投下もないとおもい
ちょっと前スレでやっていた遊びを。




81 :あなたならどうする:03/06/20 16:40
あなたは恋人と男友達の3人で安全な場所を求めて逃げている最中
ゾンビによって右腕に浅い傷を負ってしまいました。
ゾンビ化まではまだ1、2日かかりそうです。
風の噂では腕、脚等の末端に浅い傷を負ったものの
即座に切り落として助かった人もいるとのことです。
が、あくまで噂です。
3人の主な武器は手斧、散弾銃、散弾14発、金属バットです。
ちなみに場所は破棄された片田舎の治療院。
他の二人はあなたが怪我をしたことを知りません。
さあ、どうする?

82 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/20 16:54
実はまだいたりしたリトルおろかなわし。

その状況なら男らしく
「斧で切断」
ですな…(痛い。想像しただけで痛い)
折角治療できる場所にいるんだから、ぶったぎったあとに治療しちゃう。
何よりもこの状況で避けたいのは「ゾンビ化」ですからねぇ…
 嫌ランキング
  ゾンビ化>死ぬ>大怪我
腕切断に成功すれば大怪我、失敗すれば死ぬ、情報が間違ってればそれでもゾンビ化
これなら前二者の可能性にかけますね。

で、したらばに投下した分、こっちにコピペしちゃって大丈夫ですかね?
まだPIP様の感想レスがつききってないかな?
なんだかその辺に気を使い続けてタイミングがつかめねぇ(笑)

83 :あなたならどうする:03/06/20 17:12
そういえばまだこれから感想付くかもしれないですね。
しもうた。
なんだか閑散としていたので
雑談のネタ振り程度になれば良いかなと思ったのですが
結果として邪魔していたら申し訳ない。
とりあえずおいらはまた来週、さよーならー。

84 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

85 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 19:12
 お。
 書いてたミラーハウス(迷路)物、PIP様のオープニングに合わせてちょいと改変してみるべ。


86 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

87 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 21:02
 とりあえず行きます。


 遊園地編「ミラーハウス(迷路)」

88 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 21:02
   1/5

 恭子は震えていた。
 由貴に誘われてこの遊園地に来たことを猛烈に後悔していた。
 今となっては後の祭りだが、嫌な予感はしていたのだ。
 人気こそあるが妙な噂の絶えない遊園地。しかもゾンビをテーマにしたアトラクションという、恭子に言わせれば悪趣味この上ない感覚。
 恭子と由貴はつき合いは長いが、実を言うと恭子は由貴の趣味が今イチよくわからない。
 このミラーハウスに入ったのも由貴の提案だ。
 外で待っている美優里や麻衣たちももうおそらくは……。
 ガラスか鏡の割れる音。
 恭子は思わず伏していた顔を上げると音の方向を見ようとする。
 わからない。閉じられた建物の中では音が反響していて、どこからの音なのかが全くわからない。ましてや、ここは音が籠もって方角を惑わせる迷路な作りのミラーハウスなのだ。
 鏡とガラスで入場者を惑わせる迷路。入ってしまえば、容易に出ることは出来ない。事実、途中で諦めて係員に助けを求める者は少なくない。
 だが、今は一人。入場者どころか、係員の気配もない。
 音の方向はわからない。だが、風景は変わっていなかった。
 鏡に映っているのか、ガラスの向こうに見えているだけなのか。
 しかし風景は同じ。
 血の色の赤い床。飛び散った肉片。こぼれ落ちた内臓。
 恨みがましく宙を睨む目玉。ただの反射なのか、ひくひくと震え続ける身体の一部。
 そして、口元から鮮血を滴らせながら歩く者たち。
 アトラクションではない。本物だ。
 少なくとも、死体は。
 このミラーハウスは屍人によって占拠されていた。
 ただ一人の生者、恭子を残して。


89 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 21:03
  2/5

 ミラーハウスに入ると、由貴はクスクス笑いながら奥へと走っていった。
「恭子さん、私、先に行くね!」
 やられた、と思った。由貴はここに来るのが初めてではない。最初から、ミラーハウスに恭子を置き去りにするつもりで計画を立てていたのだろう。
 だからどうだと言うほど悪質なものではないが、由貴はこういう悪戯が大好きなのだ。
 心の中で溜息を一つ付くと、恭子はガラスの壁に手をついて歩き始めた。
 ガラスと鏡の壁。どこに道があってどれが壁なのかは注意しないとわからない。しかも、建物内は薄暗い照明だ。
 悲鳴が聞こえた。
 事故でもあったかと辺りを見回す恭子。といっても、ジェットコースターや観覧車の類ではないここでどんな事故があるというのか。
 照明が突然強くなる。
「お客様にご連絡申し上げます。アクシデントの発生により、各遊戯施設は一旦停止させて頂きます。尚、お客様はその場で係員の指示を」
 スピーカーから聞こえる声に異音が混じった。
 木を砕くような音。そして悲鳴。
 声だけ聞くと、中年の男のようだ。たが、その男の声が恐怖に震えている。
「来るな! 来るなっ!」
 男はマイクのスイッチを切り忘れている。
 悲鳴は声にならない甲高い嗚咽のようなものとなり、やがて水を噴きだしたような音と紙の束を引きちぎるような鈍い音が聞こえる。
 何かはわからないが、恭子はそれをおぞましいと感じた。
 なにかの滴る音。そして判別不能な唸り声がスピーカーから聞こえてくる。
 動いてはいけない。判断力、というより恐怖が恭子をその場に釘付けにしていた。


90 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 21:03
   3/5

 係員の指示はない。それどころか、人が近づいてくる気配もない。
 照明もそのまま。
 スピーカーからのうめき声も消えない。
 いや、違う。
 スピーカーからのうめき声は既に消えていた。
 外。外からのうめき声。そして悲鳴。
 ガラスの割れる音。
 普段なら見えることのない距離。ガラスと鏡に阻まれた距離。
 だが、普段なら点けられるはずのない非常用の灯りは、恭子の視認出来る距離を伸ばしていた。
 血まみれの女。女は、何かから逃げるようにガラスに激突した。
 鋭い破片は容赦なく女の肌を切り裂く。だが、女は進んだ。
 追う存在に対する恐怖がガラス片に切り裂かれる恐怖に遙かに勝っているかのように。
 例え切り裂かれても、背後の存在から逃げることが出来れば……。しかし、それは叶わぬ願いだった。
 恭子からは光の反射で歪んで見える。それでも、それはしっかりと見えた。
 間違えようもなく。しっかりと。
 かみ砕かれる細い肩。
 引きちぎられる顔。
 いくつもの顔が、一人の女に群がり歯を立てる。
 赤く染まるガラス。床に流れる鮮血。
 こぼれる眼球がよろめく足に踏みつぶされた。

91 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 21:04
   4/5
 
 ガラスに何かが当たる音。
 恭子は屍人に取り囲まれていた。
 ガラスの向こうにある暖かい存在。
 屍人は恭子に虚ろの眼差しを向ける。歯を剥き出す。折れかかった腕を上げる。
 屍人は恭子を望んでいる。
 だが、ガラスと鏡が屍人を阻んでいた。
 屍人は歩く。ガラスと鏡に閉ざされた道を。
 鏡に映る姿は、青白い血まみれの屍人。
 無数の屍人は鏡によって無数の像を結ぶ。
 ガラスの向こう。鏡の向こう。
 ガラスの中。鏡の中。
 全ての方向に屍人はいた。
 全ての屍人の中心に恭子がいた。
 恭子は立ち上がる。
 屍人は歩く。
 恭子を崇める信徒のように。聖女を求める民のように。
 屍人の中心で恭子は舞う。
 その腕が、無粋な音を立てガラスを砕く。
 無粋な騒音に抗議するように呻く屍人達。
 屍人達に傅かれるように、恭子は腕を上げた。
 砕かれた破片が照明の光を受ける。
 ガラスの破片を握りしめる両腕に血が滲む。
 力強く握りしめられたそれは、十分な力で恭子の喉を突く。
 流れる鮮血。
 倒れる身体。
 無数の鏡に映されながら、無数のガラスの光を反射させながら。
 恭子は舞う。光と血にまみれたミラーハウスの中央で。
 恭子は舞う。屍人の祝福を受けながら。
 恭子は舞う。微笑みながら。


92 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/20 21:04
   5/5

 屍人の中央に、一人の死者が生まれる。
 だがそれは屍人ではない。
 自ら死者となることを選んだ者。
 選んだ道を誇る笑みを屍人は知らず、ただ食らい尽くすのみだろう。
 だが今は。
 今だけは。
 きらめく世界の中心に、死者を選んだ女が眠っている。
 誇りに満ちた笑みを浮かべながら。
 ただ今だけは、世界の中心に。
 血と屍人、臓物と光、鏡と肉の溢れる中心に。


                          終
 

93 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 21:31
数学屋さまっ

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 怖いですっ。。。。
怖いけど(・∀・)イイ!!
薄暗いミラーハウスと鏡で増えた?ゾンビ。
短編なのに映画を見ているような、背筋を冷や汗が流れ落ちるような、
そんな思いで読みました。
次の作品も楽しみにしています。

94 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 21:44
数学屋様、新作乙です。
ミラーハウスは確かにどっちから来るのか判らないってのだけでも怖いっすね。
更に、外の状況も音でしか確認出来ないとなれば恐怖感倍増ですね。
主人公の最期の描写が見える様に感じました。
次回作や他の作者さん達の遊園地物も期待しています。

95 : ◆6N371.108E :03/06/20 21:48
ゾンビがどこからくるかわからないandどれが本物のゾンビだかわからない
・・・いや、もしや全て。。。
と言うような感じでガクガク

96 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 23:21
ふたばにzipファイル二個置いてくれた人!

あ り が d

97 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 23:35
きんた ま にも

あ り が d

98 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 23:42
数学屋さま
乙です。なにやら幻想的、詩的な感じがイイです。次作期待してます。

ところでさんげりあさんの作品最初から読みたいと逝ってた人は無事読めたの?
読んだなら感想聞きいてみたい。
できればついでに他の作品の感想も合わせて。

99 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 23:53
今読み易いように、いじっている最中でーす。

感想文とか苦手だけどやってみマース。

100 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/20 23:55
皆様、こんばんは〜。
さんげりあさんの新作♪ 私もしたらばで拝見してますが、うん、何度
読ませて頂いてもホント面白いです!!
やっと救助のヘリも来ることになって、皆安心していたのに.....。
神崎先生....加奈さん.....。うぐぅ...なんてこったい。
藤田さん...ファイトォォォォォ!! (T_T)/ 応援してるよぉぉ!!!!!!!

異形遊園地のオープニングを飾って下さったPIPさん、乙華麗さまですっ!!
序章部分の甘酸っぱい様なホワワ〜とした空気が、これから起こる
であろう血の惨劇によって赤黒く汚されてしまうかと思うと.....。
うぅ....うぅ.....うぅ....た・の・し・み♪(鬼)

沢山のキーワードが違和感なく散りばめられていて「流石!!」と
唸ってしまいました。それにしても...惨劇抜きならこの遊園地、絶対
行きたいよぉぉ〜ってゆうか行ってます、実在するなら確実に。
ばいおもやりたいけど、此処の住民なら「VRホームセンターでの立て篭もり」
「生き残った住人を探すアトラクション」は必須ですよね〜。
もしかして...この遊園地にゾンビオフで皆さん来園してたりして。(笑




101 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 23:55
きんたまを
いじっちゃ
だめですよ

102 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 00:39
おもろない話を無理やり盛り上げyoう吐skぎdぱかみいんmき

103 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/21 00:56
数学屋さん、異形遊園地第2弾、乙華麗様です!!
何処までも果てしなく続く鏡面世界。
沢山の自分と、ハタと向き合ったとき「この中の一人の私が、もし違う表情
をしたら!?」などと常識と時間の間隔をも一瞬忘れさせてくれる、不可思議
な空間ミラーハウス。

実はかなりお気に入りのアトラクションだったりします。(-^^-)
だからこうして小説のネタとして採用されたのが、嬉しくて嬉しくて♪
ユラユラと彷徨う死人、鏡の国に捕らわれてしまったアリス(恭子)。
キラキラと銀に輝く鏡の美しさと、ヌラヌラと赤く光る死の絨毯の
醜悪さ....もぉぉ〜この両極端の対比がたまりません。

第3弾の物語がどう魅了してくれるのか、今からとても楽しみです!!

104 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/21 01:28
持ち越しの亀レス...いや、化石レスで済みません。
巡査物語さん、仲間にいれないなんてそんなつもりでは〜。(^^:)::::
各グループ共にホームセンターにて合流出来ると思いますし、その際は
非力だけれどガンガッて戦いますので、どうぞ宜しくお願いします〜。

ゾンビVS吸血鬼。
数だけが勝負のゾンビと比べて、知性・パワー共に圧倒してる吸血一族。
多分....ゾンビの血は口に合わないし、何より襲い方にエレガントさが無い
ゾンビ達に、吸血一族は耐えられないかと。
よって彼ら吸血一族によってゾンビは一掃されてしまう気がします。

女性メインの話しを書かれている、ななしさん♪
私も常日頃、色々な意味で(笑)やられ役が多い女性陣の活躍を、是非
読みたい〜と思ってた所です。
是非書き上がったらUPして下さいね。楽しみにしています。
あと、バタリアン一杯さんも仰ってましたが、トリップを付けて
参加するのもかなり楽しいですよ〜!! 



105 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

106 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 03:24
数学屋様お疲れ様です。
ってかやっぱミラーハウスは怖いですなぁ…
ただでさえ数多いのが鏡で増えてガクガクブルブル
しかも逃げ道さえも良くわからなくなる、と。
まさに最悪のシチュエーション。
う〜ん異形遊園地に参加するなら何のネタで行くべきか…

あと、今誰もいないみたいなので作品投下させていただきます。
4レスです。

107 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 03:25
-2-
おかしい。
やっぱりどう考えてもおかしい。
なんでこんな連中に素人ならまだしも、銃持ったプロの戦闘集団までが負けてるんだ?
「とりあえず、全滅させてから考えるか」
都市迷彩に身を包んだゾンビの頭に鉄パイプを叩き込みながら、呟く。
「ラスト一匹、と」
凶器越しに伝わる鈍い衝撃が、戦闘の終了を告げる。



108 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 03:26
唐突に始まったゾンビ災害。
俺は運良く、近場のホームセンターに逃げ込むことに成功した。
他にも俺と同様に逃げてきた奴らがいて、そのホームセンターは一種の砦のようになっていった。
だが、増えつづけるゾンビ・減りつづける食料の両面が砦の住民にある選択を迫った。
すなわち、「外に出て戦うか、それともこのまま助けを待つか」
多くの住民は後者を選択した。が、俺とその仲間達は戦う道を選んだ。
戦って勝てない相手じゃない、というのが一つの理由だった。
ゾンビの群れと戦い、個人商店やコンビニなどの倉庫をあたり、食料を得る。
序盤の戦いで4人の仲間を失って以来、残ったメンバーは着実に生きる為の技術を磨いていった。
生き残りは俺、桐山忍を含めて3人。
人数は減ったが、多くの戦いは俺達を戦闘のプロへと育てあげていた。



109 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 03:26
廃墟と化したホームセンターの入り口には、十数体の死体が転がっていた。
ここまでは問題じゃない。いつもの戦闘後の風景だ。
問題は、そのうちの数体が、明らかに自衛隊員と思われる格好をしていること。
そして銃を携帯していることだった。
「コスプレ集団、だったらいいんだがな」
俺はそのうちの一体に近づき、ホルスターに挟まったままの拳銃を抜き取る。
ずしり、と重たい。
映画で見た知識から、マガジンを引き出した。
中には実弾が込められていた。
マガジンを戻し、シリンダーを引く(もちろんこれも映画の知識だ)そして。
目の前の死体に向けて引き金を絞る。
パン!
イメージより、やや乾いた音がし、死体には見事な弾痕が出来ていた。
「やっぱ本物か…」
「おい、なんだ今の音は?」「チャカ?チャカ?」
残ったメンバーの二人、三崎明と中村剛だ。ホームセンターの窓を見上げ、返事をする。
「たぶん、自衛隊員のゾンビだと思う。弾薬もまだあるみたいだから、集めとこう。
 で、そっちは何か収穫はあったか?」
「ナッシン」
剛が両手を広げ、外人風にやれやれのジェスチャーをする。
「まあそんなとこだろうとは思ったがな」
実際、ホームセンターが廃墟化してるって事は、中身が使い切られてるって事でもある。
中の人がどうなったかは、まああんまり想像はしたくない。(中の人などいない。うん、確かにそうだ)
俺達が前にいたホームセンターも、恐らくは・・・
「んじゃま、とにかく降りてこい。ちっと話がある」
俺は再び足元の死体に視線を落とす。肩から提げたライフルにはマガジンが入っていない。
恐らくはこっちのライフルの再装填の隙を突かれたんだろうが…
「こっちの拳銃で自分の頭を撃ち抜く事に考えが至らなかったってのがこいつの不幸だな」
首に掛けたドッグタグが目に入る。
Tomoyuki Aizawa
降りてくる仲間を待ちながら、俺はこの不幸な男の遺品を回収していった。


110 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 03:29
銃を持つプロの戦闘集団が、ただのゾンビに負けた、とはやはり思えない。
今、明が調査してることからも、これは食欲に突き動かされるだけの動く死体が起こした事態ではなさそうだ。
より具体的な「敵」がいるかもしれない。
戦いの予感。「目標」をもった戦い。そして、今の戦いよりずっと困難な。
俺がホームセンターを出た、もう一つの理由。
体が震える。
この震えは恐怖からの震えでは、ない。
思わず唇の端が持ちあがる。
「見ててくれよ…」
俺は空を見上げ、そう呟いた。


111 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 03:32
以上。
主人公やっと登場&相沢君も友情出演です(笑)
投下予告含めると5レスになり、連続投稿にひっかかる失態を…
わ、わざとですよ?(必死)

112 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/21 08:47
おはです。
バタリアン一杯さん、新作のUP乙華麗さまです!!
なんと相沢君はメインディッシュではなく、前菜でしたか。
こういう友情出演って良いですね。
やはり読んでいく内にキャラに愛着が湧いてきたりするので、
その後が読める(話題に触れて貰える)と結構嬉しい。
(元気な姿なら尚更ぐー)

私も先日小説ではないのですが、UPしようとして弾かれ
アワアワしてしまいましたよ。
だから常にボリュームのあるものをUPする作者さん達は
大変なんだなぁとしみじみ。

次作の投下、楽しみに待っております。

113 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 09:02
聞くだけだけどゾンビ物のTRPG作ったらやる奴居る?

114 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 10:19
オンラインゲームなら

115 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/21 11:27
>>PIP殿
オツカレさまさまです。
PIP殿のオープニング読んでてふとクリープショー(いかにもその手のアメリカンホラー
ってなノリの作品。知らん人はスマソです)とかを思い出したです。
こういうの、いいですねぇ。
このオープニングからの分岐でまたひとつネタが浮かんでしまいました。
でも・・・頭の中のネタばかり増えて、書くほうが全然追いつきません・・・・(鬱

>>数学屋殿
鏡とガラスの迷宮・・・・( ;゚Д゚)コワッ・・・・。
こんな状況に追い詰められたらやっぱり死を選んだ方がいいんでしょうね・・・・。
絶対に逃げられそうもないですもん。
逃げ惑って食い殺されるよりはマシ。
にしも散り際の描写が美すぃです。

>>バタリアン一杯殿
やはり一般の人間が対抗できる程度のゾンビだと、軍の類がやられるというのは不自
然ですよね。
軍に対抗できるのはやはり軍。
人間の軍に対抗するため死者側も群れ、つまり軍を作るのはごく自然のなりゆき。
死者の軍隊=バタリアン・・・おお、もしやコテの由来は・・・・。
そして軍には指令系統があるもの・・・ということは・・・・。
主人公の真の敵に期待です。


それから、遊園地ネタのオープニング、わたしもちょっと別バージョンで書いてみますた。
PIP殿とはまた違う感じのやつです。
キャラや設定で使えそうに思った方は適当に使ってやって下さい。
バタリアン殿の作品から時間的にまだ間がないので、とりあえずしたらばの方に貼っと
きます。


116 :munimu:03/06/21 11:53
あ・・・ホームセンター がなくなったのね

117 : ◆6N371.108E :03/06/21 11:57
まぁそうなりますね。

118 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 12:47
しかしよくまあここまで復旧したね
一時はもう絶望的だて思えた
それでも盛り返した既存作者たち
新規作者や新規読者までもいるようだし
ふつうならこわくて参入せんだろ
これはすごいことよ本当にね


119 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 13:00
相沢くんは助からなかったんですね…(合唱

120 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:14
まあ、ゾンビスレだけにゾンビの如く復活したというわけで。
それより始まりましたな、異形遊園地。
漏れも山の三兄弟の話を終らせてそちらに向かいたい・・・。

バタリアン一杯さん
新たな敵・・・バイオっぽくなってきたニダ。
自衛隊までゾンビ化してるとなると日本の復活は絶望的です。
そして友情出演、激しく(・∀・)イイ!!
漏れもその手法を使いたくなってきました。


じゃあ、10の続きから爺さんども最後の見せ場行きます。

121 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:15
男は全てを思い出した。
そう、自分の名は山岡三平。自分には二人の兄がいた。
上は和男、下は憲次。どちらも優しい兄であった。

あの時がくるまでは・・・。



『兄貴、助けてくれ!』

『三平、待っとれ!今、助けてやるからな!』

『憲次、行くな!もうどうにもならん』

『しかし、兄貴!今ならまだ間に合う・・・』

『バカタレ!お前まで殺られたらどうするんじゃ!』

『・・・あ、兄貴・・・何故・・・』

『すまん、三平。成仏してくれ・・・』


・・・あの時、二人は自分を見捨てた。我が身かわいさに弟を人身御供にして。
既に失われた心に怒りが去来する。暗い山の中で抱き続けた恨みが今、蘇ったのだ。

三平の腕が何かを掴んだ。小さな子供の手。
あの二人と同じ雰囲気を持つ子供・・・どちらかの孫であろうか。


三平は決めた。この子供を連れて行くことに。ためらいはなかった。

122 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:16
「ケン坊!!」

二人が同時に叫ぶ。今まさに三平の歯が健太郎の手にかかろうとしていた。

「三平、やめいぃぃぃっ!!!」

和男は走った。自分でも驚くほどのスピードで。
火事場の底力というやつであろう。間一髪、健太郎を突き飛ばした。
健太郎が三平の腕もろとも地面に叩きつけられる。
何が起こったのか分からずに健太郎は泣き喚いた。

よかった、健太郎は無事だ。後は三平をどうにかするだけ・・・



ガジ・・・ブチブチブチッ・・・


「ぎゃああああぁぁぁあ!!」

地面に投げ出され、和男は転げ回った。手が、手が熱い。
見ると自分の手の肉が削げている。
腕を捥がれた三平が腕を噛み千切ったのだ。

物言わぬ骸骨はそれを何度も噛むが、肉は顎からボロボロとこぼれ落ちる。


「あ、兄貴!!」
「爺ちゃんっ!!」

三平は再度牙を向ける。憎き肉親にトドメを刺すために。

123 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:16
「ぐわああぁぁ・・・」

和男の叫びこだまする。今度は肩に噛み付かれた。
赤い血肉が飛び散る。和男の命は風前の灯火であった。

「三平ぇ・・・そうか、苦しかったな、寂しかったな。
 全部・・・全部わしが悪いんじゃ・・・心おきなく喰らうがええ。
 お前の気の済むまで、食い尽くすんじゃ・・・」

三平は狂ったように和男に貪りつく。
和男の言葉が分かるのか一心不乱に噛み付いてくる。
最後に腹に喰いかかろうとした瞬間・・・。


ガシャン!!


音とともに三平の頭が砕けた。
頭蓋骨の中から液状になった脳髄がでてくる。
骸骨はそれから動くことはなかった。

「兄貴・・・もうええ。もうええがな・・・」

憲次であった。両手に持った猟銃の柄で三平の頭を叩き割ったのだ。
そのまま和男の傍でしゃがみ込んだ。


「爺ちゃん!!嫌だよ、死んじゃやだよ・・・」

健太郎が泣きながら語りかけてきた。
近付こうとする孫を静止して和男は口を開いた。

124 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:17
「ケン坊・・・爺ちゃんは疲れた・・・今から寝る・・・
 でな、寝る前に・・・お前に言っておくことがある・・・。
 ええか・・・後悔するようなことは・・・するな。
 そして、人を裏切るな・・・これは、絶対にしちゃいかん」

「爺ちゃん・・・」

健太郎は涙でくしゃくしゃになった顔をこすりながら話に聞き入る。

「爺ちゃんはな、昔・・・人を裏切ったんじゃ。
 自分の家族を・・・だけん、爺ちゃんがこんな目に遭うのは
 仕方ないことなんじゃよ・・・分かってくれ・・・」

「うん、うん」

「よしよし・・・ええ子じゃ。
 爺ちゃんとの約束じゃ。守ってくれるな・・・」

「分かった・・・爺ちゃんとの約束、守る」

和男はその言葉を聞くと満足気に目を閉じた。

「ケン坊、後ろからおじさん達が来てるから
 はやく行くんじゃ。和男爺ちゃんのことは俺が何とかするから」

健太郎はその言葉に頷くと、後ろから様子を見に来た男達のもとまで行った。
憲次は猟友会の人間に離れるように言うと和男の頭に銃口を向けた。


「兄貴・・・生きとるか、兄貴・・・」

125 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:18
「・・・何じゃ憲次。わしは・・・
 もうすぐ死ぬ。少し・・・静かにせい・・・」

「死ぬのはいいが、蘇りたくはなかろうが・・・」

「ああ・・・そうじゃった。忘れておったわ・・・」

「・・・俺がトドメを刺してやろうか・・・?」


「・・・・・・頼む」

憲次は和男の言葉を聞くと引き金に手をかけた。
そのままゆっくりと指に力を入れる。

「来世があったら、今度こそ兄弟三人、仲良くしような・・・」

「・・・・・・おう、今度こそこの山での・・・」



山の中で大きな音がした。

一発・・・時間を置いてもう一発。




山に永遠とも思える静寂が漂った。


これ以降、山でゾンビが関係した事件は発生していない。

126 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/21 13:23
やっと終った・・・中編とかは疲れる。
極端なハッピーエンドやバッドエンドではなかろうと自己満足してます。

では今から遊園地編の作成にかかります。

127 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 13:26
じいさまたちがぁ…
激しく勘当しますた
氏ぬときはこんな風がイイと思うたです

128 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 13:43
天国へ昇るおじいちゃん…
3-620様お疲れ様です。
過去との決別よりも、過去の清算になってしまったわけですな。
確かに極端なハッピーエンドでもバッドエンドでもない、「いい」エンドだと思いました。
しっかりと孫の命は助かってますしね。
願わくば、天国で三人が仲良く暮らせますように…

129 :munimu:03/06/21 13:49
6-620様、お疲れです。

みんな、俺覚えてるかなぁ・・・w

閉鎖的な空間(狭い地域とか)でのさまざまなやりとり、好きです。

130 :munimu:03/06/21 13:50
6→3

・・・もういっかい逝ってきます

131 :覚えてるさ、むにむさん:03/06/21 13:52
とりあえずでいいから作品保管倉庫つくったほうがいいのでわ?
他は後回しでも現在連載がつづいてるPIP、さんげりあ、巡査物語の三氏の三本の長編の過去分をいつでもだれでも見れるようにしとくべきだと考えるんだが。

132 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 14:04
したらば見てきたけどさんげりあさんの序章もイイ。漏れとしてはあれを使った警備員物語を巡査部長さんに書いてもらいたい。そんでさんげりあさんと絡めた話にして夢のタッグ。やってくんないかな???

133 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 18:45
前スレの21で、作品集纏めてもいいという方がおられたけど、
やってくれないのかな?

http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1054460858/21



134 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 19:16
作品保管庫の話はしたらばで進行中のようです。

135 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/21 20:23
遅くなってしまった感想など。

さんげりあさん。
高田は中々(ある意味)魅力的なキャラですね。
ちなみにワタシは後続のトラックに乗ってる4人が気になるー。
予想とかするのはやっぱやめた方がいいのかなぁ。
万が一にも当たっちゃったら洒落になりませんもんね・・・。
予想というより妄想ですが。

PIP さん。
吸血鬼のアトラクションもちょっと気になったりして。w
なんとなくゲームの「イルブリード」を思い出しました。
やったことはないけど、命をかけたバーチャルホラーランドで、
各アトラクションをクリアしていくゲームらしいです。
裏に何者かの意図が感じられるオープニングなので、近いノリがあるかもしれません。

ななしさん。
女性主人公のゾンビものというと、「ナイト・オブ〜」をリメイクした
トム・サビーニの「死霊創世記」が思い出されますね。
是非がんばって作品をものにして下さい。

あなたならどうするさん。
迷路のような地下街。ワタシも身に覚えがある話。迷いますよねぇ。
地下を舞台にしたゾンビも面白そうだな。
ちなみにこのどうするシリーズ、各人の解答が分岐になってて、
やりようによってはサウンドノベルの原型にもなりそうですね。



136 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/21 20:24
数学屋さん。
やー、ツボに来ましたわー。
ミラーハウスならではの視覚的イメージ。
映像化したら・・・と思ったけど、こういうのはむしろ言葉ならではの
イメージ喚起力が有効なのかもしれません。

王都座夢さん。
前スレの通勤列車イイ! です。
身動き出来ない状態ゆえにたまたま生き残ってしまうなんて。
うまい切り抜け方を思い付けたら傑作が誕生しそうです。
ゾンビVS吸血鬼。
吸血鬼にしてみれば人類が滅ぶと自分達の食料が無くなるわけで。
これは自らの存続をかけてゾンビに闘いを挑むでしょうね。
まあ、1対1なら吸血鬼の圧勝ですが、何せ相手は数が多い。
吸血鬼は希少種ですしね。多勢に無勢。
そのうちゾンビに噛まれてゾンビ化する吸血鬼も出て来て・・・。
うむー、楽観は出来ません。

バタリアン一杯 さん。
ああ、相沢くんは死んじゃいますたか。
つか前の分はプロローグ? だったんですね。
こういう構成は好きです。
かなり好戦的な主人公のようで、壮絶アクションが期待できそうです。

3-620さん。
こうなってしまいましたか。
では、50年前和夫はどうすれば良かったのか・・・と考えると複雑なやるせなさが・・・。
ゾンビでなくとも現実に有り得る極限での選択ですからね。
遭難や災害時、それに戦場とか。ううむ。

ところで遅レスですが、三平とくればオカ板的にはやっぱ河童でしょ・・・。


137 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 20:29
イルブリードいいですよ。
俺はかなり好きなゲームです(バカだし)
B級ホラー好きにはたまらんゲームです(バカだし)

あと三平…俺も河童の方をイメージしてました。
同士がいてうれしい(笑)

138 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 20:35
ま た ん き

139 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/21 20:52
ゲームと言えば、ゾンビが出て来るゲームってどんなものがありますかね。
普通に挙げられそうなのは「バイオ」シリーズと「ハウス・オブ・ザ・デッド」シリーズですかね。
ワタシは「ゾンビリベンジ」と「スポーン」がなーんか好きだあ。

140 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 20:54
煽りもここまでくると腹立ちより憐れみしかでてこない。
便乗組がほとんど散った今一人で毎日朝昼晩としつこく荒らし続ける
そんなにまで狂ってかわいそう、ほんとマジそう思えてきた。

スルーが鉄則なのはわかってる。みんなスマン。
なんかもう見てられなくてつい。

141 :質問:03/06/21 21:00
昔はホラー(スプラッタ?)ムービがいっぱいあったのに
最近新作がほとんどない(裏ではある?)んでつか


あと、このスレに所々ある「きんたま」って何なんですか?

142 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 21:12
かちゅ〜しゃとかの2chブラウザでNGワードってのに登録すると
その手のうざいレスを全部消せちゃうので…
「2chブラウザ導入しる!」
っていうひろゆきからのメッセージだと思う。

見やすくなるし、サーバーへの負担も軽くなるので、これを機に専用ブラウザ導入しましょう>ALL


あと、昔に比べてスプラッターが減ってる(ってか皆無)のは寂しいよなぁ…
超B級のなら結構ビデオ屋さんにおいてるけどね。
ものすごく馬鹿な奴ばっかみたいだけど(笑)

143 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 21:20
あと、したらばの方の相談スレ、新しくたてました

【喋って】ホームセンター休憩所【食われる?】
http://www.shitaraba.com/cgi-bin/read.cgi?key=1056185489_1&bbs=itou&ls=100

と、可哀想なお馬鹿さんの話なんかはこのへんにしといて、ゾンビゲーの話でも。
前にもいったけど、ガンサバイバー4が一番「来る!」って感じですねぇ。
あとはネット対応のバイオハザードアウトブレイクに期待ってとこですか。
ゾンビリベンジもスポーンもどっちも大好きなんで、v(T T)vさんの趣味にもあうかと^^

144 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 21:28
往年のファミコンソフトにゾンビハンターってありましたよね。

145 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 21:36
あったあった。
ファミコンのくせに喋るという無駄に贅沢なソフト(笑)

146 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/21 21:47
ファミコンも生産中止になるし・・・GETするなら今のうち?
ガンサバイバー4はやっぱガンコン無いとダメなんでしょうねー。
バイオハザードアウトブレイクもプレステ2でネットゲーやるのは今の所予定外だし・・・。
むう、ビミョーなハードルが・・・。
アウトブレイクのオフラインモードがどんな感じになるかだなぁ。

ちなみに「スポーン」は3Dゾンビを操作キャラに出来る
稀なゲームなのでゾンビ愛な方にはお勧め。
弱い・遅い・カッコ悪いの三重苦を乗り越えて勝ち残るのが快感! 
まず無理だけど。w

147 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 22:00
ゾンビ使って一人にでも勝てるか!?
って事で4人対戦の時に罰ゲーム感覚で使った事がありましたな(笑)
戦いになるならない以前に、戦いの場にすらたどり着けなかった記憶が…
実際ゾンビになると、あんな感じなんだろうなぁと思った。
感情残ってなくて正解。残ってたらもう、うざくて死にたくなると思う(笑)

ガンサバ4はガンコン2買ってまでする価値のあるゲームですよ、と持ち上げとく^^

148 : ◆6N371.108E :03/06/21 22:09
みんなゲーマーですなぁ

149 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 22:26
何年か前にポストペットみたいにゾンビを飼育するメールソフトあったの覚えてる人居ますか?
周りにゾンビ好きが居なくて買うのは断念したけど面白そうだったんですよね〜

150 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/21 22:31
さすがにゾンビ軍団を指揮してホームセンターや市を占拠するようなゲームは作れないだろ―なー。
でも楽しいと思うんだよね。
ゾンビ化が進むにつれて感染力は上がるけど、初期状態のようなだまし討ちができないとか。
小集団を出して住人の攻撃を誘っておいて、一気に包囲殲滅するとか。
上手くゾンビを飢えさせず、かといって満腹にもさせないで操るとか。

151 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/21 22:35
>>3−620殿
過去の過ちと憎しみの清算。
その代償はやはり命。
むぅ・・・萌えます。

>>むにむ殿
おひさです。
はやいとこ復活してくだされい。
待ってますぞ〜。

みなさん予想以上にゲームにはまってる?
こういう話を見てると自分もゲームやりたくなってしまうですよ。

さてと。
でわ、したらばに貼っといた分を投下します。

152 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/21 22:35
『その刻』はなんの前触れもなく突然やってきた。

『その刻』、ある者は命を落とし、ある者はからくも生き延び、またある者は正気を失った・・・・。

『その刻』、それはある場所で起きた惨劇の幕開け。

『その刻』、それは人類の終焉の開幕の時・・・・。

『その刻』・・・それは、地獄の釜の開いた時・・・・。

これは『その刻』に遭遇した者達の物語・・・・。

たくさんの『生』と『死』の物語・・・・。


 【生還】ZOMBIE テーマパーク脱出篇【不能!?】


ちゃねらーランド、そこは日本最大のテーマパークである。
そのちゃねらーランドで、麻里はひと月前から夏休みを利用してアルバイトを始めた。
かなりの高倍率を生き抜きチケット売り場のバイトに採用が決まった時、麻里は本当に
大喜びだった。
『あこがれのちゃねらーランドで働ける!』
『モナーマウスを毎日見れる!』
だが、麻里は働き始めてしばらくすると、ひどく後悔することになった。
この仕事は、はっきり言ってつらいのだ。
いや、虚しい、侘びしい、と言った方が的確かもしれない。
なにがそうなのかというと、みんなが遊んでいる時、しかも目の前で遊んでいる時に働か
なければならない自分を強く意識せざるをえないからだ。
皮肉なことに、なまじここのアトラクションのおもしろさを知っているだけに、よけいに麻里
のその想いは強くなるのだった。


153 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/21 22:36

今日も開園時間になった。
麻里の前をたくさんのお客が通り過ぎていく。
修学旅行の学生達、若い親子連れ、バカップル、孫を連れた老人、社会見学の名のもと
に遠足にきた生意気そうな小学生達・・・おまけにホモのアベック・・・・。
みんな楽しそうだ。
でも、自分は仕事。
せまいボックスの中に一日中閉じ篭ってみんなにチケットを渡すだけ・・・・。

隣に座って同じく窓口業務をこなす望美とはあまり気が合わない。
その隣、奥に座る妙子とはもっと気が合わない。
でも、二人とも自分にとっては先輩に当たるため、あまり嫌な顔もできない。
それに、自分はフリーだというのに、望美も妙子も彼氏持ち。
望美の彼氏もここのアトラクションでバイトしているため、ここに顔を出すこともある。
妙子の彼氏もそうだ。
どっちもかなりイケメンだったりするところがまたくやしい。
望美も妙子も、ここでのバイト中にデキたらしいが・・・・

『ああ、それなのに、アタシには彼氏ができない・・・・』
いや、それどころではない。
カッコいい彼氏ができるどころか、変な奴に目をつけられている。
警備員のひとりで相良という男だ。
はっきり言って、キモッ! ウザッ! ダサッ!!な男である。
まるっきり好みじゃない。
相良の同僚のひとり、真田という男の方は同じ警備員でもかなりカッコいいので、どうせなら
そっちが言い寄ってきてくれればよかったのに・・・
つくづく麻里はそう思わずにはいられなかった。


154 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/21 22:36
『こんなバイト、もうやめちゃおうかな・・・』
ついつい溜息が多くなる。
『あ〜あ、いっそなんか事件でも起きればおもしろいのになぁ・・・・。
そんで、警備員でカッコいい人が助けに来てくれちゃったりなんかしたりして・・・・。
大丈夫ですか、美しいお嬢さん!・・・な〜んちゃって。えへ』
そんな馬鹿な事まで思ってしまう。

ふと目をやると、向こうの方からおぼつかない足取りの男達がやってくるのが見えた。
『ああ・・・酔っ払いだ・・・・しかも団体さんだよ・・・。
どっかの観光バスから降りてきたのかなぁ。
どうでもいいけど、こっち来んな・・・』
だが、酔っ払いの集団はどんどんこっちに近づいてくる。
麻里は目を伏せた。
『アタシんとこには来ませんように・・・。
隣の窓口行け・・・隣!』
こんなときほど時間は長く感じられる。
どのくらいの時間が過ぎたのだろう、麻里は透明のアクリル板越しに気配を感じた。
『酔っ払いども キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!! 
あいたた・・・・よりにもよってアタシんとこに来ちゃったよ・・・・』
仕方がないので麻里は作り笑いを浮かべながら顔を上げた。
「いらっしゃいませ、何名さ・・・・まぁあぁぁぁぁっ!?」

そこに立っていた男達、それは・・・・・。


そして、『宴』が始まった。
血と殺戮、恐怖と絶望の『宴』が・・・・。


155 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/21 22:37

一応、名前の出たキャラ以外でもキャラとして使えそうな感じの客達もいるという状態にして
みました。
それから女性が主人公モノという要望があったようですから、名前出てくるキャラは女性多め
にしてみました。
それなりにいろんな分岐やストーリーができるように考えてみたのですが・・・
どうでしょ?

156 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 23:01
さんげりあ様お疲れ様です〜
PIP様設定の遊園地>遊園地内部が元々ゾンビの巣窟!
さんげりあ様設定>普通の遊園地に外部からゾンビの大群が!
って感じたんですが、OKでしょうか?
遊園地の遊具が牙を剥いて襲いかかってくるタイプならPIP様設定、
逆に遊園地の道具を使って危機を脱出するようなタイプならさんげりあ様設定を使うと書きやすいかも?
ま、これは俺が感じたことなんで、「俺はそうは思わねぇ!」って感じた方はスルーしてくださいませませ。

157 :munimu:03/06/21 23:19
>>さんげりあさん
完全にネタぎれぽ。

ていうか・・・ちゃねらんど・・・おもしろいよw
しばらく前の立てこもり長編が強くイメージに残ってるから、
こういった砕けた感じのがなお更おもしろくw

158 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 23:21
漏れはこう↓感じた。

うかれ気分の連中が当然お遊びのつもりで入ったアトラクション。でもそいつは実は気付くと命懸けのモノホンだった。
=PIP様バージョン

外からやってきたゾンビの群れによってつぎつぎ犠牲者が。ネズミ算で増える敵のまっただ中でサバイバル。
=さんげりあ様バージョン

どっちもイイ!

159 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/21 23:38
ポストペットみたいなゾンビ育成メールソフト
確かゾンメールかなんかいうソフトだったような…
中途半端なシェアウェアだったので我慢した記憶が(欲しかったことは欲しかったらしい)

あとゾンビ指揮して町を占拠するゲーム
正直めっちゃ面白そう(笑)
ゲーム的に練るなら、
 ゾンビ側指揮者1名
 逃げ惑う住民複数名
にしてオンラインゲーム化。
指揮者側は住民の全滅を、住民側は脱出or救出が来るまで耐えきることを目標にしたり…
うわぁやってみてぇ…

160 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

161 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

162 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 02:24
>>159
最初にゾンビ側に付くか住民側に付くか決めておいて。
NPCとは違い人間の思考をもって動くゾンビ。
住民側は建物に立てこもって、
隣の建物まで食料を確保しに行く。
もしかしたら食料をめぐった住民同士の戦いが。
住民側は建物内部でとにかくトレーニングして、旅に出て安全圏を確保。
特技はもちろんハンマー投げ。
ゾンビはとにかく人を食ってレベル上げ。
勢力争い?

163 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 12:44
今日はなんか人少ないね

164 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 12:47
ものすごく面白そうw
ゾンビになってみたいし、逆に食うか食われるか。。。の住民にもなってみたいw
・・・まぁ、食われるほうだけでいいですが(藁
ゾンビ食うのはイヤです。

それから、女性主人公リクエストしたものなんですが、早速女性キャラが増えてきて
うれしい限りです。わがままいっちゃったな・・・・とかおもっていたんですけど、ありがとう
ございました。



モナーマウス人形とかつくったらうれそうだなぁ。。。。。。


165 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 12:55
ハイスコア!

ゾ ン ビ ハ ン タ ー・・・

166 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 13:33
PIP様とさんげりあ様は遊園地オープニングの続きを書くのだろうか。
それとも長編の続き書くのだろうか。
あとは遊園地だけど別キャラの書くってこともあるか。
どうなるんだろ。長編のほうがどっちかというと読みたいんだけど。

167 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 14:14
遊園地のオープニングはネタ振りみたいなものと思ってください。
誰かのネタになればいいな、と思って書きました。

一応スクリーンネタがあるので、遊園地に投入するつもりです。

長編と中篇を抱えて必死に書いているのですが、筆が遅いのと世界観というか文体がごっちゃになってます。
人間手を出しすぎるのも考え物ですね。
一応長編、中篇共に30行(1レス分)ぐらいは書きました。5レス文ぐらいまとまったら貼り付けます。

本日中に一本あげるつもりです。
これは今日じゃないと通じないねたなので、必死に書いております。
んでは。

168 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/22 15:02
munimuさんは前スレのパン屋のおじさんですか!?(違ってたら済みません(^^i))
もしネタ切れでお困りでしたら、宜しければ...皆さんから集まったネタを
調理してみて頂けると非常に嬉しいです〜。 
遊園地ネタは素晴らしい作品の数々として生まれ変われたのですが、まだ
材料のままでストックされている物も数々ありますので!!
遊園地へのエントリー共々、ご一考頂けますと幸いです♪

3-620さん、最終話の投下乙華麗さまです。
悲しくも静かなラストに グッ と来てしまいました...。(;_;)しんみり。
主役達にお爺さま方を使われたことで、物語に年輪というか深み
が出た気がします。
次は遊園地に取りかかって頂けるのですか? わぁ〜い♪楽しみです。

ゾンビハンター...わぁぁ懐かすぃ〜。
遊び心というか無駄と言うか、異色のゲームでしたよね。
オープニング!?の蝋燭の炎が、コントローラーから息を吹きかけると
ユラユラしたのはこのゲームだったかな。

ゾンビメール...私もやりたかったんだけれど、身近に同士が居なくて。
ここには.....ここにはこんなにも同士の皆様が居るというのに!!

さんげりあさん、乙華麗さまです。
別バージョンの入口編楽しませて頂きました。
ゾンビ化したおねいさんは新たなる入園者に、地獄行きのパスポート
を配り続けるのですかね。

PIPさんがテープカットをしてくれた遊園地とは、また違う遊園地での
惨劇がスタート.....もしかして日本各地の遊園地で異常事態発生!? 
ん〜楽しくなってきました。ワクワク。

169 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 15:15
なるほろPIPさんはそんな感じなのですね
主人公に紙くず投げ付けた美少女軍団が漏れは気になってるのですが…
さんげりあさんの三人娘もあのままゾンビタンの餌食になってしまたか気になります
キモ警備員てのも何気に興味あるす

170 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 15:51
てすと

171 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/22 17:31
さんげりあさん。
色んなお客が今後の作品に顔を出してくれば面白いことになりそうです。
ワタシ的には女の為に命を賭けて超人的な活躍を見せるストーカーキモ警備員なんて
素敵だと思いまつ。サバゲーオタの2ちゃんねらー、経験と情報を駆使して大奮戦。
ストーカースキルも生かせそうです。w

同じアトラクションでもPIPさん型とさんげりあさん型で全く違う話が創れそうで、
2度おいしいかも。

バタリアン一杯 さん。
>戦いの場にすらたどり着けなかった記憶が…
そうそうそう。w
分かるヒトがいるとは!
あれは思いっきりゾンビ感を堪能できますよね。

PIPさんのゲームはシミュレーションに向いてそうかな。
ゾンビが世界を制圧するか、人間がゾンビを滅ぼすか。
対戦形式にするならゾンビ側と人間側に分かれて、
ゾンビに噛まれた住人はゾンビ側に・・・。
チェスというより将棋な感じ。でも、住人側は減る一方だ。
時間が経つとゾンビは腐って行動不能になるとか?

172 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 17:34
てすと

173 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/22 17:35
どわぁぁぁ 暫らく空けたら怒涛のスレ受信・・・。
ずげぇ 勢いだ・・・・。

お二方、オープニング読みました・・入れ口で別れましたね。

3-620さん、上手くまとめましたね、スッキリしたラストでよかったです。

数学屋さん、舞台設定と登場人物、最高です思いっきり幻想的に
纏まってなんか、感動しました。
いいなぁ、、いっぺんこんな風に纏めたい・・・・・。

174 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/22 19:01
ゾンビ不在ですが、、遊園地の内部事情ネタで
3個投下します。


175 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/22 19:02
先月の株主総会は散々だった。
長引く不況に少子化問題、それに昨今の海外旅行の低価格化が
経営に打撃を与えた。
「このままだと、次の取締役会で不信任決議が決定だな・・・」
苦々しい思いで、タバコをクリスタルの灰皿に押し付ける。
前期決算の3割減は痛すぎた、、事前に総会屋に実弾を切らなかったら
パイプ椅子が飛んできたかもしれない、、社員もクズばかりだ。
新規のアトラクション企画書を読みながら、時々込み上げる怒りを抑える。
突然、内線電話の音が社長室にこだました。
「はい社長室・・。」何で?俺が電話取らなければ成らないんだ?
「あっ 先生でしたかぁ、いゃ〜その節はどうも、えっ? あぁ はぁ
 成る程・・そうでしたか、いゃ〜申し訳ないです、、ハイ直ぐに届け
 させます、、では、はい、、畏まりました」カチャン・・。
「・・・・・・・。」、死体に集る蛆虫が!、、。

その時、社長室のドアを遠慮がちにノックする音が聞えた。
「どうぞ!」、度重なる怒りを抑えつつも、低い声で在室を告げた。
「・・失礼します・・。」20歳前半のすらっとした女性が入って来た。
専属の秘書だ、、去年から配属された、何とか外大の首席だか何だか知らんが
兎に角も使えねぇ、顔と体だけのゴミ屑のような奴だ、、、
もっとも抱いてないから体の方はどうだか知らんが・・どうせ抱いたら
昨今流行のセクハラだと大騒ぎするのだろう?
「なんだ君か? ところで今し方、外線が直接来たが最近の流行りかね?」
お前は、電話番すら出来んのかと問い詰めた積りだったが、、、
面を見れば、どうやら聞いてねぇ・・・ある意味、凄腕の秘書だ。

176 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/22 19:02
「社長、今し方経理部の長谷川部長に言われたのですが、前期経理の内訳から
 2千万円規模の使途不明金が出てその処理を聞いて来いって・・・。」
お前は給湯室のお喋りの帰りに、そんな下らん話を持って返ってきたのか?
どうせなら旨いお茶の一杯も持って帰れ、、お前のお茶を旨いと思った事が
一度も無いぞ、総務の佐上さんから秘伝の一つも習って来い!
「長谷川君?、君の所属は何処だね?子供の使いじゃ在るまいし、、、
 そこを何とか処理するのが秘書室の役目だろう!室長の小田島君と図って
 処理したまえ!!」
硬直して馬鹿面を晒している秘書に、続けて指示した。
「それから!社長室宛の電話は必ず君が取って相手先等を確認しなさい!!
 なんど注意すれば判るのかね?、、あぁそれから企画課の新藤部長に繋いで
 呉れたまえ。」
秘書があたふたと内線電話を取って繋いでいる、暫らくして受話器を渡された。
「ぁあ 新藤君かね? 企画書は読んだ! 没だよ、今時スピード1割増が
 謳い文句のコースターなんぞやって如何するんだ!!アホッ少しは脳みそ使い給え
 このご時世に新規に60億円も投下出来るか!研究三課の篠崎課長のプランで行け!」
内線電話を切りながら、アトラクション企画書に目を落した。
”新思考型ホラーアトラクション・死人の村”
ここ最近の企画としては面白い、、投下コストもこの程度ならば何とか成る、
あとは、どの様にプロモートするかだな・・・。

177 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/22 19:03
・・・・・と思ったら2個で終わってしまった・・・。


178 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 19:21
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       / ̄|\ \                〆 /| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|\
____/ | ̄| ̄|\ \              〆 /| ̄| ̄|ゾンビーハイランド| ̄| ̄
     | ̄| ̄| ̄| ̄|\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄
| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄
| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄ 
  下界は阿鼻叫喚の生き地獄!君は生きて帰る事が出来るか??

179 : ◆6N371.108E :03/06/22 19:58
巡査さん乙ですー。
ゾンビ遊園地のシャチョさん。。。苦労多そうだなぁ。

おっ!AA職人さん降臨!?

