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夜になると何故かオカルト板へ来ちゃう人の数→

1 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:30
やっぱ来ちゃうよな。

2 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:30
ズサー

3 :ν酋長 ◆CGrsi.YPSE :03/06/09 23:30
昼も来てますが。2?

4 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:31
(・∀・)アリエヘン!!

5 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:31
来ちゃうよ。

6 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:31
(・∀・)アリアハン!!

7 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:32
(・∀・)ロト!!

8 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:33
(・∀・)オーブ!!

9 :ダヌル・ウェブスター:03/06/09 23:33
(・∀・)アア・・アハン!!


10 :ルーイン ◆G9/zak/lKQ :03/06/09 23:35
夜はピンク鯖の方が多いかな。

11 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 23:45
朝だろうと昼だろうと来ちゃいますな〜

12 :(@'ω'@) ◆n.qWqfl1rs :03/06/09 23:48
ヤフー→カレーマニアさんのサイト→ネトゲやりつつオカ板・・・
我ながらイタイ・・・いたすぎる

13 :竈馬 ◆fyDH/oLHq. :03/06/10 13:57
覗く時は常にオカ板のみですが・・・異常でしょうか?

14 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:00

リサイクルします。
さあ、何処までいけるか!?

15 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:01
維新後、政府は躍起になって坂本竜馬、中岡慎太郎殺しの犯人探しに取り掛かった
その際色々な説が飛び交った
新撰組の手によるものだというもの
見廻組の手によるものだというもの
いろは丸事件で海援隊と紛糾していた紀州藩の手によるものだというもの
だがどれも決定的な証拠の無いまま月日が過ぎていった

16 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:02
一方陸奥は沈黙を守っていた
自分が犯人をみすみす取り逃がしたのを恥じていたのである
だが何も手を打たなかったわけではない
海援隊の同士などと共に、あの日見た片腕の男を探させていた

17 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:02
僅かな手がかりを元に調べ上げた結果、三浦休太郎という人物が浮かび
白峰駿馬らとともに天満屋襲撃事件を起こしたりもしたが
これは失敗に終わり、しかも三浦は探している男ではなかった
三浦は両手がある

18 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:30
だが陸奥は諦めずに探し続け、幾つかの新たな手がかりを得た
事件の少し前、祇園のお茶屋の近くで男が片腕を切り落とされていた
男はその後新撰組の屯所に運ばれたという
陸奥はその男の行方を追った

19 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:30
この頃旧幕府側は官軍によって追い詰められようとしていた
そんな中、江戸に潜伏していた新撰組隊士が捕縛された
名を大石鍬次郎という
“人斬り”と渾名された男である

20 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:30
陸奥は早速この大石を取り調べた
大石の自供によると、竜馬暗殺は見廻組の隊士らの仕事だという
近藤や土方がそう話しているのを聞いていたらしい
だが陸奥はそんな話は信じなかった

21 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:31
大石に祇園の茶屋騒動の件を問いただしてみると
すぐに名前が出てきた
酒井登喜治
武州府中宿の豪商の子息だという

22 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:33
陸奥はすぐにこれを手配し、それらしき商家を探し当てた
だが、聞けば登喜治なる息子は京に登ったきり行方が知れないという
家捜しもしてみたが見つからない
捜索の糸はぷっつりと途絶えてしまった

23 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/12 11:34


このスレリサイクル中です。
削除人さん、削除を思いとどまってください。
どうぞよろしくお願いいたします。

24 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/12 14:06
さすらいますなぁ…
ここに落ち着けるといいですねw

25 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:01
陸奥陽之助は後に陸奥宗光と改名し
明治政府でさまざまな顕官を歴任した
特に外交での手腕は目覚しいものがあり
後の世に語り継がれるほどの名声と富貴を得た

26 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:02
だがその表情は終生物憂げだったという
その理由を左右の者が聞いてみても何も答えなかったが
自分の師たる坂本竜馬を殺害した犯人を取り逃がしたことに対する無念さが
自然と表に現れていたせいかもしれない