180 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/22 20:03
>>巡査物語殿
オツカレイさまです。
しゃっちょさん、色々考える方でいいですね。
うちのリアルしゃっちょときたら・・・・・。
死人の村、どんな感じか興味津々です。
新思考型ってついてるとこがミソですな。



あと、実を言うと続きというか、関連したストーリーは何本か考えてはいるの
ですが、わたしもPIP殿と同じく特別自分で書こうというより誰かのネタにでも
なればという程度で書いた序文だったりします。
とりあえず使いたい方がいましたら適当にどのキャラでも自由に運命を弄んで
やってください。
わたしは次回投下はいつもの長編の続きか、PIP殿バージョンのアトラクション
のショートにする予定です。
で、その後、残ってるキャラで何か書いてみるつもりです。

181 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/22 20:12
巡査物語さん、異形遊園地第4弾、乙華麗さまです!!
うぅ〜そう来るとは。意表を付いた題材に激しく驚きました〜。
全ての元凶は社長の手元にある企画書の中から始まったとは....。
ゾンビこそ出てこないものの、暗雲立ち込める遊園地に奥行きを持たせる
面白い作品だなと思いますた。

182 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

183 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/22 20:44
巡査物語 さん。
PIPさんバージョンの裏話ですね。
うう、ビミョーに謎が多い。
祭りの終わり際にエピローグとしてもう一本内部事情ものがあると
全体のまとまりが良くなるかも。
新アトラクションには株主なんかも無料招待されていそうですね。

184 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:16
では行きます。
七つか八つぐらいです。


 夕暮れ時、レンガ造りの建物の間を、一組の若い男女が駆け抜けていく。
 ときおり足の運びをゆるめて後ろを振り向くが、決して立ち止まることがない。
「チクショウ!何であんなのが居やがるんだよっ。雅巳、だれもついてきてないよな?」
 少年より頭一つほど長身の少女が悪態をつく。
「さあね。まさかあの噂が本当だったっていうことなのかな」
 切羽詰った様子の少女と対照的に、ひどく落ち着いた様子で少年は答えた。
 二人の様子はひどいものだった。
 怪我こそしていないようだが、服はところどころで破れあちこちに得体の知れない染みがういている。
「あっ!」
 突然少女の上半身が宙を泳ぎ、地面にぶつかる寸前で少年に抱きとめられる。
 今まで張り詰めていた神経が緩んだことで、蓄積された疲労が一気に噴出したのだろう。
「すみれちゃん、大丈夫?そこの家に入って休もうよ」
「やだ。こんなところにいるより、少しでも逃げたい」
「そんなこと言っても、足がふらふらじゃないか。ほら胸だってすごいどきどきしている」
 少年は抱きかかえたままの少女の胸に、いきなり耳を押し付ける。
「ば、バカ!こんなところで何してんだッ!」
「あ。もっとどきどきしてる。やっぱり休まないとダメだよ」
 顔を真っ赤にして身を揺する少女の抗議を聞き流して、少年は傍らの家へと少女を抱きかかえたまま近づく。
「分かった!だから降ろせって。降ろせよ。……降ろして」
 少女が懇願したところで、少年は抱きとめていた手を広げて少女を解放する。
「ったく。顔に似合わず強引すぎるぞ、お前」


185 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:17
「そう?すみれちゃんがいつも素直なら、強引にしなくてすむんだけど」
「とにかく、少し休んだらすぐにここから出るぞ。それとすみれちゃんて呼ぶのは止めろ」
「何で?すみれちゃんはすみれちゃんでしょ。それとも結城菫ってフルネームで呼んで欲しいの?でもさ、苗字は変わるんだし。まさか婿養子希望?」
「うっさい!いつも苗字で呼べって言ってるだろ。――ちくしょう。何でこんな目に遇うんだ。全部あの糞親父のせいだ」
 ……そうだ。全部あいつのせいだ。こんな悪趣味な遊園地に連れてきて、挙句の果てには一人勝手に喰われやがって。
 少女は唯一の肉親の最後を思い浮かべまいと、毒づくことで意識をそらそうとした。

「ふう。これで大丈夫。入り口になる場所は全部ふさいでおいたよ」
 埃まみれになった少年が、床に座りベッドに背を預けた少女に声をかける。
「すみれちゃん?寝ちゃったの?せっかくシャワーが使えるのに汗かいたまま寝ちゃうの?」
 少年の言葉に、少女はようやく俯いたまま返事をする。
「なあ、これって全部本当なのかな。ドッキリとかそういうのじゃないかな」
「だとしてもずいぶんと手が込みすぎてるよ。敷地内に一つの街を作るぐらいだから分からないけどね」
「そっか。シャワー先に浴びて良いか?少し頭をすっきりさせたいんだ」
「お湯は溜めてある。タオルも用意できてるから」
 少女は軽くうなづいて、俯いたまま浴室へと入った。すぐに浴室からお湯の流れる音が聞こえてくる。
「無理、しなくても良いのに」
 涙を隠すために目を合わせなかった少女の意地にあきれて、少年は肩をすくめた。
「……でも仕方ないか。おじさんが自分のために犠牲になったんだからな」
 あの惨劇は脳裏にいまだ焼きついたままだ。
 少年は再度記憶を見つめなおすことで、情報の再整理を行なうこととにした。

186 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:18
 ことの起こりは、一本の電話からだった。
 ディスプレイに表示されたのは見知った番号だったが、かけてきた相手は見知った方ではなかった。
「もしもし、高槻です。はい、雅巳です。え?今度の週末ですか。空いてますけど」
 電話の相手は交際している相手の父親、結城進で、今度の週末にいっしょにTDL(トウキョウデステニーランド)に行かないかとの誘いだった。
「娘には了承してもらってるから、あとは君が来てくれれば問題がない。今まで父親らしいことなんてしてやれなかった。今度の16歳の誕生日で今までの埋め合わせにしたいんだ」
 その気持ちはよく分かった。
 6月22日は進さんにとって何よりも大切な日だからだ。
 すみれちゃんだけでなく、奥さんの誕生日でもある。そして結婚を申し込んだ日でも。
 はっきりいって父娘の仲は良くない。口をきくことすらほとんどないぐらいだ。
 すみれちゃんのお母さんが亡くなられた後、進さんは厳しくすみれちゃんを育てた。
 そのあたりのいさかいが元で、二人の仲はこじれてしまったのだろう。
 
 年に数回、その構成を変えるTDLには世界中から人が訪れる人気のスポットだ。
 その規模の大きさからか、いろいろと都市伝説にも登場している。
 その中でも一番広まっているのが、アトラクションの中に「本物」が混じっているということだ。
 ホーンテッドマンションの幽霊がその代表的なものだろう。
「本物に出会ってしまった時は、アトラクションごとの対応をとらなければならない。もしそれができなかった時は――」
 つまりは昔からある口裂け女のようなものだ。
 今のテーマはゾンビ。何でそんなテーマの時にとは思わなかった。進さんから、奥さんとの馴れ初めにゾンビ映画が関わっていることを聞いたことがあるからだ。
 ボクもホラーは嫌いじゃない。特にゾンビ映画はいつも強がっているすみれちゃんが涙を浮かべながらしがみついてくるから、とても大好きだ。
 アトラクションに並んでいるあたりから、予想通り、すみれちゃんは憎まれ口をたたきながらもボクの腕を放そうとはしなかった。
 それまでは何の変哲もない、清く正しい(未来の)家族旅行のはずだった。

187 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:19
 様子が一変したのは、アトラクションの中に入ってからだ。
 係員扮するゾンビに捕まえられる前に、隠された宝物を見つける。
 それがゲームの目的のはずだ。
 先行していたグループらしき一団を見つけ、近づいた時に気がつくべきだった。
 話しかけても返事がないことを不審に思った進さんが、背を向けて立ち尽くす一団に近づいた時だった。
 振り返った彼らの顔は無残に食い荒らされ、しかも体中から血を吹き出していたのだ。
「な、なんなん、ぐゎっ!!!」
 進さんの腕を一人が食いちぎる!
 驚きのあまり思考停止してしまったボクは、すみれちゃんに食いつこうとするゾンビに気がつかなかった。
 すみれちゃんの命を救ったのは進さんだった。驚きに固まったままのボクたちを突き飛ばして、「逃げろ!」と一喝してくれた。
 その声に正気に戻ったボクは、すみれちゃんの手を握って一気にその場から逃げ出した。少し遅れて進さんが続く。
 必死になって走った。どれだけ走り続けたか分からないぐらい必死になって逃げた。
 だが、いくつかの曲り角を抜けた先で、ついに僕たちはゾンビの集団に前後を挟まれてしまった。
 すみれちゃんが震えながら身をすり寄せる。ボクも覚悟を決めたときだった。
 じわじわと近づいてくるゾンビのそばに、かんぬきのかかった扉があるのに気がついた。
「おじさん、すみれちゃんといっしょにあそこから逃げてください。ボクが鍵を閉めますから」
 かんぬきをかけ、外れないように固定するためには一人この場に残らなければ行けない。
 ならそれは、ボクの役目だ。
 進さんはすみれちゃんと仲直りをするためにTDLに来たのだ。だったらボクが残るべきだ。

188 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:19
「雅巳君。これを」
 ゾンビに飛び掛る覚悟を決めたときだった。進さんがボクに小さな包みを差し出した。
「え?――まさか!」
 ボクの胸ポケットに無理やり小包を入れた進さんは、すみれちゃんににっこり微笑み、「雅巳君と仲良くな」と一言いうと、ゾンビたちに向かって放たれた矢のように飛びかかっていった。
「親父!」「おじさん!」
「行け!雅巳君、今の内に娘を頼む!」
 ゾンビたちを引きずり倒し、殴りつけ、その勢いのまま扉を開ける。
 ボクはすみれちゃんの手をつかんで、進さんが命がけで空けた横道へと飛び込んだ。
 ボクたちが入った瞬間に、進さんは扉を閉める。同時にかんぬきがかかる音と、金具がはめられる音がボクたちの飛び込んだ通路に響いた。
「バカ!親父!早く来いよ!」すみれちゃんが扉を叩く。
「ぐ、雅巳君!は、早くすみれを連れて行ってくれ!」
「おじ――お義父さん。分かりました。いくよ!」
「イヤだ!親父、何一人でかっこつけてんだよ!」すみれちゃんが扉にすがり、叫ぶ。
 向こうから押し殺した苦鳴にまじって、布が引き裂かれる音が響く。
「……良いから、いきなさい。しあわ…せ……に……」
 それが、進さんの最後の言葉だった。

 思い起こすにはつらすぎる記憶だったが、それでも生き残るために細部まで必死に思い出した。
 何かが、小さいけど何か決定的な違和感があった。
 進さんから渡された小包の中を見たときから、何かが気にかかっていた。
 いったい何が気にかかってるんだ?頭をかきむしり、部屋をうろうろと歩き回って必死に意識を集中する。それでもその違和感の正体がつかめない。
「出たぞ。雅巳も入れよ」
 備え付けのバスローブを着て、すみれちゃんがバスルームから出てきた。
「それか!」
 気がついた。
 今まで見たゾンビたちで制服を着たやつは一人もいなかった。
 それが違和感の正体だった。

189 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:20
 つまり、ゾンビは全て入ってきた客がなったということだ。
「すみれちゃん!パンフレット見せて!」
「あ、ああ。どうした。何か気がついたのか!」
「うん。ここで見たゾンビたちにTDLの制服を着た奴はいなかった。あった。ここ見て」
 パンフレットの一文を指差す。
「〜〜なお、当アトラクションのゾンビは二種類に分かれており、TDLの制服を着たゾンビは数は少ないものの非常に強力です。対して一般服のゾンビは弱く、特に太陽の光の元では行動ができません」
「これがどうしたんだよ?あ、まさかやっぱり全部偽者何だな!」
「いや、たぶん本物だと思う。進さんの傷口から血が流れ続けていたのは確認したから」
「……じゃあ何が言いたいんだよ」
「ごめんね。つまり、あの噂どおりに本物が混じっているのなら、アトラクションごとの設定にも従うはずじゃないかな」
 また瞳が潤むすみれちゃんを抱き寄せて、軽くキスをする。すみれちゃんは抵抗しなかった。
「でも太陽が弱点って言ったって、ここ屋内アトラクションだろ?どれだけ待つんだよ」
 ボクの肩にすみれちゃんが頭を乗せる。シャンプーの匂いで、一部分に血が集中してしまいそうだ。
「すみれちゃん、今日誕生日だよね」
「う、うん。そうだけど」
「これ、開けてみて」
 進さんから受け取った包みに入っていた小箱を差し出す。
 黙って小箱を空けたすみれちゃんの目が、大きく見開かれる。
 赤みのかかったオレンジ色の宝石がはまったペンダント。土台にはアジサイに似た小さな花が彫られている。
「雅巳、これって」
「6月22日の誕生石。サンストーン。太陽の石だね」
「……」
「土台にあしらってあるのはviburnun。花言葉は『愛は死より強し』。そのペンダント、進さんがプロポーズした時に渡した宝石を使ってるんだって」
「……」
 ボクはそれ以上何も言わなかった。
 ただ黙ったまま、肩を震わせて嗚咽を漏らす彼女の背中をそっと抱きしめていた。

190 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:21
「よし、いいね。試すよ」
「ああ、準備はできている」
 備え付けてあった懐中電灯の光をペンダントで反射させて、下をうろつくゾンビにあてる。
「うわぁ」
「どうした!ダメだったか!」
「い、いや、その、なんていうか。スイートホームの山村老人って感じでえぐい」
 すみれちゃんはそれ以上聞こうとせず、ボクの服の裾をぎゅっと握る。
 光を浴びた部分から、ゾンビの身体が崩れていくのが二階からでもはっきりと見える。
 
 後は簡単なものだった。朝日が登るまで、サンストーンで代用してことは済んだ。
 ボクたちは手を繋ぎながら、来た道を戻る。
 道行くボクの心は明るかった。
 いろいろこれからが大変だということは分かる。
 進さんのことを考えると、気も重くなる。
 それでも。
 今ボクたちは生きている。
 何時か、ボクたちに子供が生まれたとき。
 君が生まれてこれたのは、君のおじいさんの愛があったからだと伝えたい。
 
 今ボクたちは生きている。
 愛してくれた人の命によって。
 愛してくれた人の命のために。
 そして、大切な人を愛するために

191 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/22 22:25
以上です。
急ごしらえなので、幾分矛盾があるかもしれません。
そのあたりは作品投稿スレに貼る時に直します。

誕生日。
私はこの日を「生まれてきておめでとう」というよりも「生きていてくれてありがとう」という日だと思っています。
そしてお祝いをしてくれる両親に向かって、「育ててくれてありがとう」と返す日だとも。

ま、私の場合本当の誕生日は9/22のはずだったんですが、
生来気が短いためかほんの三ヶ月ほど早く世界を見たくなりまして。

早く出たのはいいんですが、結局その後カプセルで三ヶ月間過ごしたので意味無しでした。
短期は損気ですな。

192 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 23:12
誰かゴーストリコンで敵がゾンビのプラグインを作ってくれないだろうか?
ゾンビ対特殊部隊ってソソルヨネ!
スキルがあれば自分で作るんだが。


193 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 23:27
PIPさんウマイ! 禿しく感動!
ちょと吸血鬼物みたいなとがまたイイ!

194 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/22 23:35
 ん ま
き た

195 :munimu:03/06/23 00:37
>>192
そこなんですよ 俺ネタ切れンなったの

書いてて「これ・・・吸血鬼じゃん」

196 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/23 01:04
戦友!
あぁぁ ゾンビに囲まれても良い!
こんな青春おくりてぇぇぇぇ、、・・と思った。
そろそろアブネェな漏れ・・。

むにむ さぁぁん
良いじゃないですか、吸血鬼だって蘇った死者ならば
充分にゾンビですよ。
気後れせずに 行きましょうよ。

197 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 01:05
き ん
 た ま

198 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 02:29
誕生日オメ!
PIPさんの作風は独特だね。
他の人は真似できない。

6月22日の誕生花にはスイカズラ・愛の絆、セントポーリア・小さな愛もありますよ。

199 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 03:47
 き ん た ま を
忘れるなよ♪

200 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 04:06
ゾンビ対特殊部隊・・・ブラッドジャケットや機甲折伏隊(ガンボーズ)みたいなの
だったらカッコイイかも〜って、これは対ヴァンプ部隊?

201 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/23 08:24
PIPさん、昨日お誕生日だたのですね、おめでとうございます!(^^)

で、ここらで皆様の作品の感想を書こうと思ったのですが、女性主人公
ものを書いていたら、途中河童だの吸血鬼だのいろいろごちゃごちゃ出て
きそうになって、頭混乱してたらパソがいかれてデータがとびました・・・;

やっといま再インストールを終えたとこなので、感想はまた後ほどまとめて。
&皆様に質問。
あのう、ゾンビがテーマのこのスレに、脇役でも河童とか吸血鬼でちゃあ、
やぱしだめですよね?; どうせ書きかけのなくなっちゃったし、も1回いち
からやりなおそうっと。

202 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/23 08:32
あと、王都座夢さん。
国情合い定まらぬ時、聖杯ならぬ、「アイデアの宝石箱」をどーん!と
円卓にのせて、居並ぶ騎士様がたににっこりほほえむ、大魔法使い
マーリンのよーな、ふとっぱらさ(W、素敵です!
是非、遊園地ものでも、王都座夢さんの魔法の杖の一振り、見せていた
だきたいなっ♪と思っていますです。


203 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/23 08:47
あっあっ、でも、むにむさんのよーに、すでに実力は太鼓判の方が
吸血鬼風味のゾンビをお書きになるのは、もう、何の問題もないかと。

というか、おひさしぶりです、むにむさん。

アイデア勝負のキレのいい短編を連続で何作も作るのはすっごく大変
ですし、ギャグ漫画家のセンセーは皆それで消耗が早いと言われている
くらい。
何を書いてもこうやってながーーくなってしまう私には、そのぐっと凝縮する
能力はとてつもなくうらやましいのですが、作品できない、と、ご自分で
ご自分を煮詰めてしまってスウプにならない程度にです。
(でも、何だかおいしそうですね、「むにむのスープ」って・・・)


204 :フルフルフル ◆90iIXZRh/6 :03/06/23 10:51
PIP様
遅れ馳せながら、お誕生日おめでとうございます。
悲しくも清々しい誕生日、私のとは大違いです。
日光に弱いというのは新しい設定ですね。

ところで
PIP様 = munimu様
ですか?


205 :フルフルフル ◆90iIXZRh/6 :03/06/23 10:55
新たに屍鬼の仲間となった者たちがフラフラと立ち上がった。

『食われる!』
理性を失った人々が我先にと、たった一つの出口に殺到した。
動作の鈍い老人や非力な幼児は突き倒された。
倒れた彼らを人の群れが容赦なく踏み越えてゆく。
腹を踏みつけられ絶命した我が子を見つけ、母親が金切り声をあげた。
床に伏して泣き叫ぶ母親に屍鬼たちがむらがる。
苦痛の悲鳴があがった。


壁際にいた西岡は運良く人の波から逃れる事ができた。
ところが、座った姿勢のまま眠っていたせいか足がしびれて立ち上がれない。
「あわわわわ…」
西岡は両手で這うように移動し、隣の部屋へ逃げ込む。
窓もない狭い部屋。そこは台所だった。
ゆっくりと足音が近づいてくる。
万事休すか。
不吉な言葉が頭をよぎる。


「やめるんだ、外にも奴らがいるんだぞ!」
そんな叫びもむなしく、扉が開け放たれた。
屍鬼たちの虚を衝き、脱出に成功した者も幾人かはいた。
しかし人々の多くは取り残され、より一層の危機に直面することになった。
扉を閉めるまもなく、飢えた屍鬼たちが次々になだれ込んきたのだ。
果敢に屍鬼と戦う者もいたが、武器も無く圧倒的な数の前には無力だった。
屍鬼たちは新鮮な食事にありつくことができた。


206 :フルフルフル ◆90iIXZRh/6 :03/06/23 10:56
ふとテントの外に気配を感じた。時刻は1時5分。
そっと様子をうかがう。
奴らだ!
10体程が展望台内をうろうろしている。
徳山のテントはまだ気が付つかれていないようだ。
こんな山の中にもいたのか…

彼は知らなかったが、展望台から5キロ程上がると老人ホームがある。
屍鬼たちはそこの職員と入居者たちの成れの果てであった。

徳山は音を立てないよう用心しながら身支度を整えた。
頼むから行ってくれ。
信じてもいない神に祈りたい気分だった。
テントの中で息を殺してただじっととしていた。

徳山の願いもむなしく、1体の屍鬼がテントに近づいてきた。
枯れ木のような老婆だ。
骨と皮ばかりの細い足で歩いてくる。

意外に確かな足取りだ。
生きていたころより元気なんじゃないのか。
不謹慎にも徳山はそう思った。
老婆はしっかりとテントを見据えてこちらに向かってくる。
勘づかれているな…
徳山は覚悟を決めた。


207 :フルフルフル ◆90iIXZRh/6 :03/06/23 10:56
たまたま逃げ込んだのが台所だったのは幸運だった。
床下収納を見つけたのだ。
扉を開けると、さらに運のいいことに中は空っぽだった。
収納の壁面に両手を突っ張り引き上げると、内張りがすっぽりと外れ地面が見えた。
中に転がり込み収納の扉をぴったりと閉める。
ほぼ同時に、屍鬼たちが台所に踏み込んできた。
西岡は間一髪で床下に逃げ延びることができたのだった。

ミシミシミシ…
頭上にはまだ屍鬼たちがいるようだ。。
先ほどまで聞こえていた叫び声はしなくなった。
それに代わって、かすかなうめき声が聞こえてくる。
地獄絵図を想像しそうになり、あわてて頭を振った。

狭い床下で首だけを動かし周りを観察する。
コンクリートの基礎がぐるりと周りを取り囲んでいる。
小さな通気口から外の街灯の明りがもれてくる。

とりあえず難は逃れたものの…
西岡は身動きも満足にできず途方にくれていた。



208 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 11:41
PIPさんとmunimさんは別人だわさ
もともとはむにむって小手の短篇系作者さんよ

209 :フルフルフル ◆90iIXZRh/6 :03/06/23 13:49
>>208
そうでしたか、失礼しました。

210 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 13:57
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____/ | ̄| ̄|\ \              〆 /| ̄| ̄|キンタマハイランド| ̄| ̄
     | ̄| ̄| ̄| ̄|\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄
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211 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/23 14:44
ズレくらい直しておけよw

212 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/23 15:23
巡査物語様、PIP様、フルフルフル様お疲れ様です。
巡査物語様
 物語の内部事情。
 そうか、こういうの書いておくと物語に深みが増すんだ…
 こういう悪役(黒幕かな?)がゾンビに襲われるシーンは書きがいがありそうだ(笑)
PIP様
 誕生日記念にこういうのを書けるってのは正直うらやましい才能です^^
 かっこいいお父さん。最後はあんな風に散りたいもんですね(生き残れるのが一番)
 無事に二人が生き残れてよかったよかった。持つべきはかっこいい親父ですな。
フルフルフル様
 床下収納に逃げ込むアイデアに感服。
 なるほど、確かに逃げれますね。
 まあ出口が無くなって絶望的みたいですが・・・
 西岡君に生き残る道があるとは思ってなかったので、彼の命運を楽しみにさせていただきます。

あと、書いてるうちに河童や吸血鬼が出てきたななしさん。
脇役ならセーフだと思いますよ。
俺だってゾンビをダシにしたアクション小説になっちゃってるわけですし(笑)

213 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/23 15:55
バタリアン一杯さん、実は誕生日篇は最後にオプションが用意してあって、
それによりダークにもハッピーエンドにもなりえるんです。

さんげりあさん、新機軸のオープニングですね。
これがイベントなのか、事故なのか、それとも園側の意図しているものなのか……
いろいろネタが膨らみますね。
受付の女の子はどうなったのでしょう。
アクリル板で区切られてるのとカウンターの仕切りは高さがあるので、従業員用の出口から逃げられれば助かるかもしれませんね。

巡査物語さん、裏側もずいぶんと殺伐としてますね。
不況下では「企業のため」という免罪符があると、あっさり犯罪犯すでしょうね。
現場での実行犯にならないやつはあっさりと不法行為を勧めますから。
兵器転用物品輸出とか、産廃不法投棄とか、建築業界とか。
父親が大工の漏れは、ずいぶんとそのあたりで親父と衝突しとります。

フルフルフルさん、別の場所でのストーリー展開ですね。
この後合流するのか、明暗を分けることになるのでしょうか。
徳山はどう対応するのか、西岡は頭上の地獄絵図に耐えられるのか。
今後も楽しみです。

214 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/23 19:46
PIPさん、お誕生日おめでとうございます。
6月22日の誕生花にはマンドラゴラもありますよ。花言葉は『幻惑』。
何かすっごい羨ましいです。w
ちなみに今日23日の誕生花はチュベロウズ。花言葉『危険な快楽』 。
こちらも中々いいですねー。

アトラクション内の設定ということにすれば太陽光が弱点という以外にも
色々と特殊なゾンビを登場させられそうです。
このシリーズ、あとで手直しされるなら
オープニング編でもこの3人をちらっと登場させといてもらうと面白い気がします。


フルフルフルさん。
緊迫した場面が続いて引き込まれます。
二人は連絡を取り合えるので、うまく絡めれば厚みのある構成が出来そうですね。

215 :munimu:03/06/23 20:08
>>196
そうですよね、ちょっと意識があるか無いかの違いですよね。
(厳密に言うとやっぱり違うけど)
噛んで仲間を増やす、ってトコロとか共通する部分はありますよねぇ。

>>203
俺が太鼓判だったらさんげりあさんとかpipさんとか巡査さんは神の領域です(´Д`;)

>>204->>208
大体3スレ目に俺のヤツがあるかな?
まぎらわしくてごめんね。

うう、みんな暖かい言葉ありがろう。
ちょっとゾンビの如く腐った脳みそ振り絞って腐汁出してみます


216 :カスケード:03/06/23 23:40
いろいろお祝い記念。
ばんざーい。

1/2

ゾンビ騒ぎが一応の終結を見せてからしてから約一年が過ぎた。
あの騒ぎで日本の人口は三分の一以下に減ってしまった。
多くの人が家族、友人知人をなくし、自分自身も体のみならず心に深い傷を負っていた。
あの一年で人々が負った傷はゾンビのためだけではない。
むしろ初期以降になってからは人間によるものの方が多い。
略奪、殺人、強姦、放火、一部の暴走した人間のおかげで
社会全体が大きな傷を負っていた。
今だ多くの人が心に大きな傷を負ったままになっている。
それでも町も人も徐々に回復の兆しを見せている。
人間は意外とタフだ。そう思わざるえない。

僕も家族や多くの友人知人を失った。
実際ここにこうしていられる事事態が奇跡のような事態にも出くわした。
そんななか僕の心の支えになっていたのは幼馴染の真由美だった。
真由美とはそれこそ風呂に一緒に入ったくらいからの付き合いで、
まあ、お互い多少の紆余曲折もあり現在に至るわけだが、
この騒動の最中も真由美がいたこらこそ戦えたし、自暴自棄にもならなかった。
普段はとても大人しい彼女があんなに芯の強い女性だとは思わなかった。
正直惚れ直したし、これ以上の女性はこの世に存在しないとさえ思っている。
真由美と一緒にいる事ができて本当に良かった。


217 :カスケード:03/06/23 23:41
2/2

今、僕と真由美は小学校でボランティアを続けながら畑を耕し
いつもと変らない、変らないからこそ幸せな日常を共に送っている。
そして僕はもう少し世間が落ち着いてきたら結婚を申し込もうと思っている。
そのときはあの騒ぎの中一緒だった沖由や水澤も呼ぼう。
問題は真由美がOKしてくれるかどうか。
「異常な状態で結ばれた二人は長続きしない」
とか何とか笑いながら言っていたから。
別に異常な状態の中で出会ったわけでもないし、多分大丈夫だろうとは思うけれど。
平和で平凡な日常はとても大切だけれど、たまにはちょっとした刺激があってもいいだろ。

昨夜はそんな夢をみた
ホームセンターに篭城して2ヶ月と一週間
真由美はもうこの世にはいない。

218 :カスケード:03/06/23 23:53
ま、間違えた。

おめでとー、だ。


219 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/23 23:57
く、暗い…
激しく暗い話ですぞ(笑)
あ〜でもこういう状況になって
「彼女(彼)がいたから生きていけた」
ってパターンはよく聞くから、
逆もまたしかり、ってことで…

220 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 00:11
あ や し い ・・・

221 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/24 00:25
まー、夢の中では幸せなのでまだ救いがあるかと。
これで夢は修羅で、現実は獄界なんてのは救われません。

222 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/24 00:37
むにむさん、フルフルフルさん、まぎらわしくしちゃったのは私です;
すみませんでしたあー(;;)
反省しつつ、感想。。。

3-620さん
身内だからこそ、その裏切りがどうしても許せない、ということはまま
あることのようですね。裏切られた相手には可愛さ余って憎さ百倍。
裏切った側は、「愛されてる」という自信が、他人にはできない甘えを生む、
そしてその後で、そういう自分のずるさに愕然とし、後悔する。。。

この心理のあや?は、日常においても事件に結びつく確率はわりに高いわけ
ですが、ましてゾンビに囲まれた絶体絶命の状況の中で、そういう心理が天
秤を悪いほうへ傾けた場合、双方の心の傷はどれほどのものかと思います。
余りにも深い傷、余りにも辛く苦しい悔恨は、表面に浮上せずに心の底の底
に、深く静かに沈んでゆくもの、なのでしょうか。
たとえば、第二次世界大戦で被った傷をはっきりと後世に残る形で訴えた方
が驚くほど少ないのも、そういうことなのかも知れません。

223 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/24 00:38
長年心の奥底に秘めていたそれぞれの想いが生んだ惨劇、ご老人たちが選んだ
事件の決着は「生まれ変わったらまた仲良くこの山で…」。
その男らしい「潔さ」、悲哀の中に一抹の希望を感じさせる読後感には、感嘆
することしきり、です。
。。。これが「今に生きる」ことが真情の女性3人姉妹であったら、蘇った
妹に「いくらでも食べていいのよ」とは言えないだろうし、二人の最後を
見取った2番目の姉がその墓前で合掌し、「孫が1人前に育ったら、あたし
もすぐにふたりのとこへ行くからね…」というラストになりそう。。。
などと、改めて男と女の「ロマン」や「責任の取り方」の考え方の違い?など
を考えさせられました。


。。。って、また長くなってしまった;自己嫌悪。。。
だめだ、これじゃ。。。もうちょっと「♪よーくかんがえよー」よ、自分。。。
もっと短くまとめる能力磨いて出直します。。。

224 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/24 00:38
気の強い女の子と優しい男の子の組み合わせ、ん〜良いなぁ。
本当は弱いのに精一杯突っ張ってる女の子。
そんな彼女の全てを受け止めている男の子。青春っていいですね。
(少し遠い眼差し中......(笑))

この二人だけでも物語をグイグイ進めてくれそうだけれど、父の
愛を絡めることで、家族の大切さと愛の深さ、命の重さと儚さを感じました。
そして命は消えてしまうのではなく、次の世代へと受け継がれていくもの....
..と言うメッセージを受け取った気がします。

PIPさんは色々なタイプの小説が書けるのですね。
いつもとは違うカラー、しかと堪能し心ゆくまで魅せて頂きました♪
何々....まだこの話には2種類のオプションがあるのですかー!?
わぁ〜両方読みたいです!! ウズウズ。

ななしさん、データー紛失でつか!? 勿体ない!!!!!
是々非々もう一度クラッシックなゴーストも活躍するゾンビ小説を
書いて下さ〜い。そして遊園地もチャレンジして欲しいな〜。(何気におねだり(笑))
私も参加出来たら素敵だなとは思うのですが、読み倒すばかりで書くことが
出来ないので.....うーん、かなり難しいです。(汗)

うひゃ〜私の様な者に例えたら、大魔法使いのマーリンに失礼ですって。
私は脳天気にワッショイとしていただけで、大したことは何もしてないんですよ。(^^i)
黒雲が重く空にカーテンを引き、雷鳴と豪雨が狂った様に戯れていた
この大海原が、此処まで透き通る青さと穏やかな輝きを取り戻せたのは、
ひとえに頑張って下さった皆様一人一人の情熱とお力の成せる技だと思います。
上の方でも同じように仰ってる方がいましたが、本当に凄いことですよね。うん。


225 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/24 00:51
フルフルフルさん、投下乙華麗です!
覚悟を決めた徳山さん、身動きの取れない西岡さん....二人の行方が
激しく気になりまつ。どうなるんだろう〜ドキドキ。
老人ホームからさまよい出た老婆のゾンビ....何故か読んでいて
切なくなってしまいました.....。おばぁちゃぁ〜ん。(ToT)

切ないと言えばカスケードさんの作品。
どうも最近涙もろい所為か、最後の数行を見てじんわり。
もう一度読み直してほろり。くぅぅ。泣けた。

私も同じくスタイリッシュなカキコが出来る様になりたひ...。


226 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/24 01:42
最近、どうにも忙しくて筆が進みませぬ・・・ううう・・・

また新たな遊園地が開園したおかげか、スレの伸びもあがってます。
とはいえ、その遊園地は経営不振のようですが・・・。

PIPさん
吸血ゾンビ・・・ノスフェラトゥの類でしょうか。
誕生石をモチーフに進められるところなどはファンタジーっぽい演出でイイ!
山村老人の名まででてきて見るものをにやりとさせる
小ネタも入ってて漏れ的にはもう大満足です。後、誕生日オメ。

むにむさん
是非とも復活キボンヌ。
あの小気味よい短編の味を再び・・・。

フルフルフルさん
老人ホームに突入したはいいものの、身動きできなくなったんですな。
生前よりも活発になった爺婆に囲まれてピンチに陥った二人。
物語はどう進展していくのでしょう。

カスケードさん
外国なんかでも派手な演出をしたカップルほど離婚率が高いらしいです。
段々マンネリ化していくんでしょうな。彼女がゾンビ化していたらアレだが。

ななしさん
ここまで分析して頂けると苦労しても書いた甲斐があったってもんです。
爺さんでなく婆さんだったらどうなるのかな・・・
おそらくは婆さんでも孫を助ける為ならば身体を張るでしょう。
和男の場合は贖罪意識があったから償いとして食わせたわけですが
彼が老婆だったらそれ以外の感情をプラスすることもあると思います。
例えば愛とか・・・もちろん兄弟愛ですけど。

227 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 01:50
は〜い!ここでキンタマ☆

228 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/24 01:50
で、削りに削って1行感想文。

さんげりあさん
藤田さんは、女性にとって究極の「理想の男性像」ですね。彼に守られて死ぬなら本望かも。

PIPさん
「超クール!」なアクション系の作品も書ければ、ほのぼの青春系もこなす。まさに千手観音様ー!

バタリアンさん
みっしり種のつまったいちじく?な文章は濃厚かつ理論骨組みしっかり。雑談スレ立てもお疲れ様です。

数学屋さん
ウイーン象徴派?の耽美な幻想絵画を思わせる、恐怖+美の魅力。鮮やかにその光景が浮かびます。

巡査物語さん
「物事には裏がある」「利益は正義を駆逐する」ワンショットで人間社会の腐敗を激写。りありティ!

遊園地
豪華、夢の競演!!七色の光と闇きらめく万華鏡。各作者様方の本編とはまた違う「遊び心」もべりグー! 


王都座夢さん
だってだって、ミステリアスーな賢者の面影、といえば、やっぱりマーリン♪

229 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 01:51
何か、空気おかしいぞ・・・

230 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 01:54
うむ、、今迄野郎の園だったからなぁ・・・。


231 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/24 01:57
フルフルフルさん
これから一体どうなるの?! 恐怖、期待感、緊張感、これぞゾンビものの面白さ♪

カスケードさん
思い出の中でこそ美しい、懐かしい、それが初恋。青春ってかなしー。。。

つか実は私も昔チケット売り場でバイトしたことがW。窓越しなのに小声で喋るお客様は正直困る。。。
なので、意思疎通不可能なゾンビなんてきたら、きっともっとこま。。。るどころじゃない!!
そう言えば、警備員の某さんは、みなに亭主関白風を吹かしめっちゃ嫌われていたなあW。。。
(って、感想より雑談長くしてどうする!じぶーん!! 病気だわ私、ぐすん。。。(><))
なにはともあれ、

>>おおる 次回作・続編、熱烈待望中!! 

ですので、どうぞよろしくm(__)m

232 :ななし ◆aQ2YaLX936 :03/06/24 01:58
うっ。。。く、空気。。。
すみません。。。

233 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 02:00
>>230
いやいやいや・・・                                         しかし・・・

234 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/24 02:45
うぃ〜〜 やっと久しぶりに書けた・・・
本編を2個投下します。

「58」

「・・さん、須藤さん起きて下さい。」
ふと気が付くと吉田巡査の顔が見えた。
どうやら何時の間にか眠っていたようだ、どの位眠っていたのだろうか?
上体を起して時計を見た、1時過ぎか・・・。
「休息中に申し訳ありません、署長室に集合が掛かっています」
そう言って拳銃を帰してくれた。
顔を洗って、制服を整え署長室に急いだ。
前日より少し減った巡査長以上の指揮官と、自衛隊さんが一斉に振り向く
署長が沈痛の面持ちで声を掛けた「休息中の所済まなかったな須藤君・・。」
再び関係者の視線が署長に集まる、重い空気が流れ始めていた。
署長が全員を見返して説明を始める。
「諸君!初動捜査から今日まで、良くこの重任に耐えてくれた、深く感謝する
 誠に残念では有るが、先程に政府発表で首都機能の移転と東京地区の放棄が
 決定された。」
説明は淡々と成された、本事件の現象は世界規模で発生し現在も拡大の一歩を辿っている。
初動捜査時に委託された各研究機関の内、米国CDC防疫センターの回答は絶望的で
つくば疾病予防センターの解明も、直ぐには期待出来ないという事。
中東/アジア地域では、避難民との衝突が紛争状態に発展している事。
米国に於いては国家非常事態か宣言されて、他国の支援が現在までの所凍結状態にある事。
この結果、在日米軍は撤退が指示され、関東地方を多摩川以西と荒川・江戸川以東に
行政区分を分割し、政府主要は比較的被害の少ない仙台市に移転が決定された。


235 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/24 02:45
「59」

「・・・・以上、可能な限り生存者を引率し担当区域まで避難誘導する事、当所轄管区では
 靖国通りより両国橋から京葉道路沿いを通過する事、、なお指定通路を除く橋梁は自衛隊の
 施設部隊が爆破すので接近を禁止する、、また、3日後に米軍からの空中支援で、江戸川区
 の一部荒川西岸地区を焼き払うので、この地域の生存者救出には全力を挙げると・・・・。」

鉛と言うか、、攪拌を止めたコンクリートの様な静かな塊とも言うべき
重い空気が静かに部屋を満たしていった。
何時かは、こんな日が来ると漠然とした予想はしていた。
だが実際受けた衝撃は、深く重いものだった、、、。
殆ど全員が受け入れがたい事実に、沈痛な気持ちで向き合った。
肩を震わせて泣く者が居た、、慰の為に肩を叩く者も、また涙を溜めていた。
此処までしなければ成らないのか?、、たった2〜3日の出来事である
数日前は、ごく普通の日常が有ったのである・・。
純子は・・・一体何の為に死んだと言うのか?、我々のこれまでの不眠不休の
努力は何だったのか?
やり場の無い怒り、悲しみで真赤に腫らした目で黙々と次の仕事に移る
自衛官の姿を黙ってみた・・・。

236 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/24 02:45
・・・・・さて寝るか・・・・。

237 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/24 03:59
首都移転ですね。
大変な事態ではありますが、意思決定が早急であり、国政の最高機関が機能している状態はまだ救いが残されているように思えます。
避難民の誘導に先駆けて告知や移動手段の確保も大変ですが、もっとも問題になるのは負傷者の存在でしょうね。

数日の間に激変する状況。
精神にもかなりの負荷がかかっている状態での新たな任務。
波乱含みの状況がどう変化するのか、今後を楽しみにしております。

238 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 08:29
朝からきんたま

239 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/24 09:10
巡査物語さん、乙華麗さまです。
実際の出来事と錯覚してしまいそうな、臨場感あふれる作風が
相変わらず良いです〜。
その場にいる人々の怒りや悲しみに触れ、読んでる私までもが胸を
締め付けられますた。ふぅ.....。

爽やかな新風が吹き込むのは、とても良い事ですよね?
この世には二つの性別しか存在しないのですから、同じ
ゾンビ愛好家同士、マタ〜リと楽しみましょう!! (^^)♪


240 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 10:18
( ´∀`)つωきんたまモミモミしませんか?

241 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 14:27
巡査物語さんの登場人物はしっかりした人が多いね。

242 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 18:16
ω⊂(´∀` )キンタマモミモミ・・・・イイ!

243 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/24 20:25
巡査物語様お疲れ様です。
上でみんなも言われてますが、このしっかりとした構成はやっぱいいですなぁ…
首都移転。
今までの苦労がパーになる感覚を味わってしまうのは大ピンチでしょうな。
「勝利への脱出!」
だと鼓舞しないとパーティー壊滅の危機かも!?
やっぱ人間やる気がでないと何もできないですしねぇ…

244 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/24 21:37
 巡査物語様。
 (良い意味で)重い展開。乙です。
 首都奪回、あるいは転進の苦労が次には待っているのでしょうか?
 次の展開が楽しみです。

 うーん。こういう、一人の苦悩を真面目に書き続けることが苦手だから短編に走るんだなぁ、私は。
 凄いです。長編の方々。

245 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 21:49
gold ball


246 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/24 21:55
↑ω?

247 :カスケード 1/2:03/06/25 00:09
目が覚めると井上田の寝顔が隣にあった。
その寝顔を見たとたん僕にははっきりと解った。
こいつが全ての元凶なんだ。
ソンビなんて非常なものが発生したのも
町が火に包まれたのも僕の家族が死んだもの、
こんなホームセンターの中で隠れて暮さなくてはいけなくなったのも
何より真由美がゾンビになってしまい、僕自身の手で倒さなければならなかったのも。
そうだ、全てはこいつが悪いんだ。
こいつがいたから僕はこんな辛い目に遭わなければいけないんだ。
僕は寝る時にいつも傍らに置いたおいたバールを静かに取り上げると
その冷たく尖った先端に全ての力と憎悪を込めて井上田の顔めがけて打ち下ろした。

ぐしゃ、という音と、貫通した先端がコンクリートに跳ね返る感触が手に伝わってきた
冷たく堅いバールを額から生やし、井上田=悪の元凶は滅んだ。
はやくこいつの死体を始末しなくては、このままにしておいたらまた復活してしまう。
本来なら焼いて灰にしプランターに土と混ぜて桃の苗を植えなければならない。
しかし今はそんな時間も無いし、準備をしている暇もない。
焦ってうまく回転しない頭で考えているとある事を思いついた。
そうだ、ゾンビ共に食わせればいいんだ。
喰われて無くなってしまえばもう蘇る事も無い。
自分の作り出したゾンビに喰われるんだ井上田も本望だろう。むしろ皮肉か。
僕は井上田の両足首を脇に抱えると窓に向かって引きずり始めた。
窓際まで苦労して運ぶと僕はいったん手を離し
窓を開け、井上田を上半身から窓の外に出し始めた。
意思の無い人の体を持ち上げるのは意外と骨の折れる作業だった。

窓から上半身を出し、残りの下半身を持ち上げようとしてふと気が付いた、
バールを回収しておかないと、あれはまだ何かと役に立つ。
すでに窓の外に出てしまっているまた苦労して中に収めた。
井上田の額からバールを生やした顔を再び覗き込む。
真由美、やったぞお前の敵を討ってやった、喜んでくれ。
そう呟くと僕は井上田の額から力いっぱいバールを引き抜いた。

248 :カスケード 2/2:03/06/25 00:10
何が有ったのかはわからない、気が付けば僕は壁に押し付けられていた。
井上田の、額にぽっかり穴のあいた顔が僕の目の前にある。
怪しい光をその目に宿し、奴は口の端に笑みを浮かべた。
バールは、無い、恐らく取り落としてしまったのだろう。
しまった、やはり刺しっぱなにしておかなくてはいけなかったのか。
奴の常人を遥かに超越したした力が僕の体を更に壁に押し付ける。
僕は全力で、それこそ有るのであれば火事場の馬鹿力を振り絞って抵抗を試みる。
全く身動きが取れない、ちくしょう、真由美の敵も取れずにこんな所で、こいつに。
絶望する僕の首筋に怪しい光を放つ目をした井上田の口が近づいてくる。
そして奴の牙の生えた歯が僕の首筋に深々と食い込んだ。

そこで僕は目が覚めた
心臓がドキドキと大きく鼓動している。
体中汗でびしょびしょだ。
荒い息をつきながらふと横を見ると
そこには井上田の寝顔があった。
僕の手は冷たく硬いバールに触れた。

249 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

250 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/25 00:25
カスケード様の暗い話第二弾キター!

こ、今度のは前に比べるとまだ明るいかな…?(明るくはないな)
しかし、こういう短編、しかも同じテーマ(ダーク夢オチ)で書けるってのはうらやましいですなぁ…

俺もなんか短編書こうかなぁ…無理っぽいなぁ(笑)

251 :フルフルフル ◆90iIXZRh/6 :03/06/25 01:13
カスケード様
夢オチの2作品、読ませていただきました。
強い願望を胸に抱えていると、それが夢の中で叶ってることってありますね(私だけか…
夢から覚めたときの落胆と悲しみ…
2作品は微妙につながってますね。
主人公は悲しみのあまり狂気に陥ってしまったのでしょうか。

さんげりあ様や巡査物語様の長編を初めから読んでみたいのですが
鯖飛の影響で無理っぽいですね。
もっと早くこのスレを発見していれば、と悔やまれます。


かなり遅レスですが、ゾンビハンターを知ってるバタリアン一杯様は同世代かも。
ゾンビゲーではないですが、スパルタンXの「つかみ男(だったかな)」を
ゾンビに見立てて蹴散らすということをしてました。


252 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 01:18
おっさん帰れ

253 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 01:37
ゾンビーハンターといえば平井和正しか思いつかん。

254 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/25 09:55
おはです。
平井和正のゾンビハンターは小説とコミックの両方を読んだな〜。

カスケードさん、続きの投下乙華麗さまです。
(済みません!! 前回様を付け忘れますた)
前作はウルウルしながら読ませて頂いたのですが......
一転して今回はゾクリとしてしまいました。

何処までが真実で何処までが妄想なのか....この曖昧さがイイ!!
夢落ちシリーズはまだまだ続くのですか?
だとしたら凄く嬉しい。



255 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/06/25 14:58
巡査物語さん。
色々と知識がないと書けなさそうなリアルな展開ですね。
この特殊な事態に世界がどう変わるか、巨視的な視野が織り込まれることで
ホラーを越えた独特の作風になってると思います。
小松左京の現代を舞台にしたSFなんかイメージ近いかな。

カスケードさん。
夢落ちというと一般的には安易な作劇法とされていますが、
一作目のこの衝撃と悲しみ、明から暗へと突き落とされるような感覚は
周到な計算づくのものですね。確信犯とお見受けしました。
二作目は逆に夢から覚めてホッとすべきところ、
主人公の狂気を匂わせて更なる暗みへ・・・。
悪夢描写には唸らされました。

256 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/25 16:16
作品スレのななしさんの話に脱帽です。
子供の視点描写が巧みで凄まじいです。
たぶん私が子供視点で書くといかにも「作り物の匂い」がしてしまうでしょうね。
小説の中での本物らしさにとても気を配ってらっしゃるように思えました。

やっぱりいいものですねぇ。
ゾンビ小説は。

257 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

258 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/25 21:46
ななしさんの作品はとても読み応えのあるものでしたね。
未読の方のために、こちらに投下されたら感想は書くことにしておきますか。

私もゾンビ小説はとても面白いと思います〜♪ もう大好きです!!
腐敗し崩れつつも人肉を貪るゾンビのおぞましさ。
(ゾンビに)襲われると自分もゾンビ化してしまう恐怖。
そして生存者同士の確執と争い!!(&愛♪)
......以上の様な所に私はとても魅力を感じているのですが、他の
皆様はどうなのだろう。

面白いと言えば、旧スレで「面白い市販のゾンビ小説は?」とのお答えに
・異形コレクション6「屍者の行進」
・スキップ&スペクター編「死霊たちの宴」(上・下)
・異形コレクション13「俳優」(これは別件でカキコがありました)
.....と有りましたよね。あれから読まれた方いらっしゃいますか?

私事で恐縮ですが、もー読みたくて読みたくて、あちこちで探して
「俳優」以外全部買ってしまいました。(まだ届いてないけど(涙))
異形コレクション自体に興味津々なので、既刊分を全部制覇したいでつ。

259 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/25 21:50
異形コレクション13「俳優」は読みたくなくて買わなかった....ではなく、
見つからなかったからです。これも凄〜く読んでみたい一冊です!!

260 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/25 21:54
ニ、ニグ。ジュギ、ペ。グア……

261 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 22:01
魅力ね、
日常生活があまりにもあっけなく壊されていくカタルシス

なんて危なくって人には言えねぇ、、、、

でも、都心の雑踏の中でここを俺ごとすべてまとめて
きれいさっぱり跡形もなくふっ飛ばしたいとかって思ったことない?
、、、、、、、、、どう?

262 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/25 22:16
PIPさん.......ゾンビ化でつか!?

カタルシス.....自分で体験はしたくないけれど、読んでいるだけなら
そう言うのも有りというか、うん、魅力の一つですよね。
その日常と崩壊後のギャップが、大きければ大きいほど面白いと思います。

えっ!? ご自身ごと全てドカーン!!ですか?
う〜ん、嫌な人だけ縛り上げた上で、ちゅど〜んならイイかも。(^^)

263 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/25 22:51
 PIPさん、通ですね(ニヤリ)
 あれ、何か喉に付いてますけど……。

(いかん、これじゃあ異形コレクションスレだ・笑)

 で、異形遊園地ネタ。

 軽快な音楽と共に回る回転木馬。しかし、そこにいるのは恐怖に顔を引きつらせた父親と訳もわからずにニコニコと笑う幼子。
 木馬が止まれば、回りのゾンビが近づく。
 回り続ける限りゾンビは来ない。
 回り続ける木馬。
 やがて木馬にも飽き、空腹を訴える幼子。
 父親に出来ることはただ、ゾンビが幼子の視界に入らないようにしっかりと抱きしめることだけ。
 泣き出す幼子。
 歯を食いしばり、回転木馬にしがみつく父親。
 父親が力尽きるのが先か、飽くなきゾンビの飢えが忘れられるのが先か。

264 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 22:51
>う〜ん、嫌な人だけ縛り上げた上で、ちゅど〜んならイイかも。(^^)
嫌な人だけ選んでやると、今度は普通の人が嫌な人に格上げになるかも。
そうやって、際限なく続くと・・・
以下略


265 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 23:34
観覧車ネタはまだなのでせうか?

266 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 23:42
おっさんどもには
き  ん  た  ま

267 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 23:50
王都座夢さん、PIPさんの260のネタは「グランドホテル」に載ってますよ。
結構楽しめる話なので一読の価値は十分あります。新刊の「夏のグランドホテル」
もお勧めです。
PIPさんがネタフリした生物をゾンビに置き換えても面白い話が1本出来るかも〜
って何か光文社の回し者みたいな書き込みになってしまった・・・・(w


268 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/25 23:56
ちょいとさんげりあさんの舞台を朴って遊園地編を作成。
まだ冒頭だけでゾンビの類はでてきません。
ついでに言うと多少おふざけが入っています。



269 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/25 23:57
最近、何かと話題になっている巨大遊園地『ちゃねらーランド』。

つい先週まで多忙のため、子供達に構ってやれなかったので
思い切って連休一杯、家族サービスをすることにした。
そこで子供達が選んだのがここなのだ。


家が郊外にあるので、早朝から飛ばしに飛ばして昼前には着くことができた。
噂どおり、相当金をかけているらしく、入口からして豪華である。

「お父さん、はやくはやく!」

来年は中学にあがる娘、幸子が急かす。その後ろで弟の順平もはしゃいでいる。
喜びを隠せないようだ。わざわざ連休を犠牲にした甲斐があったというものだ。
私達は意気揚揚と入り口へ向かう。まずは入場券を購入しなければ。
受付に書いてある値段を見てみる。

・・・ゼロの桁が普通の遊園地よりも多い気がする・・・


「さて、帰ろうか」

「お父さん!!何バカなこと言ってんの!!」

幸子が怒り心頭で詰め寄る。そんなことを言われても高すぎるものは高すぎる。
はっきり言って、ぼったくりバーではないかと思うくらいだ。

「そうは言ってもな、ちょっと値段が尋常じゃないぞ。
 入場だけでこんなかかるとは誰も思わないだろ。
 今、引き返せば高速料金だけで事足りる。うん、そうしよう」

私は無理やり話しを通そうとした。何か不吉な予感もするし、今日は帰って寝よう。

270 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/25 23:58
私が車のドアを開けようとすると、不意に冷たい目線を感じた。


・・・殺気・・・?

どこからか来る気配を感じ、辺りを警戒する。
妻を、子供達を俺が守らねば誰が守るというのだ。
さあ正体不明の襲撃者よ、かかってこい。この俺が相手だ!


「はいはい、行きますよ」

・・・先ほどの視線は妻の文江ものであった。私は耳を引っ張られ
入り口の方まで連行されていく。一家の大黒柱になんたる仕打ちか。


家族によって、受付まで突き出された私は渋々財布を開いた。
さらば諭吉よ、君のことは忘れない。縁があればいずれ・・・


などと現実逃避していると、目の前でクラッカーが鳴らされる。
突然のことに家族全員、びっくりする。何なんだ?

「おめでとうございます!お客様方は当遊園地10000組目の入場者です。
 特典として、入場料無料並びに無料チケットを差し上げます」


ラッキーだ。まさか、あんなおふざけが功を奏するとは。
何だか家族に自慢したくなってきた。

「どうだ、お父さんは最初からこうなることを予測していたんだぞ。
 それが分かったら、お前達も常日頃からお父さんを尊敬してだな・・・」

271 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/25 23:58
ところがそんな私の話なぞ、誰も聞いちゃいなかった。
妻は子供達を連れて中に入ってしまってるではないか。

「おお〜い、待ってくれ〜!お父さんを置いていかないで〜」

私は受付で記帳を済ませると、家族のもとまで走っていった。



「うわぁー、すっげえー!!」

順平が感嘆の声をあげる。入り口付近でモナーマウスから風船をもらって
ご満悦のようだ。ついでに、何処で買ってきたかは知らないがアイスを舐めている。

「お、順平、いいもん食ってるな。何処で買ってきた?」

「ん〜、ママが持ってきたんだよ」

当の文江は他にもクレープやら何やらを両手に抱えてやってきた。
傍にいた幸子が抱えきれそうない荷物を取りにいく。

「何処からそんなに買ってくるんだ・・・金が足りなくなったらどうすんの?」

「大丈夫よ。このチケットに園内の食事無料って書いてあるもの」

私がそれを手にとると、下の方にはっきりとその旨を記載してあった。
それにしても買いすぎだ。喰い過ぎで腹でも壊したらどうするんだ。

ついでに言うとこのチケット、有効期限に無期限と記載されており
紛失した場合にはいつでも再発行可能、とまである。
しかも我が家の家族全員、名前つきで。
何か妙だ。何でもかんでもタダというのは怪しくないか。

272 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/25 23:59
「・・・なんて、細かいこと気にしてても仕方ないな」

私はチケットを妻へ渡すと近くの看板をみる。
どうやら場内案内のようだ。子供のころを思い出す。


案内に書かれている内容は主にアトラクションがどこにあるか
遊戯の際にかかる時間、値段等が書いてあった。

中には通常のアトラクションだけではなく
昼から夕方にかけて行なう劇もあるらしい。
昨今のテーマパーク不振にも関らず、えらく充実している。
この繁栄もその努力の証なのだろう。

どうでもいい感慨に耽っていると、子供達が看板の前にやって来た。
どうも彼等には落ち着きがない。そわそわしている。
別に慌てなくとも、遊園地は逃げたりはしないというのに。


「お父さん、遅い。急がないと今日中に全部廻れないよ」

「そうだそうだ、はやく決めてよ〜」

・・・別に私が遊びたいわけじゃないんだが・・・。
妻も横目で「さっさとしなさい」とばかりに睨んでいた。


「いや、今日はお前達の為に来たんだから
 お父さんが決めてもしょうがないだろう。
 ここは二人で相談して決めなさい。そのほうがいい」

私は子供達に丸投げした。

273 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/25 23:59
とりあえずはここまでです。
実はこの後に色々分岐を作ったりできるようにしてます。
そこまで細かく書いてたら時間がいくつあっても足りないが・・・。

274 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 05:09
足りないおっさんにも
き  ん  た  ま

275 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 05:37
迷子のお子さんが紛れ込んでるようですな...



ゾンビ小説って難しいね。
リアリティを追求していくと、そもそもゾンビなんて存在できなくなるし。
かといってあまりにご都合主義的だと、読み物としておもしろくないし。
ゾンビをネタにしたパニック小説って感じにできればいいのかな。

ゾンビ小説じゃないけど、映画の「クレージーズ」とか「ラビッド」とかはいい感じ。



276 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

277 :男らしい感想文を書いてみようと思い;:03/06/26 08:54
モナリザ、ひまわり、睡蓮。そして、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』。
古来名作は模写されるもの。当スレにもいずれ劣らぬゾンビ小説の傑作が
目白押し。中でも「男」の文章というと、巡査物語さんのそれでせう。
ということでまねっこどうぶつで、感想文。

バリケードで囲まれた署内、スチール製のデスクの上に空しく積み上げられ、
放置されたままの書類。血飛沫を拭う間もなくそこここの壁に立てかけられた
ひびの入ったファイバーグラス製の盾から漂う、男たちの血と汗との匂い。
連日鳴り響いた市民からの救助要請の電話も、いまはもう沈黙し、もたら
されるのは、感情を押し殺した上部からの、拡大化の一方をたどる被害状況の
伝達と今後の指令のみ。その事務的な口調を非人間的だと思う事ができるよう
な人物は、軒並み殉職した。数分前まで共に背を預けて戦っていた同僚を、
迷うことなく処分できなければ、死ぬだけの日々。
かつて婦警のひとりがせめてもの彩りをと飾った花はとうに枯れ、その花瓶の
破片を踏み拉いては現場に急行を繰り返した男たちの靴底は擦り切れ、裂けた
制服の綻びを繕う手も、その心配りも、あったことさえ忘れ果てた。
結果、決定されたのは、首都移転。
乾ききった男たちの硬くこわばった頬に、それでも堪えきれず流れる苦汁の涙。
だが彼らに、一般人のような「速やかな絶望」に浸ることは許されない。
どこまでも、守る。どこまでも、戦う。義務などという生易しい言葉でくくる
には余りに凄絶な男たちの決意は、果たして運命を好転させることができるのか。
『あなただけは、生きて…』女たちの最期の祈りが、彼らに届くことはあるのか。
それは、ゾンビをこの世に誕生させた神でさえ、多分、知らない。
この世界の未来はただ、人間たちと、そして、


278 :男らしい感想文を書いてみようと思い;:03/06/26 09:03
彼らを描く、巡査物語さんの手に委ねられているのだから。
読者はひたすらに続編を待つのみ!!

はあはあ、い、息切れ。。。「男!!」な文章はむずかしい。。。
と、巡査物語さん、お気に触ったらごめんなさいでした(__;)
しかし、まねっこでこれだと、一体巡査物語さんの体力ゲージはどれだけある
のか、想像もつきません。あの、みしっ、と背骨にくるよーな緊迫感を毎回維持
し続けるなんて、すごい! 腹筋30回とか平気でできそうな。(えっ、できるの
が普通なんですか?; そうか、だから自分の下腹は、ゾンビが見たらすぐに
でも食いつきそうに(略。。。。。。
もうすぐ夏、続編か新作あっぷされてないかなー、と毎日モニタにへばりついて
いてはいけないのよ、運動するのよ、ななし! ダイエットするのよ、ななし!
でも、もう中毒。。。なので、
カスケードさん、数学屋さん、PIPさん、続編&遊園地物投下ありがとうございます。
今後も、よろしくお願い申し上げますです、はい。

279 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/26 16:32
PIPさんはゾンビ化した訳ではなく「グランドホテル化」してた
のですね。済みません〜未読なので全然解りませんでした。(T_T)ぐすん。
「夏の....」と共に両方面白そうだなぁ。気合いを入れて探してみよう!!!
推薦者さん、どうも有難うでつ♪

嫌な人をドンドン消していくと...最後にはもしかして一人ぼっち?
話し相手がゾンビじゃ寂しくて、結局は誰もいなくなるのか!?

3-620さん、遊園地ネタの投下乙華麗さまです。
読ませて頂いてたら、本物の○ィズニーランドで荷物番をしながら
ベンチでうたた寝をしているお父さん達を思い出しますた。
会社で身を粉にして働いて、休日は家族サービスに精を出すお父さん達。
オヤジ臭いなんて言ってないで、ちゃんと感謝しないと罰が当たりますね。
続きが楽しみです。

面白そうなので「クレージーズ」と「ラビッド」調べてみますた。
「ザ・クレイジーズ」は細菌に感染すると人を殺す様になる伝染パニック
映画の様でした。厳粛に言うとゾンビとは少し違うけれど、軍も出てくる
様なので「死霊のえじき(DAY OF THE DEAD)」っぽくて面白そう〜♪
監督はロメロなんですね。

「デビッド・クローネンバーグのラビッド」も伝染パニックかな?
ジャンルは一応吸血ですかね。あってます?

280 :ω:03/06/26 17:00
ま     ま     ま
 た   た た   た
  ん ん   ん ん
   き     き

281 :ななし:03/06/26 17:45
王都座夢さんのおかげで気づきました、遊園地ネタを投下してくださった
のは、「3-620さん」なのに、レス間違ってる、と。。。。。。

ぼったくりバー並みに高いちゃねらーランド、でも1万人目で無料、
ラッキー♪ってお父さん、そこにはゾンビが、いっちゃだめですうー!!
と、のっけから感情移入しまくりで楽しませてもらったとゆーのに!!
そのとぼけたギャグに、「このセンスが私にもせめて百分の一でも
あればっ・・・」とゆージェラシーが、私にこんな過ちを犯させたのかも
知れません。
ごめんなさい、3-620さん、そしてありがとう、王都座夢さんm(__)m
「それ、違うよ」と言わず気づかせてくれるその優しさに、甘えすぎない
ように、これからはきっと気をつけます。

282 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/26 20:20
3−620殿
オツカレイ様です。
自分的にはなんか主役のお父さん以上にイイ味出してる奥さ
んがイイです、実際に絶対いそうなとこが特に(w

さて、だいぶ間が開いてしまいましたが続き物 LOST の方の
>>28からの続きです。

283 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/26 20:20
『215』

高田は咄嗟にガードしようとしたが、恐怖にとらわれていた分だけ反応が遅れた。
俺の攻撃の方がほんのわずかだが早かった。
チェーンは高田の額から右の頬にかけての肉をこそぎ落とした。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・ぁぁ・・・・
・・・眼・・・眼がぁ・・・俺の眼がぁ・・・・」
高田は抉られた右目の辺りを手で押さえて悲鳴をあげた。
その横では深々と刺された脇腹から鮮血を溢れさせながら倒れ伏した清水。

俺は悶絶している高田のアゴに拳を叩き込んだ。
高田は床に突っ伏し、そのまま動かなくなった。

思い知ったか。。。
思い知ったか、外道ども!

「て・・・テメェ!!」
「この野郎・・・!」
ここに至ってようやく状況に気づいた林と香川が慌てて臨戦態勢に入り始めた。
だが、予想外の出来事に明らかに動揺している。
あたふたと腰のナイフを引き抜こうとするその隙を俺は見逃さなかった。

いや、違う。
見逃さなかったなんて、そんなキレイなもんじゃない。。。
俺は単に奴らが許せなかった。
高田と清水同様に、この二人もぶちのめしてやりたかった。
一秒でも早く。
だから、止まらなかった。
自分を止められなかった。
気づいたときには身体が反応していた。
ただそれだけだった。。。。

284 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/26 20:21
『216』

「おぉぉぉぉっ!!」
俺は床に落ちていたさっきの物干し竿の槍をすくい上げるように拾い上げ、構えるのももど
かしく、そのまま手前にいた林めがけて渾身の力で薙ぎ払った。
槍が林の首筋に大きくめり込む。

。。。ゴキリッ。。。

ぞっとする手ごたえが伝わってくる。
と同時に、林の目がぐるりと反転して白目と化す。
林はヨダレと涙を撒き散らしながら吹っ飛び、派手に壁に激突して床に倒れこんだ。
両手の指がぴくぴくと痙攣している。

ナイフを手に突進しようとしていた香川だったが、林のその有様を見て動きが止まった。
香川の顔から血の気が引いてみるみる青ざめていく。
その手からナイフが滑り落ちた。
香川はいやいやをする子供のように首を左右に振りながら後じさった。
なにかを言おうとしているのだが、ただ口をぱくぱくさせるばかりだった。

よくも。。。よくも加奈さんを!
。。。許せん!!

俺は両手で槍を振り上げた。
槍は既に林の首を打ち据えたためにかなりひしゃげていたが、そんなことはどうでもよかった。
俺は香川の頭に槍を振り下ろした。
香川は両手で頭をかばったが気にせず俺は槍を打ち込んだ。
何度も、何度も。。。。何度も、何度も。。。。。

そして香川は床に崩れ落ち、ついに動かなくなった。


285 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/26 20:22
『217』

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
俺は大きくひしゃげ、そこかしこがへこんだ槍を床に投げ捨てた。
ガラン・・・と乾いた耳障りな音が室内に響く。

自分でも息が荒いのがわかる。
心臓の鼓動が激しい。
ひどくめまいがする。

俺は。。。俺は。。。

殺した。。。人間を。。。。

。。。殺した。。。。

。。。。殺した。。。。殺してしまった。。。。

「・・ぅ・・ぅ・・・・」
苦しげな呻き声が俺の心を現実に引き戻した。
それは神崎先生のものだった。

「先生っ!」
俺は神崎先生に駆け寄り、抱え起こした。
神崎先生の背中に回した俺の手が、おびただしい量の血でべっとりと濡れる。
神崎先生の顔は真っ白になっていた。
俺は同じような顔色を見たことがある。
香澄の死顔が俺の脳裏によぎった。
香澄と同じ。。。

。。。先生は。。先生は。。たぶん、もう。。。助からない。。。。


286 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/26 20:23
てことで続きます。
明日か明後日の夜に続き投下します。

287 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 20:37

加奈さんの冥福をお祈りします・゚・(ノД`)・゚・
先生は・・・・ダメなのかな。。。。
通常なら救急車とか病院っていう希望があるけれど。。。

続きが激しく気になります。



288 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 21:01
人生って

289 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/26 21:20
 3-620様。果たしてゾンビはどう絡むのか。
 なんかこのお父さん自体はしつこく生き延びそうな感じもしますね(笑)

 さんげりあ様。
 主人公は正しい。絶対に正しい。
 近場にいるなら言ってやりたい。
「君が手を下した者たちは人間を名乗る価値がない」と。
 

290 : ◆6N371.108E :03/06/26 21:43
あうー

291 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 21:45
漏れだったらこんなゲス野郎達は絶対なぶり殺して復讐するな。香川てのボコにするとこ読んでて気持ちよかたよ。

292 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 21:52
加奈さん気絶してるだけ説を禿しくキボンヌ!

293 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/26 23:26
さんげりあさん、破滅への流れが濃く深くなってきてますね。
悲しいけれど、こういう「欲望」のみで生きるものはいるんですよね。
どうせ欲望を持つなら「生き残る」という生存欲求を持てばいいだろうに……

以下は私の個人的な考えです。
「生き残る」ためには他人との「協力」が必要なんですよね。
人が言葉を持つに至ったのは「コミュニケーション」が必要だったからで、人は社会的な動物です。
つまり他人と協調する、最低でも他人を害さない。
これが人であるということだと思います。
想像から創造できるのは人だけです。
人を思いやるのは当たり前だと思うんですよね。

このあたりに気づかせてくれるのがゾンビ小説の醍醐味だと思っています。

294 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/26 23:49
さんげりあ様、投下お疲れ様です〜。
 藤田さん復讐編、楽しまさせていただきました(すっきり)
 殺人に葛藤する主人公…これも俺のじゃ無理そうだなぁ(殺る時は迷い無く殺りそうだ…)
 上でも言われてましたが、加奈さん気絶してるだけ説を俺も激しくキボンヌです…
PIPさんのゾンビ小説論に激しく同意ですな。
極限の状況に置かれるからこそ、人間の一番醜い部分も見えれば、綺麗な部分も見えるわけで。
その輝きに導かれ、木の汁に集まる虫のようにここに俺達がいるんですよねぇ…(いやな例え)

295 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/26 23:50
さんげりあさんの続編投下、待ってました〜。乙華麗さまです!!
肉体は腐ってなくても心が腐ってしまったのなら、それはもう街を
彷徨くゾンビと変わらない...いや、ゾンビそのもの。
そんな輩は倒されて当然でしょう!!

亀レスですが、数学屋さんの考えてくださった遊園地ネタ「回転木馬」。
すっごくイイです!! 是非作品として読んでみたい〜。(祈)
回転木馬の周りに居るゾンビ達の中に、幼子の母親も混ざってると
さらに救いが無くて良くないですか?(鬼ですね、自分) 

皆がゾンビ小説を読んで、大切なことに気が付いてくれたら......
この星はもっと住みやすくて平和なものとなるのになぁ。

296 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/27 00:16
 実は遊園地内のヒーローアトラクションネタを書いてました。
 けど回転木馬、母親…うーん、それもいいなぁ(ニヤリ)
 

297 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/27 00:39
数学屋さんの「ミラーハウス」に続く遊園地作品は「ヒーローもの」
なのですね。わぁぁ♪ めちゃめちゃ楽しみですー!!!!
一体どんな風に料理されて出てくるのだろう!? ワクワク。
そして.....もしかすると、ひょっとすると回転木馬も読める!?

んー、今日は嬉しいニュースを聞けて、楽しい気分で夢の世界へ
旅立てます〜♪
ではでは、お休みなさい::::::☆



298 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 00:41
なんか俺ぶっ殺される立場の方になりそうなのが怖いんだよな。
殺されるのを望んでるっていうか、自暴自棄っていうか、
うーん、危ない危ない。

299 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 05:33
昨日、2chのゾンビスレ行ったんです。ゾンビスレ。
そしたらなんか続編がめちゃくちゃ面白くて落ちられないんです。
で、よく見たらなんかさんげりあさんの本編でてて、加奈さん死亡、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。ウソだと。
高田らな、ゾンビ禍如きで普段来てないホームセンターに来てんじゃねーよ、ボケが。
高田らだよ、高田ら。
なんか林と香川と清水とかもいるし。糞外道4人でホームセンターか。おめでてーな。
よーしおれ女犯しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
藤田さんな、高田ら殺るから加奈さん助けろと。
ホームセンターってのはな、もっとほのぼのとしてるべきなんだよ。
レジの一列に並んだ奴といつお愛想笑いが始まってもおかしくない、
微笑むか微笑えまれるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。強姦魔は、すっこんでろ。
で、やっと殺られたかと思ったら、神崎先生が、もう助からない、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、涙なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
苦しげな顔して何が、もう助からない、だ。
先生は本当にもう助からないでいいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
藤田さん、助からないって言いたいだけちゃうんかと。
ホームセンター通の俺から言わせてもらえば今、ホームセンター通の間での最新流行はやっぱり、
奇跡の生還、これだね。
大逆転感動の奇跡の生還。これが通の願い方。
感動ってのは涙が多めに出てくる。そん代わり絶望感が少なめ。これ。
で、それにさらに加奈さんただの失神。これ最強。
しかしこれを頼むと次からさんげりあさんにシカトされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあ俺らゾンビファンは、悔し涙でも流してなさいってこった。

300 :樹離 ◆JURI.fxxdo :03/06/27 05:44
作品を乗っけたHPが無くなってますよね。
俺でよければ代理で作りますけど・・・どうでしょか?

ROMってばっかな俺が言える立場じゃ無いのは承知済み(´Д`;)

301 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 07:19
ヤバイ。ゾンビヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
ゾンビヤバイ。
まず臭い。もう臭いなんてもんじゃない。超臭い。
臭いとかっても
「ぽっとんトイレ20個ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ腐ってる。スゲェ!なんか自然死とか無いの。死後何時間とか何日を超越してる。
腐ってるし超臭い。しかも人食ってるらしい。ヤバイよ、人食いだよ。
だって普通は死体とか人食わないじゃん。だって自分の家族の死体がだんだん迫ってきたら困るじゃん。
緊急脱出先とか超遠いとか困るっしょ。
対応が遅れて、最初の頃はまだ二、三人だったのに、翌日には町中ゾンビだらけとか泣くっしょ。
だから政府とか事実公表しない。責任取れないからだ。
けどゾンビはヤバイ。そんなの気にしない。人食いまくり。最も強力な銃とか乱射しても
滅多に倒せないほど強い。ヤバすぎ。
腐ってるっていたけど、もしかしたら一部生きてるかもしんない。でも一部生きてるって事にすると
「じゃあ、ゾンビの中の生きてるものってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。

302 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 07:20
あと超しつこい。約1万粘チャック。2chで言うとコピペ荒らし。ヤバイ。しつこすぎ。
自分で舌噛む暇もなく追われる。怖い。
それに超何も考えてない。超ガラガラ。それに超言葉遣い変。ニグウとか平気で言ってくる。ニグウて。
小学生でも言わないよ、最近。
なんつってもゾンビは食欲が凄い。生肉とか平気だし。
うちらなんて生肉とかたかだか特上まぐろ出てきただけで高くて払えないから居酒屋にしたり、
食べ放題の店いってみたり、コンビニ使ったりするのに、
ゾンビは全然平気。人を生のまま食ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、ゾンビのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイゾンビいるのに外出て行った俺とか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

ホームセンターが見えてきた。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら、ひろゆきは走り続ける。
もう少し、あと少しだ。だいじょぶ、またこれで祭りができる日がきっと来る。
その時はこのコピペを名無しの振りして張ってやろう。
よーし、パパ張り切ってAAも作っちゃうぞー、なぁんてな…
……畜生!! 畜生!! 死ぬもんか!! みんなも、生きてろよ!!
そう、考えながら。。。


303 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 07:30
>>300ゲットおめ。
あとHP代理製作、できたらオネガイしたいのだが、
作者さんがたはどだろ、ご意見待ち。
やっぱ全部通して読みたいよなー

304 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/27 09:02
樹離さん、初めましてです。
HPを作って頂けるのですか? 非常に有り難いです!!! (T人T)
最初の頃の作品を既に読んでいる私でも、また読みたくなるんですよね。
最近ここに来られた方なら、尚のこと全てを読みたいと思いまつ。
よろしければしたらばでのミーティングへご参加を〜。

305 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 09:15
きききき
んんんん
たたたた
まままま

306 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 09:49
最初から読んでなかったからぜひとも読みたいのに読めないって嘆いてたヤシが何人かいたたろ。
感想とかカキコしてないROMの中にもそういうヤシはいるだろう。
現在連載が続いてる3作品だけでも即うpすべきと思うよ。作者さんの返事待たずにね。
今まで作品集に反対もなかたんだし。3作品は錆取りさんのときは作品集にのてたわけだしさ。

307 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 13:21
作品集の跡地に入ったサイトのアクセスカウンターからも、
作品集のアクセス数が推定出来る。


作品集は、錆取りさんがまとめていた物を更新する形態が、一番簡単なのでは?
誰か入手してたよね。錆取りさんから。作品集のデータ。

308 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/27 13:45
おお、とうとう勇者が現れましたな^^
樹離様、HP製作の話はこっちの方がやりやすいと思うのでこちらへどうぞ
【喋って】ホームセンター休憩所【食われる?】
http://www.shitaraba.com/cgi-bin/read.cgi?key=1056185489_1&bbs=itou&ls=100

あと上の吉野家&宇宙ヤバイコピペ
よもや吉野家コピペをみて癒されたり同意する日がくるとは夢にも思わなかったよ(笑)

309 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 17:15
さんげりあさん

待ちに待った続きが!。。。でも、えっ、そんな(;;)
加奈さん、それに先生まで。。。
と、ここまで書いて、これだけ「読者が揃ってほぼ同じ感想を持つ作品というのも
なかなかないのでは?」と思いました。
主人公の藤田さんは、私たちの中のなけなしの「良心」に非常に強く訴えるため、
共感しやすい、というより、同一化がごく自然にできてしまう、人物像なのですね。
これはすごいことです。
何故なら、どなたかが以前ここでもおっしゃっておられましたが、私たちの中には
その「良心」を制限してささいな悪を見逃し、あるいはまた率先してそれを行うこと
によって生き延びたいという「欲望」もあるからで、この心の葛藤がピークに来た時
は、大抵の人間が「世界など壊れてしまえばいいのに」と、ミサイルちゅどーん!
幻想を思い浮かべたりしてしまうわけです。
藤田さんのおかれた極限状況は、まさにいつそうなってもおかしくない状況。
ちゃんと「欲望の権化」とも言うべき4人の侵入者も登場して、悲惨極まりない
事態になっている。にもかかわらず、どこまでもこの物語は、私たちに「何とかして
藤田さんに助かって幸福になって欲しい」と思わせるものがある。
というのは、実は彼そのものが、この作品を貫く光…「善への希求」とでも言うべき
ものをもたらす焦点となっているからで、それをまったく違和感なく、悪との対比で
極度な超人化もせず、あくまでも「どこかにいそうなひとりの人物」として描ききる
さんげりあさんの作品への集中力と人物造形力には、感嘆するしかありません。


310 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 17:18
そう言えば、ミサイルちゅどーん!幻想といえば連想されるのは

梶井基次郎 「檸檬」 (青空文庫のhtmlページ参照)
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/424.html

ですが、この、本の山のてっぺんに置かれた檸檬、どことなく藤田さんにも
似ている、ような気がします。。。助かって欲しい、ですね。。。

とゆうわけで? 長編は全編一括して読みたい方がいらして当然。
hp製作、是非とも実現していただきたいものですね。
>>300の樹離さん、どうかよろしくお願いします。

311 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

312 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/27 19:23
さんげりあさん

同志! 遂に終盤戦ですね。
あぁ 完璧に遅れを取ってしまった・・・。

しかし、感情移入しやすくて読み易い
なんと言うか・・語り口がソフトで良いです

自分・・どうにも文章が硬くて、、
過去に文章解析ソフトに掛けたら、
社説や論文発表会の文章みたい・・とか評価されてしまった。
序に文章から判断した似顔絵は・・・ハゲオヤジだった。

感想関係は、昔から不得手で上手く書けなくて
申し訳ない。

313 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/27 20:25
みなさん感想、蟻が糖ゴザイマス。
え〜と、加奈さんと神崎先生ですね。
・・・・・・。
・・・・・・。

さてと・・・・でわ、続き逝きます。

314 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/27 20:25
『218』

「・・・ぅ・・・藤・・・田くん・・・」
「しゃべらないでください、先生!」
「・・・か・・・な・・・
・・加奈・・・さんは・・・無事か・・の・・・・
・・ごほっ・・・」
喋り終えると同時に神崎先生の口から鮮血が溢れ出た。

俺は神崎先生の肩を壁につけてもたれさせ、加奈さんのもとに近づいた。
加奈さんはピクリとも動いていない。
恐る恐る首筋に手を当てる。

「・・・加奈さん・・・・?」

怖れていたこと程、皮肉にも現実になるものだ。
あの時、加奈さんは頭を強く打ち付けていた。
打ち所が悪かったのだろうか。
加奈さんの脈は既に途絶えていた。
その死顔はまるで眠っているかのようだった。

「・・・なんてことだ・・・すまない・・・・すまない、加奈さん・・・・」

ああ。。。荒井。。。。

すまない。。。許してくれ。。。。俺はお前との約束を守れなかった。。。。

俺は。。。また護れなかった。。。。

俺はまた。。また失ってしまった。。。ちくしょう。。。。。。


315 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/27 20:26
『219』

「・・・神崎先生・・・加奈さんは・・・加奈さんは・・・もう・・・・」
俺が振り向くと、ふいに神崎先生が震える手を差し伸ばした。

「・・・・・っ・・・・」
「・・・先生?」

。。。!

俺が神崎先生の手は俺ではなく、その後ろ、窓の方を示しているのだと気づいたとき
には既に遅かった。
人影が窓の外へと飛び出していた。

俺は室内を見回した。
清水、林、香川が倒れ伏している。。。だが。。。。

。。。いない!

高田の姿がない!
あいつ、気絶してなかったのか!?

しまった、逃げられた!!
よりにもよって、一番危険なヤツに!

くっ。。。トドメを刺しておくべきだった。。。!

「ちくしょう!」
俺が叫んだその時、窓の外から何かが飛んできた。
外から何かが投げ込まれたのだった。

何だ!? いったい!?

316 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/27 20:27
『220』

・・・ガシャン!

ガラスの砕ける派手な音。
それと同時に目の前が一瞬にして朱色の光に包まれた。

「・・・うぉっ!?」
。。な!?

。。。火!
。。。火だ!!

「ひゃはははははは、死ね! 死ね! 死にやがれ!」
窓の外から高田の狂ったような笑い声が聞こえた。
そしてまたガラスの砕ける音、光、熱風。。。。こ、これは。。。
。。。火炎瓶!!

「よくも俺の片目を潰しやがったな! 
絶っ対ぇ殺してやるぞ、藤田ァ!
覚悟しろよ、てめぇ!」

しまった。。。
高田の奴、外のトラックから、それも火炎瓶で攻撃してくるなんて。。。。

室内は既に紅蓮の炎に包まれ始めている。
倒れ伏した高田の仲間達は次々と火だるまと化していた。

いくら死んでいるかもしれないとは言っても、仲間がいることさえもおかまいなしか。。。
まだ死んでいない者もいるかもしれないというのに。。。

。。。なんて奴だ。。。狂ってる。。。。

317 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/27 20:28
てことで、加奈さん死亡させてしまいますた。
延命を願ってくれたみなさん、ゴメンなさい〜。

私の場合はあらかじめストーリーをほぼ決定してからこの作品書き始めたので、
今更キャラの運命は変えられないのです。
ここで加奈さん死なないと後の展開からラストまで何から何まで変えないといけ
なくなってしまうもので・・・。

嗚呼、ヒトデナシな漏れ・・・・逝ってきま〜・・・。

318 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/27 21:23
 さんげりあ様、乙です。

 えっと…。作者の端くれとして

 >>ここで加奈さん死なないと後の展開からラストまで何から何まで変えないといけなくなってしまうもので・・・。

 は非常によくわかります。が、読者の一人として…
 
 加奈さん…(ノ_<。)ビェェン なんで死ぬ……。せっかくここまで…。
 そして、高田ぁっ!(-.-#)
 藤田、やれ、やってしまえ! 高田をっ!

319 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/27 21:31
乙カレー

初めの頃と比べると、、随分減りましたなぁ〜
減って行くのが、この種の小説の宿命なのだろうか・・・
何しろ確実に増えるのは、、ゾンビだけだからなぁ。

320 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 21:33
はぁ〜〜〜〜〜〜い!ここで、

き  ん  た  ま タイム!

321 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 21:34
最低だよ、加奈さん死んで高田はピンピンしてるなんて。
マジ最低。でもマジ最高だよ。
最高おもしろい。
さんげりあさんの術中に完全にハマってしまった。

322 :差別反対!!:03/06/27 22:26
なんで
おまんこ
はでてこない?

おまんこ

をひろめてください

323 : ◆6N371.108E :03/06/27 22:46
うひゃー
高田生きてたのね。。。。。。
藤田さん!今度こそ奴の息の根を止めて!

324 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 22:58
>>322
確かに失礼しました。では、

き た お ん
 ん ま ま こ

325 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 22:59
旦那と息子を失って気がふれてしまった加奈さんには
あっさりした死はある意味では救いだったのかも
だって眠るような死に顔だったんだから
…とふと思た。



326 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/27 23:11
読み返すとたしかに藤田さんは高田はチェーン&パンチで倒してるな。


327 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/27 23:16
巡査物語さん
例えがちょっと悪いですが.....
一方はキリリと醤油の利いた「固焼き煎餅」。
もう一方は柔らかでジューシーな「ぬれ煎」。
堅さや味は違えど、どちらも同じ煎餅の仲間であり、
どちらも非常に美味しいお煎餅。
だから歯ごたえのある巡査物語さんの作品も、柔らかさのある
さんげりあさんの作品も、私は両方とも大好物です〜。

さんげりあさん、乙です。
嗚呼、もうこの一言しか脳裏に浮かびません。
藤田さん.........p(・∩・)qガンバレ!


328 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:11
王都座夢さん
元気付けありがとう!

久々の、無差別絨毯爆撃いきまぁす。


329 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:11
「60」

いくつか個別の指示や情報交換の後、会議は終了し解散した。
部下の待つ現場へ向かう道すがら、須藤巡査長は苦悩した。
この絶望を再確認させるような命令を、どう伝達すれば良いのだろう?
この希望の一切無い、部下に失望を与えるだけの情報をどう話せば良いのだろう?

みんな、絶望の中に一縷の光を求め、こじ付けで無理があっても
楽天的な期待に救いを見出し、恐怖に耐え悲しみを忍び、苦しみを乗り越えて来たのだ。
今を耐えれば自衛隊が救援に来る、政府が対策を考えくれる・・
最先端を謳う研究機関が解決策を見付けてくれる。
最悪でも海外からの援助があるじゃないか!横田や沖縄には在日米軍が駐留し
膨大な火力を背景にした、有力な艦隊が直ぐ近くに居るではないか!
米国本土でもゾンビ騒ぎが起きては居るかもしれない、しかしあれ程の戦力を
有する米軍である、最友好国の日本を支援する戦力は充分にあるはずだし
それが為の安全保障条約である、最悪の極みでも在日米軍は動いてくれる筈だ。
必ず助かる、今少しの辛抱である、ゾンビの恐怖から開放されて又幸せな生活を
再開するのだ、、、スーパーで買物をし、痛勤電車で新聞を読み、休みには
子供と近くの公園に行き、時々リッチに外食を楽しみ、、学校で退屈し恋に憧れ
友人の体験談を聞き、、焦りと焦燥の中で少しずつ奪われてゆく時間・・・・
そんな、当たり前の事を当然のように感じた世界にいつか戻れる。
そう信じて全ての現実を否定し、戦って来たのだ。

330 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:12
「61」

だが、楽観論者の希望は外れ、悲観論者の予想ばかりが当たってゆく
自衛隊は確かに到着した、、しかし現状を維持するので精一杯だった。
研究機関の解明は、進んでいるのか居ないのか判らないが研究が
間に合わない事だけは、はっきりした。
他国は日本と対して変わらない状態で、寧ろ他国の紛争に巻き込まれない分だけ
いくらかマシと言う完全に孤立した状態であり、頼みの綱の在日米軍は
東京を生存者もろとも、焼き払う計画だという。
政府は生存者救出の方法や手配を放り出して、逃げ出すと言いだした。
つまり・・・つまり我々は・・・負けたのだ・・・得体の知れない怪物に・・・。
権力の中枢が敗北を認めて拠点を放棄し、生存者や部下を見捨てて逃げ出したのだ。
残った者は、死にたくなければ助け合いつつ脱出しろ、、と言う訳だ・・。

自分の信頼し、限界超える程の心労を耐えて付いて来てくれた部下達に
こんな命令を伝達しなければならない・・。
何故だ?俺の立場は、職務は、そんなに重いのか?たかだか巡査長だぞ、、。
どうすりゃ良いのだ・・・堤班長、本来はあんたの任務だ教えてくれ。
平泉ぃぃ・・お前逝くの早過ぎだ、親父・・一体何処にいるんだよ?

331 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:13
「62」

昨日から付き続いて、拳銃でこめかみ撃ち抜きたくなるくらい混乱しながら
廊下を歩いていると、背後から肩を叩かれた。
「須藤さん捜しましたよ。」
振り向くと吉田巡査が、心配そうに顔を覗き込んでいた。
昨日の事をだいぶ気にしているようだ・・・まぁ、確かにそうだが・・・。
「あぁ 吉田巡査か、、みんなは何処に居る?」
何だか嬉しそうな、悲しそうな・・複雑な表情をしている?
「自衛隊さんからの連絡で、本部で重大決定があったので警備を交代して職員は
 全員、関係部署に集合しています、我々は2階の警ら課に集合しました
 いよいよ・・・ですね?」
どちらかと言えば無駄話を控え任務をこなす吉田巡査が、珍しく話した。
「先程、須藤さんを捜している時ですけどね、3階の廊下でトイレ待ちをしている
 母娘に出会ったんですよ、その時に8歳位の娘さんがね”お巡りさん、ザイニチ
 ベイグンいつ来るの?”って聞くのですよ、はっきりと答えられない自分が
 歯痒くて、歯痒くて、、みんな待っているんですよね、早く助けてやりたいですね。」
そうか・・そうだよな・・みんな、その時をひたすら待っていたんだものな。
「・・・・・着いたら話す、急ごうか。」
問題を先送りにする様で、何とも遣り切れない思いがした。

現場に付いてみると、、一人足りない?
初動捜査以前から、派出所で一緒だった西沢正輝巡査だ。
西沢巡査と同期の、篠崎巡査と目が合った。
「おぃ篠崎ぃ、西沢はどうした?便所か?」
先任の吉田巡査が、言い難そうに報告した。
「班長、実は班長の会議中に報告があって・・・・・」
我々は救護所へ急いだ・・・。

332 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:13
「63」

救護所に着いて、自衛隊さんの看護兵に案内されて行って見ると
西沢巡査が青白い顔をして、床に置かれた担架に転がっていた。
「西沢・・・・」
眠るように目を瞑っていた、西沢巡査が目を開ける、数瞬彷徨ってから
焦点の定まって、此方を見た薄くバツの悪そうな笑顔を見せる。
「あっ須藤巡査長、スミマセンやっちゃいました、あんなに厳しく
 注意されていたのに、意識不明の感染者に不用意に近寄ってしまいました。」
吉田巡査が軽く耳打ちして教えてくれる。
「日中に救出した負傷者の母娘の内、母親がゾンビに噛まれていて夜になって
 意識不明になったのですが、娘さんが錯乱して母親に抱き付いた侭だったので
 西沢巡査が心配して引き離そうとした所で、母親が覚醒したのですよ」
胸に安全ピンで留められた診断書には、右上腕部と頸部に噛み傷”重”と書かれていた。
「・・・痛みは無いか・・・。」
最早、言うべき言葉も思い付かず当たり障りの無い言葉を掛けた。
「有難うございます、医官殿にモルヒネを注射して頂いたので気分が良いです。」
ゆっくりと2回ほど頷いて次を促した。
「須藤巡査長殿、自分、巡査長に頼みがあるのですが・・・」
「言ってみろ、西沢」
泣き笑いのような表情で、真直ぐ前を見て言った。
「この非常時に何を格好付けてと、怒られそうですが、、自分、制服を汚して
 仕舞いました、これでは晶子に嫌われてしまいます、班長お願いです、自分のロッカーに
 予備の制服が有る筈ですから着替えさせて頂けませんか?着替えて、ヒゲも剃りたいです」
連日の勤務でよれよれの制服は、半身の大半が血に染まっていた。
「あぁ、あぁ、、そうだな、晶子ちゃんとはキス位まではいったのか?」
西沢巡査は力なく苦笑した、多分首を振りたかったのだろう・・
「巡査長殿と同じですよ、、こんな事ならもう少し勇気を出せば良かったです、男の勇気にも
 色々種類があるようですね、、ところで申し訳ないのですが、出来れば着替えを見られたく
 無いのですが、何処か離れた所の倉庫か何処か連れて行って貰えませんか?自分恥しくって・・」
西沢巡査の意図する所が・・・解かった、吉田巡査が移送許可を取りに行った。

333 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:14
「64」

篠崎巡査と2人で担架を持った、高田巡査と浅田巡査が、、代わろうとしたが、此れだけは
やり遂げたかった、終始 西沢巡査の頭の側に居て話を聞いてやった。
「班長、、この戦い、負けるんですか?、、みんな、死ぬんですか?」
喉から出掛かる、、”撤退”の2文字・・・・。
「もう直ぐ米軍が来る、、つくばの研究所も不眠不休で解析している・・・」
いつも話している、決まり文句を繰り返した、、。
西沢巡査は、静かに目を瞑った・・。
比較的、静かな資材置き場に運び入れて、、先ずヒゲを剃る準備をした。
剃刀が見付からなかったので、お湯で溶いた石鹸を塗って、小刀でヒゲを剃ってやる・・・。
「あぁ、気持ち良い、、、これで風呂に入れたら最高なんですがね・・・」
お湯で浸した手拭で拭いてやりながら、優しく言ってやる
「馬鹿野郎、この時節ヒゲが剃れるだけでも最高の贅沢なんだぞ、、」
目を瞑ったまま、ヒゲを剃る手に委ねながら西沢巡査も応える。
「そうですね、、班長殿にヒゲを剃って頂いて、、最高の贅沢です・・。」
篠崎巡査が持って来た、西沢巡査の制服に着替えさせる。
「西沢、、着替えさせてやったぞ、、これで満足か?」
必死で首を向けて、笑顔で応じる。
「有難うございます、、自分は最高の幸せ者です、、良い同僚にも良い上司にも
 恵まれる事が出来ました、、素晴らしい時間を過ごせました・・」
西沢巡査の目から涙が溢れ出した。
「重ねて班長殿に、お願いしたい事があります、、嘘言わせて申し訳ないのですが
 お袋に、、母さんに正輝はしっかりやったと、伝えてつかぁさい。」
手を強く握って、拳銃をそっと持たせる。
「お前は、、お前は、、立派な警察官だ、俺の誇れる、、部下だ。」


334 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:15
「65」

最後のひと時を静かに過ごさせて欲しいと、、そして深夜に申し訳ないが
分列行進曲・・警視庁抜刀隊の唄を聞かせて欲しい、、と彼は言った。
須藤巡査長は、了解して下がり他の部下に西沢巡査との最後の別れをさせた。
最後に、、ドアを閉める時、西沢巡査が背中に呟くように投げ掛けた・・。
「班長、向こうでは、、今度は自分が先任ですね、、でも須藤巡査長殿は急いで
 来てはいけませんよ、、。」

ドアを閉めた、気合を入れる。
「分隊集合!、かしらぁ、、右!」

♪我は官軍、我が敵は、天地入れざる朝敵ぞ
♪敵の大将、たる者は、古今無双の英雄で
♪此に従う、つわものは、共に剽悍決死の士
♪鬼神に、恥じぬ、勇あるも
♪天の許さぬ、反逆を
♪起せし者は、昔より
♪栄えし、有らざるぞ

♪敵の亡ぶるそれ迄は
♪進めや進め諸共に
♪玉散る剣(つるぎ)抜きつれて
♪死する覚悟で進むべし

・・・・パン・・・・
乾いた銃声が、、控え目に小さく、小さく響いた
歌を止めて部屋に駆け込む、、顔を正面に向けて、寝たまま気を付けの姿勢を取り
制帽をかぶり、右手でこめかみを撃ち抜いていた、、音が大きくならない様に
拳銃には先程の手拭が巻かれていた・・・。

335 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:15
「66」

吉田巡査が、、囁くように、、続きを歌う・・・

♪皇国の風ともののふは、、その身を護る魂の・・・
♪維新このかた廃れたる ・・・やまとがたな(日本刀)の今更に
♪この世にいずる、、、身の誉れ、、敵も味方も諸共に・・・
♪死すべき時は今なるぞ、、・・敵に後れて恥じかくな・・・・・

・・・・・・・・・・・静かに皆で西沢の遺骸に語り掛けるように続ける。

♪吾今ここに死なん身は、、国のためなり君のため
♪捨つべきものは命なり 、、、、たとえ屍は朽ちるとも
♪忠義のために死する身の、、名は芳しく後の世に、永く伝えて残るらん
♪武士と生まれし甲斐もなく 、、義のなき犬と言わるるな 、、卑怯者とな謗(そし)られそ

拳銃を外し、、両手を胸で組み、、制帽をのせる・・・・。

♪敵の亡ぶるそれ迄は
♪進めや進め諸共に
♪玉散る剣(つるぎ)抜きつれて
♪死する覚悟で進むべし

歌い終わって、、、静かに皆で敬礼し、西沢巡査の冥福を祈った。

須藤巡査長は、部屋を後にして、、連絡本部に向った、、、一昨日までは
5台の電話機が並んで、ひっきりなしに鳴っていたそれは静まり変えている。
その内の一つを取って耳に当てる、、もう通話する事も無く、、ウンともスンとも
言わないのを気にも留めず、、ダイヤルを・・・回した・・・。


336 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 00:17
終わった・・・・疲れた。
しかも、、未だ撤退していないしぃ・・・・。

337 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 00:29
ぶちゃけ、つまんねー
きん た ま


338 :ななし:03/06/28 01:01
巡査物語さん
砂を噛むような極限状況下で男たちが「せめてもの」と見せる優しさの、
この言い様のないせつなさ。。。。。。胸が詰まります。。。。。。。

ああ、投下を待っていてよかった。。。。。。


339 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/28 01:35
巡査物語さん、投下乙です。
髭を剃る当たりからウルウルし始めて、「...パン...」のところで
目頭がツーンと熱くなりました。西沢巡査に敬礼!! (TωT)ゞ


340 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 01:38
  >>巡査物語様

 泣けます。
 今回はこの一言が全てです。
 

341 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 07:59
巡査物語タン
イイ! 禿しく込みあげてきますた

342 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 08:27
さんげりあさんと巡査物語さんの二本立てなんじゃ〜!Part3を思い出すぜ。
あんとき死に体だったスレが蘇ったのもこのお二方の毎晩の二本立て投稿のお陰だったからな。
なつかすい。

343 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 08:48
>>巡査物語さん
遅レスだが‥
各作者さんごと文体とか違ってアタリ前。それが個性で、だからこそ読んでておもしろい。
漏れ的にみると
さんげりあさん ラーメン
巡査物語さん カレーライス
どっちもウマ〜なんだよ。味比べるなんて野暮だし不可能よ。
だから気にせずそれぞれ我が道逝って漏れら楽しまそて欲しい。

ちなみにPIPさんは丼モノだ!これもウマ!

344 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 09:11
飲み物なら

PIPさん=ロイヤルミルクティ
巡査物語さん=ブラックコーヒー
さんげりあさん=スポーツドリンク
3‐620さん=フルーツジュース
数学屋さん=青汁!でなくて緑茶

てカンジか。

345 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 09:18
漏れはさんげりあさんと巡査物語さんは文体とかストーリーとかは確かに違ってるけども根っこは全く同じだと感じる。
どっちも「男の闘い」「男の決意」「男の生き様」を書いてると思うわけ。表現の仕方が違うだけでさ。

346 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 15:20
こっこさんは復帰せんのだろうか?