27 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:02
明治三十年八月、病に臥した陸奥は
自分の子息を床の脇に呼んでこう遺言したという
「酒井登喜治とその一族を根絶やしにせよ。手間を惜しんではならん。」
だが遺言が果たされることは無かった

28 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:02
陸奥から数えて二代後までは遺言の内容は伝えられたという
だが誰一人として果たせる者は無く次第に忘れられて
それより後には伝えられなかったという

29 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:03
明治二年春、ある晴れた日のこと
府中宿を一人の男が訪れた
腰には大小を差し、なりは武士らしいが、髭も月代もぼうぼうに伸びている
何処からか流れてきた食い詰め浪人なのであろう

30 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:03
袴は擦り切れてぼろぼろになり、襟元には垢がこびりついている
だが目だけは爛々と恐ろしいほどの光を放っていて
何人たりとも寄せ付けない雰囲気をもっている
人々は戸を閉め、係わり合いになるのを避けた

31 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:04
男は一軒の商家の前に立ち止まると慣れた様子でくぐり戸から中に入った
門の内側では最初に叫び声が、続いて驚きの声があがり
やがて泣き声で満たされ、そして静かになった

32 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:04
翌日早朝、男は商家を後にした
見送りの者は一人だけ
年の頃は十六、七だろうか
うなじにはまだあどけなさが残っている娘である

33 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 11:07
二人の間に会話は無い
だが娘の方はいかにも名残惜しそうな仕草を見せている
娘が男の着物を摘もうとふと手を伸ばす
男はその手を払い除けるように歩き出した

34 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 12:55
娘は二、三歩追いかけ、そして止めた
男は振り返ることもなくずんずんと歩いてゆき
そしていつしか朝靄の中に消えていった

35 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 12:56
娘はその場に立ちすくんだまま
何時までも男の去った方角を向いていた
やがて朝靄が晴れ始めた頃
娘は一人邸内へと戻っていった

36 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 12:57
府中宿の豪商、鍵屋は維新後もしばらく商売を続けていたが
陸奥の手による者達が度々詮議に訪れるのに嫌気がさしたのか
程なくどこかへ移転していった
その行方を知るものは誰もいない

37 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/13 12:59

登喜治編はこれで終了です。
後は尚之編に乞うご期待(と言っておきます)

削除人さんにお願い

このスレはリサイクル中です。
削除を見合わせていただきますよう、お願い申し上げます。

38 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/13 15:24
迷惑です、スレの私物化を図る香具師が常駐しているので早急に削除願います

39 :一読者:03/06/13 19:34
駄スレを放置して荒れ放題にするよりもずっといいと思います。
小説の内容もオカルト関係を題材としていますので
板違いではないと思います。
お願いします。削除しないでください。

40 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/06/13 22:46
登喜治が斬ったのは坂本竜馬だったんですか・・・
日本史は漢字を覚えないといけないから苦手だったんですよ(ちょっと言い訳

41 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 09:31
>38
私としては住人を楽しませたい一心なのですが
結果として私物化していることになるんでしょうか……

>一読者さん
応援ありがとうございます。

>Higeさん
私も日本史は非常に苦手でした。
慶応三年云々と言うのも、“竜馬がゆく”を読むまでは知りませんでした。
作者がこれですから、気にしないで下さいw

42 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 10:48
千重は店を出るとすぐに携帯電話を取り出した
かける相手は鈴木健治である
千重とは大学時代のサークル仲間だったが、それほど仲がいいというわけでもない

43 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 10:48
が、メリットはある
鈴木は関東のローカルテレビ局に勤務しているのだ
千重は鈴木を口説き落としてテレビクルーを連れて行き
現場での一部始終を放送してもらおうと考えたのだ

44 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 10:49
「オウ、久し振りじゃん!オゲンコ〜…あ、これ今流行ってんの。ギャハハハ。」
相変わらずの軽いノリに千重は失望しかかったが、頼めるのはこの男ぐらいしかいない
「実はね…」
かいつまんで事情を説明した

45 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 10:49
「んー…それだけの情報じゃ報道は動きづらいよね。しかもさ…」
「しかも、何?」
「俺の担当してるの、バラエティ番組なんだよね。ギャハハハ!」
どうもこの男は大学時代から成長するどころか退化しているらしい