347 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 16:42
金玉こっこ

348 :FD/R@味噌汁 ◆6N371.108E :03/06/28 18:42
今日は静かですなぁ

349 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:24
 異形遊園地、投下します。

350 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:25
   『レッドの場合』

  1/3

「とぉっ!」
「とぉっ!」
「とぉっ!」
 俺は、飛び降りた姿勢からそのまま決めポーズを作り、拳を高々と上げる。
「不死身戦隊! ロメレンジャー!」
 爆発音。そして主題歌。子供達の歓声。
 くぅーっ。これ、これなんだよなぁ。
 ヒーローショーなんてこれが楽しみでやってるようなもんだよな。
 襲いかかってくる戦闘員。ここは、実際にもTVで使っている武器で倒すのがお約束ってモノだ。
 俺たち3人は、戦闘員相手に殺陣を開始する
「アルジェントソード!」
「フルチレーザー!」
「サビーニバスター!」
 次々と倒される戦闘員。といってもやられる振りだけしてどんどん舞台袖にひっこんでいくのだが。
 ここで再び子供達の歓声が……聞こえない。
 俺は、被っているフルフェイスの隙間からそっと客席を見た。
 俺たちがいるのは、遊園地の特設会場。今日は人気絶頂の「不死身戦隊ロメレンジャー」ショーということで、観客も多い。
 確かに、今目の前にいる客の数はかなりのモノだ。
 子供。その親。なんかマニアックな兄ちゃん姉ちゃん。
 しかし、誰もこちらを見ていない。
 全員、会場後方、つまり遊園地内の大通りを見ている。
 自然、俺の視線もそちらに向けられる。
 異様な雰囲気に気付いたのか、他の連中の殺陣も中断していた。
 大通りには人影。どころの騒ぎではない。殺到している。
 俺たちのショーが突然爆発的人気を…というわけではないようだ。
 客席と大通りの境目、頑丈な柵が今にも押しつぶされそうになっているのがここからでも見える。


351 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:25
  2/3

 一段高い舞台からは、柵に群がる客達の向こうまでが見通せる。
「ゾンビ兵じゃん」
 いつの間にか近づいてきていたロメロブルーが俺に言う。
「誰だよ、勝手に着ぐるみ持ち出したの」
 これだから馬鹿は…。
 どう見てもあれは、ロメレンジャーの敵のゾンビ兵などではない。
 第一、なんでゾンビ兵が客の一人にかぶりついているのだ。などと言っている間にかぶりつかれた客が血を噴いて倒れる。そして残りのゾンビ兵どもが群がる。
「嘘ッ」
 ロメロピンクが大きな声で呟いた。
「やりすぎよ。いくらアクシデントで客が呼べるからって」
 馬鹿二人目。
 どこの世界のアトラクションで本物の死体を作り出すか。あれはどう見ても本物だろうが。
 待てよ。ということは、柵に殺到している連中はこちらに逃げ込もうとしているわけで…。
 そこで俺ははたと気付いた。すっかり忘れていた。
 舞台袖の音響担当に小道具を投げつけると、すぐにこっちに気付く。
「馬鹿! 歌のテープ止めろ!」
 大音量の主題歌が止まる。
 代わりに聞こえてきたのは悲鳴だ。
 間違いなく、連中はこの特設会場内に逃げ込もうとしている。
 その間にもあちこちからゾンビがフラフラとやって来ては、一人一人にかぶりつき始めている。
 幸い、この特設会場は普通のコンサートにも使われることがある。柵もそれに対応した作り、つまり、群衆が殺到しても柵自体はびくともしない作りになっているはずなのだ。
 観客の中にもそれに気付いた者がいたらしく、柵の扉を開けようとする気配はない。
 外からは怒号も聞こえてくる。当然だろう。外からしてみれば、中は安全な場所に見えるのだ。
 柵のあちこちが金属製の悲鳴を上げ始めていた。
 あくまでも群衆用の柵で、暴徒用ではないのだ。強度にも限界はある。


352 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:28
  3/3

 嫌な音。
 一カ所が崩れてしまえば、全てが崩れるまで時間はさほどかからない。
 群衆は我先にと会場に駆け込んだ。だが、それは同時にゾンビをも招き入れる結果となった。
 一度崩れた柵を戻すことは出来ない。これでゾンビはいくらでも入ってくることが可能になったのだ。
 悲鳴。怒声。
「仕方ない、行くか」
 は? と、間抜けな声を出すブルー。
 本物の馬鹿か。まあ確かに相手はゾンビ兵ではなく本物のゾンビだ。俺たちの本来の敵じゃない。けれど、場合が場合だろうに。
「何考えてんのよ」
 俺が舞台を降りようとするとピンクが叫んだ。
「裏口から逃げるのよ!」
 最低だな。いくら本来の敵じゃないからってなあ、一般市民がこれだけ殺されてるのに…
 ブルーがピンクに何か囁いている。
 あいつは前から…デンパ…本物だと思って…現実と…空想の区別…
 所々聞こえるが、何を言っているかよくわからない。
 まあどうせ、戦隊の一員の癖に人助けの出来ない連中だ。こうしてヒーローショーをやっているのは世間の目を欺くためだってことがまだわかってない。駄目だな、こいつら。
 放っとけ、こんなやつら。
「とぉっ!」俺は客席に飛んだ。
「ロメロレッド! 参上!」
 だれもこっちを見ない。まあしょうがない。緊急事態だ。
「アルジェントソード!」
 俺は必殺の剣を構える。さあ、行くぜ!
「なにやってんだ、アンタ!」
 誰かの声が聞こえる。ようやく俺に気付いたはいいが、余計な心配だ。
「食われるぞ!」
 はっ。俺を誰だと思って………痛ッ!
 な、なんで、噛まれ…痛ッ あ、あ、せめて、せめて一人だけでも……

 ざぐっ ごり ばくっ ぼり みちっ ばくっ がぶぅ ごり ……


353 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:28
   『ブルーの場合』 

  1/3

「とぉっ!」
「とぉっ!」
「とぉっ!」
 俺は、飛び降りた姿勢からそのまま決めポーズを作り、拳を高々と上げる。
「不死身戦隊! ロメレンジャー!」
 爆発音。そして主題歌。子供達の歓声。
 ふぅーっ。仕事とはいえ馬鹿馬鹿しいな。
 ヒーローショーくらいしか仕事のない自分が言える台詞じゃないが。
 襲いかかってくる戦闘員。
 俺たち3人は、戦闘員相手に殺陣を開始する
「アルジェントソード!」
「フルチレーザー!」
「サビーニバスター!」
 次々と倒される戦闘員。台本通りだ。
 ここで再び子供達の歓声が……聞こえない。
 俺は、被っているフルフェイスの隙間からそっと客席を見た。
 俺たちがいるのは、遊園地の特設会場。今日は人気絶頂の「不死身戦隊ロメレンジャー」ショーということで、観客も多い。
 確かに、今目の前にいる客の数はかなりの多さだ。数だけなら。
 頭の悪そうなガキども。そのつきそいの退屈そうな親。いい歳してこんなモノを見に来るオタク野郎ども。
 しかし、誰もこちらを見ていない。
 全員、会場後方、つまり遊園地内の大通りを見ている。
 自然、俺の視線もそちらに向けられる。
 異様な雰囲気に気付いたのか、他の連中の殺陣も中断していた。
 大通りには人影。どころの騒ぎではない。殺到している。
 俺たちのショーが突然爆発的人気を…というわけではないようだ。
 客席と大通りの境目、頑丈な柵が今にも押しつぶされそうになっているのがここからでも見える。

354 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:29
  2/3

 誰が見ても、トラブルが、しかもとびきり厄介なトラブルが起こっているとわかる。
「ゾンビ兵じゃん」
 俺はレッドに囁いた。この幼稚な馬鹿は、こういう仕事が大好きな野郎だ。
「誰だよ、勝手に着ぐるみ持ち出したの」
 こう言ってやれば喜ぶだろう。ついでにトラブルに首を突っ込んでくれれば恩の字だ。
 どう見てもあれは、ロメレンジャーの敵のゾンビ兵などではない。
 第一、なんでゾンビ兵が客の一人にかぶりついているのだ。などと言っている間にかぶりつかれた客が血を噴いて倒れる。そして残りのゾンビ兵どもが群がる。
「嘘ッ」
 ロメロピンクが大きな声で呟いた。
「やりすぎよ。いくらアクシデントで客が呼べるからって」
 うわっ。こいつも馬鹿か。
 どこの世界のアトラクションで本物の死体を作り出すかよ。あれはどう見ても本物だぞ。
 待てよ。ということは、柵に殺到している連中はこちらに逃げ込もうとしているわけで…。
 ステージの音量が大きすぎて、向こうの様子が聞き取れない。
「馬鹿! 歌のテープ止めろ!」
 レッドが叫ぶと大音量の主題歌が止まる。なんだ、こいつも気付いたのか。
 代わりに聞こえてきたのは悲鳴だ。
 間違いなく、連中はこの特設会場内に逃げ込もうとしている。
 その間にもあちこちからゾンビがフラフラとやって来ては、一人一人にかぶりつき始めている。
 幸い、この特設会場は普通のコンサートにも使われることがある。柵もそれに対応した作り、つまり、群衆が殺到しても柵自体はびくともしない作りになっているはずなのだ。
 観客の中にもそれに気付いた者がいたらしく、柵の扉を開けようとする気配はない。
 外からは怒号も聞こえてくる。当然だろう。外からしてみれば、中は安全な場所に見えるのだ。
 柵のあちこちが金属製の悲鳴を上げ始めていた。
 あくまでも群衆用の柵で、暴徒用ではないのだ。強度にも限界はある。
 出演者用の裏口を、俺は思い浮かべていた。


355 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:30
  3/3

 嫌な音。
 一カ所が崩れてしまえば、全てが崩れるまで時間はさほどかからない。
 群衆は我先にと会場に駆け込んだ。だが、それは同時にゾンビをも招き入れる結果となった。
 一度崩れた柵を戻すことは出来ない。これでゾンビはいくらでも入ってくることが可能になったのだ。
 悲鳴。怒声。
「仕方ない、行くか」
 は? レッド、この馬鹿何言ってんだ?。
 本物の馬鹿か。まあ、トラブルに勝手に首突っ込んでいる分には構わんが。
「何考えてんのよ」
 舞台を降りようとするレッドにピンクが叫んだ。
「裏口から逃げるのよ!」
 ピンクの言うとおりだ。ここは逃げるのが正解だ。第一、単なる場末のアトラク役者に何が出来るってんだ
 俺はピンクに囁く。
「あいつは前からデンパ風なんだよ。自分が本物だと思ってるんだ。現実と空想の区別が付いていないんだよ。アレに関わるとろくな事にならねえぞ」
「とぉっ!」
 うわ。レッドが本当に行きやがった。
「ロメロレッド! 参上! アルジェントソード!」
 アトラク用の小道具構えてどうすんだ?
 あらら。食われてるよ、ゾンビに。本当に馬鹿だったんだな。
 俺はピンクの手を引くと裏口に出た。大道具運搬用のトラックがある。ラッキー。
 が、よく見ると、助手席には着ぐるみが乗せられている。今すぐ乗れるのは一人だけだ。
 ピンクが何か言いかけるのを突き飛ばして黙らせる。
 悪いね。助かるのは俺一人でいいから。
 乗り込んでイグニッション。エンジン音。
 よし。こんな所からはさっさとおさらばだ。しかし、それにしてもこの着ぐるみは邪魔な…
 動いた。着ぐるみが。
 おい。嘘だろ。着ぐるみの中にゾンビなんて馬鹿なことが、おい、待てよ、おい、そんな、おいおいおい……

 ざぐっ ごり ばくっ ぼり みちっ ばくっ がぶぅ ごり ……


356 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:33
   『ピンクの場合』

  1/4

「とぉっ!」
「とぉっ!」
「とぉっ!」
 アタシは、飛び降りた姿勢からそのまま決めポーズを作り、拳を高々と上げる。
「不死身戦隊! ロメレンジャー!」
 爆発音。そして主題歌。子供達の歓声。
 ふふん。最初は恥ずかしかったけど、最近は少し気持ちいいのよね、これ。
 ヒーローショーの仕事が来たときはどうしようかと思ったけど、結構アタシには合ってるみたい。
 襲いかかってくる戦闘員。ここは、実際にもTVで使っている武器で倒すのがお約束、ていうか台本。
 アタシたち3人は、戦闘員相手に殺陣を開始した。
「アルジェントソード!」
「フルチレーザー!」
「サビーニバスター!」
 次々と倒される戦闘員。アタシは調子にのって、殴りすぎてしまった。
 あちゃあ、あとで謝らなきゃ。
 ここで再び子供達の歓声が……聞こえない。
 アタシは、被っているフルフェイスの隙間からそっと客席を見た。
 アタシたちがいるのは、遊園地の特設会場。今日は人気絶頂の「不死身戦隊ロメレンジャー」ショーということで、観客も多い。
 確かに、今目の前にいる客の数はかなりのモノ。
 子供たち。その親たち。なんかこの場にそぐわない異様な一団。
 でも、誰もこっちを見てない。
 全員、会場後方、つまり遊園地内の大通りを見てる。
 自然、アタシの視線もそちらに向けられる。
 異様な雰囲気に気付いたのか、他の連中の殺陣も中断していた。
 大通りには人影。どころの騒ぎではない。殺到している。
 アタシたちのショーが突然爆発的人気を…というわけではないようだ。
 客席と大通りの境目、頑丈な柵が今にも押しつぶされそうになっているのがここからでも見える。


357 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:33
  2/4

 一段高い舞台からは、柵に群がる客達の向こうまでが見通せる。
「ゾンビ兵じゃん」
 ブルーがレッドに言う。
「誰だよ、勝手に着ぐるみ持ち出したの」
 うーん。アタシには着ぐるみには見えない。でも、着ぐるみだと思いたい。本物なんて嫌だ。
 でも、どう見てもあれは、ロメレンジャーの敵のゾンビ兵などではない。
 第一、客の一人にかぶりついている。言っている間にかぶりつかれた客が血を噴いて倒れる。そして残りのゾンビ兵どもが群がる。
「嘘ッ」
 アタシはわざと大きな声で呟いた。
「やりすぎよ。いくらアクシデントで客が呼べるからって」
 わかってる。わかってるんだけどそう信じたいんだよ、アタシは。
 だってこんな所に本物なんて…。
 ちょっと待ってよ。ということは、柵に殺到している人達はもしかしてこっちに逃げ込もうとしているわけ?
「馬鹿! 歌のテープ止めろ!」
 私より一瞬早くレッドが言う。
 大音量の主題歌が止まる。
 代わりに聞こえてきたのは大きな悲鳴だ。
 間違いなく、この特設会場の外は大変なことになっているみたい。
 あちこちからゾンビがフラフラとやって来ては、一人一人にかぶりつき始めている。
 幸い、この特設会場は普通のコンサートにも使われることがある。柵もそれに対応した作り、つまり、群衆が殺到しても柵自体はびくともしない作りになっているはず。
 お客さんたちの中にもそれに気付いた人がいたみたいで、柵の扉を開けようとする気配はない。
 外からは怒号も聞こえてくる。可哀想だけど、中の人達が開けることはないと思う。
 でもこのままじゃあ…
 柵のあちこちが金属製の悲鳴を上げ始める。
 やっぱり。
 あくまでも群衆用の柵で、暴徒用ではない。強度限界が低くて当たり前だもの。

358 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:34
  3/4

 嫌な音とともに崩れる柵。
 一カ所が崩れてしまえば、全てが崩れるまで時間はさほどかからない。
 群衆は我先にと会場に駆け込んだ。でも、同時にゾンビも一緒になって入ってきてしまっている。
 一度崩れた柵を戻すことは出来ない。これでゾンビはいくらでも入ってくることが可能になった。
 悲鳴。怒声。
「仕方ない、行くか」
「は?」
 レッドが舞台から降りようとして、ブルーが驚いている。
 実を言うとこのレッド役の人、なんか苦手だったんだけど、もしかしてこの人ゾンビからお客さんを守るつもりなの?
 ブルーが驚くのもわかる。
 だって無茶だよ。そりゃあ、偉いとは思うけど。でも、無理だよ。
「何考えてんのよ」
 アタシは二人に叫んだ。
「裏口から逃げるのよ!」
 言ったアタシは直後に後悔した。
 レッドの目が冷たい。その目はアタシを卑怯者だと断定している。
 だって、仕方ないわよ。アタシたちがゾンビ相手に何が出来るのよ。
「あいつは前からデンパ風なんだよ。自分が本物だと思ってるんだ。現実と空想の区別が付いていないんだよ。アレに関わるとろくな事にならねえぞ」
 ブルーが急ぐように囁きかけてくる。
 そうだよ。その通りだ。きっとレッドは…
「とぉっ!」
 レッドが客席に飛んだ。
「ロメロレッド! 参上! アルジェントソード!」
 ブルーが舌打ちすると、アタシの手を引いて舞台袖へと走る。
 アタシはレッドがゾンビに噛まれるのを見た。そして、噛まれながらレッドが一人の子供を舞台の上に持ち上げたのを。
 アタシは悲鳴をかみ殺した。レッドは、子供を助けたんだ。
 偉いよ、レッド。アンタ、偉いよ。



359 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:34
   4/4
  
 裏に停められている道具運搬用のトラックの前で、ブルーはアタシの手を離した。
 助手席にある着ぐるみのように見えるのはゾンビだ。いや、それどころか、荷台の中で沢山の何かが動いているのも見える。
 悲鳴をあげようとするアタシを突き飛ばすブルー。
 え、ちょっと、ブルー、アンタまで?
 ブルーは、助手席と荷台のゾンビをそのままにトラックを走り出させる。
 ゾンビを一杯詰めたトラックが去っていく。
 ブルー、アタシのために?
 トラックは広いところに出るとすぐに蛇行を始め、食堂に激突した。
 その一瞬、アタシの回りにはゾンビの姿がなくなっていた。
 アタシは走る。必死で。
 ありがとう、レッド、ブルー。
 アタシはアンタ達の分まで絶対生きるからね。
 この地獄から、絶対に逃げ切ってやるからね。
 アタシは、ヒーローなんだから。

360 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/28 20:37
 終わりです。なんか長くなってしまって申し訳ない。

361 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/28 20:51
オムニバスを一人でやってしまうなんて。
数学屋さんのアイデアは本当にすごいですね。

レッド。
なんとも救いのあるような無いような。
これが怪獣ものの着ぐるみだったら噛まれても大丈夫なのでしょうが。
でも自分の生き方を貫けたのは幸せかも。

ブルー。
女の子を助けるつもりなら、最後までいっしょに。
一人で助かるつもりなら他人を利用しましょう。
中途半端(・A・)イクナイ!!

ピンク。
思い出はきれいなままに。
まずはスーツを脱がないと。
脱水症状は怖いですから。

362 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/06/28 21:02
だぁぁぁ おもろい、面白過ぎる
これ程にスカッとした、楽しさは・・無い。
ブルーの冷酷しつつボケる所と
ピンクの冷静な分析しつつ、解釈は天然
なんか・・・なんか・・・・素晴らしい、の一言だ。


363 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 23:02
ピンクのその後を読みたい!のは漏れだけ?

364 :ななし:03/06/28 23:52
数学屋さん
 同時刻同場面三者三様の心模様、芥川龍之介の『羅生門』を思わせる
手法を使って、お笑いのツボはきっちり押え、軽快にキレよく仕上げて、
お見事です。
レッド…偉い!思い込みでもなんでも、一人助けられたんですね!
ピンク♪続編要望高まってきそうな予感。でもブルー、とにかく助かりた
かったとゆー、君の気持ちもよーく判る。。。
ああ、これでまた、中毒が悪化しそうです;

365 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/28 23:53
映像化出来れば「愛国戦隊 大日本」や「銃士戦隊 フランスファイブ」なみの
カルト同人ムービーになったりして・・・

366 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 00:08
漏れはフルーツジュースだったのか・・・。
できればオレンジジュースキボンヌ。


さんげりあさん
加奈さんに神崎先生・・・また人が減っていくなぁ・・・。
そして高田、体力高いな。キレっぷりといい
ちょっとファンになってしまいそうでつ。

巡査物語さん
漢達の闘いが終ったのですね。
抜刀隊の曲、学生時代の部活でよく歌った記憶があります。

数学屋さん
ピンク、事実に気付いてはいかんぞ。
それより三人構成の場合、最後はイエローだと突っ込むのはタブーか?
何にせよ新しい文章構成ができたのは(・∀・)イイ!!


ところでそろそろ投下してよろしいものか?

367 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 00:10
と思ったら、まだ前の投稿からレス空いてないな。
しばらく待つか。

368 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/29 00:46
数学屋さん、力作の投下乙です。
耽美な魅力あふれる「ミラーハウス」とは180度違う、3色の主人公が持つ
視点を十二分に活かした異形遊園地作品の「ヒーローショー」。
数学屋さんの手掛けたものなら、絶対に面白いとは思っていましたが......
此処まで面白いと誰が想像出来た事でしょう!!!!!
はぁぁ〜。思わずつむじから魂抜けそうな程に痺れますた。ブラボー♪

爽やかな柑橘系の香り漂う3-620さんの投下、楽しみに待ってまつ!

369 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:15
(゚Д゚)「報告だゴルァ!」  
( ´д`)「何の報告でつか?」
(゚Д゚) 「王都座夢司令より入電、爆撃許可がおりたぞ」
( ´∀`)「オケーイ、投下開始モナ」 

370 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:16
幸子と順平はその場から少し離れ、二人で話し合った。
私に聞かれたくないことでもあるのだろうか。

しばらく経って、二人が戻ってきた。
そこで彼等が告げた行き先は・・・食堂だった。


「・・・食べものならここに山ほどあるじゃないか」

文江の腕の中で溢れる菓子類を見ながら子供達に問う。
何が悲しくてわざわざ食堂にいかねばならんのだ。


「でも、朝早くに出て行ったからご飯食べてないし」

言われてみればその通りだ。そろそろ昼飯の時間も近付いている。
これから迎えるであろう激しい時間に備え、腹ごしらえするべきか。
私は先ほどの疑問もどこへやら、家族を連れて手近な食堂へ向かった。




少し歩くとファーストフードの店が目に入った。
看板から察するにハンバーガーやポテトなんかがありそうだ。

「あんまり食べ過ぎても何だから、ハンバーガーあたりでいいかい?」

子供達から反対の声はあがらなかったが、妻はどこか不満げだ。
せっかくのタダ飯なんだから、もう少し高いところに行けと云わんばかりに見据える。
私は文江の凍てつく視線を感じつつ、店に入った。

「いらっしゃいませー!何名様でしょうか?」

371 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:17
若い女性店員の声が店内に響く。
妻がバッグからチケットを取り出して店員に渡すと、私達は奥の席へ案内された。

「ご注文がお決まりになりましたら、こちらの呼び鈴を押して下さい」

私はすぐに注文しようとしたが
店員は他の客に呼ばれてその場から離れた。


「やっぱり高いな。無料チケットがあって助かった」

メニューを見ると普通のハンバーガーに\400もの値段がついている。
ちゃねらーランドオリジナルの『ぞぬバーガー』に到っては桁が4つだ。

「じゃあ、このぞぬバーガーっていうのを頼みましょうか」

よりによってぞぬ・・・これからアトラクションに挑むというのに何を言ってるのか。
喰いすぎて胃の中のものが逆流したら目も当てられないのに・・・。

「ねえ、お父さん。ぞぬって何?」

「子供は知らなくていいことだ」

「ケチ」

何とでもいうがいい。後で後悔しても知らないぞ。
私が呼び鈴を押すとすぐに店員が駆けつけた。


「ご注文は何に致しますか?」

「ぞぬバーガー4つ、お願いします」

372 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:20
「かしこまりました。しばらくお待ちくださいませ」

店員は営業スマイルを向け立ち去る寸前、私は変なものを見た。
彼女のエプロンに赤いものが付いていたのだ。



・・・ケチャップ?



「・・・あの娘、服にケチャップ付けたままだったな」

「そうね。今度来たらそれとなく教えてあげたほうがいいんじゃない」

「だな」


しばらくすると例のぞぬバーガーが姿を現した。
メニューに着いてた写真からは想像もできないほど大きい。
こんなものを喰って乗り物に乗ったら、間違いなくもどしてしまう。

「でっけー!これ、ほんとにタダで食べれるの!?」

「順平、声が大きい。もう少し静かにしなさい」

このやりとりを見て、店員が微笑む。
ほら、言わんこっちゃないと私は思わず赤面する。
新婚の時ならまだ分かるが、既に三十路を過ぎてまで恥ずかしい思いはしたくない。


「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」

373 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:22
胃袋の中にこれ以外の何を入れろというのだ、何を。
一応、飲み物でも頼んでおくか。

「えーと・・・麦茶を4つね」

「分かりました。では、少々お待ち下さい・・・」


「ちょっと待って」

文江が店員を呼び止めた。
まだ足りないのか、或いはさきほどのケチャップの件か?


「お嬢さん。口紅、ずれてますよ」

言われてみれば、彼女の口の端に赤いものがはみ出ている。
ちょっと口紅とは違う感じがするのだが・・・。
当の店員はハタと慌てふためいている。
口許を手で覆って、愛想笑いをしながら去っていった。

「何か・・・凄く焦っていたな・・・」

「というよりも身だしなみに気を使ってないのよ。
 金儲けにかまけてまともに社員教育をしていない証拠だわ」

愚痴を言いつつも、皆で頬張る。
成る程、金をとるだけあって味は絶品だ。量が多いのが何であるが。
もう少しコンパクトにして市販すれば2桁で売り出してる
安物バーガー店などあっという間に駆逐できそうである。
どうにか平らげたところに麦茶がやって来た。
今度の店員も何かおかしなところがあるかもしれない。

374 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:22
「失礼します。麦茶4つですね。
 ご注文のほうは以上でよろしかっ・・・」

「いいよ、注文は」


私は店員の言葉を遮った。注文はもういい。
運ばれてきたのは麦茶というよりも、トマトジュースにしか見えなかったから。

「ちょっと聞いてもいいですか?何であなたの手はそんなに赤いんですかね?」

私の指摘に店員は困惑しているようだった。
寧ろ困惑するのはこちらの方だ。何をしてるかは知らないが
手ぐらい洗ってきたらどうなんだ。非常識にもほどがある。

「え、えと・・・あの、その・・・」

「まさか、これを飲めと?」

店員は半泣きになっていた。赤い手で目元を覆う。
少しかわいそうな気もしないではないが、原因はそっちにあるのだ。
いくらタダとはいえ、まともに飯を食わせないとは一体どういう了見だ。

「え・・・あ、すぐに取替えますので・・・」

「そんなものいりません。責任者を呼んで」

嗚呼、文江鬼子母神様がお怒りになられた。
これで今日の苦労もパーだ。どうしてくれよう、この怒り。
しばらくすると初老の紳士風の男性がやってきた。
雰囲気からして、この店の経営者らしい。
来るや否や、妻がクレームをつけ始めた。南無三。

375 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 01:25
以上、ゾンビはまだでてきませぬ。
初の施設利用が食堂だし、ちょいとスレの趣旨から外れてるかのう。
中々他の方のように上手く書けぬ・・・パソコンの調子が悪いし。
ちなみに今回のは272の続きです。

それよりも王都座夢さん、ネタに使って御免なさい。

376 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/29 01:36
金玉都座夢
金玉都座夢
金玉都座夢

377 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/29 03:18
真っ赤な手って!
厨房に吊り下げられた「材料」から絞ったり削いだり揉んだり吸ったり!!

ぎゃわーここの店は注文が多いんじゃよー

恐怖のあまり耳の突起を撫ではじめるワシがいる。

378 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/06/29 03:36
忙しいのでROMに徹してたはずのバタリアンが今モテモテネタにまんまと釣られて登場。

「死地に誘い込まれた!?孔明に焼かれるのじゃよぉ〜」

か、感想はあとでまとめて…ぎゃわわ〜

379 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/29 04:08
3-620さん、投下乙です!! &お気になさらないで下さいませ〜。
ユニークで謎がたっぷり詰まった面白い作品を読ませて頂けたのですもの、
全然OKでつよ。(^^)♪ 

原材料が何なのか気にはなるけれど、美味な「ぞぬバーガー」.........
大食い大会気分で、胃薬片手にチャレンジしてみたいかも。(笑
冗談はさておき、店員の不自然な赤い汚れの原因や、初老の紳士風店長?
がどうやって大魔神の如く怒り狂った奥方の機嫌を取るのか。
続きが楽しみです。

ROMに徹してたはずのバタリアンさんを、いとも簡単に釣り上げてしまう
モテモテネタ。良く解らないけれど凄いパワーがあるとお見受けしますた。

380 : ◆6N371.108E :03/06/29 09:25
まさかここで愛国戦隊 大日本の名を聞くとは。。。
と、それは置いといて、ぞぬバーガーのハンバーグは。。。
ヒーーーーーガクガクブルブル


381 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

382 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/29 10:23
>>巡査物語殿
ただ自決したでなく、さりげなく音が漏れにくいように銃に手ぬぐいを巻くという
細かい配慮を描写してるところがこちらの心に強く訴えてきます。
それにしても、お互い登場人物は死亡者多いデスね・・・。
結構価値観やら性格が似てるのかも?

>>数学屋殿
秀逸としか言えません。
こういうザッピング系でうまくショートで纏めるとはお見事です。
しかし、アルジェントソード、フルチレーザーはいいとして、サビーニバスター!
がどんなものなのか激しく気になるのです。

>>3−620殿
なにやら長編になっていきそな予感が。
やはりオクサマンが個人的にはツボにはまってます。
そして、ぞぬバーガー・・・・他のメニューはきっと、ぎこバーガー、おにぎりバー
ガーですね。
ぞぬバーガーは素材を考えると、見てみたいけど喰いたくはねぇ!てなシロモノ
ですね。


383 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/29 10:39
>3-620様
 いつ、この平穏(?)な家族の日常の裏が見えるのか?
 なんかゾクゾクしてきます。
 でも読んでいたら、食べたくなってきたなぁ、2ケタの安物バーガー(笑)

>377.378
「男には、(ゾンビに)食われるとわかっていても食われねばならんときがあるんじゃろか〜〜」

 

384 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/29 14:05
いよいよもって一家が飛んで火にいる夏の虫状態になってきたな
てか、敵は意識のあるゾンビなのな

385 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/29 16:59
3−620殿
ちょっとキャラと作品をお借りします。

386 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/29 16:59
ヴォォー・・・ヴォォ・・・ン・・・

ズゥーン! ズゥン! ドガ―ン!

『仮面モナダ〜! ブイッスリィ〜ッ!!!』

ちゃちゃちゃちゃっちゃ〜♪ ちゃちゃちゃちゃっちゃ〜♪



黒〜い 黒〜い 黒い本性〜 モナ・スリ〜♪

煽りタイフ〜ン 祭りの予感〜♪

力と技の AA唸る ♪

ギコよ〜 ゾヌよ〜 しぃちゃんよ〜 ♪

自作自演に血が騒ぎ〜 力の限り 逝ってよし!♪

敵は〜 粘着〜 ドキュン厨〜 ♪

戦う〜 独善〜 仮面モナダ〜 ブイ・スリ〜〜 ♪




「この夏、仮面モナダ―がちゃねらーランドにやってくる!」

「君たち、! ちゃねらーランドで僕と握手!」


387 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/29 17:00
「見て見て、おとーさん!」
「どうした、順平?」
「ボク、これ行きたい! 連れてってよぉ!」
「あ? ああ、これか・・・この間から言ってるのは?」
「うん、そーだよ。ねぇ、お願い」
「でもなぁ・・・めんどくさいし・・・金もかかるしなぁ・・・」

「ちゃねらーランド? ならアタシも行きたい! 
モナーマウスに会いたいもん!」
「なに? 幸子、お前もか?」
「うん、ねぇ、いいでしょ? 連れてってよ、お父さん」
「しかし・・・人が多そうだし・・・やはり金がなぁ・・・」

「おかーさん、おとーさんが連れてってくれないって!」
「お母さん、お父さんになんとか言ってよぉ!」
「ま、待て! 母さんに言いつけるなんて卑怯だぞ、お前達!」

「あなた・・・子供達を連れてちゃねらーランドに行く?
それとも・・・ひとりで遠いところに逝く?
どっちがいい?」
「・・・ガクガク ブルブル・・・」
「どっちにするの? あ・な・た?」
「も、もちろん、ちゃねらーランドさ! 決まってるぢゃないか、ハニー!」
「そう、じゃあ、決まりね! 今度の休みにみんなでちゃねらーランドに行きましょう」
「ほんと〜!!」
「わ〜い! やったぁ!」
「ありがとう、おかーさん」
「お母さん、ありがとう」
「・・くっ・・なぜ、おとうさんには『ありがとう』と言ってくれない・・・・」

この刻、ある一家の運命の歯車が、恐怖と地獄の体験へと動き始めたのだった。。。


388 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/06/29 17:02
3−620殿
勝手に前もっての断わりも承諾もないのに作品の前日部分をやってしまいました。
すみませぬ。 <(_ _)>
作品のキャラ達からして前日談も面白そうだったもので、つい・・・ほんとスマソです。<(_ _)>


389 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/06/29 17:43
ウェー、ハッハッハ。
いや、ワロタです。確かに脳内設定では文江さんが
主導権を握ってましてお父さんは尻に敷かれっぱなしなんです。
お父さん、この時に決断しておけばよかったのにな。

ちなみに幸子と順平は以前、自分の作品にだしたやつを流用してます。
お父さんのフルネームは後々分かります。

390 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/29 17:55
こういう絡め方ってイイ!なぁと思いますた

替え歌にはワロタ

391 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/29 23:43
さんげりあさん、乙です。
もー純粋に笑わせて頂きました!!
かかあ天下の方が家庭は上手くいく...なんて聞きますので、きっと
このご一家は家庭円満でしょうね。

前に一家して登山中に落石に遭い、家族が一列になって落石を
交わし、無事に生還したニュースがありましたよね。
そんな感じで家族が力を合わせて、死者の遊園地から奇跡の生還
をして欲しいなぁ。


392 :カスケード 1/5:03/06/30 00:59
「どうよ、下の様子は」
屋上からぼんやりと下を眺めていると井上田が声をかけてきた。
「特に、何も」
自分でも驚くほど感情のこもらない声で答える
でも今はこれが精一杯だ。
「他の奴らが見て来いってうるさくってな。
お前さんも塩川さんや、小場嶽みたいに飛び降りるんじゃないかって思ってるらしい。
俺はお前さんなら大丈夫だ、とは言ってみたんだけどな」
僕は何も答える事が出来ない。
「下から残り少ないバーボンくすねてきたけど、飲むか」
そういいながら井上田は僕の横に腰を下ろした。
「いや、いい。今はいらない」
酔える気がしないが、もし酔ってしまったら本当に勢いで飛び降りてしまうだろう。
でも、そのほうがいっそ、、、
「俺はね、お前が飛び降りちまっても構わないと思ってるんだよ。
別にお前に真由美を取られたからとかそういうんじゃなくて
まあ、確かに真由美が、いや岡越さんがお前さんを選んだ時はお前さんを憎んだし
岡越さんが死んじまったときはお前さんもぶち殺してやろうと思ったさ」
「真由美、でいいよ。昔からそう呼んでたろ」
ほんと、こいつは昔から変な所で律儀な奴だ、
そう思ったら急に可笑しくなって、そして泣けてきた。

393 :カスケード 2/5:03/06/30 00:59
「お、そうか、悪いな、って何謝ってんだ俺、んでもって何笑いながら泣いてんだよお前は。
くそ、何言おうと思ったか忘れたじゃねぇか。
まあ、あれだ、死ぬ事でお前が本当に楽になれると思っているのなら俺は止めん。
でも、そん時は俺にだけ一言かけてくれよ、別れの挨拶くらいはしたいからさ。
んでもって、もし生延びることができたらそんときは、、、一発、いや気の済むまで殴らせろ」
そういうと井上田は僕の前に飲みかけの瓶を置き返事も聞かず階段を下りていった。
「、、、サンキュー」
そうつぶやくと僕はバーボンの瓶に手を伸ばした。

ふと、目が覚める。
辺りは真っ暗で自分のいる場所が暫く解らなかった。
そうか、僕は夢を夢を見ていたのか。
考えてみれば当然だ、井上田は僕がこの手で殺したんだ。
目の前でゾンビに捕まり、噛み千切られていく井上田を見たとき
とっさに手に持っていたバールで力いっぱい井上田の頭を叩き潰した。
その時はそれが僕が彼にしてやれる唯一の事だと思ったし
今でも間違っていなかったと思っている。
でも、いままで何十となくゾンビの頭を殴り飛ばしてきたのに
なのに、僕は井上田の頭を潰すあの気持ち悪い感覚を忘れることができない。
今でもよくあの場面を夢に見る。
他にもっとよい方法があったのだろうか、
それても沖由が言ったようにただただ見殺しにすればよかったんだろうか、
僕は答えの出るはずの無い自問を繰り返しながら
横になったまま目の前の暗闇に伸ばした両手を眺めていた。

394 :カスケード 3/5:03/06/30 01:00
「どうしたの」
不意に横で寝ていた真由美が声をかけてきた。
どうやら目を覚ましてしまったようだ。
「なんでもないよ、なんでもない。ちょっと目が覚めてね、」
「またお兄ちゃんのこと、、、」
「ちがう、ちがう、用を足しにに行くか行かないか迷っていただけ、
 大丈夫、井上田のことはもう、、、今はそんな事悩んでいる場合じゃないし
 また悩める時が来たら悩む事にして、今は、今をどうするかって事で頭一杯だから。
 それにほら、いつ、何が有るかわからないから、寝られる時は寝ておこう、
 後2時間もすれば交代だ。はい、寝た、寝た」
そう、今は彼女を守る事だけを考えよう。
例えここに立てこもっている人間全てを敵に回しても。
目を閉じる僕の耳に井上田の最後の言葉が蘇る
 「頼む、真由美を、妹の事を、、、、、、」

いつのまにか眠ってしまっていたようだ。
太陽の日差しが窓から差し込んでいる。
僕は横に寝ている真由美を起こさないようにそっとベッドを降りる
パンツを穿きながら寝ている真由美を見ているうちに昨晩の彼女の嬌態を思いだす。
いかん、いかん、朝っぱらから、なにやってんだ。
僕は誰が見ているわけでもないのに前かがみで洗面所に向かった。
蛇口をひねり冷たい水で顔を洗うと頭の中がすっきりする。
洗面台に両手をつき鏡の中の自分の顔を眺め自問する。
これが僕の現実だよな。

395 :カスケード 4/5:03/06/30 01:01
最近良く同じ夢を見る。
夢の中でも現実と同じように毎日が過ぎてゆく、
ただ、現実と違うのはそこが崩壊した世界である事
昔良く映画の題材になったゾンビなんて化け物が徘徊し
人々はあちらこちらに逃げ隠れしながら
つまらないことで仲間割れを起こし自滅してゆく。
そんな世界だった。
僕らはソンビ、人間、両方に警戒しつつ有るかどうかも解らない
安全な場所を求め逃げていた。
そんな中で僕は、僕の不注意から真由美を失ってしまっていた。
失意の中なんとか仲間達に支えられ
僕は何とか受け入れてくれるホームセンターへと逃げ込んだ
そこだって決して争い事が無いわけではなかった。
それでも人々は理性を保ち、
お互いに差さえあい助け合って辛抱強く救助を待っていた。
何より彼らの笑顔が失意のどん底にいた僕を助けてくれた。
しかし、僕はそこで出会った井上田という男を殺してしまう。
とりあえず、夢はそこまでだ。
先を見たいと思わないし、見たくもない。
出来得る事なら、とっとと忘れてしまいたかった。
ただ、全てが余りにもリアルすぎる。
そのことが、僕の心に一抹の不安を抱かせるとともに
その夢の事を忘れさせなかった。
もし、本当にあんな状況に陥ったら、
もし、本当に真由美を失ってしまったら、
もし、、、、

ぼくは考えるのをやめベッドルームに戻ると再び真由美の横にもぐりこんだ。
これが僕の現実だよな、あれは夢なんだよな。
また今日もあの夢を見ることになるのだろうか。

396 :カスケード 5/5:03/06/30 01:02
冷たく吹き付けてきた風を受けぼんやりとした意識の中、目を開く。
目の前には飲みかけのバーボンが置かれている。
酔ったら勢いで飛び降りれるんじゃないかと思っていた。
一種の賭けだったのだがとりあえず僕はまだ生きている。
というより、ちょっと飲みすぎて寝てしまったらしい。
まあ、これはこれで良いだろう。
取り合えず、今回はもう暫く生きるのが運命なのだろう。
「すまないな、もう少し会いに行くのは遅くなりそうだ」
僕は心の中で彼女にそうつぶやいた。
瓶を手に取るとゆっくりと立ち上がる。
屋上から見る景色は僕か見て来た町とさして変わりはない。
いつかまた、この町を昔のように歩くことができるのだろうか。
でも、その時が来ても彼女はもう僕の隣にはいない。

ゆっくり階段を下ってゆくと下から声が飛んできた。
「あ、起きたんだ、てっきり飛び降りたのかと思っってた。
 とりあえず今はたこ殴りにされる方選んだんだ。
 ひょっとしてMの気あんじゃない。いやだいやだ」
声の主は笑いながらそう言うと僕に背を向けた。
まったくあいつは、、、
「そうだ、一応今夜彼女のお葬式やるんだって、
 遺体はないしこんなときだけど、だからこそ、だって。
 辛いかも知れないけどちゃんと顔出しなさいよ。
 井上田さんあんたの彼女だっただから。判った」
そう怒ったように言うと真由美は階段を駆け下りて行った。

397 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

398 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/30 08:49
カスケードさん、循環夢でしょうか?それとも螺旋夢かもしれませんね。
覚めない夢も怖いものですが、夢から覚めたその風景が現実とも限らないのは更なる恐怖を呼びますね。
夢もまた夢を見るならば、それはどのようなものなのでしょう。

私も皆さんを見習って、せっせといろいろ書いてます。
たぶん次に貼るのはTDL映画篇だと思います。
なにぶん遅筆なので、気がついたら貼ってあるぐらいの感じでいくと思います。

夜勤明けなのでひとまずここまで。
起きたらプールでダイエット!

399 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

400 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/30 09:44
一日一きんたま

401 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/30 11:20
カスケードさん、乙です。
どちらが夢でどちらが現実か解らない、毎回良い意味で期待を裏切られる
展開に、もどかしさを感じつつもめちゃハマってます。
次回の投下がとても待ち遠しいです。

PIPさんの異形遊園地第3弾は「TDL映画篇」ですか!
映画大好き人間なので、いつも以上に期待度急上昇中!!!ヾ(≧▽≦)ノ♪

前々から思ってましたが.....異形遊園地が始まって一層のこと作品の数々を
この電脳の世界に止めておくのは惜しい気がしてます。
異形コレクションの新作「2chゾンビスレ企画1/異形遊園地」として、名作の
数々を文庫本化してくれたらいいのに。(他の出版社も、もちOKでつ)
そうしたら私絶対買っちゃうんだけれどな。

402 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/30 11:32
私も買っちゃいますよ。
これを見てる編集者・出版関係の方、真面目に考えてみていただけませんか?


403 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/30 13:48
仮面モナダ―V3の歌詞を見てイントロからまったく淀みなく
歌えるおれはやっぱり歳なのだろうか。

404 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

405 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/06/30 20:20
イントロから淀みなく...良いではありませんか〜。
それだけ人生の引き出しが沢山ある、と言うことだと思いまつ!!!
それって素敵なことですよね。

406 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/30 22:07
今ね? ゾンビと戦ってるんですわ〜、正確にはリビングデッドいいまんねんけど。
で、ひさしぶりにゾンビと戦ったんですわ〜。正直最初、ゾンビ倒すって簡単やと思ってたんやけどね?
少し前にも倒しとるさかい。
あのね? ボク間違ごうてましたわ〜 あれは人が倒すもんやないんやね。
神やで。 神が倒すもんなんやっちゅうねん。
最初に倒す時ね? めちゃめちゃビビって斧持ってソロ〜っと下ろそうとしてん。
10秒くらいかけてね? で、なんか怖なってきてよう下ろさんかってん。
そしたらココリコが、「師匠、ゾンビ殺しましょうよ…」とか言ってるように感じてん。
同じ過ちは2度繰り返せへんのがワシやからね?
振り下ろしたってん。 あぁ〜、そりゃもう振り下ろしたよ! 全て忘れて振り下ろしたったよ!
25年前戦ったとかなんとか生き延びたとか色々あんの忘れてね?
だってココリコが殺せっ言ってると思おうたからね?
そしたらエライこっちゃ!
もンのすごい血しぶき! すンごい腐臭! 映画の「死霊のはらわた」みたいやで?
ピーター・ジャクソンなら「指輪」や「乙女の祈り」とる前やっちゅうくらい!
そんでゾンビ見たら腐った目ですンごい勢いで俺の事見とるんや! ホンマごめんなぁ〜。
正直「男やったらゾンビと闘え〜!」なんて見栄張らんと素直にガクブルしてりゃよかった思うたよ。
心の底からゾンビ倒した事、後悔したわ……。
でもゾンビ倒してココリコと「とどめ刺すの忘れたわ! これやから素人は……」とか言うてるねん。
ホント俺ってダメ人間やな〜! 
もうゾンビは勘弁したって〜なぁ〜

407 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/30 22:14
 「異形遊園地」文庫編。
 うあ。想像しただけで…読みたい。
 タイトルだけ見ると井上雅彦(異形コレクション編者)短編集にあってもおかしくなさそうなタイトルだなぁ。



408 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/06/30 22:24
あー、確かに出しそうですね。
場所だけ指定しているグランドホテルを二作出しているぐらいですからね。

とんかつの食べすぎで金門橋並みの明日への橋をかけてしまったわし。
メチャクチャ眠くて気がつくと小人さんが続きを書いてるんじゃよー。
はて、小人は深夜労働で労働基準法違反じゃろか?
残業代を出した憶えはない。

409 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/30 23:36
 では、回転木馬行きます。

410 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/30 23:37
  1/3

「お父さん、お腹へったぁ!」
 俊一が半泣きで訴える。
「我慢しろ」
 私はそう言うと、俊一の肩をしっかりと握る。
「もう、降りるー!」
「我が儘を言うなっ!」
 怒鳴りつけると、俊一は火が点いたように泣き出した。
「嫌だーっ! 降りる、降りるよぉ!」
 幼稚園児とはいえ、暴れられてはしっかりと抑えておくのも難しい。ましてや回転木馬に乗ったままだ。
「いい加減にしろ!」
 私はほとんど無意識に俊一を殴りつけていた。
 泣き声が止む。だが、それは泣くことをやめたわけではない。泣くこと以上のショックがあったためだ。
「ごめん、ごめんよ、俊一」
 私が泣いていた。私は泣きながら俊一を抱きしめていた。
 俊一は震えている。ショックが大きすぎたのだろう。
 それに昼の弁当から何も食べていないし飲んでもいない。
 じっとしているだけとはいえ、体力もそれなりに消耗しているだろう。
 私も条件は同じだ。
 だが今、回転木馬から降りることは死を意味する。
 回る木馬の周囲に、生きる人影はない。
 ただ、屍人の群が回転木馬を取り囲むように立ちつくしている。
 

411 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/30 23:37
   2/3

 ゾンビ達は、何故か回転木馬には近寄ってこようとしない。ただ、回りを夢遊病患者のように歩いているだけだ。
 しかし、回転木馬から降りたものは容赦なく襲われる。
 理由はわからない。わからないが、ゾンビは回転木馬を無視しているようだ。
 今となってはここが唯一の安全地帯。
 回転木馬に乗り続ける限り、ゾンビからは身を護ることが出来る。
 私が俊一を連れて回転木馬に乗っている間に、妻の恵子は次男の直樹をトイレに連れて行った。それが私が妻を見た最後だった。
 回転木馬は低速で回り続けている。その気になれば飛び降りるのは容易い。
 だが、そこにはゾンビが待っている。
 私は、俊一を抱きかかえたまま、回転木馬に乗り続けている。
 だが、限界が近づいてきていた。
 俊一を腕から降ろすことは出来る。だがそうすれば、俊一は木馬から降りようとするだろう。
 退屈と空腹は、容易に忍耐心を削ってしまう。くわえて、俊一は事態を把握していない。いや、園児にそこまでを望むのは酷かも知れない。
 俊一にとっての現状は、「意に反して、木馬に乗せられている」に過ぎないのだ。
 時間だけが過ぎていく。
 泣き疲れた俊一は眠っていた。
 私の体力も限界に近づいている。
 だが、降りれば、ゾンビに襲われる。
 目を覚ませば、俊一は空腹を訴えるだろう。だが、それを満たす術はない。
 私たちに出来るのは、救援を待ち続けることだけ。
 だが、救援の気配はなく、ゾンビだけが増えていく。
 中には妙なゾンビもいる。アトラクションにでも出ていたのか、俊一が毎週楽しみに見ている特撮番組のキャラクターの格好をしているゾンビだ。確か、ロメなんとかって言ったな。
 それにしても、疲れた。
 これほど長い間…


412 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/30 23:38
   3/3

 衝撃で目が覚めた。
 背筋が凍り付く。
 一瞬だが眠ってしまった。そして、木馬から落馬した。
 私は立ち上がろうとして、痛烈な痛みに呻く。
 噛みつかれていた。
 俊一は…、俊一は…
 恵子が俊一を抱いていた。
 私は二人を見上げていた。
 …恵子。
 逃げろ。
 早く。
 しかし私は気付いてしまった。
 恵子の口元に何かが見えている。
 布きれが乾いた血でくっついている。
 直樹のカーディガンと同じ色の布。
「お母さん?」
 恵子は俊一を抱き上げた。
 叫ぼうとした私の身体中に歯が突き立てられる。痛みが叫びを中断させた。
 俊一を抱き上げた恵子が、口を開く。
 嬉しそうに。
 餓えた者のように。
 だが、決定的な瞬間を見る前に、私の意識は闇に飲まれていった。
 
                         【終】

413 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/06/30 23:39
 王都座夢様。「母親」ネタ使わせて頂きました〜〜。

414 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/01 09:15
     /∵  ▼ \
    /∴       ヽ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   , |∴   /  \ |、   / 
  |`──-( / )-( \)l |  <  うっひゃははは!
  | [     ,   っ  l |    \ 
  `-,     'ヽ、_ソ  }'     \_______
   ノ ヽ、    `'   ノ、     
 /     ゝ ── '   ヽ
/   ,ィ -っ、        ヽ
|  / 、__ う 人  ・ ,.y  i
|    /        ̄ |  |
ヽ、__ノ          ノ  ノ
  |      x    9  /
   |   ヽ、_  _,ノ 彡イ
   |     (U)    | 
   ヽ、__ノヽ___ノ
    ヽ ̄ ̄ノ^ | ̄ ̄ i


415 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/01 16:34
数学屋さん
遊園地作品の投下、乙です。
やった♪回転木馬だ〜!! しかも母ゾンビ付き!!! もー嬉しすぎでつ。;_;
ぐるりと周りを取り囲む屍者の虚ろな瞳と低いうなり声。
愚図る子供の泣き声と父親の悲痛なまでの祈り。
目をつぶると.....永遠に繰り返される不必要に明るい回転木馬の音楽が
今にも聞こえて来そうです。
数学屋さんから生み出された恐怖の回転木馬......。
しかと堪能させて頂きました。感謝。m(_ _)m

416 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/07/01 21:34
数学屋さんの回転木馬を読んで
何となく・・・想像してしまった・・・
ゾンビ操作員 「むぅおぉぉぉ (どうぞご入場下さい。) 」
ガチャ ガチャ ガチャ 安全装置の止め具を付けるゾンビ
ゾンビ係員 「あぐぅ むぐぉ むぅぉぉおお (はじまりまぁす〜お楽しみ下さい♪)」

ちゃんちゃらりん ちゃんちゃらりん たりらりたらりたらり〜♪

417 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/01 21:36
今日は人が少ないですね。
皆さん忙しいのかな。

418 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 00:44
 ひとがすくないわけ。
これだけたて続けに傑作を目にしたら、ちょっとでも創作心のある人間は
もういっきに「よっしゃあ!俺も書いたる、書かいでか!!」てなノリに
襲われずにはいられないでしょう。
皆さん『書かせる神サマ御降臨』状態になっているものと思われます。

419 :カスケード 1/2:03/07/02 01:00
自分でも精神的に参ってきているのが良くわかる。
もうこのところ3日間ほど寝ていない。
夢が怖いから、夢を見てしまうのが怖いから。
怖い夢を見るわけではない、
むしろ現実よりも希望の持てる世界観であることのほうが多い。
夢を見る事より夢から覚めてしまうことが恐ろしい。
目覚めるたびに現実を突きつけられ、
なんともいえない虚しさと絶望感が蓄積されて行くのが解る。
いっそ覚めずにいてほしい。
何度そう願った事だろう。
だから僕は眠らない、これ以上絶望しないために。
違う、眠れないんだ、これ以上絶望を重ねるのが怖いから。

ふと目の前の暗闇に何かが動いたような気がした。
まさか、奴らが侵入してきたのか
僕は使い慣れたバールと懐中電灯を手に取って立ち上がると
暗闇に向けて歩き出した。
寝ていないせいか立ちくらみがする。
気のせいか目の前のものぼやけて見える。
ふらふらした足取りで進んでゆくと目の前の暗闇に人影が浮かびった。
とっさに身構えたものの僕はその顔に見覚えがあった。
そこには生前と何ら変りの無い真由美が僕の方を見て微笑んでいた。
真由美は笑いながら暗闇の奥へと進んで行く。
「待ってくれ、何処へ行くんだ真由美、僕を置いていかないでくれ。
 一緒に連れて行ってくれ」
僕は叫びながら真由美の後を追った。
真由美は僕の数メートル前を流れるように進んで行く。
バリケードのところまで来ると真由美は再び僕に微笑みかけ
溶け込むようにしてバリケードの向こうへと消えていった。

420 :カスケード 2/2:03/07/02 01:01
僕はバールと懐中電灯を投げ捨てるとバリケードを取り除きにかかった。
積み上げられ、組み上げられたバリケードが大きな音を立てて崩れてゆく。
この向こうに、この向う側に真由美が待っているんだ 早く行かなければ
このバリケードは頑丈に作ってある、だが大丈夫、僕は壊し方を知っている。

突然僕は突き飛ばされ瓦礫の中に倒れこんだ。
誰だ、僕の邪魔をするのは
僕が振り向くと、そこにいたのは頭を叩き潰された井上田だった。

そうか解ったぞ、お前、僕に真由美を取られたのをいまだ恨んでいて
僕から彼女を引き離しに来たんだな
渡さん、真由美は絶対お前なんかには渡さん

僕は足元に転がっていた材木を手に取ると井上田に殴りかかった。

僕の邪魔をするな、僕と真由美の邪魔をするんじゃない
僕は真由美と一緒に行くんだ。真由美は僕が守るんだ
僕はお前から真由美守ってくれと託された
だから僕はは誰を敵にまわしても真由美を守る
例えお前が親友で、真由美の実の兄であろうと、僕の彼女であったとしても
真由美を僕から奪おうとするならお前は敵だ
だからとっとと死ね

滅多打ちの末動かなくなった彼女にとどめの一撃を加えようとしたその時
後頭部に強い衝撃を感じ、僕の意識はそのまま闇に沈んでいった。

421 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 02:22
     /∵  ▼ \
    /∴       ヽ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   , |∴   /  \ |、   / 
  |`──-( / )-( \)l |  <  きんたま来ないかな?
  | [     ,   っ  l |    \ 
  `-,     'ヽ、_ソ  }'     \_______
   ノ ヽ、    `'   ノ、     
 /     ゝ ── '   ヽ
/   ,ィ -っ、        ヽ
|  / 、__ う 人  ・ ,.y  i
|    /        ̄ |  |
ヽ、__ノ          ノ  ノ
  |      x    9  /
   |   ヽ、_  _,ノ 彡イ
   |     (U)    | 
   ヽ、__ノヽ___ノ
    ヽ ̄ ̄ノ^ | ̄ ̄ i


422 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/02 21:51
カスケードさん、乙です。
読ませて頂けば読ませて頂くほど、回が進めば進むほど主人公の終わらない
悪夢に自分まで引きずり込まれて行く気がして、背筋が寒くなってしまいまつ。
主役の頭をポカッとやったのが誰なのか.....それすらも夢なのか..........。
次の展開がとっても気になりますね。

書かせる神サマ御降臨....うむむ、なるほど。
私はてっきり月末〜月初めなので、単純にお仕事が忙しいのかと思ってました。
そう言う理由も考えられますね。ふむふむ。

「もしかすると書かせる神サマ御降臨中の作者さんへ」
次々と作品を読むことが出来るのは読み手としては激しく幸せなのですが、
決してご無理はなさらないで下さいませ〜。
7の月になり、だいぶ暑くもなってきましたので.......くれぐれもお体を
ご自愛下さいね。(^^)

423 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/02 23:04
何だか人おらんのう。
ついでにえらいさがり気味だし・・・。


数学屋さん
回転木馬乙です。緊急時でもトイレに連れて行ってしまう
お母さんの結末を見てちょいと悲しくなりますた。
ゾンビが近付けないのは木馬の動きが速すぎるからかな?
獲物に接近する前に馬にぶつかったり、足滑らせて転んだり・・・。


カスケードさん
主人公、蝕まれていってますな。
段々と壊れていく様は読んでて圧巻されます。
意識を失った彼の運命やいかに。


他の作者さんに神が降臨してるのなら
近日中に作品が大量発生するのだろうか?

だとしたら漏れは様子を見て投下のタイミングを計るか。

424 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/07/02 23:34
 全員が「夏コミの原稿が忙しくて…」って言い始めたらかなり笑う。
 あ、ちなみに自分はそーいう人なんで、作品投下ペースは落ちます。スマソ。

425 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 23:36
き  ん  た  ま

426 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 00:56
さすがに丸一日投下がないというのも
何ですので、繋ぎで投下します。374の続きより。

427 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 00:57
「あなたの経営する店では従業員にまともな教育をしていないの?
 普通、客の前に料理をもってくるなら身だしなみの一つくらい
 気にかけるでしょう。それともこれがちゃねらーランド流かしら?」

凄まじい口撃が店長を襲う。朗らかな顔が一瞬にして青ざめてしまっている。
妻は完璧主義者なところがあり、彼女が怒るといつもこうなる。
この様子だと今日はこのまま帰るのか。
子供達も母の性格は分かってるらしく、早くも帰り支度を始めてる。

「あ〜あ、これで終わりなんだ」

「モナダーと握手したかったよぉ・・・」

二人とも聞こえないようにボソッと呟く。
幸子、順平、お前達の気持ちは痛いほどよく分かるぞ。

その一方で文江は店長との口論の末に訴訟まで持ち出してきた。


「な・・・お、お待ちください、お客様!・・・え〜、お手洗い様?」

「・・・名誉毀損も加えるわ。
 家は御手洗です、ミ・タ・ラ・イ!皆、もう帰るわよ」

「ななな・・・も、申し訳ありません!ですが、そこのところをどうにか!
 お味のほうは気に入って戴けたのでしょう?」

「そうね、味のほうは認めるわ。けど、それとこれとは話が別よ。
 ここの従業員の素行が問題なんだから。どんなところで働いてるの?」

「・・・ならば見られますか?そこでならば
 潔癖を証明してみせましょう。無論、それなりのお詫びも致します」

428 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 00:57
なんだか話がおかしな方向へ向かっている。
今度は厨房を見せるから訴訟は勘弁してくれということらしい。
それと厨房のどこに因果関係があるのかさっぱり分からない。
何故か妻はそれに乗り気で事態に拍車をかける。

「おい、一体何やってんの?帰るんじゃないのか」

「有名企業の職場なんてそうそう拝めないでしょう。
 ついでに何か穴があったら遠慮なく叩いてやるつもりよ」

妻は私に子供の面倒を見るように頼むと自身は店長に連れられて店の奥に消えた。
階段を下る足音が聞こえる。

「ママ、どこに行ったの?」

「ああ・・・お母さんはな、戦場に行ったんだよ」

「お父さん、頭大丈夫?」

「ええい、やかましい。あんまりバカにするとお父さん、泣くぞ?」


それから30分経ったが、妻が戻ってくる様子はなく
私達はいつしか睡魔に襲われ、うつらうつらと居眠りをしてしまった。



・・・・・・・・・?

「・・・ハッ!?い、今何時だ?」

私は時計を見る。何時の間にやら昼の1時だ。

429 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 00:57
「むむむ・・・あまりにも暇とはいえ、眠ってしまうとは」

傍らでは子供達が静かに寝息を立てている。
既にモナダーショーは始まっている頃だ。

「御免な、順平。モナダーショー、見に行けなかったな」

それもこれもこの店がおかしなことばかりするからだ。
妻は未だに戻ってこない。携帯にかけても一向に繋がらなかった。

「・・・厨房で何をしているんだ」

私がイライラしていると一人の店員がぞぬバーガーを持ってきた。
待ち時間が長いので詫びのつもりなのだろうか。
そんなことより厨房で何が起こってるのか心配になってきた。


「ちょっとお姉さん。厨房の方まで案内してもらってもいいかな」

私は駄目もとで店員に声をかけた。
意外にも彼女はあっさりとOKしてくれた。話が分かる。



「えーとですね、こちらの階段を下って
 右へ行きますと厨房になります、はい。
 何でしたら私めがご案内させて戴きますが」

是非もない。私は彼女にガイドを
頼むと地下へと続く階段を降りていった。
不気味な雰囲気の中を進むと案内表示を発見した。
それに従って移動すると、怪しげな扉があった。

430 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 00:58
「・・・ここが厨房なんですか」

「はい。そうですけど」

・・・厨房というよりは倉庫といった感じの扉だ。
周りの空気と相まって、より不気味な雰囲気を醸し出している。
店員に入室を頼むと彼女は扉を開いた。


「この馬鹿者がっ!」

開けた途端、何かが店員にぶつけられる。
赤い液体である。あの赤い汚れとそっくりな色合いだ。

「すいません、すいません、すいません!」

店員は朱に塗れながらも必死に謝っていた。
その先にはあの店長がいた。先ほどの温和な顔からは想像もできない醜悪な表情だ。
店長は私に気付くともとの優しげな顔へ戻る。

「これはこれは、え〜と・・・お手洗いさん、でしたか?」

「御手洗ですが・・・あの、妻は何処に?」

「ああ、奥さんでしたら気分が悪いと言って横になっていますが」

店長が指差す先には文江が横になっていた。
心なしか顔が青ざめている。

「な・・・妻に何かあったんですか!?」

店長はゆっくりと語り始めた。

431 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 00:59
「はは・・・いや何、仕事風景を見せてもらいたいと
 おっしゃるからご覧に入れたまでのことです。それで気分を害されたわけでして」

店長はかんらかんらと笑う。
人の女房が倒れているのに笑っている場合か。
私は妻を介抱しつつ、尋ねる。

「一体、どんなところなんですか」

「見られますか?あまりの熱心さに倒れても知りませんぞ?」

何故か馬鹿にするような口調で言う。挑発しているのか。
だとしたら随分な話だ。訴訟だけで済むと思うなよ。

「いいですよ。どんなものか見せていただきましょうか」


店長はその言葉を聞くと私を奥の方まで案内する。
場にそぐわない重厚な扉を開いた先にはおよそ信じがたい情景が見えた。



「お願いです!許してください!もうあんなヘマはしませんから!!」

血まみれの女性が一人、妙な機械の前で何人かに押さえつけられていた。
記憶が正しければあの赤い手をした店員だったと思う。

「あの・・・これから何をするんですか?」

「ふふ、見れば分かりますよ」

それだけ言うと店長は近くにいたコックらしき男に指示をだした。

432 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/03 01:01
今回はここまでです。
食堂編は次で終る予定です。
それにしてもゾンビ、出てこねえな(;´Д`)
いや、次は必ず出てきます・・・多分。

433 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/03 08:32
きんたまだせよ

434 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/03 09:40
3-620さん、乙です。
厨房へ果敢にも乗り込んでいく奥さんの様子を、戦場に行ったと例えた
お父さんの言葉遊び好きですね〜。
そして子供に馬鹿にされた後の「泣いちゃうぞ」攻撃も笑わせて頂きました。
いよいよ次は血湧き、肉裂ける展開なのですね!? ドキドキしまつ。

夏コミ.....( ̄[] ̄;)!ホエー!! その様な理由も 有り ですよね。うんうん。
神様降臨中の発想にも驚きましたが、夏コミはさらに驚きますた。
仕事しか思い浮かばない自分の奥行きのなさが悲しい・・・。

夏コミと言うとどうも「漫画」を想像してしまうのですが、数学屋さんは
小説での参加なのですかね〜? それとも文才だけでなく、絵の才能も豊か
なのでしょうか。いずれにせよ落とさない様、頑張って下さいです!!

435 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/03 12:14
奥さんは肝た玉かあちゃんやね

にしても作者さんだけでなく住人ぜんたいがすくないね、ここ数日

436 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/07/03 14:14
心配されている方がいらっしゃるので
保守上げ。

何気にぞぬバーガーが激しく喰いたくなってきた。
今日は激しく仕事、、明日お店にテレビの取材が入るそうだ・・・。

437 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/03 15:16
巡査物語さん、保守有り難う御座いますた。
あのまま下がり続けると、やはり過去の国へと旅立ってしまうのですよね?
したらばで知らせてくれた人が居て良かった〜。

私もぞぬバーガーを食べてみたい一人なんですよ。
他にもチャレンジャーいるかな〜。
(でも次作を読んだらそんなこと言ってられないでつか? 3-620さん)

ここ数日ほんと住民自体が少ないでつね。
もしかして皆さん......ゾンビに.....(以下略

438 : ◆6N371.108E :03/07/03 15:18
テレビですか。がんばって下さいね。

テレビというといつも収録中にゾンビが来るのは定説ですね。
そしてお決まりのセリフ「な・・・なんだ君達は!?ヤメロ!ぐわーっ。。。」でフィニッシュ

439 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/03 16:12
あの、申し訳ありませんが
一定期間内の書込みがあれば、スレは過去の国に旅立ちません。

何の書込みも無く下がり続ければ、ある日data落ちもしますけど
底辺でも書込みがあれば、何の問題もありません。

440 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/03 16:25
え、マジっすか。
大丈夫なんだ、なんか余計な事書いてもうた。
ごめん。

たまには上げて新しい人呼び込むのも良いのでは、
と言い訳してみたり。

441 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/07/03 17:09
今配達から帰って来ました。
439さん 解説有難う!
落ちないのは知っては居たのですが
ずぅっと下げで人気も無いし、心配されている方も
いらっしゃったので、たまにはageるべぇとしますた。

ではこれから、配達に逝ってまいります。

442 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/03 17:49
え゛っ...書き込みがあれば下がっても大丈夫だったのですか!!!!
FAQや2典plusで調べたりしたけれど解らず「どうしよ〜〜」とぷちパニック
してたところですた。(///^ ^///)::: お恥ずかしい。
439さん教えてくださって有り難う御座いまつ。勉強になりました!!!!

443 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/03 18:21
た ま き ん

444 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/03 20:11
遊園地モノ逝きます。
序盤なんで今日の分はかったるいかもしれませんが・・・。

445 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/03 20:11
  『HERO』

ガキの頃からヒーローが好きだった・・・。
ぞぬトラマン、仮面モナダ―、人造人間ギコイダー・・・みんな好きだった・・・。
俺は・・・俺はヒーローになりたかった・・・。
『大きくなったら・・・いつか自分も・・・きっと、いつか・・・』
ずっと、ずっとそう思ってきた。

中学2の夏だった、俺は自分の道を決めた。
俳優――アクション俳優になる・・・って。
そして、ヒーロー役を演じるって。
いや・・・演技じゃない、子供達にとっての本物のヒーローになってみせるって・・・。
昔、俺がそうだったように、子供達が俺みたいなヒーローになりたいって、そう本気で
思ってくれるような男になってみせるって決めた。

あれから6年・・・・。
やっぱ、現実は厳しいや・・・・。
うだつの上がらない俳優・・・主演俳優なんて夢のまた夢・・・それが俺・・・それが俺
の現実・・・。
違うな、ただのエキストラ、スタントマン・・・・それが俺さ・・・。
なにせ俺ときたら、自分で言うのもなんだが、まるで演技が駄目駄目だ。
すぐ緊張してまともに喋れなくなっちまう。
それに・・・顔なんて『猿顔』・・・。
だからアダ名は『ゴリポン』・・・みんなにはそう呼ばれてる。

金無い、モテ無い、才能無い、の三拍子・・・。
自慢といえば、ガタイのいい身体くらいのもんだ。
ヒーローになりたくてずっとずっと鍛えてきた身体。
いろんな道場に行って色々と格闘技や武術もかじった。
アクションのできる俳優に、ヒーロー役になりたかったから。
でも、やっぱり顔と演技が駄目なヤツには主役はおろか、まともな役なんてただの一度
も回ってこない・・・。

446 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/03 20:12
だから今日も俺はアトラクションショーの脇役。
それも、皮肉なことにヒーローショーの悪役だ。
着ぐるみで、怪人役・・・。
重くてデカイ着ぐるみを着て動けるから、ガタイがいいから抜擢された・・・ただ、それだけ
の役・・・。

今日も俺はヒーローに殴られ、蹴られる・・。
俺がやられると子供達はおおはしゃぎだ。
一度でいいから俺もヒーロー役をやってみたい、一度でいいから・・・。

でも、無理な話さ、わかってる。
せめてもの救いは子供達の喜ぶ顔が間近で見れるってことかな。

それでも今回の仕事はデカイ、それだけでもやりがいは十分だ。
ちゃねらーランドでの『宇宙刑事 バシャリアン』ショーだ。
ちゃねらーランドご自慢の小型ドームでの上演。
今回のショーはもうじき上演になる映画の宣伝も兼ねてのもので、俳優達もやってくる。
そのうちの一人はあのボボ・サック。
バシャリアンを倒すために女帝オバンバが差し向けた最強の敵・ニクダルマン役のサック
が宣伝にやって来る。
なんとボボ・サックと共演だぜ・・・・一応は。
あとで友達に自慢してやろう。

ちなみに俺の役はバルカン星人。
着ぐるみでバシャリアンとバトルし、俺がやられたところでサックが現れバシャリアンと軽く
戦い、続きは映画にて!って寸法だ。
ただ、このバルカン星人の着ぐるみ、やたらと重い。
ま、だからガタイだけが取り柄の俺に役が回ってきたんだけどな。
それにしてもこのバルカン星人の着ぐるみ、背中に羽、左右の手が馬鹿でっかいハサミと
ドリルで単に重いだけじゃなくロクに動けない。
一人じゃ脱ぎ着もできない、ヘタに転んだら起き上がるのも容易じゃないシロモノだ。


447 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/03 20:13
さすがに日曜だけあって今日の客の入りは凄い。
ドームは満員だ。
ちなみにここは三階建てで1、2階がホール、3階はショップ、屋上は特設広場
になってる。
ショーの後は屋上でバシャリアンとの握手撮影会だ。
もちろん、ボボ・サックの撮影もある。
・・・俺はポーズつけたバシャリアンに踏みつけられる役だけど・・・。

ショーはいつも以上の熱気で進んでいってる。
「出たな、バンバー帝国め」
バシャリアンスーツを着た先輩の三上さんがポーズを取る。
三上さんは今回のショーのバシャリアンスーツでのスタント役だ。
もちろん、テレビや映画は別の人がやってる。
今回のショーだけだ。
それにしても、いいなぁ・・・俺もこういう台詞言ってみたいなぁ。
俺もバシャリアン役、やってみたいなぁ。

「来たか、宇宙刑事バシャリアン。今日こそ貴様の命日にしてくれるわ」
バンバー司令官役の男が叫ぶ。
「出でよ、バルカン星人!」
おっと俺の出番だ。
「ギッ、ギッ、ギィッ」
「やれ、バルカン星人!」
「ギギィッ」
はぁ・・・俺の台詞全部こんなんなんだよな・・・。

俺がバシャリアンの前に出たときだった、突然ホールの入り口のドアが開け放たれた。
逆光になっててよくわからないが怪我してるのか、肩の辺りを押さえている男・・・カッコ
からして多分ここの警備員らしい男が立っていた。
「た、大変だ!! 外で暴漢・・・いや・・・怪物だ! 怪物たちが暴れてる!」
・・・はぁ? 怪物?


448 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/03 20:14
てことで続きます。
たぶん長めのショートか短めの中編くらいになる予定てす。

449 :きんたま:03/07/03 21:07
上げちゃったから、晒しage

450 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/03 22:41
挫折系人生の主人公になんか共感してしまうよ

そんな自分はヤパ−リ駄目人間予備軍かな

451 :********************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 08:45
きんちゃま

452 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/08 18:13
7月4日以降の失われたログ分を復旧致します。
本来のレス451から503までです。

453 : :03/07/08 18:14
451 名前:王都座夢 ◆T6J3cL3e6. [sage] 投稿日:03/07/04 10:08
さんげりあさん、乙です。
読み進むうちに純粋な気持ちでヒーローショーを見られた
子供時代を懐かしく思い出しました。
あの頃は本当に「正義の味方が助けに来てくれた!!」と思って
それは胸をときめかせたものです。
バルカン星人が今後どう活躍してくれるのか、楽しみにしています♪

452 名前:王都座夢 ◆T6J3cL3e6. [sage] 投稿日:03/07/04 10:24
確かに.....人間を長くやってると時には挫折したり凹んだりと
色々なことがありますね。うん。
でも悪役や名も無き戦闘員が居るからこそ、ヒーローがグッと
引き立つのですよ〜。
いつも心に太陽を!! 夢と希望を忘れずにお互い頑張りまっしょい。



454 : :03/07/08 18:17
456 名前: ◆6N371.108E [sage] 投稿日:03/07/04 21:26
バシャアンイイ!!

457 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/04 21:37
バシャリアンだろ?
リが抜けとるで

458 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/04 21:44
ていうか宇宙刑事バシャリアンに興味あるな
女帝オバンバ見たい

460 名前: ◆6N371.108E [sage] 投稿日:03/07/04 23:11

抜けてた。。。
スマソ

461 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/04 23:23
人少ないね

このあと作品あるかな?


455 : :03/07/08 18:18
463 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/07/05 08:45
作品期待age

464 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/07/05 09:03
尚也age

465 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/05 09:14
日向sage

466 名前:王都座夢 ◆T6J3cL3e6. [sage] 投稿日:03/07/05 09:35
おはです。
ほんと人がいないな〜、まるで無人になった街の様。
こんな時はマターリとゾンビ雑談でもしたいですね〜。

467 名前:3-620 ◆4kNJblDpUo [sage] 投稿日:03/07/05 11:37
7月は色々と忙しい時期だから人がいないのは仕方がないが
ゴーストタウンと化しているとは・・・ついでに言うと4日、誰も投下してないな。

さすがにこりゃいかん。投下して何とか穴を埋めるニダ。
431からの続きからいきます。


456 :3-620 ◇4kNJblDpUo:03/07/08 18:24
コックが何かのスイッチをいれると機械音が聞こえてきた。
前にあるあの機械が凄まじい音を立てて回転する。
・・・まさかとは思うが、あの店員を中に突っ込むのだろうか。

「お願いです、店長!どうかもう一度チャンスを!」

「・・・君は以前もそんなことを言ってましたね。
 今回で4回目ですよ。仏の顔も三度までと言うでしょう」

店長がパチンと指を鳴らした。
それを合図に男達が店員の頭を機械に近付けていく。

「いや、やめてぇ!誰か助けてっ!!」

店員はしばらくの間、悲鳴をあげ続けていたが
頭が完全に磨り潰されると何も言わない、ただの肉塊と化していた。
返り血がその場にいた全員に降り注ぐ。


「いやぁ、やはり出来損ないを持つと苦労しますよ。
 今度はもっと賢い部下を作らなければなりませんな・・・おや?」


私は店長の話を最後まで聞くことなく、部屋を飛び出していた。
地下とはいえ白昼堂々と殺人が行なわれたのだ。
そんな所に長居してたまるか。早く逃げ出さねば・・・。
逃げる途中、追ってがくるのではないかと思ったが
幸いにも店の人間と出くわすこともなく、外へ脱出した。

その足で向かった先は・・・入り口付近にある警備室。
遊園地内で殺人事件が発生したことを知らせねばならない。
私は目的地の前に来ると、激しく扉を叩いた。

457 :3-620 ◇4kNJblDpUo:03/07/08 18:26
「おい、開けろ!開けてくれ!!」

私の叫びが通じたのか、警備員が姿を現した。
眼鏡をかけた細身の男だ。ちょっと頼りなさそうである。
だが、警備員は私の姿を確認するといきなり警棒を抜いた。

「うおっ!な、なんだ貴様!?」

「何だとは何だ!人殺しだ。早く来てくれ!!」

「お前が殺したのか!?」

「何でそうなる!?」

「その格好を見りゃ誰だってそう思う!」


警備員の言うとおり、私は返り血を浴びたままだったのだ。
これでは疑われても仕方がない。
何とか事情を説明すると彼は他の者と一緒に付いて来てくれるという。
助かった。逃げるのに夢中で忘れていたが、中にはまだ家族がいるのだ。


「ちょっと待ってて下さい。すぐに他の者を呼びますから」

警備員はそう言うと無線機で同僚に連絡をとり始めた。
5分ほどして、三人の男が現れた。いずれも屈強そうな者ばかりだ。

「では、行きましょう。現場まで案内して下さい」

私は頷くと例のファーストフード店まで彼等を先導する。
待ってろよ文江、幸子、順平。今、助けにいくぞ。

458 :3-620 ◇4kNJblDpUo:03/07/08 18:28
私は警備員を伴って店内へ入った。
突然のことに店の人間はあっけにとられている。

「な・・・何かありましたか?」

店員の一人がおずおずと聞く。だが、そんな芝居に騙されはしない。
こいつらの本性は分かりきっている。

「こちらの厨房で殺人があったと聞きまして。
 ただ、あまりに荒唐無稽なもので・・・本当のところどうなんでしょうか?」

「そんなこと、あるわけないじゃないですか!」

店員は怒りを顕わにする。見え透いた嘘をついたところで無駄だ。
現場を見ればすぐに明らかになる。

「・・・念の為、厨房を見せてもらっても構いませんか?」

「いいですよ。案内します」

店員は警備員を連れて地下へ降りていった。
私も後に続く。もちろん、現場を見るために。


厨房へと続く不気味な雰囲気に
警備員達も警戒を強めているようだ。
そうだ、こいつらに騙されてはいけない。
ここでは人肉を喰わせているのだ。
恐らくは我が家の皆が食べたあのぞぬバーガーも。

店員が厨房の前まで来てノックをする。
悪魔の所業が目の前で顕わになるのだ。

459 :3-620 ◇4kNJblDpUo:03/07/08 18:30
扉がゆっくりと開かれる。
私は警戒しつつ、進入した。妻の姿は・・・ない。

「・・・この奥です。この扉の向こうで殺人が」

「あ・・・ここ。じゃあ違うわ」

警備員が間髪いれずに否定した。
やはり信じてもらえなかったのか?

「まあ、間違えるのも無理はないと思うけど、いい加減にして欲しいな」


・・・おかしい。警備員は何か変なことを口走っている。

「な、な・・・ちょっと待って下さい。
 確かに私の目の前で人殺しがですね・・・」

「だから、『人』じゃないって。
 ただ単に食材を加工してただけでしょう?」

何なんだ。一体何の話をしてるんだ。
わけの分からないことばかり。
こいつら、まさかグルなのか?


「ああ、警備員さん。どうなされましたかな?」

私が混乱していると後ろから店長が現れた。
例の朗らかな顔で接してきてる。偽善者め。
どんなトリックで事態を丸め込んだのだ。

460 :3-620 ◇4kNJblDpUo:03/07/08 18:32
「あ、いえね、この人がこの店で殺人事件が起きたって。
 ・・・大方、勘違いしたんじゃないの?あれとさ」

「あれ?あれってなんだ。もっと解り易く話してくれ」

全く理解できない。まるで私だけが別世界に置き去りにされてるようだ。
何故こんなに平然としていられるんだ、こいつらは?


「・・・御手洗さん。うちで使われている肉をご存知ですか?」

「え・・・ぞぬにギコにおにぎり・・・でも、人肉だろ!」

「はっはっは、これは面白い。御手洗さんも冗談がお好きで。
 天然記念物である彼等を食べたりしたら法律で罰せられますよ。
 だからね・・・私、造ったんです。天然ものでない肉をね・・・」

「まさか・・・」

私は扉の前に立っている店員を見る。
彼女は私達が何を話しているのか、見当もつかない様子だ。

「あの店員達がそうだと言うのか・・・?」

「コックもですがね。ここの従業員は大半が身元不明で戸籍もない者ばかり。
 それを死後、私が買い付けて品種改良させていったんですよ。
 その結果があのぞぬバーガーを始めとした大ヒット商品なんです」


信じられない。私はあの死体を食べて美味いとか
安くして市販しろなどとのたまっていたわけか。
誰か、狐か狸に化かされているのならば、そう言ってくれ。

461 :3-620 ◇4kNJblDpUo:03/07/08 18:33
「まあ、食用に用いるだけでは元が取れませんから
 普段は雑用に従事させているんですがね。でも死体なだけにどうしようもなく
 ヘマする者もいますから、そういうのは早めに食卓に並んでもらってます」

ああ、もうこれ以上は聞きたくない。
私はそのままフラフラと立ち上がると外へ出て行こうとした。

「ああ、御手洗さん。ちょっと待って下さい」

部屋を出る寸前、店長に呼び止められた。
まだ何かあるのだろうか。


「記念にこれ、持って返りませんか?
 さっきの娘です。身が熟しきってはいませんが。
 ご家庭の食卓に並べられてはいかがでしょうか?」

私は拒否の意を示すとそのまま地上へ上がっていった。
部屋からでる途中に見たコックや店員のきょとんとした顔を思い出して
同情を覚えた。彼等もいずれは何も知らされずにテーブルに並ぶのだなと。

店内では子供達が起きていた。妻は車の中に戻っているらしい。
私は二人に帰る旨を伝えると駐車場まで子供達を連れていく。
彼等は不満を抑えきれずに喚いたが、無料チケットがあるからとなんとか宥めた。
ぞぬバーガーの中身を教えてやろうかと思ったが、さすがに止めた。

家路に着く間、私も妻も、ひと言も口を聞くことはしなかった。

(あんな店選んだあなたが悪い)
(そこで悪乗りしたお前が悪い)

この一件いらい、我が家では肉料理(特にミンチ類)はご法度になった。

462 : :03/07/08 18:37
474 名前:3-620 ◆4kNJblDpUo [sage] 投稿日:03/07/05 11:44
これで一応終了しました。
ゾンビは・・・怒らないで下せぇ、次はちゃんとしたの書きます。
いや、こんな結末で誠に申し訳ございません。

475 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/07/05 12:23
作品キタage

478 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/05 20:57
ゾンビと死闘を繰り広げるのもイヤですが、おいしいと食べていたものの正体を知って
しまったのも、いやですね。。。。。
一生付きまとうでしょうし。


・・・・・・しばらくミンチはたべられません。。

479 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/05 21:09
>>部屋からでる途中に見たコックや店員のきょとんとした顔
なんかカワイイな。休耕田とかに放されて嬉しそうに走り回る
肉牛を思い出してしまった。

480 名前:王都座夢 ◆T6J3cL3e6. [sage] 投稿日:03/07/05 22:07
3-620さん、緊急投下乙です。
もしかして私の発言が投下を急がせてしまいましたか? 済みませんです。(^^i)
激しいゾンビは出てこなかったけれど、一家が無事でかなりホッとしています。
やはり読んでいくうちに各キャラクターに愛着が湧くのですね〜。
自分の親戚が助かった様な安堵感を覚えますた。


463 : :03/07/08 18:40
481 名前:3-620 ◆4kNJblDpUo [sage] 投稿日:03/07/05 22:16
そんなことはありませぬ。他の方々が忙しいなら漏れがやろうかなと。
今回はあんまりゾンビっぽくないのがちょっと難でして。
家もよく婆様が危機に陥ったりするのでその安堵感はよく分かります。

今度はどこを題材にするかな・・・。

483 名前:バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs [sage] 投稿日:03/07/06 01:55
無実の罪で磔にされたわしが何の説明も無く一週間後に復活!
まさにゾンビ、これは恐ろしい話で(この辺で宗教関係者に怒られた)

というわけでお久しぶりです^^
無事復活しました(一寸前まで死んでました)
リアルワールドが忙しかったのでしばらくはずっとROMでした。


464 : :03/07/08 18:42
484 名前:バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs [sage] 投稿日:03/07/06 01:55
 というわけで(口癖)貯まりに貯まった感想をば、簡潔にいかせてもらいまする。
>さんげりあ様
 ・やっぱり加奈さんは逝かれましたか…
  一足先に天国で一家団欒としていてもらいたいものです。
 ・新シリーズ、駄目男活躍編!?
  これも期待させていただきます^^
>巡査物語様
 さんげりあ様に引き続き(?)重要メンバーの退場が…
 散り際は美しくありたい。
 でもやっぱり散るのはいやなもんですな。
>数学屋
 ・三者三様の視線から語られるゾンビ劇。
  純粋に面白かったです^^これ以上の言葉は不要でしょう。
 ・恐怖の回転木馬。
  似たようなプロットでジェットコースターを考えてたんですが…
  もう一ひねりいれて頑張ってきます(笑)
>3-620様
 死者続出の最近の展開とは一味違う、癒し系ストーリー^^
 愉快な家族が無事でよかったよかった…
>カスケード様
 混ざり合う夢と現実のスパイラル。
 主人公の運命に明るい光が射さんことを…


 以上。感想でした。
 加奈さん・神崎さん・西沢巡査・レッドの冥福を祈りつつ…

485 名前:ななし[sage] 投稿日:03/07/06 10:12
ええと、あの、ではちょっとだけお邪魔しますです;


465 :ななし:03/07/08 18:44


   破戒

エイメン、エイメン、エイメン。
島の小さな教会、鳴り渡る鐘の音と共に、いや増しに高まる声。
その意味を知るものはもはや、その「外」にはひとりとてない。
主よ。ああ、主よ。
聖母の涙は枯れることなく、悲劇は繰り返される。
磔にされた主の尊い手足から流れた血、その限りなく神々しい犠牲の前に、
多くの者は膝を屈してわが身の罪を悔い改めた。
右の頬を打たれたならば、左の頬をも差し出せ、打つものに己を恥じさせよ。
御言葉空しく、幾世紀もの間繰り返された戦いと祈りの果て、この暫定的な
平和はある。もはや人々は争わない。
何故なら世界は滅びようとしているから。

エイメン、エイメン、エイメン。
教会の外には土に返れぬ死者の群れ。
あれはすでに我らの同胞でなく、しかし、かつては愛したもの。我らが親、
我らが子ら、我らが隣人。ゆえにあれらは、我らの肉だけでなく、魂までを
も食いちぎるのだ。
主よ。ああ、主よ。
どうかどうか、どうか、お願いです。早くご決断を!!
食い入るような信者たちの視線、これほどの魂の痛みがあろうか。
殺すなかれ、死ぬなかれ。どちらを選んでも地獄の門をくぐるのか。
いいえ、私にはできません、そのようなことは、一体何故…



466 :ななし:03/07/08 18:45
エイメン、エイメン、エイメン。
みしみしときしみ出す扉。うめき声。扉の向こうの地獄は刻々と迫り。
もう待てぬと説教壇に押し寄せ、口々に救いを求めるひとびと。
主よ、ああ、主よ!!
だが、わたしにはできない。わたしには…
『牧師様、早くお薬を!!』
己の子をその父親である夫に食い殺された婦人が赤い目を見開いて叫ぶ。
多くのものが同調し、祈りはたちまち狂おしい絶叫に変わる。
死を、死を、安らかな死を、どうか!!

否!!!!!

砕け散る毒薬の瓶、駆け寄る聖歌隊の少年たちに銃を配り、牧師は叫ぶ。
鐘楼に上がり、敵を狙撃しろ、と。
無茶です、無駄だ、そんなことは不可能です、あんなに多くの…

できないかどうか、ご存知なのは主おひとりのみです。
さあ!




467 :ななし:03/07/08 18:47
そうして・・・・・・

あの惨劇を生き残ったひとびとは言う、彼こそがこの村のダビデだった、と。
けれど、その後神職を辞して島の外れに住んだ彼は生涯懺悔に明け暮れ、私に
こう言い残した、『私は破戒者でしかない』と。
だが私は、彼はどちらでもなく、ただ、人間であったのだと思う。
海を越えてゆくこの鐘の音。貴方の魂を送る音。
その行方がどこであろうと、貴方がどれほどそれを恥じ、悔いていようと、
父さん、私もまたいつかそこへ行くでしょう。

我々が神の祝福なくして再びこの地に満ちる日、
その日こそがまさに、我々が誠の神の祝福をたまわる日なのではないかと、
そう、思うから。

エイメン。


468 : :03/07/08 18:49
489 名前:ななし[sage] 投稿日:03/07/06 11:55
3-620さん

ほっとしましたあー! やっぱりいいですね、ミンチ食べられなくなっても、
一家が無事でなによりです♪♪

ところで、中国の伝説か何かの本で読んだ?のですが、この人造肉に
よく似た?ものがあって、それは際限なく自己増殖してゆくので、食料に
困ることのない国があったのですが、おかげで人々は怠惰になりやがて
国は乱れ滅びた、という教訓のお話、だったかな?
それとは対照的に、SFで、自然破壊が進み食用になる動植物が激減した
未来、人々は政府から支給されるプランクトンかなにかから合成される食料
のみで生き延びていて、老人は一定年齢になると有無を言わさず処分されて
しまう世界、というお話があったのですが、主人公がその遺体処分工場に侵入
して知ったのは、配給食糧の原材料がそれらの死体であった、というものも。

衣食足りて礼節を知る、とは言うものの、足り過ぎても不足し過ぎても、
結局問題の種となってしまうのは、人間の怖いところ、でしょうか。
そう言えば、ゾンビだって生きてるひとをみんな食べてしまったら、後は
永遠の飢餓地獄ですが、どうなるのでしょうね。。。
なにはともあれ、毎日普通にご飯が食べられるのって、ほんとうにありがた
いことだなーっと、思いましたです、はい。


469 : :03/07/08 18:51
490 名前:ななし[sage] 投稿日:03/07/06 12:27
カスケードさん

愛するひとの死、失われた青春、という物悲しくも美しい物語、かと思いきや。
徐々に狂気へと傾斜してゆく主人公。悪夢、悪夢、悪夢の螺旋を登りつめた
その先には何があるのでしょうか。
きらやかな言葉の装飾は殆ど使われていないにも関わらず、文章の組み立て
方自体が万華鏡のようになっていて?独特の幻想美をかもし出しているこの
作品、ゾンビをモチーフにしたミステリー小説とも読み取れて、結末はいかに、
と気になることしきりです。

暑さにめげることの多い時期ですが、体調お気をつけて、でもでも続編投下、
よろしくお願いいたしますー;です。



491 名前:ななし[sage] 投稿日:03/07/06 12:42
ああ、また長くなってしまった。。。。。。でもあとちょっとだけ;

さんげりあさん

。。。バルカン星人、今こそ君がヒーローになる時だ!!
姿は悪でも心は正義!! くーっ、イイ!!
でもでも、噛まれちゃいやですよう。。。

とゆーことで(汗、皆様の本編、続編、中毒患者多数が心待ちにしていまつ。
どうぞどうぞよろしくお願いいたしますっ。
(。。。今日は確かPIPさんの作品投下予告があったはず、はあはあ。。。)

いえあのでも、暑さで体調ダウン、多忙で無理な時は、将来の楽しみに
お待ちしますですよ、もちろん! でわでわ。


470 : :03/07/08 18:52
492 名前:3-620 ◆4kNJblDpUo [sage] 投稿日:03/07/06 14:10
バタリアン一杯さん
ジェットコースター期待してまつ。
同じプロットであっても書き手と場所が違えば随分印象は変わります。
改良を加えられて作品の質が上がるのは(・∀・)イイ!

ななしさん
おお、とうとう作者デビューか!?
漏れも以前に即身仏をやったけど宗教ものは難しいです。
いずれはプロテスタントものでやろうとしたけど・・・。
でも、強さの面がでてイイ作品だと思います。
最後の『破戒者である』に対して『人間であった』
これが全てを物語ってます。

493 名前:ななし[sage] 投稿日:03/07/06 15:12
いえあの、さ、作者デビューなぞとゆーほどではなく、ですね。いわゆる、
枯れ木も山のにぎわい、とゆーか、そうゆーものでして; あうぅ。。。

と、。。。へびのあし。
『こんなののドコがプロテスタントに関係あるんだ!!』とお怒りの方が
もしいらしたらー、すみません、ほんとにすみません。言い訳ですが、
牧師様は別に殺すなかれで『破戒』だと自分を責めたわけでなく(多少あった
でしょうが)最後の瞬間に、神による『魂の救済を信じきれず』に、『肉体として
生き延びる』という選択をしてしまった自分が、許せなかったわけでして;
まあ部外者のやったことなので、無知はどうかお許し下さい。。。です。。。


471 : :03/07/08 18:54
494 名前:PIP ◆dve/1Ebaqs [sage] 投稿日:03/07/06 17:59
ななしさんお疲れです。

キリスト教圏でゾンビやら吸血鬼やらのホラーものには「殺される」恐怖と「死後の復活ができなくなる」恐怖があるそうです。
死んだあとは塵の状態で、最後の審判のときに救われるというのがキリスト教ですからね。
(そのわりには幽霊を信じている人も多いというのがいい加減な気もします)

さて二つほど投下します。


472 :PIP ◇dve/1Ebaqs :03/07/08 18:57
 乾いた銃声。揺れる体。足元に落ちる弾丸。
 それだけだ。
 男たちの一人が、再度銃を構えて引き金に指をかける。
「やめろ。弾の無駄だ。――女を狙っておけ」
 先頭に立つ爬虫類顔の男の命令に、男たちは日向に狙いを定めた姿勢で待機する。
 日向は落とした銃の方へと踏む出しかけていた足の動きを止めた。
 男たちの様子をうかがうが、尚也の背中で視界はふさがれたままだ。
「銃の危険性は認識している。優先順位もつけている」
 尚也の視線は語る男の銃に固定されている。それから撃ちだされた弾丸のみが、防弾着を貫き肉に食い込んでいる。
「筋力、反射神経、知覚。殲滅能力は図抜けて高い」
 あたりに散らばるゾンビたちが解体された場面を観察していたのだろう。男は開いた左腕で地面に転がる赤黒い物体を指差す。
「他人の糞から沸いた蛆虫は徹底的に殲滅している」
 浅黒いどこと無く爬虫類を思わせる顔をしかめ、足元で蠢く幼児の顔につばを吐く。
「なのに小娘一人庇って棒立ちか。えらく中途半端なオカマ野郎だ。――死ね」
 一発、二発、三発。鳩尾、左胸、左胸。
 三度の咆哮にあわせて同じ数だけ肉が爆ぜ、噴き出す血流に押されたかのように青年は多々良を踏み、地に片膝を落とした。
「!」
 日向は崩れ落ちる尚也に駆け寄り、男たちと尚也の間に身を割り込ませる。
 黒衣の胸部は一目で分かるほど濡れていた。布の隙間から、紅く染まった肌が覗く。
 日向は引き裂かれた上着で傷を抑えて止血を図ろうとしたが、伸ばした腕は青年に押しとどめられてしまった。


473 :PIP ◇dve/1Ebaqs :03/07/08 18:59
「……応急処置時に血に触らないこと。感染症の危険がある」
 軽く俯いたままで、青年は小さく告げる。
 冷たく静かに響く声。
 聞き覚えのある、懐かしい声。
 その声にはっとして、日向は青年の顔を凝視する。
 問いかける視線に答えるかのように尚也は面を上げる。
 深く澄んだ黒瞳。数日前に目尻についた切り傷のあとはどこにもない。
 微かに、本当に微かに尚也は笑みを浮かべていた。それはあまりにもささやかで誰にも気づかれない。
 だが、少女には分かった。青年が自分を安心させるために笑みを浮かべていることに。
 それで十分だった。青年の笑みは彼女のためだけのものだからだ。
「尚也さん、元に戻った「クハハ、こいつは良い」」
 日向の言葉に爬虫類顔の男の笑い声が被る。
「オーケー、オーケー。なるほどな。お前さんなりかけって訳だ」
 尚也は立ち上がり日向を後ろかばいながら、いきなり笑い出した男の様子をうかがう。
「発熱、意識障害。感覚低下。見当識障害ってとこだろ。ついでに言えば食欲も無いと。ハッ!こいつは最高だ。あの女の最後の頼みもここまでってわけだ」
 男は何がおかしいのか込み出る笑いを押さえることもせず、わけの分からない台詞を吐いては笑い、笑ってはまた言葉を続ける。
「だがそいつも、ついさっきまで。いきなりバネ利かせて飛び上がり、あっという間の地獄絵図。殴って刺して斬り殺す。残った女はハメ殺すってな。おっと最後はお預けだった」
「ん?何仏頂面してんだ。んな陰気くさい顔してんじゃねぇよ。全部てめえのやったことだろ?ま、そいつの理由も分かってる。別段おかしなことじゃあない」
 男は銃を納め、後ろの男たちもそれに従う。
「知りたいんだろ。何が起きているのか。何が起きるのか。ならついて来い。薬もある。どうせ来るつもりだったんだろ?安心しろ。殺す理由も無いしな」


474 : :03/07/08 19:02
497 名前:PIP ◆dve/1Ebaqs [sage] 投稿日:03/07/06 18:02
以上です。
ここはとても苦しかったです。
爬虫類顔の男のスタンスがどうにも定まらなくて。
ようやくこれで拠点内部に移れます。

次は異形遊園地の映画館篇かな?

498 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/07/06 19:44
続編キター!age

501 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/06 23:38
尚也どーなっちゃうの?

つづき気になるぽ


475 : :03/07/08 19:03
503 名前:王都座夢 ◆T6J3cL3e6. [sage] 投稿日:03/07/07 09:20
3-620さん、うちも御馬場様が健在なので、具合が悪くなるとヒヤヒヤです。
異形遊園地の新作、楽しみにまってますね。
でもその新作が観覧車だったりすると激しく嬉しいな〜。
(あくまでも大きな独り言です(^^:))

バタリアン一杯さん、死地からの華麗なる復活おめでつ。
ジェットコースター物を執筆中ですか!! わぁ〜い♪
スリリングな投下を楽しみにしてます。

ななしさん、お久しぶりです!?
いよいよ本スレデビューですね。おめでつ。
宗教関連は何かと難しいですよね。
でもとても良くまとめられていると思います。
内容は全然違うのですが映画「ポセイドンアドベンチャー」の神父や
「サイン」の元神父が信仰と現実に直面して悩む姿を思い出しますた。


PIPさん、予告通りの続編投下乙です。
ずっとどうなってしまうのだろうと気になっていたので、ちょっとスッキリ。
でも物語が新たなる局面を迎え、またしても尚也と日向の行く末が気になって
仕方がありません〜。爬虫類顔男は何者なのだ?
異形遊園地の映画編共々、ワクワクしながら投下を待ってまつ♪



476 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/08 19:18
以上で終了です。
もし間違いなど有りましたらご指摘下さい。

タマ関係者にはご遠慮願いましたので、ところどころレス番がトンでおります。
あとけっこう改行多すぎエラーに苦しみまして、
小説部分だけ名前欄に作者さんのHNを入れて行を減らすという策を採りました。
その方が読みやすいだろうという気もしましたし。
その代わり正確な投稿時間は分かんなくなってますケド。

もともとレスアンカーを使ってなかったおかげで、こんな感じでも
そう見苦しいことにはなってないんじゃないかと思いますね。

477 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/08 19:40
えらく間が開いてしまってた感想を駆け足で・・・。

3-620 さん
こんな展開になるとは思いも寄らずびっくりでした。
食料用ゾンビ? 腐らないのなら極めて保存性が良さそうな。
分岐の話は272の後に家族がどこへ向かうかで色々出来そうですね。

さんげりあさん
やっぱり高田はそう簡単には退場しませんね。
高田のこれまでの足跡に興味があったり。
藤田と対照的なピカレスクな物語がそこには有りそうです。
御手洗一家の前日談。
こんな風なコラボレーションいいですねー。
遊園地企画ならではですかね。もっともっと有ると嬉しいかも。

巡査物語さん
個々のキャラクターのエピソードが銘銘伝のように描かれて際立ち話を彩る。
TVシリーズならここだけで膨らませて一話に使えるような。
短編一本分のアイディアが1エピソードに投入された贅沢な作りだと思いました。

数学屋さん
ヒーローショー。
お、面白い・・・。レッドが単なるバカではなく、漢なのが最後の話で分かる構成。
そして、ピンクの勘違いっぷり。(やっぱりワタシもファンになりました)
この順番ならではの仕掛けが随所に施してあってウマー!!!!! と感動。
回転木馬。
やはり脱出の方法は無いんですね。
ゲームなら回転で照準を定め難い状態で周りのゾンビを狙撃して脱出・・・
みたいなアクションシューティングにしてみたい設定ですが。



478 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/08 19:41
カスケードさん
こんな風な物語になって行くとは! ちょっとビクーリ。
迷宮の夢。狂人の頭の中を覗いているような混乱。
この先にどんな結末が用意されているのか相当楽しみになって来ました。

さんげりあさん
『HERO』
ヒーローショー作品がこんなに出てきて正直嬉しいッス。
期待、期待。しかし、バルカン星人って・・・ミスター・スポック?

ななしさん
めちゃくちゃツボに来ました。内容も文調も。
音楽のような美しいゾンビ小説なんてレアですよね。
ちょっと違うかもだけど、マジックリアリズム小説を読んだ時のような陶酔がありました。
アクションものにもなりそうな題材、それが手法を変えれば
こうも異色の作品が仕上がるという・・・うまく言えないけど感動しました。

PIPさん
爬虫類顔の男のセリフ回しが凄く好きです。
映画なら個性派のクセのある俳優が演じて一気に場を攫いそうなキャラ。
つか洋画っぽいしゃべりですよね。

479 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/08 19:54
あ、ななしさん。
自己増殖する肉って視肉のことでしょか。
確か肝臓みたいな形のデカい肉塊に目がいっぱい付いてるんです。
で、食っても食ってもすぐにその部分が元に戻るお肉生命体。
視肉以外にも中国にはこのテの食用の化物がけっこういて、
さすがチュウゴクーって感じなんですけど。
で、SFの方の話と両方共おそらく諸星大二郎の作品に
あったと思います。

480 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/08 20:50

昨日投下しようとしたら鯖と美だったのですが・・無事に復活したのかな。

481 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/08 20:51
なんか大丈夫そうなので>>447の続きをば


482 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/08 20:52
マジ・・・なわけはないし・・・ショーの一環?
でもそんなの打ち合わせにはないし・・・。
もしかして、内緒でテレビのドッキリ・・とか?
そんな風に俺は思った。
だが、ものの数十秒で俺はその考えが大間違いだということを思い知らされることになった。

警備員の後ろに数人の人影が見えたような気がした。
その次の瞬間、耳を覆いたくなるような大きな悲鳴があがる。
それを合図にでもしていたかのように、大量の人影が雪崩れ込んで来て、警備員の姿は見え
なくなった。
そして、出口ドア付近にいた観客たちにもそいつらは襲い掛かっていった。
事に気づいた会場のそこかしこで悲鳴と怒号があがった。

ただ襲っているんじゃない・・・。
喰ってる・・・人間を・・・喰ってる・・・・。
・・・化け物だ・・・・マジだ・・・・。

そいつらは襲い掛かった人間に喰らいついていた。
どいつもこいつもその口を犠牲者の鮮血で真っ赤に染めている。
暴漢・・・いや、人の形をした何かが大挙して押し寄せて来たんだと、ドッキリでもなんでもない
んだと、そう気づいたときにはもう手遅れだった・・・。
化け物どもが次々と観客たちを餌食にしていく。
一瞬にしてホールは大パニックに陥った。

我先にと化け物どもが侵入して来たところとは別のドアへとみんなが殺到する。
だが、一度に出られるわけがない。
一斉に出ようとしたため、かえって出口は人の山で封鎖される形となり、逃げ場を失った人たち
が、どんどん襲われていく。
飛び散る血しぶきがまるで雨のように降り注いでいる。
俺はその信じられない光景をただ呆然とステージの上で眺めていた。

483 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/08 20:53
「に・・・逃げるんだ!
こっちに来る前に逃げるんだ・・・!」
ステージ上の誰かが叫んだ。
凍り付いていたみんなが舞台の袖へと殺到する。
何人かは既に逃げ出していたらしく、走り去っていく後姿が見えた。

や、やばい・・・・。
俺は焦って走り出した。
だけど、すぐに転んでしまった。
こんな着ぐるみじゃ、まともに走れない!

ハッと振り向くと、逃げ場を見つけた観客の一部がステージに上がってきていた。
それだけならいい・・・。
そのすぐ後ろには化け物どもが迫っていた・・・。
いや、中にはよじ登り始めている化け物までいる。

俺は初めて化け物の顔を見た。
確かに人間の姿だった・・・でも・・・目が・・・目が・・・・。
そいつは低いうなり声をあげていた。
白濁した虚ろな瞳・・・剥き出しの血に染まった歯・・・土気色の肌・・・・。
・・・『ゾンビ』・・・そうとしか思えなかった・・・・。

嫌だ・・・死にたくない・・・!
は、早く立たないと・・・!
でも、この着ぐるみは普段でもひとりで立ち上がるのが難しい。
焦っていてはよけいだ。
焦っちゃ駄目だとわかっちゃいるが、とてもじゃないが焦らずにはいられない。
俺がじたばたともがいているうちに、化け物のうちの一体がついにステージによじ登りきる
のが見えた。
ゆっくりと立ち上がったそいつの顔が俺の方に向けられる。
うげぇっ・・・・目が合っちまった・・・・。


484 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/08 20:55
や・・・やばすぎる・・・。
だ、誰か! 誰か手を・・・手を貸してくれ!
「た・・助けてくれ! 誰か立たせてくれ!」
悲鳴を上げた俺の腕を誰かが掴むのを感じた。
「しっかりしろ、ゴリポン!」
それはバシャリアンスーツの三上先輩だった。
先輩が力強い腕で俺を引っ張る。
「・・・三上先輩」
「よし、裏口から逃げるぞ」

もし今度転んだら・・・。
そんな不吉な考えが頭の中をぐるぐると駆け巡る。
俺は必死になって先輩の後を追った。

ステージの袖から通路へと向かう。
あの奥を右に曲がった突き当たりが裏口だ。
そこから外に出られる。
同じショーの仲間やステージに上がってきた客達、俺と三上先輩の前を走って
いた奴らが角を曲がっていくのが見えた。その直後だった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
「ひぃぃぃぃ」
「た、助けて・・・」
悲鳴が通路に響き渡った。

そして――
「し、閉めろ! はやくドアを閉めるんだ!」
「駄目だ・・・外も化け物だらけだ!」
「ちくしょう、ドアを押さえろ! 入ってくるぞ!」
続いて怒声と悲痛な叫びが聞こえた・・・。

げぇっ・・・逃げ場がぁ・・・・。

485 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/08 20:55
てことで続きます。

486 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/08 20:56
v(T T)v ◆vTTvOjtEecさん、凄まじくお疲れ様です。

いやはや。
これだけの量をお一人で貼られるとは。大変でしたでしょうに。
雑談スレで言ってくれれば皆さんも協力してくれると思うので、大変な時は声をかけてくださいね。

あ、感想ありがとうございます。
ここはかなり展開が強引なので、少し気にかかってるんですよね。
もともとのプロットでは爬虫類男がスタンテグザーを使い尚也が気絶して、んでそのまま拠点に運び込むという内容だったんです。
もしかするとそっちの方に戻して作品スレに貼るかもしれません。

それとここのことあっちの方に知らせてきますね。

487 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/08 21:08
さんげりあさん、着ぐるみ奮戦記〜夏のダイエット篇〜お疲れ様です。
(一部表記に間違いがあるかもしれません)

目の前でゾンビの顔見ちゃうとかなりキッツイものがありそうですよね。
たぶん私が夜一人の時にゾンビ顔を見たら、

1.「たーすけてくれよぉう!!」としゃばだば逃げだす。
2.「不正な処理が発生しました。再起動してください」と固まったまま喰いつかれる。
のどっちかですねぇ。

この後頼れる先輩といっしょに逃げることができるのか、はたして着ぐるみは脱げるのか。
そのあたりを楽しみにしております。

488 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 21:11
キンタマ

489 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 21:20
かちゅのお気に入りに登録完了。
スレが復活したんすね。
でもログは完全には無理でしたっすねー。

過去ログ針v(T T)vさん乙ッす!
さんげりあさん、着ぐるみは一日で5`は落ちるッす。
PIPさん、そっちのバージョンも気になるッす。

これからもマターリといくっす。。

490 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/08 21:33
v(T T)vさん
こちらでも御礼を。「激烈に屍人レス梁、お疲れさまでした!!!!!!」
同じ屋根の下ならお茶を入れて、肩をトントンして差し上げたいようです。

さんげりあさん、乙です。
丁度投下の真っ最中に来ていたので、一つ読ませて頂いては更新し、また次の
投下分を読む....と、なんとも贅沢な読み方をさせて頂きました。(喜)
とうとう逃げ場のない所まで来てしまったのですね。ドキドキ。
この窮地をどう切り抜けるのか、全員があぼ〜んしてしまうのか....。
嗚呼...続きが気になります。
もしあぼ〜んなら...せめて死ぬ前に主人公にスポットライトを当てて
あげたいなぁ。


491 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 21:38
ちんぽこ

492 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 21:43
ちんぽっこ

493 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 21:59
ロメロ式のはいやだけど、バタリアンとかリターンズのゾンビならすぐには頃せないッすね。
だって話すんですよ?
大切な相手ならもう一度ぐらい話したいじゃないっすか。
こんな考え持ってるのは俺ぐらいっすか>

494 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/08 23:57
大切な人も中身が違っていたら嫌だなあ。

反魂の術→正しくない方法で行使→別の魂が入り込む→凶悪化

こんなパターンになったりしたりして。


v(T T)v さん
激しく乙です。
再度投下の手間が省きますた。
ご苦労様でつ。

PIPさん
尚也達の話、久しぶりです。
爬虫類顔の男とはまさか、地下で何千年も眠り続けたあの・・・。
て、いかん。シリアスなイメージがぶち壊しではないか。
彼は何者なんでしょうか。只者ではなさそうです。

さんげりあさん
シャバリアンとバルカン星人の共闘、テレビ放映したらチビッコ達に大うけしそうです。
但し、出演者が生き残ってるとは限りませんが・・・。

ところで着ぐるみって意外と防御力がありそうに見えるのは気のせい?