46 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 10:50
「あのさあ、笑い事じゃないんだけど。」
千重は怒りをこらえながら説得を続けた
「健治クンが取った映像がニュースになりそうなら、それを報道に持っていけばいいじゃない。
絶対損はさせないから、ネ、お願い!」

47 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/14 10:50
「う〜ん、ま、いっか。心霊特集、これでどうよ?ギャハハハ!」
「いつ来てくれるの?」
「う〜ん、ちょっと待って、スケジュールを…あ、真っ白、ギャハハハ!」
「だからいつなのよ!」
「分かったって。明後日どう?夕方5時ぐらいにはそっちに着けると思うから。
あれ、怒ってる?怒った顔もス、テ、キ、って見えねーよ!ギャハハハ!」
千重は黙って電話を切った

48 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/14 22:29
鈴木健治…
どうもNHKにいた気くばり爺さんを連想してしまうw

49 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/16 11:25
>48さん
最近登場人物の名前を考えるのが適当になってます。
しかも鈴木健治は“キングオブ雑魚”なので、「ああ、もうこんなんでいいや」と名付けてしまいました。
彼の最期は言わずもがなです。

同姓同名の方、ごめんなさい。

50 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/16 11:41
鈴木は待ち合わせ場所のファミリーレストランに時間きっかりにやってきた
スタッフも3人一緒である
千重が彼らに事情を説明し始めると
鈴木以外のスタッフは次第にテンションが上がり始めた

51 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/16 11:42
ところが肝心の鈴木はというと、近くのテーブルにいた女性二人組のことを口説き落とそうと躍起になっている
「ちょっと、鈴木君!」千重は立ち上がって連れ戻そうとしたが
スタッフがそれを押しとどめた
「いい、いい。あいつは当てにならん。それより今のうちに現場を見ておきましょう。
対策を練るのはそれからという事で」

52 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/16 11:42
千重を押しとどめたのはカメラマンの内藤
鈴木は一応ディレクターなのだが、実際にスタッフを仕切っているのはこの内藤の方らしい
4人は鈴木を置き去りにしたまま店を出て
ワンボックス車に乗り込むとA川の河川敷へと出発した

53 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/16 11:43
「あいつはね、駄目なんですよ。ここぞというときには必ず逃げ出すから。
前にもね、心霊ロケであったんですよ。一人だけ逃げ出しちゃって……」
内藤が運転しながら助手席に座る千重に話し始めると
後部座席から笑い声が起こった
「そうそう、ちょっとちびっちゃっててさ、半泣きだったんだよ」
「え?そうなの?泣いてたのは知ってるけど、ちびってたんだ!ハハハハハ!!」

54 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/16 11:43
後ろでは鈴木の悪口ですっかり盛り上がっている
内藤は申し訳無さそうに千重に謝った
「あんたの友達だってのは知ってるんだけどさ、どうにもね……」
「いえ、いいんです。ああいう馬鹿は私も嫌いですから」
二人は顔を見合わせて笑った

55 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/06/16 19:00
キャラ的に死ぬ役っぽい感じ出しまくりですなぁ<鈴木健治
他のテレビクルーも・・・。

56 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/17 02:16
ハァ

57 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:14
>Higeさん
テレビクルーには事実を報道してもらわないと困るので(以下略
最近皆殺しにする事に罪悪感を覚えるようになりましたw

58 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:15
車は土手の上の道路を走り始めた
「あ、あそこ!」
スタッフの1人が指差す方向には葦の原が一面に広がっており
その中に屋根らしきものがうかがえる

59 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:15
「よし、下りてみよう」
内藤は土手から降りる下り坂を見つけると河川敷に車を乗り入れ
小屋のあった方向に走り始めた
道らしきものは一本しかない
迷う心配も無さそうだ

60 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:15
「おかしいな」
内藤が呟く
「え?どうかしました?」
「道が綺麗過ぎる」

61 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:23
内藤は千重に説明した
河川敷の、しかも葦の原に向かうだけの道が綺麗に整備されているのはおかしいと言うのだ
「だって誰も通らんだろ?こんな道」
内藤はスピードを緩めて警戒し始めた