では272、別バージョンを投下します。
御手洗一家、もし食堂ではなく他の施設に行ってたら?



495 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/08 23:57
二人は少し離れるとじゃんけんを始めた。

「最初はグー・・・」

「じゃんけん・・・ぽん!」

「あいこでしょ!」


勝敗は中々つかなかったが、5分ほどして幸子がやってきた。

「観覧車行こ」

「おお、お前が勝ったのか?」

「ううん、負けた方が決めるってルールなの」

何で負けた方がイニシアチブを握るのかは知らないが
とにもかくにも、観覧車へ向かうことにした。




「・・・えらく馬鹿でかいな・・・」

私は思わず呟いてしまった。それくらい高くそびえていたのだ。
一般の遊園地の優に1,5倍はあるように見える。
さすがはちゃねらーランド。大して面白みもない施設にも金をかけている。

「でも、これって結構待たなくちゃいけないんじゃない?」

文江の言葉通り、観覧車の前には長蛇の列が並んでいた。

496 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/08 23:58
最短に見積もっても2時間は待つ必要がある。
そんなに時間をとられるくらいなら他のアトラクションにいった方がマシだろう。

「幸子、こりゃ相当時間を食うぞ。違うのにしないか?」

「えー、何でよ?お父さんの甲斐性なし。今、別のに行ったら
 また並ばなきゃいけないでしょ。そんな面倒くさいことしてらんない」

・・・何でそこで甲斐性なしなんて言葉が出てくるんだ。
普通は根性なしとかじゃないのか?

幸子は私の疑問に答えることもなくそっぽを向いてしまった。
一度言い出したら聞かない子だ。私が賛同するまではテコでも動かない。
渋々、2時間待つことにした。



しかし、私は生来のヘタレ振りを発揮し、30分ほどで列を離れた。
はっきりいって長すぎる。あれのどこにそんな魅力を感じるのだ。

近場のトイレで用を足すと、外のベンチによりかかった。
歳のせいか短時間でも立っているのが精一杯だ。
何故か眠気もしてくる。あ、いかん、本当に眠い。
子供達には悪いが先に寝かせてもらおう。
ベンチで横になると私は目を瞑った。
顔に何か冷たいものがポツポツと当たる。


「む・・・ええい、雨が降ってきたか・・・」


その時、後ろから何かが動く音がした。

497 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/08 23:58
「おや?」

音は茂みの方から聞こえていた。
注視していると何かが顔を出した。


人だ。ベージュ色のコートと帽子を着用している。
顔はサングラスとマスクで隠しており、表情は全く読み取れない。
どうも辺りを見回しているようだ。


明らかに怪しい風貌の男である。
何かに追われているのか、或いは捜しているのか知らないが
とても忙しなく周囲を見渡している。

「目が会ったりしたら嫌だな・・・」

などと思っていたら、男と目が会ってしまった。
凍てつくような視線。さきほど駐車場で感じたものと似ている。
その場から立ち去りたかったが、足が言うことを聞かない。
私は蛇に睨まれた蛙の如く、動くことができない。

男が茂みから足を踏み出した。
葉や小枝がコートにひっかかっていたが、男は構わず抜け出す。
まさかこっちに向かってくるのだろうか?

しかし、男は私から視線をはずすと
何処かへ姿を消してしまった。



「・・・何だったんだ?あの人は」

498 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/08 23:59
私はさっきの人が気になりながらも、行列まで戻った。
列では幸子をはじめとした家族が怒りの形相で待ち構えていた。

「あー!お父さん、何処行ってたの?逃げるつもりだったでしょ!?」

「逃げるとは人聞きの悪い。戦略的撤退だ・・・いえ、嘘です」

幸子との会話の途中につんざくような視線を感じ、平謝りに謝った。
お願いです文江さん。本気で睨まないで下さい。

「どうせだったら傘買ってきてくれたらいいのに・・・気が効かないわね」

はいはい、悪うございました。気が効かない大黒柱で。
全く、ほんの少し列を離れたくらいで何だ。
そんなことを思いながら観覧車を見上げていると雨脚が強まった。


「やべ。俺、傘持ってねえよ」
「あーもう、服が濡れちゃう・・・」
「こりゃたまらん。何処かで雨宿りしよう」

行列に並んでいた客達が散り散りになる。
離れる時はいつまで続くか分からなかった列も
この雨のおかげで一気に短くなった。

「ねえねえ、これで次のに乗れるよ」

順平が袖を引っ張る。止めるんだ順平。皺になる。
そしたら父さんはまた母さんに嫌味を言われるんだぞ・・・。

私はそんなことを全く表情に出すこともなく、合い槌を打つ。
観覧車の扉が開く。私達はチケットを見せると中へ入りこんだ。

499 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/08 23:59
大きな独り言をもろに聞いてしまった為に
思わず書いてしまったニダ。謝罪賠償スパイラ・・・嘘です。

それにしてもまたゾンビがデテコナイヨー(つД`)
今しばらく待って下さい。

500 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:06
おはよう きんたまきんたまたーまたま

501 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:08
おお、新作です。
前回は何とかゾンビにならずに助かったのでほっとしまった。
でも観覧車は何度も危ない設定がだされているので心配です。
どーか助かりますように。

502 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/09 00:13
3-620さんお疲れパパさん奮戦記の新作ですね。
とうとう観覧車が出ましたー!
いまいち頼られていないお父さんですが、観覧車での危機に一家の大黒柱的パワーを発揮してくれるのを祈ってます。
怪しい人影を見ているお父さん、甲斐性無しと罵られてもこらえるお父さん頑張れッ!

503 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:16
一人一人乗客がゾンビになっていくパイレーツアトラクションキボーン
檻とかあるし下が水だしそれなりに長くて暗いからいろいろ面白そうだと思いマフ。

504 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:16
それ、勃起

505 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:18
ぱぱぁ〜!!やったねパパ。金太郎チャンスッ
ウホッ

506 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

507 :ななし:03/07/09 00:25
v(T T)vさん
すごいすごいすごい、ログ貼りお疲れ様でしたぁーっm(__)m

508 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:26
おっ!!10超えた

509 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:29
チッ30だったか。おっ!!まだいそう。

510 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

511 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:35
一昨日焼肉を食って、腹ん中がパンパンでした。

512 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:39
ションベンでパンパンじゃねーの?

513 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:42
お腹が空きました。焼肉食べたいです。

514 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

515 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:51
>>513
焼肉いいですね。近所に美味しいお店があるのですか?
>>514
ウホッ! いい男♪

516 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:52


517 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:57
このスレはレスアンカー禁止がローカルルールで決まってます。

518 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 00:58
ぶっちゃけ住人はアンカーつけてないしね。

519 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 01:02
そのようだな。今言えることは、

や ら な い か ?

520 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 01:04
ソウル館って店のリーブステキ(こう書いてある)が最高にうまいです。
今まで高級焼肉店にも何度か行きましたが、格別でしたね。

521 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/09 01:05
明日(と言っても今日ですね)投稿します、と自分を追い込んでみる。

んでローカルルールとして明文化して表示。
【スレのお約束】
1 基本的にsage進行。
2 作品投稿のage・sageは作者の任意。
3 作品には感想をお願いします。感想についての批判は作者・読者ともに控えましょう。
  「感想・意見・批評」と「誹謗中傷」は異なります。また表現にはくれぐれも気をつけましょう。
4 煽り・荒らしは放置、反応なしで。
5 スレに関係のない雑談は禁止。
6 アンカー、レス番号は付けない。

5、6はすでに前スレからの住人同意ですね。
スレが伸びてきたので再度掲示。

522 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 01:13
というより住人なら雑談スレの場所知ってるんじゃないのん?
つまり、、、

PIPさんの投稿は本編かな、それとも新しいのかな?
もしかしてアイスクリームのほうかもと期待

523 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/09 10:09
観覧車キターーーーッ!!! やったぁぁぁぁ!!!!!
言ってみるものですね〜 大・き・な・独・り・言♪
謝罪賠償はですね....腐敗歴1ヶ月のフレッシュな屍人さんの耳で
培養された純度100%の青緑の液体瓶詰めは如何でしょうか? 
今回はお得な5本セットをご用意してみました。
腰に手を当ててゴキュッと飲めば、今日から貴方もゾンビ〜ズ!!!

でもちょっと待ってください!! 今回はこれだけではないんです。
ゾンビになって3ヶ月のベテラン屍人さんからの御提供、剥がれたて
頭皮一枚分、なんとバサバサの髪の毛まで付いてもお値段据え置き!! 
そのまま被ってもよし、水槽に浮かべたら水死風オブジェが、ご年輩
女性の方を問わず何方にでもお手軽にお楽しみ頂けます。
大変申し訳ないのですが15セット限りになりますので、お早めの
お電話を!! フリーダイヤル 0120-×××-××××
あれ?賠償の筈が売りつけようとしてる?(笑) 冗談はこの辺にして...

3-620さん「御手洗家の受難/観覧車編」乙&有難う御座いまつ。
(勝手に「(仮)タイトル」付けてしまいますた....ご免なさい。<(. .i)>)
とうとう恐怖の観覧車に乗ってしまったのですね・・・。
この先どうなるんだろう!! 怪しい人物も登場し激しく気になります。
けれど一家してイイ味を出してるので、今後どのアトラクションに乗ろうとも、
家族愛と笑いで無事乗り切って欲しいです。ガンガレ御手洗ファミリー!!!!
シリーズ化を激しく、そして切ないほどに木棒でつ。(^^)

524 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 11:24
や、焼肉食いたい〜〜〜〜!!

525 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 14:15
王都座夢さんはこちらに貼らないのかな。
あっちは完全な作品保管庫だからコッチも貼って欲しいな。
ここが作品と感想用スレなんだしあっちの雑談用スレに感想書くよりコッチに書くほうがいいし。

526 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/07/09 15:07
>ななし様
 本スレデビューおめでとうございます^^
 閉じ込められた教会内での静かなる戦い。
 信仰心は武器にもなれば足枷にもなるという好例…

>3-620様
 とうとう観覧車きましたね…
 シチュエーションは雨、しかも「篭城」には向かない子供のオプション付き!
 その上愉快な家族なので生存が基本にならざるを得ない!
 かなり困難なシナリオになると思いますが、3-620様の腕前をとくと拝見させていただきます^^

>さんげりあ様
 はたしてゴリポン君は助かるのだろうか…
 やっぱショートシナリオは生存よりも殺す方が展開は楽ですからねぇ…
 がんばれゴリポン君!がんばれさんげりあ様!(笑)

とまあ感想をば。
え、なになに、ジェットコースター?
…ごめんなさい、もうちっとおまちくださいませ(謝った)

527 :ななし:03/07/09 15:32
バタリアンさん

どうもです♪ ええ、あの教会作品?の元ネタは、実は、バタリアンさんの
復活発言から!でしたー(w。
で、最初は、あの苦悩する牧師さんは孤児院育ちで、『右手に剣左手に大槌、
ゾンビは悪魔の使い、と割り切ってばっさばっさと倒しまくる』超ワイルドな
狂信型神父さんと幼馴染で、「お前は甘い」とののしられ、葛藤する、とか、
そこにゾンビ出現で『食料激減の危機』を憂慮するマフィアちっくな吸血鬼が
絡んで、とか、アクション満載のホラーを連想し、「あーー、こゆのバタリアン
さんが書いてくれたらなー、かっこいー!!だろうなー」と暴走していたのれすが。
。。。でもそれでなくともご多忙中らしきバタリアンさんにそんな図々しいお願いは
できないし、と、自分でやりかけて見事に失敗に終わったとゆー;(www

本業でお忙しいところとは思いますが、お体大切にして下さいね。
でもって、(体調おっけー+お時間取れたら、ですが)
遊園地物、&本編の続き、首を長くしてお待ちしていまーす。

528 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 16:56
うんこ

529 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/09 17:09
お言葉に甘えさせて頂いて・・・・。
したらばにて度胸を付けてきたので、こちらへ投下してみます。
お目汚しな作品ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。<(_ _)>
ではいきまつ。

530 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/09 17:11
〜みどり〜

-1-
雨に濡れると一層美しさを増す紫陽花が見頃を向かえる梅雨の季節。
いつもなら気まぐれな雨の粒達によって、見る見るうちに乾いた地面の埃が
巻き上げられ、少しホッとする様な雨の香りを辺り一面に漂わせるだけなのだが、
今日の雨は少し毛色が違っていた。
「げっ、もう雨が降ってきた。この時期は天気予報が当てにならな......い.......!?」
突然降り出した雨を恨めしく思いながら空を見上げた青年は、そのままその動きを
止めた。直ぐ後ろを歩いていたビジネススーツに身を包む女性も、見たことのない
光景に息をのみ立ち尽くした。
「嘘っ.....何これ!?」
こうして日本各地で珍しい現象に人々は瞳を奪われ、その動きを止めていった。
それは緑色の雨だった。きらきらと光を集めながら降りしきるエメラルド色の滴。
普通の雨なら眉をひそめる分でも誰も気にもとめないが、薄緑色の雨が突然降り
出したのだから、人々は驚きその不思議な光景に息をのんだ。
それは叩き付ける様な激しい雨ではなく、絹の布を「ふわり」と空に舞わせた様な
柔らかな雨だった。さらさらと空から舞い降りる緑の使者達は、5日の間、人も街も
全てを緑一色に染めあげていった。

ワイドショーでは連日コメンテーター達が責任の無い意見を交わし、研究者達は
採取した緑色の水滴を顕微鏡にセットし、交互に覗いては尽きることのない意見
を深夜遅くまで熱く戦わせていた。しかし誰もがこの謎を紐解く事はなく、色々な
説が生まれては何処へと消え去った。中には不吉なことが起こる前触れだと、その
分野の研究者が捲し立てはしたが、その美しさを喜び称える意見の渦には勝てず、
いつしか彼らもバツが悪そうに歓迎の意を表すようになっていった。
珍しい現象ではあるが、研究の結果無害で有ることが公に報告されると、
緑の使者達を歓迎する声はますます高まっていった。

531 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/09 17:11
-2-

「ママ〜、パパ〜、見て見て!! ほらっ、ボクみどりいろのカエルさんだよ!!」
「お母さ〜ん、見て、凄いでしょ!? これで森に隠れたらカメレオンだよね」
子供達は特にこの綺麗な雨を気に入った様で、わざわざ真っ白な衣服を選び、小さな
黄色い傘を放り投げては無邪気に走り回る姿を大小様々な公園で見ることが出来た。
「こらこら、ちゃんと傘をささないと風邪を引いちゃうでしょ!!」
「あなた、傘をお願いね」
見かねた一人の母親が父親に赤い傘を預け、鞄から素早くタオル地で出来た水玉模様
のハンカチを取り出し、アマガエルの様に飛び跳ねようとする子供を優しく片腕で
抱きとめつつ、空いてる方の手で緑の滴を慣れた手つきで素早く拭き取っていく。
二つに重なった傘下で繰り広げられるほのぼのとした光景に、それを見つめる父親
の瞳は、緑色の雨と同様に優しい色を称えていた。

子供も大人も、気怠げにコンビニの前で座り込んでいる若者達も、その殆どの
人々が忙しない日常を忘れ、ゆっくりと進む緑色の平和な時間を味わった。
市町村によっては雨の降り始めた日を、皆に平和と幸せをもたらした日、
「グリーン・デー」と名付け、町興しの一環として小規模ではあるが、来年の
夏祭りとして催しを企画するところが急増した。
優美な緑の使者達は素早くそして確実に人々の心を魅了し、瞬く間に日本中を
一色に染めてあげていった。

(続)

532 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 17:13
あのーおもしろいゾンビ映画ってなんですかねえ?
これから借りにいこうとおもって!
よければあなたのおすすめ教えてください!

533 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/09 17:14
取り敢えず此処までです。
何せ生まれて初めての小説なので、先がどうなるのか等本人も
解っておりません。多分そこそこの長さになる気はしてまつ。(^^i)
読みづらい所もあるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。

534 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 18:05
作品が貼られたあとですぐに関係のない雑談はマナー違反。
感想が切れるまで待つか雑談所へどうぞ。
それとこのスレでageていいのは作者さんだけです。。

535 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/09 18:59
住人のフリした荒らしもスルーするべし

536 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/09 23:44
では短編行きます。
2レス分かな?

537 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/09 23:45
「じゃ、俺こいつで時間つぶしてるから」
「うん、分かった」
 彼女はそういってトイレに向かった。
 週末。晴天。特別イベント初日。これだけ揃えば混雑しないわけが無い。
 おかげで園内のトイレにも長蛇の列ができているぐらいだ。特に女子トイレはすごい。
 なんでも一部のトイレが使えなくなっているらしく、その分他が混んでいるという訳だ。
 園側もそれを見越してか、トイレの傍には必ずと言っていいほどベンチや暇つぶしができる簡単な遊具が置かれている。
 俺が選んだのもその一つで、簡単な選択式のクイズマシーンだ。
 説明を読むと、全問正解の暁には園内で使えるサービスチケットが発行されるとのことだ。
 ホテル代で結構苦しい俺にとっては、かなり嬉しいサービスだ。
 コインを投入し、ヘッドセットを付けて椅子に座る。パスポートを入れると画面に質問が浮かび始めた。
『世界初のゾンビ映画は』
 1.ブードゥリアン  2.死霊が漂う孤島  3.ホワイトゾンビ  4.吸血ゾンビ
「これはまたマニア向けな。えーと確か3か」
 正解だった。しかし初めからかなりマニアックじゃないのか。
『エルゾンビのゾンビは何を参考に人を追いかける』
 1.匂い  2.温度  3.音  4.勘
「確か心臓の音だから、これも3か」
『世界初水中を移動して人を追うゾンビが出た映画は』
『「ゾンビ」の予算は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の何倍』
『ゾンビ・ブリゲードの犠牲者はどこの国の出身』
 etc,etc,etc……
 次から次へと浮かぶ問題。
 ヘッドセットから途切れなく流れる不思議な音。
 明滅する画面。リズムを刻むバックミュージック。
 まずい。
 そう思ったときにはすでに手は上がらなくなっていた。ヘッドセットから脳髄に響く声が次々に質問を投げかける。
 画面に選択は表示されていない。なのに俺が答えを口にするたびに質問は切り替わっていく。

538 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/09 23:45
 いつの間にか画面の質問は単なるクイズでなくなっていた。
『彼女を愛していますか』
 ――はい
『彼女の体の中で一番好きな場所は』
 ――胸
 俺は何かに引きずられるように、何の違和感も感じることなく質問に答えていく。
『肉はどうやって食べるのが好きですか』
 もちろん決まっている。レアだ。紅い肉汁の滴るほどの生肉が一番うまい。
『彼女と一つになりたいですか』
 当たり前だ。あいつは俺のものだ。骨の髄まで。全身余すことなくだ。
『ではもし彼女がこういったポーズの時まずどうしたいですか』
 画面に、きれいなヒップを突き出して這う彼女の姿が映し出された。何も付けていない陰部を誇示するかのように高く掲げている。
 きれいだ。股間が昂りすぎて痛くなる。突き入れたい。そして、そのまま――
「ねー、まだ終わんないの?画面真っ暗だよ」
 ふといきなりの声に我に返る。
 驚いて横を見ると、トイレから帰ってきた彼女が俺の背中に抱きついて画面を覗き込んでいる。
 そうだ、画面!まずい。彼女のあんな姿が映って――ない。
 そこには真っ暗なままのモニターがあるだけだ。
「もしかして長かったから怒っちゃった?ごめんね」
 彼女がそのきれいな顔を曇らせる。俺が黙ったままなのを勘違いしたのだろう。
「怒るわけないよ。だって、俺はお前のことを愛してるから」
「な、な、何いきなり言ってるのよ!あ、もしかして。えっちなこと考えてるな。それは夜までお預けだからね」
「うん。分かってるよ。美味しいものはとっておかないとね」
 そう。美味しいものはもっともっと腹を空かせてからだ。
「さ、次はあれに乗るぞ」
 俺は彼女の手をつかむとアトラクションに向けて走り出した。

539 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/09 23:48
以上です。
本当は彼女が来たときにキスをして、そのまま捕食する予定だったんですけどたまにはこういう思わせぶりなのもいいかなーと思いまして。

王都座夢さん、続き楽しみにしています。
はたして雨は何をもたらすのか。
何かと結びついた時に効果を発揮するとかだったらもうお手上げですね。
後半を楽しみにしております。

540 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/10 00:45
王都座夢さん
キレイな雨がこの後の惨劇の引き金になるかと思うと非常に楽しみですね。
魔鬼雨のような雨だったら嫌ぢゃ〜
PIPさん
思わせぶりなラストがマイケル・ジャクソンのスリラーのPVの様。
で、帰る途中で彼がゾンビに変わったりしたら・・・ガクブル
ちょっとゾンビってよりはカニバリズム風味だけどマニアックな質問に
難なく答える彼氏が良い味でそうですね。

541 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/10 07:52
ちんぽでぴゅ!

542 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/10 08:13
おはです。
感想を有り難う御座いました。<(_ _)>:::
PIPさんの投下から少し間隔が開いたら、続きを投下しようかと
考えていまつ。
でも別の作者さんが投下予定の場合は、その後にします〜。

PIPさん、遊園地の洗面所編乙です!!
こんなマシーンが園内にある各トイレに設置されていたら......
あっと言う間に被害が広まってしまいまつね。恐ろしい〜。
数学屋さんの書かれた回転木馬のお母さんとお兄ちゃんは、トイレに
行って惨劇に巻き込まれてますたが、もしかしてこのマシーンに関係が? 
なんて脳内ドラマを楽しませて頂きました♪

543 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/07/10 17:32
王都座夢様、本スレデビューおめでとうございます^^
緑色の雨…
いいですねぇ〜映像的にすごく綺麗なのに、明らかに「悲劇の前兆」ってわかるこの雰囲気。
たまりませんなぁ…
後半楽しみにさせていただきます。

PIP様
ゾンビ洗脳マシーン!?
こういう形でのゾンビ化ってのもアリですな。
そのアイデアの引き出しの多さにまたもや感動^^
ラストもストレートな悲劇にしなかったところにPIP様のセンスを感じました。
あ〜俺もがんばろ(笑)

544 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/11 00:12
バタリアン一杯さん、感想を有難う御座います。
実はあの緑の雨は「マトリックス/リローデット」からヒントを
得ています。あの画面に降り注ぐ文字列が凄く印象的で、なんとなく
雨の様にも思えてチョイスさせて頂きました〜。

私もPIPさんの惨劇を匂わせるラストに痺れた一人ですよ〜!
ホント見せ方もそうだけれど、物語のテンポといい、いつも
上手いな〜と感心しきりです。
いったいどれだけの引き出しを持っているのだろう...と思わず野鳥の会
の人みたいに、あのカチカチと数をカウントする機械を片手にPIPさん
だけじゃなく、各作者さんの頭の中の引き出しを数えてみたくなりまつね。

545 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/11 09:01
  l;;;;;ノヽミ;;;;/ l __   __ l  \        (<       ヾ
  .!;;l" l l.゙ ./ (l .一) (ー,. l)   ゝ       !iノ!ノヽ    .l
    ヽ.= l l (l   ,ム、  )    /        i こ,_ ∨ヽ .l
     > //! ノ\._ー=‐'/~`\/        〈 、    ソ  .l
     l .l ll/     ̄     \         ケヽ  _ノ<,,ノ
      ソ ll   ..:::     ヽ,  ヽ-、_,.──'"lヽゝ-‐ ' /ノ l
      l l.l . l 。  .:;;   。 ィヘ   l_)_>__l,._,.lゝ/   .l
     / l l l ..::    ゙ ... l  ヽ  l      l  l/     l
    /  l l l !:       ! l  |  | ┌──────────┐
    /   l l .l :::   "゙  ヽ l  l  l │ /;:;:;:;:彡―ー-、_;:;:;:;:;:;:;:;||
   .l   l l 〉\,._ ヽ   .ノ )  〉 ヽ│ |;:;:;:ノ、     `、;;:;:;:;:;:i|
   l   l l  l    !  ノ l.. .ul l l l.│ |;:/_ヽ ,,,,,,,,,,  |;:;:;:;:;;!│
   /   l l .l ヾ;;;;;;;;;;;;;;;c---i-i─ ─ │  | ' ゚ ''/ ┌。-、  |;:;:;:;:./│
  .l    l l .l   >;;U;;;彡へ、!_!___,│  |` ノ(  ヽ  ソ  |ノ|/ │
  l    l l ト、,,,,,,,ノ  \_____ |     │  | /_` ”'  \  ノ  |
  .l    .l  l !  ~~7~~~~i~~~~~l     /│  | )ヾ三ニヽ   /ヽ、_  |
  l    .l  lヾ!   /    l   :l    / │  `、___,.-ー' |   `|
 /    l  l./ヽ /    l  :,.l    l └──────────┘
./    l  l |   l     l  .l    l       |\
                        / ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄
                        | ちょ、ちょっとまって!
                        |  いま何か映った!
                        \_________


546 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/11 09:44
おはです。う〜ぅ、人少ないでつね。
皆さん生存してますか? 屍人の仲間入りをしてませんか? (笑
人それぞれ色々と忙しいから仕方がないのですけれど....ちょっとショボン。

PIPさんの投下からもう少しすると半日になるし、人も少なそうなので
スレの流れを作るのも兼ねて、お昼過ぎ頃に続きをうぷしてみようかな。
(したらば投下済みの「みどり3・4」ですが)

547 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/11 11:35
昼すぎと言わずに即ドゾ−

548 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/11 12:11
ではでは予告通り投下を開始しますね。

549 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/11 12:15
-3-

皆に愛され人々に安らぎと平和を与えた緑色の雨も、降り始めてから6日目には
いつもの見慣れたの雨に戻り、緑に覆われた地表を本来有るべき色へと塗り替え
ていった。街本来の色が完全に戻った頃には人々の熱狂も落ち着きを見せ、一人、
また一人と、忙しない日常へと身を投じて行く................筈だった。
緑の使者同様に何の前触れもなく、それあまりにも突然に起こった。
映画や小説の中でしかあり得なかった死者の復活。
到底信じられない出来事に多くの人は戸惑い、そして歓喜の涙に震えた。

四方を白い壁に囲まれた部屋では、1人の青年が人としての最期の息を
深く吐きだし終えていた。
「午前9時38分、死亡を確認。.....残念です。」そう言い終わると、白き服に
身を包む長身の男は耳から聴診器を外し、悲しみに打ちひしがれる人々に深く
一礼をすると、静かな足取りで沈痛に深く沈む部屋を後にした。
残された同じく白い制服に身を包む数名の男女は、慣れた手つきでベッドの
周りに設置してある機器のスイッチを切り、死後にやらねばならぬ処置の準備を、
一つも間違えることなく黙々と用意していた。
「あんなに元気な子だったのに....何で雅春がこんな事になるの? 今朝だって
 ご飯をお代わりして食べて、元気良く仕事に行ったて言うのに....何でなのよ..
 どうして...私の息子が....」
「母さんや....舞さんに場所を空けてやろう。雅春もその方が喜ぶだろう....」
親族であろう者たちは肩を抱き合いゆっくりとベッドから離れ、白い壁に背中
を預けながら密やかに嗚咽を漏らした。入れ替わる様に青年だった身体の側で
泣き崩れる1人の女性を暫くは見つめていたが、やがてその悲しみと心の痛みに
蓋をする様に誰もが瞳を伏せた。

550 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/11 12:15
-4-

「嫌ーっ!! そんな....私を置いて行かないでぇぇぇ!! ずっと一緒にいようって、
 何時も側にいてくれるって、まさ君言ったじゃない!! 私を一人ぼっちにしな
 いで.....お願い、お願いだから死んじゃ嫌ぁぁ...こんなのってない...。
 まさ君、もう一度だけで良いからお願い、目をあ..け......て...頂戴よぅぅぅ.......
 .......まさ....く......!?」
恋人の悲痛な願いに答える様に、雅春はゆっくりと瞼を一二度開け閉めすると、
そろそろと二本の腕を宙に伸ばし、その全ての屈強な腹筋を使いしなやかに上半身
を起こした。しかし目覚めが悪いのか、雅春の顔に蘇生を喜ぶ表情は微塵にもない。
髪は枕によって乱れきっており、顔色は悪く、快活そうなやや大きめな口元は締まり
無く少し開いていた。
「・・・ま、まさ君・・・私が解る!? 私よ、まい。舞よ!! 嗚呼・・・神様・・・」
雅春であった身体にすがり付き、その半身を彼に預け泣き叫んでいるはずだった
女性の発した言葉に、親族や周りで黙々と作業をしていたスタッフは動きを止め、
目を見張った。
「...奇跡だわ!! 榊原君、大至急ドクターを呼んできて頂戴!! 患者が蘇生したわ!!」
我に返った恰幅の良いベテランの女性スタッフがそう叫ぶと、まだ新人の幼い顔を
したスタッフは、その声の大きさにビクッと背中を一瞬硬直させ、そのまま転がり
そうな勢いでドアから飛び出していった。

「まさ君....舞の為に戻ってきてくれたのね。嬉しい....」
そう言い終わると舞は、上半身を起こしベッドに座る雅春のがっしりとした首に
細く白い腕を絡め、その華奢な身体を清潔な寝間着で包まれた広い胸へと重ね合
わせた。雅春はまだ身体と魂が馴染んでいない様子で、舞にされるがままにぼん
やりと宙を眺めていたが、鍛え上げた胸板に女性特有の柔らかさと温もり感じると、
宙を彷徨わせてた視線を彼女の歓喜のあまり上気した薄紅色の頬と艶やかな長い
黒髪に移し、蘇って一番最初の声を発した。

(続)


551 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/11 12:17
ふう。此処まででつ。
ではでは。

552 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/07/11 12:25
王都座夢様、お疲れ様で〜す。
来ましたね、とうとうゾンビが。
しかし、これ悲劇以外の選択肢もありえますね…
そうみせかけて最悪の悲劇ってのも手でしょうが(悪笑)
今後の展開を期待しております^^

553 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/11 14:08
恥厨うざっ!

554 :ななし:03/07/11 15:36
王都座夢さん
 わーい、続きだあ! いい、いいなぁーっ!
まさクンが蘇った場面の描写、ハイビジョン画面でドラマ見てるように頭に
浮かびました。王都座夢さんならではの、こまやかな描写、優しさに溢れた
癒し系の文章。だからこそ事態が急展開を見せた後の惨劇?がより一層引き
立ちそうですが。。。今からもう、恋人の舞ちゃんに感情移入して(;;)
だったり。ハンカチ用意して続きお待ちしてまつ。





555 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/11 17:52
オイこそが 555げとー         

556 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/11 20:02
恐怖系ぢゃない こういう癒し系のゾソビ小説もイイね

557 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/11 20:42
PIP殿
乙です。
意思持ちゾンビ化プログラムゲームといったところですか。
ないす・あいであ!です。
こういうのは全く思いつきませんでした。
質問回答にさりげなく男の本音が出まくりなとこもまたなんとも・・・。

王都座夢殿
ホントに綺麗な文と描写ですね。
わたしには真似できません・・・。
とても柔らかな感じがします。
やはり文章にはその人物の性格が出ますね。
・・・はっ!?  ・・・ということは自分は!?


ちょっとまだ王都座夢殿の作品からあまり間が開いてないので投下は待って
明日にします。

558 :3-620 ◆4kNJblDpUo :03/07/11 23:26
私事で恐縮なんですが、突然パソコンが故障しまして
まともに動きませんので、常時書き込むということができません。
(今は偶然繋がりましたが)

よってまことに遺憾ながらスレより一時撤退します。
作者様並びに読者の皆様、今までお世話になりました。

今後もゾンビスレのさらなる繁栄を期待してまつ。
屍鬼に襲われたらどこかで会いましょう( ´∀`)

559 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/12 00:08
皆様から沢山の感想を頂く事が出来て、嬉しいやら恥ずかしいやらで
身体中がなんとなくこそばゆい王都です。今晩は。(#^^#)

さんげりあさん、折角の投下のお邪魔をしてしまって済みません。
先ほど保管庫へとお邪魔して、うぷ分を読ませて頂きますた〜。
感想はこちらに投下後にしますね。それまでは喋りたくても口にチャック。

ガーン。
3-620さん、いつの日かきっとこの地に帰って来て下さますよね!?
またお会い出来る日を夢見て、今日は眠る事にします。
うるうる.....寂しくなりますぅ。(T_T)

560 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

561 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

562 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

563 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/12 08:35
さて時間経ったしスレの様子でも見に行くか

>恥厨房うざっ

くそ〜 またオレの正体バラしやがって!

こうなったらまたAA貼りまくって荒らしてやるぜ!

ていうとこだろ↑の連続AAは


564 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/12 09:05
3‐620様 今までありがとうございました

565 :ななし:03/07/12 09:07
3-620さん? 撤退いいィーっ?!
そんな。そンな、うそです、うそ、うっ・・・

ニ、ニグ。ジュギ、ペ。グア……

と、すっかりゾンビ化するとこですたが、でも一時的なものとおっしゃってる
んだから、ぱそが元に戻ったら戻ってきてくださるわ!!
と、己を励ましてつつ。
リニューアルしてスーパーバージョンとなられた3-620さんの、1日も早い
ご帰還、お待ちしておりますっ。


566 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/12 10:05
恥厨って何だろ?

567 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/12 11:42
さんげりあさん
ボボ・サックは登場するかな・・・。
ゴリポンは憧れていたヒーローになれるのか?
悪役の着ぐるみを纏っているところがミソですね。

3-620さん
ついに観覧車、とぼけた一家がゾンビに対してどうリアクションするのか、
いよいよ話は美味しいところへ・・・と思ったら、えええー!!
パソコンそんなに重傷なんですか・・・?
この間にじっくりネタを熟成させて、一日でも早く戦線復帰されることを願います。

PIP さん
彼氏がゾンビになるのならブードゥーのオリジナルのゾンビに近い感じでしょうか。
一説では、生きている人間が薬などで意のままに操られてるのがゾンビらしいですし。
死者のゾンビよりも、体力・スピード共に有りそうで手に負えないかもです。

爬虫類男のくだりですが、もしも後のストーリーに影響があるような大幅な変更を
されるようでしたら、改めてこちらに貼った方がいいかもしれませんね。

王都座夢 さん
>そして歓喜の涙に震えた。
この部分でニヤリとしてしまいました。
ゾンビ化現象に対する最初の反応としてこういうのも有るはずだと思ってましたからね。
しかし、話はどっちに転ぶのか・・・気になるところで続きますね。

568 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:48
3−620殿
いきなりな話でちとビックリデスが仕方ないですね。

3−620さん戻ってキタ━━━━ε==(ノ゚∀゚)ノ (=゚∀゚=) ヽ(゚∀゚ヽ)==3━━━━!!! 

と言えるその日までしばしお別れです。
オツカレさまでした〜 ヾ(´・ω・`)ノ~~~

569 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:49
したらば投下分に追加分とを合わせて
「燃えよ、ゴリポン」
の続きを逝きますですよ。

570 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:50
ど、どうすれば・・・・どこに逃げれば・・・・。
後ろからは遅れて逃げ込んで来るショー仲間と観客達、そしてそれに混じって化け物
どもも・・・。
「・・・先輩!」
「くそっ・・・こっちだ、ゴリポン!」
先輩は突き当たりを左に、裏口とは反対に向かって走り出した。
確かに後ろから来ているんだ、もうこっちしかない・・・。
でも・・・こっちに行ってどうするんだ・・・・。
それに、このカッコでこれ以上走るのはもう・・・。
「先輩、俺・・・もう・・・」
俺がそう言いかけた時だった。
少し先にあったドアがふいに半開きになった。

「三上、ゴリポン! 二人ともこっち!」
開いたドアから手招きする女戦闘員の姿があった。
あ、あれは・・・相川先輩!?
俺と三上先輩はドアの中に飛び込んだ。

「は、早く閉めて!」
叫ぶ俺を相川先輩が遮った。
「待って、子供が!」
ふと見ると、すぐそこまで二人の子供が走ってきていた。
兄妹らしい、小さい男の子と女の子だ。
でも、そのほんの数メートル後ろには化け物が・・・。

「はやく、こっちに!」
相川先輩の声に必死に走る子供達・・・。
子供達は文字通り間一髪でドアの中へと逃げ込んだ。
「よし、ドアを閉めて!」
相川先輩が叫んだ。


571 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:51
だが、ドアを閉めようとしたその瞬間、化け物が腕を突っ込んで来た。
腕がドアに挟まって閉まらない。
「くそっ・・・この・・・化け物め!」
三上先輩が手にしていたバシャリアンソードを化け物の顔を目掛けて突き出す。
バシャリアンソードは化け物の左目に突き刺さり、ボキリと折れた。
無理も無い、アクション用のプラスチック製なのだから・・・。
でも、それでも化け物を勢いを一瞬弱める効果はあった。
化け物が後ろに仰け反り、腕がドアから抜ける。
三上先輩はその隙を見逃さなかった。
素早くドアを閉め、鍵をかける。

「ちくしょう・・なんなんだ、アレは!?」
吐き捨てるように叫び、三上先輩は折れたバシャリアンソードを床に叩きつけた。

「よしよし、いい子だから。
もう大丈夫だからね」
相川先輩が泣きじゃくる二人の子供をなだめている。

部屋の中には相川先輩と一緒に逃げ込んだのだろう、見知った顔のショーの仲間とそれに
観客らしい人達の姿があった。
後から逃げ込んだ俺達も含めて、部屋には全部で十数人いる。
みんな怯えきった顔をしているけど、なんとかとりあえずは安全を確保できたようだった。

ドン・・ドン・・ドン・・・。
さっきのヤツだろう、外では化け物がドアをしきりに叩いている。
「うわぁぁ・・・」
「・・中に入れてくれ・・・」
「ぎゃぁあぁぁ・・」
「た・・助けて・・・」
そして・・・逃げ遅れたらしい人達の断末魔の悲鳴がしばらくの間いくつも聞こえた・・・・。
少しするとそれは途絶えた・・・でも、耳には・・・耳にはいつまでも残っていた・・・・。


572 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:53
ここはどうやら役者控え室らしい。
らしいというのは・・・ぺーぺーの俺はここには来たことが無い・・・。
俺は仲間内で『雑魚部屋』と呼ばれるとこしか使ったことが無いからだ。
ひとつだけある窓がベージュのカーテンで覆われている。

「外はどうなってるんだ・・・」
バシャリアンスーツのヘルメットを外しながら三上先輩がカーテンに手をかけようとした。
「やめろ!」
近くにいた男が強い口調で止める。
「開けるな、奴らが寄って来るかもしれない!」
「・・・外にもそんなにいるのか・・・?」
男が頷く。
「・・・覗くだけにしとけ」
男の言葉に三上先輩はゆっくりとカーテンの端を少しだけあげ・・・すぐにそっと元に戻した。
先輩の表情が全てを、外の状況を物語っていた。

「ゴリポン、それ脱いだ方がいいんじゃないの?」
ふいに相川先輩に声をかけられた。
確かに・・・このカッコじゃ逃げられない・・・。
でも、よく考えれたら、これ着てれば噛まれても平気かもしれないし・・・。
いやいや、やっぱこれじゃ走れないから転んだら一貫の終わりだし・・・・むぅ・・・・。
「ていうか、脱ぎな、ゴリポン」
俺が悩んでいると、相川先輩が催促してきた。
なぜに? ひょっとしてこのカッコじゃ俺が逃げにくいのを案じてくれているのか?
「この子があんたの事、怖いんだって」
そう言って相川先輩は女の子の頭を撫でた。

ふふ・・・やっぱそうですかい・・・。
この相川先輩が俺の事を思いやるなんてガムシロップ並に甘い考えだった・・・。
なんせ『ゴリポン』のあだ名を付けた張本人、いつも俺をパシリに使ってる人で、みんなからは
『鬼姉御』と影で呼ばれてるお方だもんね・・・。


573 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:54
俺は女の子に近づいた。
ビクッとする女の子。
それを見た男の子が割って入って立つ。
「いもうとをいぢめるやつはゆるさないぞ」
「大丈夫だよ、俺は悪い奴じゃないから」
「でも、ばるかんせーじんはわるいやつだよ」
「俺はホントは正義の味方なんだよ?」
「うそだ」
「ホントだって」

仕方ないな・・・こいつを脱ぐのはちょっち不安だけど、子供を安心させたいし、第一このまま
じゃ走って逃げるのも難しい。おまけにもう熱くてかなわないもんな。
それになにより・・・相川先輩の言う通りにしないと後がコワすぎる・・・。
「相川先輩、ちょっとジッパーを下ろしてください」
「ほいよ」
ジッパーが下ろされ、俺は着ぐるみから上半身を出した。
ああ・・・空気が冷たくて気持ちいい・・・。

「ほら、恐くないだろ?」
ありったけの笑顔を子供達に向ける。
これで安心してくれたかな?
俺はそう思った・・・ああ、それなのに、それなのに・・・。
「うわぁ〜ん・・・」
女の子は泣き出してしまった。
そして男の子は・・・
「わぁぁぁ・・・かいじんだぁ・・・・こわいよぉ」
半泣きになってしまった・・・・。
なぜ着ぐるみの時よりも恐がる・・・・
・・・くそぅ・・・泣きたいのは俺の方だ・・・・。
うぅ・・子供ってとっても残酷・・・・・。
俺は目頭に込み上げてくる熱い物を耐えながら着ぐるみを脱ぎ捨てた。


574 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/12 17:55
ということで続きます。

次回投下はもしかすると藤田篇かもしれません。


575 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/12 18:12
さんげりあさん、お疲れ様です。
いつぞやの王都座夢さんのような贅沢な読み方を、今度は自分がさせて頂きました。
キャラクターが出揃ってきたようですね。
子供が出て来たことで、ゴリポン大活躍の予感にゾクゾクしてます。
こちらとしてはキャラクターへの感情移入もばっちりで、
活劇シーンへの準備OKって感じですが・・・さて、どうなるかな?

576 :ななし:03/07/12 18:58
さんげりあさん
 暑さに脳が蒸発寸前のわたくしめ、思わず
『。。。ゴリポンくん。。。好き。。。(はあと)』
などと呟いてしまいますた。だって、母性本能?刺激しまくり(wのキャラ
なんだもん。でも子供には彼の魅力が判らないのね。。。 
しかも、次は藤田さん投下。。。高田との対決やいかに?!
これではまだまだゾンビ化できません。ひえぴたを額に乗せて続編お待ちしてます!



577 : ◆6N371.108E :03/07/12 19:35
さんげりあさん
藤田篇って昔、『lost』
ってタイトルじゃなかったですか?
(記憶違いかな。。。)

578 :漏れの記憶でわ:03/07/12 22:01
一話投下時に『Lost』だったとオモワレ
途中から『LOST』って全部大文字になったはず


さんげりあさん 合ってますよね?

579 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/07/13 00:33
 ああ、臨海学校に行っている間に…。
 3−620さん、ゾンビのごとく不死身に帰ってくる日を待ちますよ(喩えがゾンビってのはアレかも知れないが)

580 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

581 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/13 01:49
PCの不調は厄介ですね。
ソフトが原因だとOS再インスコ。
ハードだと買い替えに。

我らゾンビ好き一同、胃袋に爪を立てるほどに飢えながらお待ちしております。

私は明日仕事の前に図書館にいって、資料集めにいそしみます。
建築関係の図面や写真がきれいに整理されている資料ってないですかねぇ。

582 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/13 17:11
最近の映画でゾンビ映画ってありまつか?
バイオハザード見たけど、まあまあだったな〜
お勧めがあったら教えてくだされ〜
ゾンビ三部作は当然見ますた。

583 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/13 19:30
今日は作品ないのかな

584 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:05
皆さま今晩は。
明日はPIPさんが投下予定な様なので、今のうちに続きを投下しますね。
ではでは行きます〜。


585 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:05
-5-

「・・・う゛う゛う゛・・・・う゛ぐぐう゛う゛う゛・・・」
生前の低く男らしい声とは全く違うくぐもった声に一瞬舞は固まったが、直ぐ
に暖かい微笑みと涙に濡れ艶やかな潤いを持つ瞳を、愛しい彼の顔へと余す
ことなく注いだ。ハッキリ言って目の前にいる雅春は何処か様子がおかしい。
でも蘇ったばかりなのだから、様子がおかしいのも仕方がないのだと無理矢
理自分を納得させる意地らしい彼女である。
「なぁに? 何か言いたいの、まさ君? あっ!!....」
その瞬間、雅春は突然思い出した様に胸の中にスッポリと収まっている舞の
身体を、日に焼けた太く逞しい両腕で強く抱きしめていた。
その肘には生前貼ったらしいバンドエイドのガーゼ部分に、何かの薬なのだ
ろうか、よく見ないと気が付かないほどの黄緑色の染みが控えめに地図を作
っていた。

「まさ君、もう舞を独りぼっちにしないで....約束だからね。愛してる...」
感極まり喜びの涙が止まらない彼女であったが、黄金の蜜を思わせる甘い
抱擁とは程遠い腕の強さに、徐々にではあるが胸が苦しくなりだしていた。
水槽から出された朱色の鱗を持つ魚が、酸素を求め身をよじりる姿が何故か
脳裏に浮かび、今の自分の姿に重ね合わせ少し眉をひそめる。縁起でもない。
彼は自分の為だけにこの世に戻ってきてくれた。きっとこんなにも腕に力が
入ってしまうのは自分に会えなくて辛かった所為なのだと...舞は都合の良い
魔法を揺らぐ気持ちに掛け、どこからか湧いてくる不安を麻痺させていく。
しかし雅春は二度と別離の悲しみで舞を泣かせたくないのか、それとも
別の想いからなのか、さらに腕に力を込め自分の胸の中にいる温もりを
誰にも取られぬよう両腕で守った。

586 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:06
-6-

「嬉しいけど....ちょっとくっ....苦しいわ、まさ君。お願い腕をゆるめ...」
舞が言い終わらぬうちに、雅春は不意に彼女の首筋にその乾いた唇を押し
つけていた。幾らなんでもやりすぎである。狂おしいほどに何度も肌を
重ね合わせている2人とは言え、此処は病室で雅春の両親や兄弟、そして
数名のスタッフの目の前だ。そう思った途端舞の頬は一層赤みと熱を帯び
ていった。本当ならこのまま身を委ねてしまいたい。けれど舞はありった
けの理性を総動員させ、雅春の一方的な愛撫を少しでも止めさせようと形
の良い額に皺を寄せ精一杯の抵抗を試みた。
「まさ君駄目...よ。皆が見てるわ...それに息が苦しいの。お願い......!?」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
白い部屋一杯に響く空気をも切り裂く悲鳴。甲高い音の洪水がその場にいる
者達の耳を貫く。恋人達のとろける様な甘い抱擁に目のやり場を失い、壁や
窓の外を見つめていた全員が一面赤に染まる信じがたい光景に青ざめ、白く
凍り付いた。堅い光を反射する白い床、雅春の座る簡素な白いベットと布団、
ベット横の白いテーブル。その上に乗せられた四角い銀のトレーと、真っ白
な脱脂綿と銀の大きなピンセット。
そして皆の目前で堅い抱擁を交わす一組の男女の身体にも、全てにねっとり
とした艶を持つ真っ赤な大小様々な花が咲き誇り、その真紅の花びらを硬質
の光を放つ純白の床へとポタポタと散らばらせていた。
「まさく...ん.....何...で....こんな.....」
首の肉を喰い千切られた痛みと出血のショックに呆然としながら、舞は信じ
られないと言った面持ちで、彼女の肉を緩慢な動きで咀嚼する雅春の真紅に
濡れる頬を見つめた。これは夢?....夢よね。世界で一番自分を大切に思って
くれている雅春が、こんな事をするはずがない...絶対に...彼なら.....。
舞はこの出来事が悪夢である事を確かめたいのか、傷口を押さえてない方の
手で信じられない現実を確かめるかの如く、ゆっくりと震える指を彼の頬へ
と延ばしていった。まるで自分の温もりと2人のだけの甘い時間を思い出し
て欲しいかの様に。

(続)

587 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:14
....と此処までです。
う〜ん、皆様に言われてハッピーエンディングが出来る事に気が付きますた。
ゾンビと言えば血湧き肉裂ける展開!!!! と思ってしまったので、やはりな
方向へ進みだしています。
第一部が一段落したら、ハッピー版もチャレンジしてみるかなぁ。

さんげりあさん、乙です。
子供が泣いてしまう程のゴリポンのフェイス.....いったいどんなお顔なんだ!?
ななしさんはゴリポンヨイショでつか。(^^)
私は三上先輩が気になってまつね〜。
出来れば負傷者や死者を出さず、皆に生還して欲しいっす。


588 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/13 23:24
作品キタ−!