62 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:24
案の定というか、5分ほど走った所で黒塗りの車が止まっているのが目に入ってきた
道幅が狭い為、その車が止まっているとそれ以上先には進む事が出来ない
「やっぱりね。オッ!誰か来る」
車からスーツ姿の男が降りてこちらに歩いてくる
内藤は車を止めると窓を開けて男を待った

63 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:24
スーツの男は特に変わったところは見られない
どこにでもいるサラリーマンといった感じの風貌である
「ああいう手合いが一番やばいんだけどな」
内藤が呟く

64 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:24
男が近付いてくると千重にもその意味が分かった
体はがっしりとして引き締まっており
目つきが異常に鋭い
千重はアメリカ留学時代にこんな目つきをしている男達に何度か会ったことがある
彼らの多くは軍人、それも特殊部隊に所属しているような優秀な男たちであった

65 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:44
「お兄さん車動かしてもらえるかな〜。ここ通りたいんだけど」
内藤は緊張感の無い声で男に訴えかけた
スーツの男は両手で×印を作ると首を振った
「駄目だよ、ここから先は私有地なんだ。ひきかえして貰うよ」

66 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:49
「私有地?こんな原っぱがかい?う〜ん、そりゃ知らなかったなあ」
内藤は相変わらず緊張感の無い声で話しているが
男はそれでも安心していないようでじろじろと車の中を観察している
「あんたら何?テレビ?」
「そうだよ。この先に野鳥の森ってあるでしょ?そこで撮影したいんだよ。通してくれないかな?」

67 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 11:51
スーツの男は携帯を取り出すと何やら話し始めた
「テレビだと言ってるんですが……ええ、そうですね。ちょっと面倒だと……はい、分かりました、そういたします」
男は携帯をしまうと内藤に話し掛けた
「今所有者と連絡を取ったんだが、通り抜けなら良いそうだ。ただし今回だけ。いいかな?」
「オオ、そりゃ有難い!バックで戻るのはきついなと思ってたんだよ」
「先に行ってくれ。後からついていく」

68 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 12:01
男はそう言って黒塗りの車に戻った
「オイ、カメラ回しとけ。見つからないようにな」
内藤はスタッフに指示すると車を発進させた
ゆっくりと走らせたかったが男の車はその後ろをぴったりと付いて来るのでそうもいかない
5分も走らないうちに同じような黒い車が見えてきた
向こうにも千重達の乗るワンボックスが見えているらしく、先導するかのように走り始めた

69 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/17 12:02
少し広い場所に出たところで黒塗りの車は止まった
ここで追い越せということらしい
内藤は慎重に車を進めると、すれ違いざまに「テンキュー!」と大声で礼を言い
その場から走り去った

70 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/17 15:38
キ…キングオブ雑魚…  ( ´,_ゝ`)プッ
なんでかはまりますたw


71 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/17 15:52
>>48どうもNHKにいた気くばり爺さんを連想してしまうw

72 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/17 15:58
↑操作ミス スンマソーン
48>>どうもNHKにいた気くばり爺さんを連想してしまうw
「気配りのススメ」を「菊貼りのススメ」と勘違いしていた大馬鹿者がいたことを思い出した。
菊貼り→その昔ロマンポルノ時代に肛門を隠す目的で前貼り同様ガムテープを肛門に貼る事

73 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 13:56
>72

菊貼り。あれはいいですよ、菊貼り。
ガムテを剥がす時にね、一緒にケツ毛まで抜けるんですよ。
ブチブチッと。そりゃもう快感ですわ。
何でも、グラビアアイドルやレースクイーンの間でも毛抜きの王道とされているらしいんです。
菊貼り。こりゃおすすめですわ。

こんな感じで薦めるんでしょうか?