今日はないのかとヲモタよ

589 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:26
-7-

< ゴクリ >
雅春であった者は腹に収めてしまうのを名残惜しむように、ようやく最後の肉片
を喉の奥へと送り出した。そして空腹で待ち切れぬ子供の様な顔で、目前に迫る
華奢な舞の指にガブリと喰らい付き、自分の歯が折れるのも気にせず力一杯に
噛みしめた。舞は声にならない悲鳴を上げ、嫌々をするように頭を振り何とか
腕から逃げようとあがいた。
< コギリッ、ズルッ ブチュ、ゴリッゴキッ ゴキッ、グチャッグチャ.... >
親指と人差し指の第二関節までと数本の筋や皮を残し、残りの指達は彼の口内で
不快な音を立てる役目を担った。舞は絶望に霞む瞳を見開き、更なる出血と痛みの
為に紙の様に白くなった顔を、背中側にカクンと音を立て仰け反らせ失神した。
若竹の様なコリコリとした舞の指に舌鼓を打った雅春は、今度は目前で彼を誘
っている生前に愛してやまなかった彼女の細いあごへと狙いを定め、細い骨が
歯肉に刺さってるのも気に止めず、まずは失血のショックで色の褪めつつある
下唇の内側に一度歯を立てて切れ目を付け、ビリビリと嫌な音を立て一気に皮
膚を剥がしにかかった。

「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
現世とあの世を彷徨っていた舞は、皮を剥がれた痛みの為なかば強引に
悲しい現実に連れ戻された。しかし彼女には抗う体力も気力も残っては
いない。雅春だった者は北京ダックでも食すように、舞の下唇から
喉にかけての産毛一つ無い滑らかな白い皮膚をムシャムシャと口に滑り
込ませると、口直しのつもりなのか皮膚が無くなり剥き出しとなった
鮮やかな桃色の歯茎と小粒だけれど綺麗に列んでいる真っ白い下前歯
を彼は愛おしそうにペロリと一舐めした。そして格段に食べやすくなっ
た顎の肉に彼自身の歯を彼女の骨にぶつかるまで潜り込ませ、今度は
肉を剥ぎ取る為、左右に激しく顔を振り始めた。


590 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:26
-8-

そのお陰で彼の着ていた清潔なストライプのパジャマと舞の初夏に相応
しい空色地に小花のプリントされた清楚なワンピースは、肉の破片と赤
く濁った涎などがベッタリと染み込み、クリーニング屋がその全技術を
持ってしても落とせぬ程の紋様を2着とも浮かび上がらせていた。
血しぶきが煙のように舞上がり、空気までもが赤く染まりそうな空間の
中、呆然と2人を見つめる親族やスタッフに向け、舞は残り少ない灯火
を全て燃やし二回だけ瞬きをして見せた。それが雅春の魂が居る場所へ
とやっと旅立てる喜びのサインだったのか、それともそう遠くない未来
に身内となるはずだった雅春の家族への警告だったのかは誰にも解らな
かった。

舞はビクビクッと一度全身を大きく痙攣させると、彼女の肺は絶望と
彼への愛を全て吐き出し、二度と元通りに膨らむ事はなかった。
その間も雅春だった者は彼女の顎の肉を咀嚼し続けていた。
力が抜け滑り落ちそうになる美味な固まりを愛おしげに抱きしめ、
今度は脂が乗りとろけそうな両胸を喰らう為、邪魔な布は歯で乱暴
に引きちぎった。ようやく形の良い乳房が露わになると雅春だった者
は恭しく顔を埋め、その十数秒後にはグチュグチュと音を立て極上の
肉を口一杯に頬張っていた。そして至福の咆吼を上げるかの如く真紅
に濡れた顔を上に向け、ゆっくりと小さくなった舞の欠片を天井に
見せつけながら旨そうに腹の奥へと送り込んだ。
その様子はスポーツマンで明朗快活だった雅春の姿からはほど遠い、
空腹に全身を奪われ、腐肉だろうが乾涸らびた骨だろうが何でも
喰らい尽くしてしまう草原の掃除屋に酷似していた。

(続)

591 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/13 23:27
....と思ったのですが、キリが悪いので「舞&雅春編」一気に
投下しちゃいました。(=^_^=)♪
楽しんで頂けたら幸いです。(楽しい内容ではありませんが....)

592 :ななし ◆WZm3jzCkZQ :03/07/14 13:00
(前トリップ、保管庫でみすっちゃったので新トリップで〜す。)

 きゃーーー!! 王都座夢さん!! すごい、すごいですうっ!!
しなやかな癒し系文章、はそのままなのに、この圧倒的な迫力!!
思わず「!!」を多用したくなる、その描写力。ああ、やっぱりシャーマン!!
と、危険なときめきを覚えてしまうわたくしです。

え? ほれっぽいのか、おまいは。。。? いえあの(w。。。(話題を変える;)
そうです、ゴリポンくん、ヨイショ派でっす♪ ゴリ、だからゴリラ系の顔立ちなんで
せうね。でも、それはそれでたくましくってよいですわ。それに、「男は生き残って
ナンボ!」ゴリポンくんはちょっと頼りなさげでも、アク運強そうだからいいなあ、と
思って。(w

んでも、従兄弟のコみてると判りマツが、子供って、人並み外れて長身だったり筋骨
タクマシかったり、金髪碧眼の外人であったりするだけでも、「見慣れた感じじゃない」
だけで、「違和感」を感じて怯えたりするものです。(以前従兄弟の家にご近所の宣教師
さん?が挨拶に来た時、おいっこは、身長190はありそうなトム・クルーズ似の美青年
の彼を見て、泣きだしてましたw)。。。と;雑談すみません。

続き、熱烈待望!!してます! どうぞよろしくでっす♪



593 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/14 17:02
ちんこもみもみもーみもみー
ちんこもみもみもーみもみ

594 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/14 17:31
王都座夢さん
いやはや。微に入り細をうがつお食事の描写、参りました。
ここまで余すことなく書ききられるとはちょっとびっくりです。
顔面食いはキますねぇ。映像化したら全米13州で上映禁止になりそうな。(根拠なし)
装飾的な描写が凄惨場面に見事マッチする力技。
前回投下分から一転してのスプラッター・パンクな展開にゾクゾクしつつ、
続きに対してはいやが上にも高まる期待。
楽しませて頂きました。

595 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/07/14 17:48
 王都座夢様、お見事ッ! としか言えない凄まじい描写に読みふけってしまいました。
 やはり食事描写はゾンビの基本か、と自分にも言い聞かせています。
 続きが楽しみです。

596 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/14 19:08
予告しておいてすいませーん。
今日は投下出来そうにありません。

拠点の細かい部分を詰めていったら、いろいろと穴が見つかってしまいました。
見取り図を作成しなおす必要が出てきたので、おそらく投下は明後日夕方になると思います。
お待ちの皆様もうしばしの猶予をくださいね。

597 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/14 21:06
PIPさんの投下は延期でつか。がっくり。(;_;)
でもより良い作品へと生まれ変わる為なのだから、我慢我慢の子〜。
脳内ドラマを文字に置き換えるだけの私と違って、ちゃんと資料を
探されたり検討されたりするのでつね、凄い。
だから本当に起こっていそうな程のリアルな作品が書けるんだなぁ。

皆様、感想を有り難う御座います。<(_ _)>深々。
これと言った取り柄のない私ですが、お褒めのお言葉を沢山頂き、
もう一生分の褒め言葉を頂戴させて頂いた気持ちでおります。(感涙)
ちと食事の前後に読むのは辛いかと思いますが、楽しんで頂けた
様でほっと一息です。ふうぅ〜。

ええと、PIPさんが明後日の夕方の投下予定と言う事なのですが、
その間に他の作者様で投下予定の方はいらっしゃいますか?
一応「みどり/第一部」は書き終えているため、投下がないようで
したら順次うぷしたいと考えているのですが.....。どうでせうか?(^^)

598 : ◆6N371.108E :03/07/14 21:46
改めて「ゾンビにだけは殺されたくない」と思いますた。。。
すごすぎ。。。

599 :カスケード 1/3:03/07/15 00:32
嫌な気配を感じた。
さっきまで僕がいた暗がりに何かがうごめいている
目を凝らしていると机の上に置かれた手作りのアルコールランプの明かりの向こうに
奴らのおぞましい姿が浮かび上がってきた。

バリケードが破られ、奴らが中に進入してきている。
僕と沖由が苦心に苦心を重ねて築いたバリケードがこうも簡単に破られるなんて。
それ以前にバリケードは3重になっていたし、鳴子も付いていたはずだ。
確かに何かあった際、直ぐに出られる工夫はしてあった。
誰かが、気の触れた誰かが禁断の扉を開けてしまったのか。
そういえば井上田の姿が無い、まさかあいつが。
いや、あける方法は僕と沖由しか知らないはずだ。
何故、どうして、どうやって、誰が。

油断していたせいも有るだろうし、時間的なものもあったろう
間野さんが、鳥川さんが、美砂保ちゃんが
たいした抵抗も出来ずに次々と奴らの群れの中へ取り込まれていく
美砂保ちゃんを助けようとバットを振り回して飛び込んでいった沖由も
2体の頭を飛ばした所で群れの中へ消えていった。
助けを求める声、悲鳴も直ぐにざわめきに呑まれてゆく。

600 :カスケード 2/3:03/07/15 00:32
奴らの一体がアルコールランプを落としたらしい。
床に広がったアルコールに火がつき、
恐ろしくも幻想的な光景が足元から闇に浮かび上がった。
落ちたアルコールがかかったのか何体かは
足元から徐々に火に包まれながら迫ってきた。

呆然と眺めている僕を水澤が引きずるようにして奥の扉へ飛び込む。
扉を閉めると内側から鍵をかけ、扉を押さえた。
おい、まて、外にはまだ何人かいたはずだぞ、それをお前。
外から扉を誰かが叩いている。
真由美か、真由美なのか、真由美なんだな。よし待っていろ。
僕は水澤の背後から忍び寄る。
水澤は泣いていた、小声でひたすら許しを請いながら泣いていた。

ドアがあっさりと破られ奴らが踊りこんでくる。
奴らはまず頭から血を流して倒れている水澤を襲った
ろくに抵抗もせず水澤は奴らの餌食となった。

601 :カスケード 3/3:03/07/15 00:34
大きく開かれた扉の向こうは青白い炎と闇のグラデェーションに包まれ、
その中に数え切れないほどの奴らがうごめいている。
おかしい、奴らは火を恐れていないのか。
それを見て僕は今度こそはっきりと解った
   
 これは夢なんだ、そうでなければこんな不条理なことばかり起きるはずが無い。
 そうだ、夢だ、それ以外ありえない。

奴らが手を縛られた僕の体をつかみ押し倒す。
   
 痛くない、痛くなんか無いぞ、やはりこれも夢なんだ

奴らのそこだけは腐らず生前と余り変りのない、しかし汚れた歯が
次々と僕の体に突き立てられ僕の皮膚を、肉を噛み千切ってく。
   
 大丈夫、これは夢なんだから痛いはずがない、痛くない、痛くないんだ

噛み千切られ、引き千切られ
自分の体が次第に無くなってゆく不快な感触が全身を包む。
目の前に迫ってきた顔を払おうとした僕の右腕はすでに無かった。
   
 全然痛くなんかない、痛いわけがない、夢なんだから
 これは僕が見ている夢なのだから、僕はそれに気が付いたのだから
 だから

夢よ覚めろ

602 :カスケード 万歳:03/07/15 00:35
よかった、このスレ有ったよ、見つけたよ。

うわはーい
今回ようやくゾンビがゾンビらしく振舞うのが書けた
バンザーイ
てゆーか夢落ちので初めてゾンビ登場
内容的にはショボーン
でも、なーんでこんな暗い話になっちゃったんでしょう
改めてショボーン

ななしさん
あ痛、あいたたたたたたたたたたたたた。
読んでるこっちが痛いです。
夢みそう。

その他の作者の方々
お疲れ様ですこれから読みます。

603 :カスケード 漫才:03/07/15 00:40
あ、王都座夢さんすいません
先UPしちゃいました。

604 :カスケード 謝罪:03/07/15 00:47
604で
ななしさんと王都座夢さん間違えてる!!
本当に申し訳ありません。
おまけに連続だし。


もう寝よ。

605 :ななし ◆WZm3jzCkZQ :03/07/15 01:25
カスケードさん
ようこそお帰りなさいませ、ミスター・ナイトメア♪ 
& 中毒者へはなによりの薬の続編投下、ありがとうございます!

なにせ私も、連日の新作&続編投下で中毒が悪化したとこに、さらなる
王都座夢さんの傑作投下直後で、すっかり飢えたゾンビと化しておりまして;
これを癒すにはもう、次々に皆様の作品を読ませていただくしかない、とゆー。。。

 そこへ、まさにこれぞ、『悪夢』!!なカスケードさんの作品が。
一体どれが本当の現実で、『僕』と井上田と真由美の関係はどうなのか? 
と、固唾を呑んで読み進むうちに、『僕』の悪夢にすっかり取り込まれ
てしまいました。ほんっと、夢ってこんな風に不条理なんですよねー。
でも、これで終わり?なのかと思うと残念。。。もうちょっとこの悪夢を味あ
わせて下さいー、とお願いしたくなりました。

蘇ったスレでの、さらなるご活躍、期待していまっす!


606 :ななし ◆WZm3jzCkZQ :03/07/15 01:33
いや、カスケードさん、きっと、あれです、
あの傑作直後の、ななしの長くてクドくて意味不明な感想文が、カスケードさん
にメダパニ呪文効果を及ぼしてしまつたのです; 
とゆうか、確かにななしはイタタなキャラだと最近自分でもひしひしと、ですね;。。。
自覚してるなら治せ、という天からの声が。懺悔してから寝ることにしまつ。
おやすみなさいまし。。。

607 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/15 01:34
あっカスケードさんの続編が投下されている!! やったぁぁ♪
と、言う訳でカスケードさん、乙です。
ゾンビにかぶりつかれているのが夢なのか、そう言う夢を見ている
だけなのか.....不透明な霧の中...と言う感じがあやふやで良いです〜。
何となく終わりな様な気がするのですが、まだ続きますよね!?
謎も多いし、まだまだ続いてくれると最高に嬉しい!!
今まではアクティブなゾンビはあまり出てこなかったけれど、十二分に
狂気なのか夢なのか?な所が怖くて、上質の恐怖を楽しませて頂いてます。

カスケードさんの投下があったので、取り敢えずは少しうぷを
見合わせますね。(先UPの件、お気になさらずにです。(-^_^-)☆)

ではでは、皆様痛くない夢を・・・・・お休みなさい。


608 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/15 07:30



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃・・・・・・へんじがない。ただのくそすれのようだ。   ┃
┃                                    ┃
┃                                    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



609 :山崎 渉:03/07/15 08:46

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

610 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/15 09:44
おはです。
カスケードさんの名前覧をみて、今更ながらに受けてしまいました。
こう言う言葉遊びって大好きなので、朝から顔の筋肉を緩ませて
頂きますた♪ (-^_^-)


611 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/15 17:42
半日ほど経ってますが、まだカキコが少ないですね。
続きのうぷを.....と思いましたが、もう少し待った方が良いかなぁ。
でもここの所住民自体が少ないから、半日くらい開けば良い?
うーん、迷いますね。どうしよう。(-_-i)?

612 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/15 20:04



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃・・・・・・へんじがない。ただのくそすれのようだ。   ┃
┃                                    ┃
┃                                    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛




613 : ◆6N371.108E :03/07/15 21:48
悪夢ネタ良いですねぇ。毎度面白いです。。。
夢で思いだしたのですが、みなさん夢日記ってつけてますか?

614 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/15 22:53
最下層だと思ったら、皆sage進行なのね。
何故に?

615 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/15 23:19
>>2を嫁。
あげんなYO

616 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/16 00:29
お約束の4番さんご指名で〜す。

617 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/16 02:47
ああ眠いでつ。
ハッピーエンディングバージョンを書いていたらこんな時間だ〜。
完成はしたけれど、かなり長いしこちらのゾンビの提議からは
かなりかけ離れているから、う〜ん、日の目に触れさせてあげる
事はちょっと出来ないかな!?
しかし明日起きられるのかなぁ自分。がんがろっと。(--i)

それでは楽しい悪夢へと身を投じる前に、ひとカキコ。
夢に月は以前付けていたときもありましたよ。
でも段々と面倒になり、長続きはしませんでした。
  ◆さんは付けられていますか?

618 :ななし ◆WZm3jzCkZQ :03/07/16 04:21
とゆーことで(なにがだ;)
心に嵐、指先に憤怒!を抱えてらっしゃる方々に、専用スレを
ご用意しました。

【辛口批判も】言わせて貰おう!【ある意味創作】
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1058295061/

既成作家・ネット作家などへの批判・ご意見・文句等、
「とにかく、言いたいことが溜まってるんだよ!!」な方は
こちらで。*作家さんは原則出入りせず、の方針です。*
なお、『小説形式での』世相批判などの投稿も大歓迎です。
そうそう、ここ2CHでは、コピペを繰り返される数々の名罵倒文、
定型煽り文がありますが、そういった「伝説のひとつを生み出したい」
という野心のある方も、是非どうぞ。

数ならぬ身のななしですが、たまに借り物ぱそでお返事しますし、
友人も皆様のおいでを楽しみにお待ちしている、とのことです。

ただし貴方が暴走し過ぎて名誉毀損で訴訟されても、当方は一切関知
しませんので、そのつもりで。
なお、このレスは自動的に消滅しません。(W

619 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/16 09:14


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃・・・・・・へんじがない。ただのくそすれのようだ。   ┃
┃                                    ┃
┃                                    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



620 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/16 09:18
映画でゾンビ作品すべてみた
3作目はグロいだけで好きではないけど、1作目は良い。

621 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/16 09:42
おはです。やはり眠い〜。(自業自得)
冷たい緑茶を飲んで気持ちをシャキッとシャキッと。

ゾンビ作品はスクリーンで観られたのですか?
私は全部ビデオなので、映画館で見られたのならとても羨ましいでつね。
リバイバル上映でも良いから、スクリーンでみたいなぁ〜ゾンビ映画。

622 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/16 14:32
王都座夢さん
夢日記を附けていると次第に現実との境界が曖昧に成っていくとどっかの本で
読んだような気が・・・・ご注意下さいね(w

623 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/16 15:05
                     _,,,,,,,,,,,,,,,_
                   ,ィイリ川川彡!ヽ
                   /ミミl川川川川三ヽ
                  iミ'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾミ!
                    iニ!         iミ!
                 ヾ! ,.= 、_  __,,,..、 iリ
                  }ト.{-ェ:ュL_.」,ィェュ}/!:7   「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  l.| `ー‐'´ `ー‐ ' .! }    | 番組の途中ですが射精しました。
                     l " /L__ 」、"   l‐'   _ノ    
               __,. -‐ヘ  ー-''''--'〉 ノ─- __ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          _ -‐ ''"   / \     /!\    ゙̄ー- 、
         ハ       /   |ヽ ̄ ̄//  ヽ        ハ
         |  ヽ      く     ! .>ーく /     >      / !
           |   |     _>  レ'-、 r‐/   <_      /  !
          .∧   !    ヽ     | 厂L/     /     i  .∧
       / \  |     \   ∨  !    /      | / ハ
       ハ   ヽ |      ヽ    !  |   /      |   /ヽ
      /  \   |      ヽ.  | ./  /       |   // \
     /     \ |       \ ∨  /          | /- '    ヽ
     /, -──‐-ミ」        , ‐''二二⊃、       |/  / ̄ ̄`ヽ!
    レ′   ̄ ̄ ̄`ー─---、_/ ′二ニヽ' \--──┴'' ̄ ̄ ヽ   |


624 :v(T T)v ◆vTTvOjtEec :03/07/16 15:05
カスケードさん
この部分が現実ならば、一人の狂気のために全員が犠牲になる、その恐怖。
ゾンビの世界のサイコ小説?
しかも、狂って行く当の本人が語り手であることで、
読者も現実と夢の境界があやふやな不安感を共有し、
最後までその揺らぎから逃れられない。
目新しい視点のゾンビ小説だと思います。

◆6N371.108E さん
夢日記をつけると狂うって話は必ずしもそんなこともないようですが、
でも、実際自分の深層を垣間見るような忘れたい嫌な夢・むなしい夢も多いもんで
余り残しときたくないですねー。
映画見るようなストーリーものの悪夢なら記録しておきたい気もしますが、
たいていオチがつく前にグダグダになって文章にまとめるのは困難だったり・・・。


625 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/16 16:02
夢から覚めた。
ふと思う。
東から侵食する暁光により目蓋を引き剥がされながら、ふと思う。
夢でしか会えない人たちのことを脳裏に必死に留めながら、ふと思う。
朝靄と同じくに徐々に薄れていく夢の残滓を思い出しながら、ふと思う。
夢の中の彼らは毎朝の目覚めと共に死して、夜の帳と共に黄泉返るのではないのかと。
彼らを留めてしまっているのは、もしかすると私の夢なのではないかと。
こう思うのも、すでに名前を思い出すのにも苦労している私の自己憐憫にすら過ぎないのかと。
深く底の無い自己嫌悪。それに囚われないよう日課に逃げる。
私は軽く頭を振り、ノートパソコンの電源を入れた。
屋根を飾る太陽発電パネル。燃料電池の普及。雨水利用といったリサイクルシステムにより作られたビル。
かつて繁栄を約束するそれらが、今私の命を繋いでいる。
屋上だけでなくビルの一室を利用した温室での野菜栽培。
そこに放し飼われる鶏の群れ。
安穏とした生活。昨日も今日も明日も変わらず、閉じた世界の閉じた時間。
パソコンの表示のみが時が流れていることを主張している。
眠気が消え、脳の覚醒と共に耳に呻き声が流れ込んでくる。
私はいつもの通り、保存しておいた映像ファイルを再生する。
そこにあるのは夢の中に出てきた人たちの在りし姿だ。
他愛も無い旅行の風景。光る海、白い砂浜、小麦色の肌、微笑むあなたたち。
その全てが遠い。
もし、いま、ビルから路上を見下ろせばいくつもの屍者達の中に彼らの面影を見て取れるだろう。
だから私は画面にしか目を向けない。
彼らのことを忘れないように。彼らだったもののことを忘れ去るために。
そして再び夜が来る。
夢の中で私は彼らと話し、笑い、そしてあなたと愛し合う。
そして再び朝が来る。屍者の呻きにより夢の園から引きずり起こされる。
これは夢。深い、深淵の悪夢。悪夢は覚めない。果てのないからこその、悪夢。

626 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/16 16:06
夢日記の書き込みに触発されて書いてみました。
今、循環型社会がもてはやされています。
ビルの中を丸ごと温室にしてビニールハウス栽培をしているのも実例があります。
屍者達のあふれた時にそこにたどり付けれれば、たぶんある程度の生活ができると思います。
でもそれはとても「怖い」ことじゃないでしょうかね。
そんなことを思いながら書いてみました。

さて晩のご飯のためにお買い物に行かないと。
今日と明日は貴重な休日。
資料とにらめっこして本編と異形遊園地の映画館篇をちょこちょこと進めないとね。

627 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/16 20:23
スレストついでに感想を。

さんげりあさん。
鬼姉御がカッコイイですね。ゴリポンさんと子供たちといっしょに生き延びて欲しいです。
着ぐるみは脱いでしまわれましたか。
ゴンタ君タイプなら動きやすいから来たままでも逃げられるかな?

王都座夢さん。
あの、喰う描写が本当に怖いんですが?
こんな喰いつき方されたら、そりゃスタッフも家族も身動きとれないですよね。
やっぱり画面が暗転しつつ「げっぷ」もしくは「家族の悲鳴」でエンドマークが出るんでしょうか。

カスケードさん。
お久しぶりです。
あまりにひどい状況だと人格が乖離したりするそうですね。
そういった場合痛みを感じないというのも実際に報告されています。
しかし生き延びるために力尽くした挙句がこれとは。本当にゾンビは怖いものです。
でも、これが夢で目を覚ましたらバリケードの中に一人きりというのも嫌ですね。

628 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/16 23:11
夢に月って危険な部分をはらんでいるのでつか!?
初耳ですた。夢占いの本には「お気軽に付けてみよう〜☆」ってな
ノリで書いてあったんだけれどなぁ。うむむ。
どちらにしろ、もう日記は付けていないので一安心。

PIPさん、投下乙です。
さらりと話が進んでいくので、一度読んだだけだと正直なところ
それほど恐怖を感じませんでした。むしろ想い出の暖かい部分に
心が飛んでしまい、潮風と熱い砂浜、果てしない地平線と焼けた肌
から立ち昇るココナッツの甘い香りに思いを馳せていました。
でも二度三度と読むうちに、主人公の果てしない孤独がジワジワ
心を浸食してきて、読み終えた後 ゾクッ と来ました。
一粒で二度美味しい作品ですね。面白かったです!!

ゾンビ好きを唸らせるにはどんな方法が!? と言う事で、痛覚に
訴える方向で恐怖を再現してみたのですが、皆さんに怖いと言って
頂く事が出来、頑張った甲斐があったなぁとホクホクしていまつ♪

痛くて怖いと言われる雅春君の食事タイムですが、でも皆さんも
○タッキーのフライドチキンなどを食べる時って、彼の様に肉に
歯を立てて皮を剥ぎ、そしてゆっくりと肉を骨から剥ぎ取る......
...って感じで食べませんか?(彼処までワイルドではないけれど)
誰もが当たり前に物を食べると言う行為が、一つ角度を変えただけで
恐怖の対象となる事を発見し勉強になりますたです。

629 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/17 07:27
                                     40秒で削除依頼出しな!
    _  、_                                           ,.  ,./i,.
   、ヽ、 `ヽi、゙ヽ、                           ,,.-‐'''""'''- 、        /i/ '"´'´''"i,
  ,r''´'        ゙、                      ,.-'".:.: : :       `ヽ、     /        ノ'i'
. <´           ゙、  _,,.-- 、   __,,,_          /:.:.:.:.:.:. : :  __,,,. -- .,,,_ゝ、_,,,.-'、__       'ノ,
`フ         ./`'''7´    `y´   `ヽ、,.-‐''""'‐y'.:.:.:.:.:.:.:.:._,.-'"__,,. -''^ヽ、,_ヾ ヽ  ヾ、       ソ
〈、_...... . . . .  . ....:.:.〉、_l:..             /''"     l:.:.:.:.:.:.:.:.:/-‐''´       _,゙i      |'':.. . ....:.:.:.:>
  >.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::/   ゙、:.:.:.:.:....:.:..              i'ニヽ.:.:.:./  ,.== 、    i ,.=、'l  ノ:.:.ノ-、.:.:.:__=‐'"
   ̄´-ニ',,. -'"    ,'::::::`ー--''゙、`.:.:.:.:.:.:.:.:.:..    . . ..l | | |.:.:.ノ  ,.=-=、`' ' ' _二, i'.:.:.:ノ'"
            i:::::::ノ゙    ヽ、,;__,;,;.-、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ! | |.:/ '‐‐(  Oi ゙i r' O)/_,ノ
.            !:::i".,,_ ;.''"゙゙^i.,_'j::::::::| ゙ヽ、;,;_;,{゙、i,l |:.i,  ,. 、`ー‐' ,.   ヽ=' i
            ゙(´ ゙}^゙'‐-‐´ ´`i:::|   ,.. -'"入'-':.゙、 ' ´i'ヽ、__ノi_   l、 /ヽ、
             !~^´il,.,     .Y;:ソヘ,/   /  ゙、.:.:.:| i l i'、   `ヽ,ノi/   l.         
             ヽ:. ,_-‐=・  /´ノ:/-、   !    |\.'i, ! ! `、二ニニソ/  .i ,!     
.              ヽ:.  ''   / //   ヽ  |_   \ヽゝ,    ‐‐  | / /        
.               ヽ、,,.. -'' ,/      !     ̄ ヽ\ ゙、__,,,,. -'ー‐' / /       
3分間待ってやる


630 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/17 08:07
おはです〜。
書き込みがまだ少な目ですけれど、PIPさんの投下から
半日以上間が空いたので取り敢えずうぶしてみまつ。
もし間隔が狭すぎでしたら.......ご免なさい。<(_ _)>



631 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/17 08:08
-9-

遺族に復活の喜びを味わう一時も与えずに始まった、蘇った屍人による忌まわしき
食人行為。その信じがたい事実は津波の如く、人々とそこに住む街を恐ろしい速度
で次々と飲み込み破壊していった。
「う゛ぐぅ.....誰か...た...の.......む........殺し......て......くれ.....う゛う゛.....」
ある者は鼻と頬、耳や瞼と言った顔中を死者に喰われてもまだ死ぬ事が許されず、
痛みに堪えながら立ち上がろうとした所を再度引きずり倒され、そこへ集まって
きた死者達の無数の手によって腹を裂かれ、内蔵をほぼ引きずり出された頃に
ようやく待ち望んでいた死の安らぎが訪れた。
「ノブ済まない.....お前の勇気は忘れない....安らかに眠ってくれ... うう」
ある者は一緒に逃げていた友人の悲惨な死に様に堪えられず、嘔吐を堪えつつ逃げ
まどっていたが、突然曲がり角から飛び出してきた猛スピードの乗用車に跳ねられ、
壊れた操り人形の様な不自然なポーズのまま地面に縫いつけられ絶命した。
しかしこの日死んだ人間の中では、一番安らかな死に方だったに違いない。

事故のためドアの開かなくなった赤いハッチバックの運転席で、父親は必死で
助けの手を探し続けていた。隣でジッとしてる妻の額は熟れたザクロのように
パックリと大きな穴を開け、その隙間から覗かせる白い頭蓋骨と割れ目から
覗く新鮮な脳みそはゆっくりと腐敗を始めている。砕け散ったフロントガラス
が夜空に散らばる星々のように、妻のどんよりと焦点の合わない目や虚ろに開
いた口内だけではなく、出産を終え張りの無くなった小振りの胸までもに薄手
の白いサマーセーターを通り抜け、びっしりと細かい破片ほ突き立ていた。
その姿はまるで場末の酒場で唄う歌手のステージ衣装のようにも見え、細か
い破片が日の光を浴びキラキラと輝きを放っている。
「誰かー!! 誰か助けてくれー!! 良いところに!!!! .....おい、まさかお前一人で
 逃げる気か? 畜生!! この税金泥棒め!!!!!!」
「パパーこわいよー。あのひとたちはだぁれ? ヒックヒック。ねえ、おまわり
 さんなんであっちにいっちゃったの?」
「パパにも解らん。でも大丈夫だよきっと助けは来る。さぁ一緒に助けを呼ぼう!!」

632 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/17 08:08
-10-

大声で助けを呼ぼうとしたその時、隣で沈黙を守っていた妻が唐突に夫の左肩
に囓り付いてきた。幸い半袖のTシャツの上に着てきた厚地の綿のベストが、
妻の容赦ないヒステリーから肩を守った。暑いからいらないと言う夫に、お腹
が冷えるといけないからと、出がけに妻がわざわざ家から持ってきてくれたも
のだ。確認するゆとりはないが、歯形が付いた程度で血までは出てないだろう。
「けっ..慧子一体どうしたって言うんだ!? 落ち着くんだ!! 助けはすぐ..」
「う゛う゛・・ぐぐう゛ぅぐぅあ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛ー」
両目は事故の衝撃で割れた額から流れ出た血で真っ赤に染まり、その顔とい
う顔に所狭しとガラスの破片が突き刺さる妻の顔を間近で見て、良夫は思わ
ず吐き気を催した。これがあの慧子なのか? 穏やかで声を荒げた事など一度
も無いあの慧子なのか? 純白のドレスを着てダイヤモンドのような一滴の涙
をこぼした慧子なのか.....!? どうしてこんな事に。蛍が小学校に上がって
しまうと病気の時以外はまとまった休みを取りづらいから、今のうちに家族
旅行をさせてあげたいと言う妻の提案に賛成し、良夫は土日も含めて4日間に
なるように有給を取り、朝からハンドルを握っていたのだ。
カーナビ代わりに地図を見る慧子と、幼稚園で習った歌を愛らしい声で歌う
蛍。この車の中の時間が永遠になればいいと思えるほど幸せなドライブの
筈だった。この道を通らなければ.....そう、あいつさえ飛び出してこなかった
ら....こんな事には。

633 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/17 08:08
-11-

「ママーやめてぇぇ!! ダメぇぇ!! パパにいじわるしちゃだめぇぇ!!!!」
後ろの座席から細い腕を伸ばし、泣きながら母親の背中を小さな握り拳で
必死に叩く蛍。そんな幼気な願いを慧子の両耳は聞く事は出来なかった。
腕の力だけでは限界を感じた良夫は「済まん!!」と一言叫ぶと、慧子の胴体
を両足で思い切り蹴り飛ばした。しかし良夫はその反動でしたたか運転席
のドアに背中を打ち付けてしまった。
「くっ・・・」
痛みに顔をゆがめる良夫とは反対に、慧子は痛みを全く感じないのか、ダラ
ダラと涎の滴る口を目一杯に開き、再度良夫へと腕を伸ばし迫ってきた。
「なんって事だ....かなりの力で蹴ったのに何故動ける?」
再度両足で蹴ろうとする良夫の後ろで、開かないはずの運転席のドアが
ギギギーッと音を立てて開いた。助かったとばかりに良夫は身をひねり、
慧子の腕を足で牽制しつつ外へと転がり出た。
周りを見渡すと良夫の赤いハッチバックの周りには、いつの間にか夫婦
喧嘩の見物人が周りを取り囲んでいた。
「良いところに!! 妻の様子が変なんです。あと娘がまだ後ろにいるんです!!」
そこまで一気に話すと良夫は、状況を見て欲しくて一番近くにいた男の腕を
掴みグイっと車へ導いていった。中を見ると妻がシートベルトに束縛
されながらも、良夫へと傷だらけの二本の腕を伸ばし掴もうとしていた。
その後ろでは母親の変貌に青ざめた蛍が、テディベア柄のピンクのタオルケ
ットの角を胸に抱きしめ一人泣きじゃくっている。

634 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/17 08:16
-12-

「皆さんどうか手を貸してくださっ!?」
全てを言う間を与えず、見物人達は一斉に良夫の身体引っ張り車から遠ざけた。
ああ俺の身体が邪魔なのか。一刻を争うとは言えなんて乱暴なんだと思った瞬
間、良夫の身体は地面へと寝そべらされていた。人垣の隙間から青空が見える。
「私は何処も怪我はありません!! それより妻とむす....ぎゃぁあああああ!!」
見物人達は誰彼構わずに助けを求め続けていた良夫と蛍の声に反応し、集ま
って来た屍人達の群れであった。そう気が付いたときは既に遅く、逃げるま
もなく四方八方から伸びた屍人の腕が、良夫の剥き出しとなっている部分の
皮や肉をむしり取った。
「がぁぁぁぁぁー!! やめてぐれ゛え゛え゛え゛!!!! 蛍、逃げてく....れ..」
次々と襲い来る鼻がもげそうな息を吐く黄ばんだ歯に喉や顔を喰い千切られ、
ヒュウヒュウと息の漏れる喉のあった穴から、聞こえるはずのない断末魔の
声をあげつつ父親はその四肢を引きちぎられた。
「パパー!! パパー!! キャアァァァァァァァァァ!!!! パパー!!!!!!!
 ウフッフフッ。アハッ....ハハハ。イヒッヒッヒッヒッ....ヒィィィ....」
小さな娘は窓越しに繰り広げられる光景の恐ろしさに耐えきれず、口の端から
涎を垂らしたまま、一口、また一口とゆっくりとその柔らかな肉を、シートベ
ルトの呪縛から逃れた母親に喰われ続けていた。

(続)

635 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/17 08:18
...此処までです。
今回もキリ良くするために2回分をうぶしてみました。
あと一回分残っている第一部の最終話は、保管庫へうぶ
しておきますね。(その分は頃合いを見て本スレに貼ろうと思います)

連続規制で引っかかっても、少し間を空ければうぷ出来るんですね。ふむふむ。

636 :数学屋 ◆dSzMRzSquY :03/07/17 17:25
 ………
 あ……
 凄い。凄いですよ、王都座夢様。まさに地獄絵図です。
 読み終わりしばし呆然としてしまいました。


 カスケード様。夢と現の物語。どこまで螺旋に絡んでいくんでしょう。
 見果てる先は夢か現かあるいは幻か。


 PIP様。
 群衆の中の孤独。屍よりも孤独。生きているのか死んでいるのか、ただ命を繋ぐのみ。それがいかほどの孤独なのか。


 ああ。(異形遊園地でないもの)書きたくなってきたなぁ。けどまとまった時間が取れない。
 なんか、思いっきりダークで救われない話をぉぉぉお〜〜〜。
 書きたいっ!


637 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/17 23:47
おまいら同人板逝けよ・・・クソスレsage

638 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 00:14
同志、いいえ、ゾンビスレ界の紫式部様と呼ばせて下さいませ。
堪能させていただきました。



639 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 01:30
拙いものですが、感想を有り難う御座います。<(_ _)> >ALL
ちょっと照れくさいけれど凄く励みになります〜。
ガンガってみどりの第二部書きますね。ファイト自分!!

何を仰る○○○さん〜☆ それは褒めすぎでつ。
いつまでも同士と呼んで&呼ばせて下さいませ。
それと約束を守って下さって有難う!(-^_^-)♪

640 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 08:12
おはです。
....スレスト王はどうやら私のようですね。(T_T)フッ
気を取り直して。
またまた半日ほど空いたため第1部の最終話分をうぷしちゃいます。
したらばに投下したものよりも大幅に加筆を加えてみました。
ではでは、始めまつ。


641 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 08:12
-13-

「どきやがれ!! この愚図!!!!」
「愚図とは何ですか!! 御下品な。痛..いたた押さないで頂戴」
「おい!! 何を考えてるんだ!!! 店員なら客を優先させるのが常識だろうが!!」
「お客様、どうか落ち着いてください!! 我々も最善を尽くして....」
胸に白いプレートを付け、一様に若藤色の制服に身を包むデパートのスタッフ
数名は声を枯らしそうなほど大声で、今にも角や牙を生やしそうな客達を必死で
なだめていた。
「ああ焦れったい!! もう退いて頂戴!! もうすぐ子供が帰ってくる時間なのよ!!」
「パパはどこー? ママー怖いよぉぉ」
「ちゃんと後ろにいるわ。もうすぐ出られるから頑張るのよ!!」
「さっきっから何分待ってると思ってんだ!! 直ぐ後ろには化け物が来てんだぞ」
「ですから落ち着いてください!! 押さないで!! 押さないでください!!!!!!」
両腕を一杯に広げ必死でスタッフ達は客を止めようとするが、一度群衆となって
しまった人々の怒りを止めるにはあまりにも人が少な過ぎた。
自分だけは、子供だけは...そんな思いに駆られた人々は、スタッフが必死に
手を繋いで作るバリケードを、ジリジリ、ジリジリと膨らましすぎた風船の
様にピーンと張りつめさせていく。
このままでは数秒と持たずに弾けてしまうのは誰の目から見ても明らかだ。
しかし群衆と化した人間の固まりは、逃げると言う言葉に支配され一歩、一歩
と確実に歩みを進めている。この状況を冷静に把握しているごく少数の人々も
自分の意志に関係なくジワリジワリ死神の振り上げた鎌の下へと押し出されていく。
悲痛な悲鳴をあげ何とか身体をひねりこの列から逃げ出そうとするが、竹製の
わっぱにキッチリと詰め込まれた鱒寿司の様に、時間が経つごとに圧迫感は
ドンドン増し、中には呼吸が出来ず気を失ったまま流れに身を任せている者
まで出てきた。もう臨界点は間近に迫っている。

642 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 08:13
-14-

「もう我慢する必要なんかねぇ!! 俺は行くぞ!!」
「さっきから化粧品売り場の店員がドンドン逃げてんじゃねーか!!! どけ!!」
群衆の先端にいた2人がバリケードを引きちぎり前へと走り出した途端、溜ま
っていたマグマが吹き出すように人の波が一度うねったかと思うと、凄い勢いで
バリケードの隙間から放出されていった。
「母さん!! 嫌ーっ!! 手を離さないで!!! 母さんー!!」
「皆さん押さないで下さい!! 危険です!! 押すな!! やめろー!!!」
「そうよこんな奴らの言う事を聞くなんて時間の無駄よ!!」
「そうだ!! そうだ!! 俺は行くぞ!!」
「美菜!! 美菜!! 落ち着いて係りの人の話を聞くのよ!! みなぁぁぁぁ」
「後ろの人押さないで頂戴!! 痛い・痛い・痛い、ぎゃぁああああー!!」
分厚いガラスのドア付近にいた若い女性は、後数センチ先の自由を横目に見な
水風船が弾けるようにその身体を破裂させた。飛び散る血しぶきや肉片に気づく
事なく、ベッタリと血の洗礼を受けた人の波はそれでも前へと進んでいく。
「押せ押せ!! ドンドン逃げるんだ!!!!!」
「こんな所で死んでたまるか!!」
「押すな!! 人が倒れた!! 下がってくれ!! 止まれ!!! 嗚呼!!」
「だれ...か........たす....げぎゃあああ!!!!」
人の波に押し倒され、地面に寝そべる形になってしまった年輩男性の痩せた身体
上を、躊躇うことなく次々に踏みつけ、出口へ出口へと鮮血の行進は進む。
何本もの足に踏まれた為、年老いた肉から飛び出した大腿骨に一人の人間が躓いた
途端、人の波は死のウェーブを作り、あっと言う間に出入り口までの肉の絨毯を
広げていった。

643 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 08:15
-15-

「.....重い...退いて.....う゛う゛う゛....」
「ぐる゛じい゛...い゛......」
「.......う゛う゛...................」
「だれ゛があ゛ぁぁぁぁ.....だれ゛..ゴボッ..」
我先にと急ぐあまり、大勢の人々が将棋倒しとなった有名デパートの出入り口では、
下敷きとなった者達から無数に流れ出た赤い液体が、セレモニーに使われるレッド
カーペットの様に、正面に有る歩道へとぬらぬらと光る真紅の川を作っていた。
しかし皮肉にもそのカーペットの上を歩むのは、豪華な衣装に身を包むセレブ達
ではなく、重なり合って身動きの取れぬ人々助けを求める声と悲鳴に吸い寄せられた、
所々裂けた青黒い皮膚の隙間からブチュブチュとした黄色い脂肪と、灰色の骨を覗か
せる死者の群れであった。

つい昨日まで耳を澄まさなくとも、イライラする様に音を刻む車のウィンカーと、
青信号を告げるメロディに乗り歩く歩行者の足音。
遊歩道の先を歩く我が子を心配する母の声と、仲間と談笑しながら走り抜ける
複数の自転車の風を切る音。日が落ち空に星が瞬く頃には、レストランから満足
げな顔で出てくる恋人同士の笑い声と、それを見送る店員達の挨拶と言った、
生ある者の出す様々な音や声が、何処の街でも当たり前の様に聞こえてきた。
しかし慣れ親しんだ音と声は完全に街から消え、その代わりに聞こえて来た
無数の慌てた足音・悲鳴・急ブレーキの音・怒鳴り声・爆発音・祈る声・嗚咽・
乱暴に締まる扉の音とそれを強く叩き続ける拳の音・助けを呼ぶ声と絶叫......
と言った、おおよそ人類だけが発し、作り出すことが出来るで有ろう全ての
悲痛な音声と、それに重なる様に低く流れる死者達の苦しげなうめき声だけが、
新しい街の歌としていつまでも止まらぬメロディを刻み続けていた。

(第一部・完)

644 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 08:22
...以上で第1部終了です。
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいな。

最近住民の皆さんが少ないですよね。
こういう時って投下やカキコをしない方が良いのですかね?
それとも停滞して淀まないためには、投下とかカキコを続けた方が
良いのか.....う〜む。どうしたらよいのだろう.......(-_-)?

645 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/18 08:47
はーい!!ここで、キンタマタイムだよ♪


646 :バタリアン一杯 ◆BAvmdD6bXs :03/07/18 11:54
王都座夢様、投下お疲れ様です〜
グロいです。痛いです(笑)
描写が綺麗なので余計グロさと痛さが際立ちます…
ベリーグッドです!

第一部完結で町がほぼ全滅状態に…
はてさてどうなることやら…
続きの第二部を楽しみにしております^^

647 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 14:10
PIPさん
どことなく、徒然草の序文、つれづれなるままに、を思い出させる一作ですね。
寂々たる日々を送る主人公。
けれどその精神の均衡は、彼が「意識的に作り上げた」ある種の…狂気の防壁で
成り立っている、とても危ういもの。
万が一彼の前にただのひとりでも「生きた人間」が現れたら、堅く閉ざしたはずの
心の扉はこじ開けられ砕け散って、今度こそ本物の狂気に落ちるか、或いは…
…などと、主人公のその後を想像して、考えさせられました。
深い余韻を残す作品ですね。



648 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 14:54
王都座夢さん
加筆&うぷ、乙華麗様(←当スレ紫式部様発〜♪)です。
やはり、圧倒的な迫力。
「観る」ということは、こういうことなのだ、と改めて思い知らせて
くれるような、どこまでも真摯な視線、ならばこそ生まれた、この描写。
 たおやかなれどかのひとは
 ひとたび筆取れば、降る雨残らず掌に集め収め、
 掌中の大海と成し、一粒たりと地に落つることなし。
。。。といったところでせうか。ふぅう〜。



649 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 18:34
このところにわかにジャパネスクづき、勢いでパロったので
(いや、パロったというよりもろパクリなんでつが;)
続・枯れ木も山の賑わい。。。;


650 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 18:37

   
「都をば七月下旬に出でたれども、 長月二十日にぞ鬼界が島には着きにける」



破れ衣にもつれ髪、虚空を睨むその男、
かつて都人なれど、すでにその面影はなし。
屍々累々廃墟と化した都退き、たどりつきにし鬼界が島にて、
しばし流刑の感に囚われ、敗残の我が身を嘆き暮らしけり。

されど、げにあさましきはひとのさが、いつの間にやら都忘れの花手折、
友を得、うら若き島の千鳥に想いもかけて、となればもう、
鬼が島も住めば都、癒し癒され慣れ染めぬるを。

夢かうつつか、帆なき今様の船、警笛鳴らし港に入り来たりて、
歩みいでにし官兵の長曰く、
はるか北方、我らがいでにしところ、屍人退け築かれし新しき都あり。
されば志ある者、いまひとたび矢持て筒持て、その地の守人たれ、と。


651 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/18 18:38
読むと痛くもないのに押さえたくなるぽ

652 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 18:39
思いがけなきその報に、千々に乱れしそのこころ。
迷い迷いて断崖にてたたずめば、島千鳥、ゆくなと鳴いて袖を引き。
ひしとかき抱けば、岩影より怒号一声。
なんと。情けなや、兄者。
惨事のさなか都にて妻子と共にはぐれ、これより後万にひとつも
遭うことかなわじと思い諦めた、男の義弟、
兵装にて現れ、憤怒あらわにずいと詰め寄り。

仇を忘れ国家の大事をも省みぬとは、我が義兄とも思えぬ
何か仔細が、と思うて来てみれば。 
さよう、後ろ髪引くはその島千鳥か。
我が姉汝が妻、我が甥汝が一人児は、無残に食われ朽ちて亡きものを。
その不実、断じて許すまじ。

胸倉押し引き問答を繰り返すうち、よろけた義弟、もんどりうって
断崖より落ち、あえなく不帰のひととなり果て。
呆然自失のふたりの前に、じりり、にじり寄り誰何するは、二、三の兵。


653 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 18:48
たとい不慮の罪科といえど、詰問され縛を受けるはもはや必定、
我が君、逃げよかし。
千鳥鳴き叫び、男はひらと身を翻し、駆け去りて身を潜めしが。
しばしの煩悶の後、 もはやこれまで、潔く裁き受けん、 と
いにしえのいさりびと住まいした洞より這いいで、官吏の元に赴けば、
すでに港に船はなく。

おーい、おーい、おーい。
追い追いて、ざんぶと波に飛び込めど、船は刻々遠ざかり。
波間に泣き吠える男の背に、けれどいとしい、千鳥は鳴かぬ。
殺したは我と官兵に申し出恩赦を受けしが、
ならばせめてもの懺悔にと、戦地に付き従った由。

おーい、おーい、おーい。
呼び続ける男の声に、応うるはただ、波の音ばかり。

おーい。おーい。おーい。おーい。おおーーーーい。
おおーーーーっ。


(拍子木一打、一拍置いて幕)


654 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 19:00
 以上、『平家女護島 俊寛 屍人篇』なーーんちゃって。
。。。。。。う。。。あ。。。すみません;怒らないで下さい;
いえあの、PIPさんのお話から連想していったら、何故かこんなことに;
 げほごほ!
えーみなさん、これについては『感想なしのスルー!』とゆーことで、

次の方どうぞおーー!


655 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/18 19:05
>>651さん、感想の邪魔しちゃったでつね;
      ごめんなさい(;;)。。。

656 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/18 20:20
ここまでログ読むのが大変な量で嬉しいやらしんどいやら、でも楽しい!
おもしろい!ですたよ。

ひどい亀レスですが・・・
>>◆6N371.108E 殿、>>578殿
確かに藤田編のタイトルは『LOST』です。
タイトルチェックしてる方はいないかな〜、なんて最近はタイトル無しで
投下していたのでちとビックリです。
こんな作品に細かいチェック入れていただき、ありがたや、ありがたや。

>>PIP殿
生存と存在との違いは大きいですね。
見た感じは差が無いのがまた難しいです。
生きながらにして心はとうに死んでいる、停止している主人公の救いは
なんだべ・・・とか思ってしまいます。

>>王都座夢殿
オツ可憐サマです。
力作ですね。
読んででむずむずしてくる描写です。
脳裏に自然に光景が浮かんでくるもののタッチが柔らかめなのでおぞまし
さがないところが凄いとと思いますです。

>>◆WZm3jzCkZQ 殿
古典風・・・イイでつ・・・・。
(スルーご希望のようなのでひと言だけ)


657 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/18 20:22
投下はとりあえず、したらばに貼っておきます。

658 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/18 20:34
き ん  た   ま

659 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/18 23:42
保管庫から帰ってきますた〜。
さんげりあさん、保管庫貼り乙です&投下のお邪魔をしてしまった済みません。
続編の投下分、しっかり楽しませて頂きました。
感想は例の如くこちらに来たら書きますね。
それまではお口にバンドエイドをペタペタ。(^x^)♪

皆様、感想を有り難う御座います。(=-_-=)::: 
有り難いお言葉の数々をバネにして、ガンガって第二部書きます〜。

660 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 00:31
                                     40秒で削除依頼出しな!
    _  、_                                           ,.  ,./i,.
   、ヽ、 `ヽi、゙ヽ、                           ,,.-‐'''""'''- 、        /i/ '"´'´''"i,
  ,r''´'        ゙、                      ,.-'".:.: : :       `ヽ、     /        ノ'i'
. <´           ゙、  _,,.-- 、   __,,,_          /:.:.:.:.:.:. : :  __,,,. -- .,,,_ゝ、_,,,.-'、__       'ノ,
`フ         ./`'''7´    `y´   `ヽ、,.-‐''""'‐y'.:.:.:.:.:.:.:.:._,.-'"__,,. -''^ヽ、,_ヾ ヽ  ヾ、       ソ
〈、_...... . . . .  . ....:.:.〉、_l:..             /''"     l:.:.:.:.:.:.:.:.:/-‐''´       _,゙i      |'':.. . ....:.:.:.:>
  >.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::/   ゙、:.:.:.:.:....:.:..              i'ニヽ.:.:.:./  ,.== 、    i ,.=、'l  ノ:.:.ノ-、.:.:.:__=‐'"
   ̄´-ニ',,. -'"    ,'::::::`ー--''゙、`.:.:.:.:.:.:.:.:.:..    . . ..l | | |.:.:.ノ  ,.=-=、`' ' ' _二, i'.:.:.:ノ'"
            i:::::::ノ゙    ヽ、,;__,;,;.-、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ! | |.:/ '‐‐(  Oi ゙i r' O)/_,ノ
.            !:::i".,,_ ;.''"゙゙^i.,_'j::::::::| ゙ヽ、;,;_;,{゙、i,l |:.i,  ,. 、`ー‐' ,.   ヽ=' i
            ゙(´ ゙}^゙'‐-‐´ ´`i:::|   ,.. -'"入'-':.゙、 ' ´i'ヽ、__ノi_   l、 /ヽ、
             !~^´il,.,     .Y;:ソヘ,/   /  ゙、.:.:.:| i l i'、   `ヽ,ノi/   l.         
             ヽ:. ,_-‐=・  /´ノ:/-、   !    |\.'i, ! ! `、二ニニソ/  .i ,!     
.              ヽ:.  ''   / //   ヽ  |_   \ヽゝ,    ‐‐  | / /        
.               ヽ、,,.. -'' ,/      !     ̄ ヽ\ ゙、__,,,,. -'ー‐' / /       
3分間待ってやる


661 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 07:18
巡査様まだかな

662 :セルボロF:03/07/19 10:55
 はじめまして。このスレを読み始めたとたん荒らしが始まって、しば
らく離れていたら新たに始まっていたのですね。作者の皆さまには感謝
感謝です。
 >>王都座夢様
 凄いです、一気に読み切ってしまいました。聞こえない筈の悲鳴が耳
元でしそうな程の描写力に心身共に凍り付いてしまいそうな程恐ろし
かったです。
 幸せな瞬間、幸せな風景、幸せな場所程一転すれば無惨な事になるの
ですね・・・。
 >>巡査物語様
 漏れも貴方さまのファンです。硬派な、男達の友情というか・・・
とてもシブイですね。自作も期待しています。

 他の作者様達もがんがってくださいね。

663 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 13:06
コテならとりっぷつけとけ

664 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/19 13:44
セルボロFさん、こんにちは♪
トリップのつけかたは、#のあとに任意の文字列でつ。
#ぞんび最高 とか、#阪神勝つのかな とか、適当に入れると、暗号?化
されて、このレスの名前欄のようなのが、勝手につけたされるよーでつよ。
どぞよろしく♪


665 :セルボロF ◆cJVj2C6bgc :03/07/19 15:00
 初トリップ付けの為のテストカキコでつ。

>>663 禿しくスマソ
>>664 こんな感じ?