74 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 13:56
「両側固めてるんですね。どうします?」
「どうしますってお前、行くしかねえだろ」
千重達は野鳥の森の入り口で車を止めると地図を広げ
“作戦会議”を始めていた

75 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 13:58
車内にあるカメラには先ほどの映像が映っている
「ストップ、ここだ」
画面には小道らしきものが映っていて
その奥には建物の一部と思わしきものがあるのが分かる

76 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 13:59
「距離でいったら50m、この辺りですかね」
用意の良いスタッフの1人が地図を持ち出してきて
だいたいの場所に×印をつける
地図には道は載っているものの小屋は描かれていなかった

77 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 14:05
「道は駄目。葦の原は……」
内藤がビデオを早送りすると、道の端に奇妙なポールのような物体が映っている
「これがあるからなあ」
「なんですか?これ」
千重が聞くと「対圧センサー」という答えが返ってきた

78 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 14:06
「多分小屋の周りをぐるりと囲んであるんだろう。左右からの侵入は難しいな。となると……ここか?」
内藤の指差したのはA川の対岸だった
「向こう側に回ってみよう」
一同は野鳥の森を後にすると対岸の土手に回った

79 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/18 14:07
「オオ、見える見える」
A川の中州の向こう側にあの小屋が見え隠れしているのが肉眼でも分かる
小屋というには大きく、小さな料亭といった造りになっている
スタッフが双眼鏡で確認してみたが、先ほど見たようなセンサー類は何処にも見当たらない
「よし、ここから歩いて近付こう。いいな?」
皆頷いた

80 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/18 19:18
荒らしが頑張ってるな

81 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/06/18 20:18
菊貼りですかぁ
初めて聞きましたよ・・・貼る時とか自分でやるのかなぁ?
想像するとすごくかっこ悪いですねぇ

82 :72:03/06/18 21:33
>>73 81
私も伝聞なので真偽のほどは?ですが、「菊貼り」を知っていて(なぜ知って
いたかは不明)鈴木健二氏の「気配りのススメ」が流行ったとき、「あの人、
人にあんなもの勧めて何考えてるだろう?」と思っていたという話です。

>貼る時とか自分でやるのかなぁ?
前貼りは、ほとんどの人は自分でやっていたと雑誌(たぶんキネ旬)で読んだ
ことがありますので、仕上がりのチェックは助監がやっても貼るのは自分で
やったのではないですか?

83 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 16:54
>72、Higeさん
菊貼りを気にする美保純を想像してちょっとワロタ

84 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 16:54
機材を整え始めたところで内藤の携帯電話が鳴った
K署からの電話で、鈴木健治と名乗る男の身柄を預かっているから
引き取りに来て欲しいとの事だった

85 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 16:56
とりあえず作業を中断し、皆でK署に向かうと
確かに鈴木がいる
千重がどういう事かと尋ねると
女にいきなり平手打ちを食らったのだといい
「あのアマ、訴えてやる!」といきまいている

86 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 16:59
意味が分からない一同が担当の制服警官に話を聞くと
話は大分違っていた
あのファミリーレストランで鈴木にナンパをされていた女性が
あまりにしつこく付きまとわれたために警察を呼んだらしいのだ

87 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:00
逆上して襲いかかろうとした鈴木は
逆に女性に平手打ちを食らったという
今にも掴みかからんばかりの二人を警官が何とか引き剥がし
先ほど示談にする事で収まったのだということだった

88 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:02
その話を聞いて皆呆れ返ってしまった
一応身柄は引き取ったものの誰も相手にしようとしない
それに気を悪くしたのか、鈴木はますます吠え立てる
千重は我慢して聞いていたがそれも限界に達しようとしていた

89 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:03
バッグからハンカチを取り出し手に巻きつける
それを見た鈴木は「オイ、何やってんだ!?聞いてんのか?」と千重に掴みかかろうとする
千重は体を捻ってそれをかわし、しっかり握った拳を鈴木の右頬に叩き込んでやった
カウンターで入ったパンチは脳を揺らし、鈴木は白目を剥いて静かになった

90 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:04
K署の廊下の向こうから拍手が聞こえた
見ると和田が笑顔で近付いてくる
「ハハハ、署内でそれはまずいんじゃないの?」
「じゃあまた取調室に?」
千重は目配せしながら応じた

91 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:52
和田はすぐに飲み込めた様子で、笑顔のままで
「こちらに来なさい」と促した
だが取調室に入るや否や2人の顔から笑顔が消える
「和田さん、人手が欲しいんです」
千重は要点を掻い摘んで話した