666 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 17:19
オイこそが 666げとー      

667 :ファンタオレンジ:03/07/19 17:25
>>666キリ番ゲットして喜んでる暇があったら母ちゃんの肩でも揉んでやれや!このゴクツブシが!

668 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:30
>>王都座夢殿
投下の邪魔とかそういうのはなしにしましょ〜

>> セルボロF殿
四人の村にようこそ 〜

さて、>>316からの続き逝きます

669 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:31
『221』

神崎先生を助けなければ。。。
先生を安全な場所に運ばなければ!

「先生!!」
「・・・ぅ・・・」
俺は炎を避けながら、かろうじて神崎先生のもとに駆け寄り、肩を掴んで助け起こした。

「しっかりしてください、先生!
さぁ、つかまって!」
俺は神崎先生を肩に手を回して出口を目指した。

そうしているうちにも外からは3本目の火炎瓶が投げ込まれる。
炎がさらに勢いを増した。

なんとかドアの前に辿り着いたが。。。

。。。加奈さん。。。。

。。。加奈さんを置いていけない。。。
たとえ死んでいるとしても。。。。このままここに置いてはいけない。。。。
連れて出ないと。。。!

「・・・ごふっ・・・」
ふいに神崎先生が咳き込み、大量の血を吐き出した。
「・・・先生!?
 しっかり!」

。。。神崎先生。。。

。。。くそっ。。。

670 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:31
『222』

。。。。駄目だ。。。。先生は一刻を争う。。。。
この状況で加奈さんまで運び出すのはとても無理だ。。。

運び出せるのはどちらか一方。。。。
。。。ならば。。。死者よりも生者。。。。

そう、先生はまだ生きてる。
先生は死んでいない。
わずかとは言え、助かる可能性だってあるはずだ。
最後まで諦めちゃ駄目だ。

。。。ちくしょう。。。
「・・・すまない・・・加奈さん・・・」
。。。許してくれ。。。。。。。さよなら。。。。。

俺はノブに手をかけ、ドアの外へと身を滑らせた。
全身に感じる空気が一瞬にしてひんやりしたものに変る。

ドアの外に立て掛けておいたバットを握り締める。
感情の昂ぶり、いや、爆発を押さえ込むかのように強く、強く握り締めた。
俺の心と身体中を駆け巡る、高田に対する殺意が、憎しみが、加奈さんを、神崎先生を
護れなかった自分に対する怒りが、悲しみがほんの少しだがバットに吸い込まれて落ち
着くかのように感じられた。

俺は神崎先生を担いで歩き始めた。

3階だ。。。亜弥たちのいるところに行かなければ。。。
そして、早く先生の手当てをしないと。。。
それに、あの娘たちに奴らのことを知らせないと。。。
なんとしても、あの娘たちの安全だけは確保するんだ。。。

671 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:32
『223』

でも、どうする。。。どうすればいい。。。。

高田があれで諦めるとは思えない。
あいつは俺を殺すまで絶対に諦めたりしないだろう。
まず間違いなく攻めてくると思っていい。

このまま立て篭もるか?
亜弥たちをどこかに隠れさせ、俺一人で奴らを迎え撃つか?

だが、向うは高田も含めてまだ5人も残っている。
こっちは俺ひとり。。。
もし俺がやられたら。。。。
そうなればみんなは。。。。

奴らの車を奪って脱出できれば一番いいが。。。どう考えてもまず無理だ。
俺だけならまだしも、みんなを連れてとなると不可能だ。

やはり屋上に出て、非常階段のルートで車を手に入れ、ここを脱出するか?
それなら急がないといけない。
奴らがこっちの動きに気づく前に素早く脱出する必要がある。

いや、駄目だ。。。
こんな状態の神崎先生を連れてでは、とてもじゃないが逃げられない。。。
車まで辿り着くのさえも困難だろう。。。
それ以前に、脱出をしようとすれば先生の手当てができない。。。。

どうする。。。。どうする。。。。

いったいどうすればいい。。。。


672 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:32
『224』

「おろして・・くれん・・・かの・・・」
「先生!?」
「あの・・連中・・・必ず・・攻めて来るじゃろ・・う・・・
南側・・の窓から侵入・・してくるか・・・・あるい・・は中には・・・攻め込まず・・・外から・・
・・じわじわ・・・火攻めして・・くるやもしれ・・ん・・・
いずれにして・・も・・・ここから・・今すぐ・・脱出すべきじゃ・・・
・・・人数が・・違う・・・長引け・・・ば・・長引くほど・・・不利になるじゃ・・ろう・・・」

先生も同じ事を考えていたのか。。。。
しかも、こんな重傷の身体で。。。

確かに先生の言う通りだ。
高田は攻め込んで来ずに、外からの攻撃で俺たちを燻り出しにかかる可能性もある。
攻め込まれれば攻め込まれたで、それはそれで5対1という圧倒的に不利な状況だ。
どっちにしても、長引けばまず俺たちに勝ち目はない。

「ワシのことは・・いい・・・置いて行け・・・・お嬢ちゃん達を・・・連れて早く・・逃げるん・・・じゃ・・」
「なに言ってるんですか、先生!
先生も一緒です!」
そう、先生を見捨ててなんて行けない。

「最後まで諦めないことを教えてくれたのは先生じゃないですか。 
この程度の傷で弱音なんて吐かないで下さい、先生!」
先生が助かる可能性がほとんどないことはわかっている。
でも、ゼロじゃない。。。
生きてる以上はゼロじゃないんだ。。。。
だから、俺は自分に言い聞かせるように叫んだ。
「大丈夫、絶対助かります !」


673 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:34
てことで続きます。

で、今日は二本立てで逝きます。
今度はゴリポン編『HERO』>>573の続きです。


674 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:35
「くそっ、なんで繋がらないんだよ!」
「こっちもよ・・・」
「かかって・・・かかってよ、お願い・・・」
観客らしき連中がしきりにケータイをかけている。
まず間違いなく警察なんだろうけど・・・・どうやら回線がパンク状態らしい。
誰一人として繋がる様子が無い。

あのゾンビらしき化け物は、数はわからないけどドアの向うにいるのは確か。
外はそれこそ、うじゃうじゃだ。
ドアからも窓からも出るわけにはいかない。
問題なのは、窓を塞ぐ道具も物もなにもないってことだ。
たった一枚のガラスとカーテン・・・・もし化け物が窓から入ってきたら・・・・。

俺はカーテンの端をちょっとだけあげて外の様子をうかがった。
ものすごい数の化け物・・・・。
その反面、化け物から逃げ惑う人の姿は既にもうかなり少ない。
どこかに逃げ込むか、餌食と化したかってことだ。
今走り回っている人達もどこかに隠れないとやがて・・・。

・・・あ・・・・!
や、やばい・・・かも・・・・。
数体の化け物がこっちにふらふらと、だけど確実に歩み寄って来る。
「まずいっぽいです! こっちに向かって来るのがいます・・・」
「ゴリポン、マジなの!?」
相川先輩が俺の方に顔を向け、子供達をぎゅっと抱きしめた。
室内の空気が一瞬にして張り詰める。
何人かが俺の横に来て外の様子を覗き、みんな一様に青ざめた顔になっていく。
「・・・ほ・・・ほんとだ・・・」
「ど、ど、どうするのよ・・・」
「だれか・・・なんとかしてくれ・・・」
絶望感が漂い始めた。

675 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:36
「俺がおとりになって奴らをひきつけて窓から遠ざける・・・」
三上先輩だった。
「無茶だよ、三上! 死にに行くようなもんだよ。
一度外に出たら、ここにも戻っては来れないよ」
「そうですよ、三上先輩! 大体そんなことしても一時しのぎにしかならないです。
他の手を考えましょうよ」
相川先輩と俺の言葉が聞こえないかのように、三上先輩はバシャリアンヘルメットを被った。
「悪いが、行かなきゃならないとこもあるんでな」
「先輩・・・」

俺には三上先輩の言いたいことがわかった。
先輩のカノジョは他でもない、このちゃねらーランドで働いてる。
チケット売り場だ。
先輩はカノジョの安全を確かめに、助けに行こうとしてるんだ・・・命がけで・・・・。
でも、いくらなんでも無謀すぎる・・・無謀すぎるよ・・・。

「先輩、やめてください」
「あの化け物が一匹でも入ってきたら、つられて他のが雪崩れ込んで来る。
もう迷ってる時間も無い。
なら・・・外に出る理由のある人間が行くのが一番いい・・・。
俺にはそれだけの理由がある・・・・それだけだ・・・」

「このバシャリアンスーツならある程度なら大丈夫だろ、そんなに心配するな」
先輩がポンと軽く俺の肩を叩く。
「あとはまかせるぞ、ゴリポン」
「・・・先輩・・・・」
「相川・・・生き延びろよ・・・」
「・・・三上・・・・
・・・待って・・・」
相川先輩の声に振り向くこともなく、三上先輩は窓から飛び出していった。


676 :ファンタオレンジ:03/07/19 18:37
おい誰か>>674の恥ずかしいオナニーを止めてやれよ。可哀相じゃねえか。
こういうのはちゃんとハッキリ言ってやった方がいいぜ。

677 :さんげりあ ◆RLl3z0mHgM :03/07/19 18:37
つーことで続きます。
でわ〜

678 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 20:53
古今東西あらゆる創作は全てオナニーですが何か?

679 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 21:31
煽りはスルーしろって
当のサソゲリアさんがスルーしてるんだからなおさら

680 :巡査物語 ◆B6gHTT4PmE :03/07/19 22:11
すんません、、日常業務にかまけて書き込みサボっていました。深謝
って、久し振りに着たら ぅぉぉおお 活気に満ち溢れている。

さんげりあ同志も終盤戦から、新作に掛かっている。
先生がぁ先生がぁぁぁ(TT)助かるのだろうか?



681 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/19 22:20
さんげりあさん、Wで乙華麗様です&了解しますた。<(_ _)>
LOST.....良いところで続きますね。神崎先生はどうなっちゃうんだろう。
タイトルのLOSTに逆らって、これ以上仲間を失わないと良いなぁ。

ゴリポン.....嗚呼、王都一押しの三上先輩がぁぁぁぁぁ。
こちらも何とか助かって欲しいっす。


セルボロFさん、初めまして&トリップおめです。
感想をありがとうございまつ。
いつもに比べて涼しい夏ですが、さらにヒンヤリとして
頂けたようで嬉しく思っています〜。(=^_^=):::

682 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 22:53
日本立てに個人攻撃無視…
神だ、神の領域だ

今後さんげりあ様のことは「ゴッド」と呼ばせていただきます

683 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:07
さんげりあ=きんたま

684 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:10
                 Λ_Λ
                 ( ´Д` ) タテンナッテ  Λ_Λ 
   Λ_Λ         /    ,\      (´Д` ) イッテンダロ
   ( ´Д`) クソスレ     | l    l |     /    ,\ 
  /    \        | .;|;;:。;:,:、| ;|    ..,. | l    l |
  | l    l |     ..,. ., ヽ '゚;_。:_;./ /;-゚;・,。:゚;:.゚|;;|.   | ,|
  | |    | _|。.:_::゜。-.;.:゜;/_ン∩ソ/\;;:;.:.。:  ヽ '゚;。_ / /
  ヽ \_ .。'゚/   `。:、`;゜::;.:、,:゚;: .:..゜:: ゚。:..;: /_ン∩ソ/\ 
   /\_ン∩ソ\    ゚ ;:゚..゜:: ゚。:.:.:゚; ゚ ;:゚..;゚;  /  /`ー'ー'\ \
.  /  /`ー'ー'\ \    ゚ ;:゚..゜:: ;。:.:.::゚。;:;.:ヽ  <     / /
 〈  く     / /    ゚ ;:゚.。゜:;゚;゚.。.:`;:;.:.。 \ \    / /
.  \ L   ./ /     .;.:.;.゜::: ;。: ;:゚.゜:: :  .〉 )  ( .く,
    〉 )  ( .く,     ゚.;゚ヽ(`Д´)ノウワァァン(_,ノ   \.`)
   (_,ノ    .`ー'     ;:ヽ( >>1 )ノ:゚.;.:;


685 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:13
あらしちゃ、ついまらんだすよ

686 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:14
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |   次でボケて!!!   |
 |________|
    ∧∧ ||
    ( ゚д゚)||
    / づΦ


687 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:18
                ̄ ̄ ̄ ̄-----________ \ | /  -- ̄
     ---------------------------------   。 ←>>686
           _______----------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     ∧ ∧    / / |  \   イ
                    (   )  /  ./  |    \ /
                 _ /    )/   /  |     /|
                 ぅ/ /   //    /   |    / .|
                ノ  ,/   /'    /    |│ /|
ヽ_I__I__I__I__I_I      ,./ //    |     /   .─┼─ |
(_____二二二二)  ノ ( (.  |    / ┼┐─┼─
 /I I I I I I      ^^^'  ヽ, |  |   /.  ││  .│




688 :山崎渉 :03/07/19 23:22

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <ちんぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄


689 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:26
     ///////
    ///////____________
    ///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
   ///////              (~) チンチン
   ///////              ノ,,
  ///////     ∧_∧         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ///////     ( ´∀`)( 厨 ) )) <  うんこちんちん
 ///////      (つ へへ つ      \______
///////   //△ ヽλ  ) ) 旦
//////  l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////    ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
////     ^^^          ^^^

     2chの夏。厨房の夏。


690 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:43
さすが夏休みだな

虫だらけ

691 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:44
      ,iilllllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!゙゙゙!!!!!!!!!!!!!!!lllllllllllllllllllllllllii,
      ,illlllllllllllllllllllllllll!!゙゙°:::::::::::::::; ´;;;;``゙゚゙゙゙゙゙゙!!lllllllllllllll,
     ,,lllllllllllllllllllllllllll :...... . ........::::::::::::::::;;;;;;;;;;;゙゙゙!!llllllllllli,
     .illlllllllllllllllllllllllll°: ...  ...  ..:.:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;.|l!llllllllllli,
     ,illllllllllllllllllllllllll ::...::::,,,,,,,iiiiiiq.r:,, :::::::::::::::.,,,,,,,l讎l!llllllllll,
     lllllllllllllllllllll!!゙゜:::::::.llll゙゙゙゙゙゙゙゙”′::`:::::::::,::::;'ll゙!!lllllllllllii!llllllllll
    .illlllllllllllllllllll :::::::::::.......,,,,,,,,,,,, ::::::::::::;;;;:;;:::::::::`゙゙゙!!!lllllllllll!
   .,,,l!!!!llllllllllllllll :::::::::....:::'゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙l゙″......::;;;:::.x:liiiiiilii,,j||゙llllllll゙゜
   ..:l゙::: ゙゙゙!!llllllllll, :::::.    .:::::::::: ...:::....:::;L:,.::::: ゚゙゙̄ヲlilllll゙
   ..:ヽ .,,.ー;l!llllllll :::::.     ..::: ...:::........::;│;::::::::::::::;;'lllllllllll    王様のブランチで
    . 、;, ..: ゙!llll ;::::..     , :::::  .......::;;゚'i,  ...:::;;'lilllllllll       珍子だそうかな?
     ..  :''";.゙°:::::::.   ...,.r"  .:;''゙゙゙゙;.iilll鬱l!°......::;;illlllll!゙    
       ...,,,,,,i、;;:;::::::....... ...:::::,...............::::::`'" ;;;:::::::::;.jlilll!゙      
       .'゙llllli, ;;::::::   .....:iiii,,,匸 "`''''チllliii,, ;:;;;.jllil!!゙
        ゙lllll私、::::::.:.........: ゙”'ヾ"''"'ll,li!!!゙′;;.ji,ii!
        ..,illl!!!ii,脳y,. ::  ..  ::::;;;` .ミylタ;::;.,,j,,il!゙
       .,illlll的゙゙゙!!!iiiiii,,, .....   ..::::::::::;`;;;.;.;,iil!゙゙
      ..,,iilllllllを;;;;゙゙'!||ll!!!!llii,,, ,,.......,,::::::::::.,,i,ii!゙゜
 _,,,iiiiii桜 illllllllllliト;;;;;;;::;::`゚゙゙゙l゙゙!!!!liiiiiiiiii,,,,,iiiiiiiiillllli,,,,_  


692 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:46
690は森脇健児

693 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:48
ゔ〲〰 乜勹〰スㄜㄝㄋ


694 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/19 23:51
夏の虫がイパーイじゃない。

ほとんど粘着異常者一人がやってる。

695 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 00:05
神崎先生まで。
残るのは女の子たちばかりで、こりゃピンチ。
高田はみんなが脱出したあとでやってきて、神崎先生と加奈さんのゾンビに食べ散らかされるのを希望しておきます。

チケット売り場の女の子とはあのアクリルカバー裏で叫んだあの子なのかな?

二本同時投下美味しくいただきますた。


そういえば前から不思議なことが。
削除依頼出してもないのに荒らしがアボーンされてることが何回かあるんだよね、このスレ。
そろそろ次の段階に進んでくれるのかワクワク。

696 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 00:11
ここには運営側としっかり話し合ってくれた人がいるから。
そのときに住人がアンカー無しで同意したことも理解してもらってるから。
感謝だから。

697 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 00:16
セルボロさんトリップ乙。
こてはなるべく騙り防止につけて置いた方が(・∀・)イイ!!です。

さんげりあさんの新作同時公開キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ゾンビ映画には珍葬はツキモノデス。
そのうち血圧がゼロになる、と微妙なところをついてみた。

698 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 00:57
本スレテーブルに "お約束の4番ちゃん" ご指名入りました!
4番ちゃんと一緒にマタ〜リとした素敵な時間をお楽しみ下さい。(⌒-⌒)ニコニコ♪

699 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 02:00
秘蔵っ子の5番ちゃんと6番ちゃんもスタンバイできてまーす。

700 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 06:54
サソゲリアタンのカキコのあとはたいてい普段より荒らしてくるね
普段やらないコテ攻撃もしたりして、とてもわかりやすいヤシだ

ここまではっきりしてるんだから悪菌にしやすいだろねーw


701 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 07:58
一時このスレは荒れたけど、とっくに立ち直ってるわけだし
さらにPIP氏・さんげりあ氏には特に禿げしく煽る点
こんな下げ進行のスレにずっと常駐、しかも特定の個人に攻撃
通常の荒らしがここまで粘着し続けるわけがない。
行動から犯人は自分だと逝ってるのも同然ていうことが
厨房すぎて理解できないのかねぇ?

702 : ◆6N371.108E :03/07/20 11:58
うーむ

703 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 12:18
普段は感想もつけないヤツらがこういうときだけ出てきて自治ぶり
これも荒らしにつけこまれた原因だといいかげん気付けよ

704 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 12:55
・深淵をのぞく時には気をつけなければならない。なぜなら同時に深淵もこちらをのぞきこんでいるからだ。
(意訳)荒らしさんのことを考えすぎると、考えが近づいてしまう危険がありますよ。

・女湯をのぞく時には気をつけなければならない。なぜなら同時に相手もこちらをのぞきこんでいるからだ。
(解説)風呂上りにクラスメイトの女の子が妙に優しかった。(´・ω・`)ショボーン

705 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 13:09
言ってる自分も普段感想レスしてない罠。
ま、自治ネタのときだけ出て来たり煽りに過剰な反応するからつけこまれ以前大荒れしたのはたしか。
いまだにスレに粘着し続けてほぼ毎日それも一日に数回も現れるのというのは普通の荒らしじゃないな。
だって他スレで同じ状況のとこはないからね。
明らかにこのスレと作者さん達に逆恨みしてる椰子だろ。
読者代表は沈静化するといったん諦めて消えるの繰り返しだった。
つまり犯人は……ということだ。


706 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/20 13:11
お前たち!
いいかげんにしないと夜タールマンがやってきますよ!

707 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/20 16:05
『真犯人は誰だ?』怪しげな登場人物を次々と登場させて、あれこれ
推理させつつ読者をひきつけるのは、ミステリーの基本手法、でつが、
皆さんはゾンビだけでなく、ミステリーも好きなのでつか?
それともこの暑さでちょっといらいら中かなあ。

そんな貴方にお勧めするビデオ作品〜。
『ジェヴォーダンの獣』。アクションがかこいー!スカッとしまつよ。
あと、登山が好きなら、『バーテイカル・リミット』も。
『ペイ・フォワード』『ガタカ』『グッド・ウィル・ハンティング』などの、
感動モノも、心にたまったものを洗い流してくれまつ。

で、気晴らしが済んだら、スイカでもかじりながら、このスレでメインデイッシュ
のおいし〜〜〜ゾンビ作品を堪能〜♪ 顎からぽたぽた垂れるスイカ汁がなんとなく
それっぽくてよいかも?でつよ(w



708 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/20 16:27
さんげりあさん
 楽しみ二乗の二本連投、乙華麗様です〜〜(ばい、紫式部様)
長編は山場の分配が難しいですが、新聞掲載小説に似たこういった連載形式だと
毎回なにかしら「次はどうなる?!」な伏線のほのめかしが必要になり、大変だと
思いまつ。そこを難なくクリアーなさってるさんげりあさんには、いつもながら、
敬服の一言でつ。夏バテお気を付けて、がんがってくださいね♪

で、ますます目が離せなくなってまいりました当スレ、ちょっと遡って
じっくり〜〜と皆様の作品を読み返そうかな、なぞと思っておいます。
あんど、
『てめーいっつも長い文うぷしやがって、いい加減にしよろ、ゴラァ!!』な
貴方様、そのはげしい憤りをぶつけに、創作板にいらっしゃいませんか?
【辛辣批評も】言わせて貰おう!【ある意味創作】では貴方の激烈な罵詈雑言、
スレを彩る挿絵となる素敵な辛口AAなど、随時投稿募集中でつ♪
よろしくお願いしまっす!

709 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/20 16:38
1にマタ〜リ。2にマタ〜リ。3、4が無くて5にマタ〜リ。ねっ皆様☆

ええと、第1部に出てきた舞と雅春を悲惨な運命へと身を投じさせて
しまった為、彼らの別エンディングを作ってみました。
(皆様の感想をヒントにさせて頂いてまつ〜感謝です♪)
ではでは、うぶスタート〜。(^^)/

710 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/20 16:46
〜みどり外伝〜 .....舞と雅春もう一つのエピソード.....

-1-

「まさ君....舞の為に戻ってきてくれたのね。嬉しい....」
そう言い終わると舞は、上半身を起こしベッドに座る雅春のがっしりとした首に
細く白い腕を絡め、その華奢な身体を清潔な寝間着で包まれた広い胸へと重ね合
わせた。雅春はまだ身体と魂が馴染んでいない様子で、舞にされるがままにぼん
やりと宙を眺めていたが、鍛え上げた胸板に女性特有の柔らかさと温もり感じると、
宙を彷徨わせてた視線を彼女の歓喜のあまり上気した薄紅色の頬と艶やかな長い
黒髪に移し、蘇って一番最初の声を発した。


「ま゛......ま゛......い゛.....。ま゛い゛.....」
「まさ君、私が解るのね!! 嗚呼....信じられない!!」
喜びのあまり雅春の抱きつき泣きじゃくる舞。そんな2人を見つめる周りの人々
も涙し、喜び合い肩を抱き合った。
<キィィーッ バタムッ!!>
凄い勢いで白いドアが開き、余程慌てて走ってきたのか髪を振り乱し息も満足
に出来ないた白衣を着た医師が幼顔のスタッフを伴って部屋へと入ってきた。
「そんな馬鹿な...!? 確かに心音も停止し.....」
そこまで言って医師はハタと自分の立場を思い出し、動揺を抑え雅春の日に焼
けた腕を取り、脈の確認を急いだ。そして無言のまま銀色の聴診器を耳には
めると、ベテラン看護婦が既にストライプのパジャマの裾をたくし上げ次の準
備をしてあったので、直ぐに裸の胸の心音をチェックした。
「急いで血液検査と全身のレントゲンを用意してくれたまえ」
そうスタッフに告げると、部屋の中にいた全員が蜘蛛の子を散らすように白い
病室からベージュ色の廊下へと準備のために派手な足音を立て駈けだしていった。

711 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/20 16:46
-2-

それからも無言で雅春の首筋を触ったり、下瞼を捲ってみたりしている医師
に、雅春の母親が耐え切れぬ様子で声を掛けてきた。
「雅春は...雅春は生き返ったんですよね? もう大丈夫なんですよね、先生?
 直ぐに退院出来ますよね? お腹が空いてるだろうから食事を食べさせて.....」
医師の目は明らかに動揺しており、母親の発した質問に何一つ答えられずにいる。
息子が蘇り、喜びと驚きで泣き笑い状態の母親を軽くなだめると雅春の父親は
落ち着いた声で医師へと同じ質問を投げかける。
「母さん、そう急かしたら先生も困ってしまうだろう。落ち着きなさい。
 で、どうなんですか、先生。うちの雅春は.....一体どうなっているんですか。」
医師は困ったような顔をして雅春の虚ろな顔をちらりと見たが、意を決したよう
に親族や恋人の舞に向かってポツリポツリと話を始めた。
「息子さんは既に亡くなられています...医学的には。この様に死後硬直も始まって
 おりますし。しかし我々と同じように動き、言葉を話しています。こんな事例
 は過去にはなく、後は検査をしてみないとお答えのしようがありません。」
そう言うとまた雅春の心音を聴診器で確かめ始めた。
<キィィーッ、パタン>
戻ってきた看護婦はベッド横に用意しておいた死後の処理の為のセットが入った
銀色の四角いトレーを白いワゴンの引き出しへとしまい、新たに用意してきた
注射器と赤いゴムの蓋がしてある数本の試験管の入った銀色の四角いトレーを
ベッド横のテーブルへと乗せ、医師に用意が出来た事を告げた。
医師はまず赤いゴムのチューブを取り出し、雅春の堅くなり動きの鈍った腕を
やっと少しだけ持ち上げると、そのチューブで上腕部を圧迫し血管が浮き上がってく
るのを待った。しかし血管は浮き出るどころか、縛られたところがドンドン色が
黒ずみ代わり始めていく。看護婦に手渡された消毒液のたっぷりと浸みた脱脂綿
で狙ったところを消毒し、仕方なくうっすらと浮かぶ血管に長年培われてきた経
験と感をフルに利用し、注射器の針を滑らかにすべりこませた。

712 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/20 16:47
-3-

「はい、腕の力を楽にして.......!?」
いつもならぐんぐんと赤き液体が注射器内を満たしていくのに、どうした事か
雅春の血は一滴たりとも出てこようとはしない。数回は試して見たが、結果は
芳しいものではなかった。最後の挑戦後に医師は無言で針を抜くと、念の
為白いカットバンで針を刺した場所に次々と貼り一応の止血のまねごとをして
みた。その様子を強張った顔でのぞき込んでいた看護婦に、検査室連れて行く様に
促すと、廊下に用意してあったストレッチャーに雅春を6人掛かりで乗せ、別
の階へと移動するため、グリーン色の少し古びたエレベーターで消えていった。
少しすると別のスタッフが親族や舞のいる部屋へと入ってきて、検査のために
造影剤の注射をする必要があり、滅多にはないがアレルギー反応やショック症状
を起こす場合もあるので、そのための同意書に親のサインを求めてきた。
母親はこれ以上うちの息子に何をするんだと叫き立てたが、身内や親戚に取り
押さえられ、取り敢えず自宅へと連れて行かれる羽目となった。
父親は舞にも寝てないのだから家に戻るようにと促したが、彼女は頑として譲
らず、一緒に検査結果を雅春の病室で待つ事になった。
「舞さん、今日は色々と大変だったね。ご苦労様。それから、此処に残ってくれて
 有難う。雅春は良いお嬢さんに出会えたものだ。」
雅春の父はそう言うと今日一日の事が走馬燈のように脳裏を駆けめぐり、感極ま
って来たのか窓の外の夕日に目を移し、潤む瞳を彼女に知られないように努めた。
「いえ、お父様こそお疲れになったのではありませんか? ソファーもありますし
 少しの間だけでもお休みになられては如何ですか? 検査結果が来たら直ぐに
 起こして差し上げますので。」
そう言うと白い簡素なベッドの足下にある、私物などを入れる木製の小さなロ
ッカーなどを探してやっと薄手の夕日色のタオルケットを探し出し、唯一この
部屋で色の付いた薄いベージュ色の看護人用のソファー兼簡易ベッドへと、未
来の父親の疲れた背中をいたわりつつ横たえらせた。

713 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/20 16:47
-4-

「済まないね、舞さん。私にまで気を遣わせてしまって。お言葉に甘えて少し
 休ませて貰うとするよ」
そう言うと雅春の父は重い瞼を閉じ、あっと言うに静かな寝息を立て始めた。
舞は肩までタオルケットを掛けてあげると、その寝顔を未来の雅春へとだぶら
少し目を細めた。雅春とお父さんはよく似ている。きっと2〜30年もしたら、
きっとこんな寝顔で自分の隣で眠っているのだろう。そう思うと胸がキュン
と切なくなった。
「まさ君はもう何処にも行かない。もう2人は離れる事はない...絶対に」
そう自分に言い聞かせるように父親を起こさない程度の声囁くと、もう今日
は何度目かになるか解らない涙を薄紅色の頬へとポロポロとこぼし、込み上
げる嗚咽を心の奥のベッドへと両手で優しく導いた。
検査結果はやはり肉体としての死は向かえているが、生前とさして変わる
ことなく動く事が出来る奇病「蘇り病」と言う事に落ち着いた。前例は無
い事なのだが、雅春と同様の蘇りを果たした人々は全国に何百人とおり、
医学業界は前代未聞の珍病の対処法に頭を抱えていた。
幾ら動き話せるとは言え肉体は死を迎えているのだ。ゆっくりとだが腐り
もすれば崩れもする。従って希望者に限り防腐剤の注射や塗布が行われ、
その肉体を少しでも保存しようと勤めた。
動けると言っても何でも出来る訳ではなく、ゆっくりと歩いたり、これまた
ゆっくりと話をする程度の事しか出来ない。話しも難しい事を考えたりする
能力はなく、たまに過去の記憶が断片的に蘇る程度のものであった。
しかし遺族だった者は喜び、進んで防腐剤の使用を受け入れた。もう二度
と話す事の出来なかった相手と再び暮らす事が出来るのだ。
中には蘇った事で都合が悪くなったのか、早く腐らせようと風呂へ入れたり、
黴の胞子を体内に押し込んだりして、死体損壊の罪で逮捕される事件が
数件起こったが、概ね蘇りは歓迎され日本中を喜びの涙で満たした。

(続)

714 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/20 16:50
取り敢えずは此処まです。
完成しているので、後はタイミングをみながらうぷしまつね。
ではでは、楽しんで頂けたら嬉しいです♪

715 : ◆WZm3jzCkZQ :03/07/20 16:59
王都座夢さん

。。。。。。(T∇T)。。。。。。イイでつ、イイ!!

716 :*******************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************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09:22
>つまり犯人は……ということだ。
誰だろう?
01.つまり犯人は◆/mVzI6b6ということだ。
02.つまり犯人は158 ◆xuDTfQ0BoEということだ。
03.つまり犯人は362 ◆QaMOJ0jvJgということだ。
04.つまり犯人は3-620ということだ。
05.つまり犯人は630ということだ。
06.つまり犯人はあほということだ。
07.つまり犯人は青田 ◆t291XhvMgAということだ。
08.つまり犯人はどうだろう?ということだ。
09.つまり犯人はエロ基地 ◆fHUDY9dFJsということだ。
10.つまり犯人はFD‐R ◆6N371.108Eということだ。
11.つまり犯人はゲイヲハザード2ということだ。
12.つまり犯人は巡査物語◆B6gHTT4PmEということだ。
13.つまり犯人はカスケードということだ。
14.つまり犯人はこっこということだ。
15.つまり犯人はマテリアルさん ◆zNU3ykSUということだ。
16.つまり犯人はモスモス ◆y6aeqOM1Ukということだ。
17.つまり犯人はむにむということだ。
18.つまり犯人はPIP◆dve/1Ebaqsということだ。
19.つまり犯人はさんげりあ◆w2rO5q7aSoということだ。
20.つまり犯人は数学屋◆Z62ETnTQwwということだ。
21.つまり犯人はToo late to... ◆Ak3YrJV8hsということだ。
22.つまり犯人は山好き◆U0WxN8c4scということだ。
23.つまり犯人は◆Z62ETnTQwwということだ。
24.つまり犯人は名無し@錆取り中◆590pmBHwDIということだ。
24.つまり犯人は王都座夢 ◆T6J3cL3e6ということだ。
25.つまり犯人はフルフルフル ◆90iIXZRh/6ということだ。
26.つまり犯人はななし ◆aQ2YaLX936ということだ。

犯人はこの中にいるんだろうな。


717 : ◆6N371.108E :03/07/21 10:27
10番に1000ゾンビ!!

718 : ◆6N371.108E :03/07/21 10:30
あげちゃいますた。。。

蘇り病。。。
うーむ考えさせられますなぁ。本当に生ける屍って奴ですね。
無害ゾンビなら迷惑がかからないからいいのかなぁ。と。


719 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/21 11:29
ログが飛んだみたいですね。

720 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/21 13:33
◆6N371.108Eさん、感想を有り難う御座います。(///^ ^///)

やはり昨日のカキコの殆どが夏のアスファルトに浮かぶ逃げ水の様に、
儚くも消えてしまったのですね。ふっ。

それと皆さんしたらばに入れますか?
さっきから私は入る事が出来ないのですが.......。

721 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/07/21 13:35
私も駄目でした。
夏休み本番でどこも人大杉なのかも知れませんね。

722 :しんのゆうしゃ ◆dve/1Ebaqs :03/07/21 14:07
……わたしは いま 2chのはずれにある zombie その7と よばれる おおきな スレのまえに いる。
ぼうけんをもとめる たびのとちゅう さくしゃのひとりの スレたてにんが わたしに こうつげた。
「よげんが ただしければ このスレは 1000でやみと かす。その にくむべき しゅぼうしゃこそ あの まおう1000!!
zombie ゾンビその7にいる ゾンビの なかで もっとも おそろしい タールマンの ねむりをさまし このスレを かこログそうこへと おとそうとしておるのじゃ!!
このもくろみを うちやぶれるのは スレたてにんのちを ひくもの・・・。そう じスレたてにんだけなのじゃ!!
zombie ゾンビその7スレに いってくれぬか?そして このスレを すくってほしいの じゃ!!」

いかなる しょうがいも のりこえ じスレを たてること……
それが スレたてにんの はたすべき しめいなのだ!!

というわけで450k突破です。
次スレについての話し合いをしたいと思いますので、テンプレ等の修正もあわせてしたらばの雑談スレへどうぞ。

723 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/21 19:02
次スレはスレたてにんのちを ひくもの・・・。すなわち『キンタマ』が
引き受けました。

安心して、ご永眠下さい。



724 :なんちゃって僧侶 ◆T6J3cL3e6. :03/07/21 20:25
いよいよ冒険(話し合い)に旅立つのですね。了解しますた。
したらばへGOしまつ!!

725 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 09:31
      ,iilllllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!゙゙゙!!!!!!!!!!!!!!!lllllllllllllllllllllllllii,
      ,illlllllllllllllllllllllllll!!゙゙°:::::::::::::::; ´;;;;``゙゚゙゙゙゙゙゙!!lllllllllllllll,
     ,,lllllllllllllllllllllllllll :...... . ........::::::::::::::::;;;;;;;;;;;゙゙゙!!llllllllllli,
     .illlllllllllllllllllllllllll°: ...  ...  ..:.:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;.|l!llllllllllli,
     ,illllllllllllllllllllllllll ::...::::,,,,,,,iiiiiiq.r:,, :::::::::::::::.,,,,,,,l讎l!llllllllll,
     lllllllllllllllllllll!!゙゜:::::::.llll゙゙゙゙゙゙゙゙”′::`:::::::::,::::;'ll゙!!lllllllllllii!llllllllll
    .illlllllllllllllllllll :::::::::::.......,,,,,,,,,,,, ::::::::::::;;;;:;;:::::::::`゙゙゙!!!lllllllllll!
   .,,,l!!!!llllllllllllllll :::::::::....:::'゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙l゙″......::;;;:::.x:liiiiiilii,,j||゙llllllll゙゜
   ..:l゙::: ゙゙゙!!llllllllll, :::::.    .:::::::::: ...:::....:::;L:,.::::: ゚゙゙̄ヲlilllll゙
   ..:ヽ .,,.ー;l!llllllll :::::.     ..::: ...:::........::;│;::::::::::::::;;'lllllllllll    王様のブランチで
    . 、;, ..: ゙!llll ;::::..     , :::::  .......::;;゚'i,  ...:::;;'lilllllllll       珍子だそうかな?
     ..  :''";.゙°:::::::.   ...,.r"  .:;''゙゙゙゙;.iilll鬱l!°......::;;illlllll!゙    
       ...,,,,,,i、;;:;::::::....... ...:::::,...............::::::`'" ;;;:::::::::;.jlilll!゙      
       .'゙llllli, ;;::::::   .....:iiii,,,匸 "`''''チllliii,, ;:;;;.jllil!!゙
        ゙lllll私、::::::.:.........: ゙”'ヾ"''"'ll,li!!!゙′;;.ji,ii!
        ..,illl!!!ii,脳y,. ::  ..  ::::;;;` .ミylタ;::;.,,j,,il!゙
       .,illlll的゙゙゙!!!iiiiii,,, .....   ..::::::::::;`;;;.;.;,iil!゙゙
      ..,,iilllllllを;;;;゙゙'!||ll!!!!llii,,, ,,.......,,::::::::::.,,i,ii!゙゜
 _,,,iiiiii桜 illllllllllliト;;;;;;;::;::`゚゙゙゙l゙゙!!!!liiiiiiiiii,,,,,iiiiiiiiillllli,,,,_  


726 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 09:48
                 Λ_Λ
                 ( ´Д` ) タテンナッテ  Λ_Λ 
   Λ_Λ         /    ,\      (´Д` ) イッテンダロ
   ( ´Д`) クソスレ     | l    l |     /    ,\ 
  /    \        | .;|;;:。;:,:、| ;|    ..,. | l    l |
  | l    l |     ..,. ., ヽ '゚;_。:_;./ /;-゚;・,。:゚;:.゚|;;|.   | ,|
  | |    | _|。.:_::゜。-.;.:゜;/_ン∩ソ/\;;:;.:.。:  ヽ '゚;。_ / /
  ヽ \_ .。'゚/   `。:、`;゜::;.:、,:゚;: .:..゜:: ゚。:..;: /_ン∩ソ/\ 
   /\_ン∩ソ\    ゚ ;:゚..゜:: ゚。:.:.:゚; ゚ ;:゚..;゚;  /  /`ー'ー'\ \
.  /  /`ー'ー'\ \    ゚ ;:゚..゜:: ;。:.:.::゚。;:;.:ヽ  <     / /
 〈  く     / /    ゚ ;:゚.。゜:;゚;゚.。.:`;:;.:.。 \ \    / /
.  \ L   ./ /     .;.:.;.゜::: ;。: ;:゚.゜:: :  .〉 )  ( .く,
    〉 )  ( .く,     ゚.;゚ヽ(`Д´)ノウワァァン(_,ノ   \.`)
   (_,ノ    .`ー'     ;:ヽ( >>1 )ノ:゚.;.:;


727 :なまえをいれてください:03/07/22 12:31
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

728 :なまえをいれてください:03/07/22 12:51
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

729 :派遣参謀:03/07/22 18:13
誤爆だぁ〜 くそっ 空軍の奴等何処見て爆撃してやがるんだ!!

730 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 18:44
誤爆?
どう見ても荒らし。
他のスレに書こうとしたとしても結局荒らし。
というより荒らしじゃないよ誤爆だよって言い訳してるとしか思えない。

731 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 21:40
どうせまた恥厨だろ
いいかげんにしる

732 :派遣参謀:03/07/22 22:05
「オチンチン触るよ、ピカチュウ」
「ピカァ…」
少しづつ大きくなっていく、ピカチュウのオチンチン。
ピカチュウの目を見つめながらそう言い、再びそこに手を伸ばしても、
ピカチュウはその手を避けようとはしませんでした。
すでに半分起き上がったような形になっているそこに上から手をかぶせると、
いつもその手でされていることを思い出したかのように、更に元気を増して、
興奮してぴこんっと立ったオチンチンが、僕の指の間をわけて小さく顔を出しました。
「また立っちゃったね、ピカチュウ」
「ピッカ」
指の間で動くその可愛らしいつぼみをくりくりと揉みしだいた後で、
くるりと包むように手で摩ってやりながら解放し、そう声をかけると、
ピカチュウはまだちょっと恥ずかしそうではあるものの、
今までにはない、得意げな様子をその表情ににじませていました。



733 :淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/07/22 22:13
  ¶       \    ¶ガリガリガリガリ
   ¶, 、  、 |¶, ヽ \.   ¶¶ガリガリガリガリ
 ¶  i ! | i  ¶|l'、ト ヽ ¶ヽ ¶ '¶ガリガリガリガリ
 ¶  /¶ |. i  ¶|| i.|ヽ |、 | ',  ¶ ¶ガリガリガリガリ
○○Oooo |i ト十iooO○  |  ¶ガリガリガリガリ
,.¶,.+‐'"| |¶ ¶}▼≡' ュノェ|i,`i  ¶ ¶ガリガリガリガリ
l ¶;:=ニ|i ¶¶   /rj:ヽ\ i  l¶  ¶ガリガリガリガリ
' '/  ヽ,ヽ ¶. ≡' 〈(・) 》ー |   ¶ ¶ガリガリガリガリ
;〈 〈(・)》 ... |||≡ `'ー''  }i |   i¶ ¶ガリガリガリガリ
  `''"  .ヽ 〉  ≡≡≡/;:i| |¶. ¶ガリガリガリガリ
、//// ゛γ⌒〜 ≡≡≡/,ノi,  ¶. ¶ガリガリガリガリ
、,ゝ、   ..L_」≡≡≡/   i |  ¶ ¶ヒヒヒヒヒヒ
 | lヽ、   ┗ ┛≡≡/   | i  | ¶ヒヒヒヒヒヒ       はぁ?
¶¶ ¶ l| |`''‐ 、┃ ≡, イ ¶ ¶  | i  |. ¶ヒヒヒヒヒヒ
¶||¶¶ |    ` ''"  | /¶ l  ¶  ¶ l  ! ¶ヒヒヒヒヒヒ
¶l|!,>‐!          |〃¶|'i i | ¶i |i | |¶ヒヒヒヒヒヒ
¶ l iヽ.,!        |メ,¶ | /ノi i. ! ¶ i|¶ヒヒヒヒヒヒ
/' |.:.:.:.``''ー-、     !  〉,¶ |/i' l ¶ l | ¶ヒヒヒヒヒヒ
; r'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.``''ー-'、ノ:|、_ ¶ '  i¶ l i|.¶ヒヒヒヒヒヒ
/、、__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:ヽ   | |.i |.¶ヒヒヒヒヒヒ
.:.:.:\`'ー-、___:.:.:ー'";/|:\  ' ト;| ¶ヒヒヒヒヒヒ
:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.::..:.:.:.:.:.:.:.: ̄.:.:.:.:.:|.:.:.:.`ヽ、|.i¶ヒヒヒヒヒヒ


734 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 22:19
             __..........................、、
          ,..,ィ" ::::::::::::::::::::::::: ``ヽ
          ,ィ" ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...\
        / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ii>;,、
        i  :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 彡 ヤi、
        |  ::::::::::::::::::::::::::::::::;‐、::::iii彡   ::i||li
       | :::::::::::::::::::::::/ ::          ::i||li
       |  r''ヾ'::::::::::/  ::           ::iiiii》
       ヾ l r‐、\::/    ___,,     ,.,, ::i||li  
       ヽヽヾ〈   `ヽ、_r'´  ` -i'´  7iii
         `!:!_,、     :: ゙、--‐''´|: ゙'''''/"
         ,./ヽ |  、_  ::  ,: 'r' :i |:  /
       ,../ `ヽ;_  i | '"、_:::__`:'‐'. /
        / ``'ー 、_\  ! `::` ̄''`チ`シ  なんかもう必死でしょ 最近の>>1
    /ー 、_    `\:、_ :: ` ̄/   糞スレ建てたり ジサクジエンしたり
   /     ``ヽ、   ヽ`'7‐--'゛    誰かが一辺殺した方がいいと思うんですけどね
                          厨房なんやし



735 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 22:32
  .l   . l,l゙             |
  │  ,「   、     "  .|
   l  .l゙   ″    ,    .|
    l .l       ,!   .l , .|
     !|         ヽ;;;;;;;;;;/  |
     l      (`ヽ |,,|` l
     |       `|| |''   .|
     |        .|.し   .|
     ゙l          .|    .l
     .|          |    l
  

736 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 22:40
まとめて削除依頼出します。
そろそろ規制がかかるぐらいかな。

737 :1000:03/07/22 22:42
【権威主義】

 社会に対して権力や権威をよりどころとして判断し行動をとる意識と
パーソナリティーの結合。
政治的には民主主義や自由主義に反対し、心理的には非合理的な情動をもつ。
社会を1つのヒエラルキーと考え、ファシズム、自民族中心主義(エスノセントリズム)、
や排外的愛国主義を生み出す主要な要素となる。
民主主義が閉塞的な状況を呈した時、しばしば権威主義的風潮が台頭する。
権威主義を特徴づけるものは次の点である。
 
1伝統主義。伝統的な価値を犯すものへの攻撃と排斥。

2権威に対する無批判な服従性。パーソナリティーの統合の不在。
硬直的な性格。欲求と情動の背後にアイデンティティーの動揺がある。

3被加虐(サディズム・マズヒズム)的性格。 自分より「上位」の者に対しては
無条件的かつ被虐的に服従し、自分より「下位」にある者に対しては全面的
かつ加虐的な支配と攻撃の態度をとる。

4判断の根拠の外在性。反内省的性格。判断の根拠である外的な権力や
権威に置き、それに恭順的態度を取る。

5ステレオタイプ。上下関係、善悪、優劣、強弱、白黒に両極化する性格。
主観的、非理性的、時として迷信的な情動に支配される。

6権威や権力に反対するものへの破壊性と、その心理的合理化。

7仮想敵を捏造する心理。権威、権力の必要性、正当性を合理化するため、
仮想敵を求め、世界は危険に満ちているという思想をみずからの中に醸成
してゆく。

738 :1000:03/07/22 22:48
 フロムやアドルノらの研究によれば、近現代における権威主義は、資本主義の高度な発展の中で、
「自由」という名の、社会が個人に与える無関心が、自我の孤立感と客観的な位置の不安定を生み
出す時、そこから脱出しようとする心理である。
それは現代資本主義社会の諸矛盾が生み出す精神的病理である。

ここで荒らし行為と犯人探しに熱中している方は、上記の問題、特に7番に思い当たる点が
おありでは?
反論は創作板の【辛辣批評も】言わせて貰おう!【ある意味創作】までどうぞ。

*作者様・読者様
ご迷惑をおかけしています。この文もまた当スレにとっては荒らし無用の文ですので、
削除していただいて結構です。荒らし諸君の中には監視役がいるようなので、多分一度
アップすれば十分でしょう。大変申し訳ありませんでした。



739 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 22:54
             ∩
                 | |
                 | |
        ∧_∧   | |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  / ̄\  ´Д`)//  < はなくそドォーーン!!!
.r ┤ ●  ト、      /    \_______
|.  \_/  ヽ  /
|   __( ̄  |  |
|    __)_ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
ヽ___) ノ          \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     .||   

740 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 23:00
ゾンビ達がバリケードを突破したようですが、皆さん大丈夫ですか!?
囓られそうになっても、ヤケになっては駄目ですよう〜。
クールな頭脳とホットな心で、マタ〜リと撃退しましょうねっ。

対ゾンビバズーカに「お約束の4番弾」装填完了!!
バズーカ砲発射 ⊂(;^^)コ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ю*(/>.<)/ ドッカーン


741 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 23:10
きんたまに命中しますた

742 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 23:31
削除代行スレにて依頼しました。

743 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 23:35
痛っ!?何すんだよ!

744 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 23:49
依頼の件、激しくそして猛烈に乙です。

おかしいな〜ゾンビにしか当たらない筈なんだけれど.....。(笑)
はっ...もしかして....感染されている!?
もしかしたら誤爆の可能性もあるので、もう一度発射してみまつね。
今度も当たってしまったのなら....急いで患部を切断しないと!!!!

対ゾンビバズーカに「お約束の4番弾」装填完了!!
バズーカ砲発射 ⊂(;^^)コ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ю三ヾ( >o<)ノ ドッカーン


745 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/22 23:54
やはり、

きんたまに命中しますた


746 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/23 00:23
    │            /     ───    __      /  ┬┐      _
──┼──         /     ____      ̄     ヽ/ │└-┐  / │ ̄ヽ
    │    ───   /               │         │   ム  ト、 ノ   l  │   |
  /│\            /    │       /         /   /|ヽ |  X   |  |  │
/  │  \       /-───┤   __/     __/    │ ノ/ \  ヽ_l   ノ

       ヽヽ      |       l   ヽヽ   |_
   /  |      ̄ ̄| ̄ ̄|  -┼─     ̄|   ヽ
   /   |        |    |   | ─-     l   |
  /    |         |    |   |         __|
  /     |      丿   」    |  ヽ__    \ノ\



747 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/23 00:32
きんたまきんたまきんたまって、
他に考えることがあるだろ?
ったく…きんたま好き!愛しちゃいました♪

748 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/23 01:10
君らジャクソンヴィルの闇は読んだ?

749 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/23 01:50
お約束の1番さん、ご指名です。

750 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/23 02:04
上げてるから答えたくは無いけど、「ゴキブリ」が激しく気持ち悪かった。
だから立ち読みしただけ。

ゾンビ小説なら「死霊たちの宴」のほうをおすすめ。

751 :王都座夢 ◆T6J3cL3e6. :03/07/23 07:23
おはです。
こちらでお勧めだったので読んだのですが「死霊たちの宴(上・下)」は
面白かったですよ〜!! もうお腹一杯にゾンビを味わえるって感じで。
「屍者の行進」はこれから読みまつ。楽しみだ♪

ゴキでつか、旬な作品だけれど.....うーん、ちょっと嫌かも。

752 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/23 08:58
き ん  たま
九時 で す よ

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