92 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:52
「ふーん、なるほど。で、そこに容疑者がいるんじゃないかというんだね?」
「それは分かりません。でも、犠牲者の何人かはここで見かけられているんです。
それから彼らに共通の“趣味”、これは結構大きな証拠じゃないですか?」
「んー……だがこれだけじゃ警察は動けないよ。悪いけど状況証拠としても弱すぎる」
「だって!」

93 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/19 17:54
「いいかい、我々が動くには、特に人数を揃えなければならないような時は
前もって計画を立てないと動けないんだ。これは無理だよ。大体いつなんだい?」
「今日、今夜。」
和田は絶句し、暫くしてからようやく呟いた
「……無茶だ」

94 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:22
「無理なんですって!力になるって言ったくせに、馬鹿にしてるわ」
気を失った鈴木を3列目のシートに押し込めると
千重達は出発した
「仕方ないよ。確かにあれじゃ証拠とはいえない。だから……」

95 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:24
「だから?」
「今夜俺達が撮影したものが証拠になるのさ、少年買春のね。それを取っ掛かりに出来れば……」
「撮れるかしら?」
「撮るさ」

96 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:25
内藤の横顔は自信満々に見える
「これまでだって結構いいネタ撮って来てるんだよ。報道畑をずっと歩いてきたからね。
それが、いつの間にかあんなのと組まされて……」
内藤は後ろで白目を剥いている鈴木を顎で示した
「くだらないバラエティはもうウンザリなのさ」

97 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:26
「だけど、この件が明るみに出れば俺達はもう一度報道に戻れるかも知れない。
だから、これは事件解決だけじゃなく、自分たちが這い上がる為にも必要な仕事なんだよ。
そのためならなんだってするさ。文字通り、たとえ火の中水の中ってやつだ」
千重がルームミラーを見ると、後ろのスタッフ達も真剣な眼差しで頷いている
「さ、戦闘開始だ」
内藤は左にハンドルを切った

98 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:27
午後二時
河原は照りつける日差しと草いきれでものすごい熱気である
だが男達はそれを気にする様子もなく黙々と機材の準備を始めている
「薄井さん、ちょっと偵察に行こう」
一足先にカメラの準備を終えた内藤が千重を誘った

99 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:28
2人はズボンを膝まで捲り上げると川の中へと入った
中州までは楽々とたどり着き、対岸までのルートを探した
幸いな事に水量は少ないようで、浅瀬を選べば対岸までは行けそうである
「どれ……」
内藤はポケットから小さな望遠鏡を取り出すと例の料亭風な小屋の様子を伺った

100 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:30
「うわ、まじかよ」
内藤の口から思わず驚きの言葉が漏れる
「どうしたの?」
千重の問に返ってきた答えはややかすれていた

101 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:32
「ライフル持っていやがる」
見回りなのだろう、スーツ姿の男達が時折現れるらしく
その男達は肩からライフルらしきものを下げているというのだ
「中州からなら向こうから見つけられる事も無さそうなんだけどな……一寸遠いな」

102 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/20 15:33
「夜になったらいなくなるんじゃない?」
「いや、向かって右側に小屋があるのが分かるかい?あれが多分詰所だろう。
だとすると奴等はずっといる事になる」
「撮れない?」
「撮れるだろうが、音は難しいかもしれん。戻ってちょっと話してみよう」

103 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/06/20 22:57
そろそろ、キングオブ雑魚の鈴木が何かやらかしそうな予感・・・。

104 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/21 10:40
車の所に戻ると内藤は地図を取り出して皆に説明を始めた
「近づけるのはここまでだ。ここなら身を隠す事も出来るが、ここから先はいい的にしかならない」
「夜なら見えないんじゃ?」
「あれ程の連中だ、ナイトスコープぐらいは持っているだろう。福田、どうだ?」
内藤は音声担当の福田に話を振った

105 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/21 10:47
「直線で……えーと……200mぐらいですかね、水音も被って来るだろうし……
えーと……指向性のマイクでもギリギリじゃないかと」
「最悪音声無しか。じゃあテストもしなきゃならんし、早めに向こうに行っておくか」
「えーと、そうですね、」
皆はそれぞれに機材を抱えると中州へと向かった

106 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/21 10:49
「そういえば……」千重が気がついた
「鈴木君放っておいても大丈夫かしら?」
「なーに大丈夫さ、のびちまうのは奴の得意技みたいなもんだから」
撮影機材のセットをしながら内藤が鈴木の武勇伝を話してくれた

107 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/21 10:49
現場でトラブルが発生すると、鈴木は真っ先に気を失うか逃げるかのどちらかだという
だがふしぎな事に怪我だけはした事が無いのだそうだ
「だから奴は自分の事を“不死身の男”なんて呼んでいるがね。
実際奴がいると騒いで台無しになるかもしれないから、眠っていてくれた方が助かるのさ」

108 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/21 10:52
マイクの調子はいいようだった
対岸で見回りをしている男の咳払いが聞こえるらしい
「よし、じゃあこのまま暗くなるのを待とう」
千重達は交代で監視をしながら動きがあるのを待つことにした

109 :きりん:03/06/22 13:47
何やら急展開の予感(゚∀゚)!
キングオブ雑魚がいらんことしませんように…w


110 :110:03/06/22 16:20
の人物。

111 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:50
>きりんさん
そろそろ逮捕です。突然スレスト!の可能性もあるのでお見逃しなきよう。

112 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:50
ガラガラガラ
引き戸の開く音が屋敷に響く
間もなく階段を駆け下りる足音が聞こえてきて
尚之が陸奥の目の前に現れた

113 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:50
「やあ、ナオ君」
だが尚之は挨拶もそこそこに陸奥の腕を取って自室へと案内する
「今日はね、いい所に連れて行ってあげるよ。高史さん、準備はいい?」
「準備? 正装って言われたけど、これでいいのかな」
陸奥は一張羅のスーツを着込んできていた

114 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:52
「それだと駄目なんだ。あのね、これ着替えて。なくなった父のなんだけど、我慢してね」
そう言って尚之はクローゼットからタキシードを取り出した
「う、うん」
陸奥は言われるがままに着替えを始めたが、どうにもおかしい

115 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:53
「ナオ君、これはどうなってるの? ズボン……おかしくない?」
むつはそう言ってズボンを広げて見せた
尻の部分が殆ど無い為、下着が丸見えになっている

116 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:54
「ああ、それはね、チャープスって言うんだ。カウボーイがズボンの上から履くやつだよ」
「いや、だけど正装なんでしょ? これは不味いんじゃないの?」
「いいの、これがあそこの正装だから。さ、着替えて。あ、それから下着は身に着けちゃ駄目だよ」
「え!?」
「駄目なの。いいから早く」
尚之は有無を言わせない

117 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:55
着替え終わった後の姿は何とも妙なものになった
素晴らしくしたてのいいタキシード
尚之の父親は陸奥と体格がそっくりだったようで、まるであつらえたかのようにしっくりとくる
上半身だけ見れば今にも社交界デビューできそうである
だが股間だけは露出しているのだ

118 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/23 10:56
「ナオ君、これ恥ずかしいよ」
「そう?ここはそうとは言ってないよ?」
尚之はやおら陸奥の股間に手を伸ばした
着替え終わってからずっとおさまる気配が無かったのを尚之は知っていた

119 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 12:22
「ウッ……」
「これじゃ歩きづらいでしょう? 僕が大人しくさせてあげる」
そう言うと尚之は陸奥の前に跪いて
股間のモノを弄び始めた

120 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 12:23
尚之の舌先が陸奥のそれをねっとりと愛撫し始めると
しびれるような快感が陸奥の全身を駆け巡り始める
陸奥は快感の渦に飲み込まれそうになりながらふと思った
麻薬
この行為はそれ以外のなにものでもない

121 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 12:24
今まで味わった事の無い快感に晒された陸奥は
人間らしさを失いつつあった
何をするにも意欲がまったく湧かない

122 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 12:25
仕事にも行かなくなった
時には食事をする事すら忘れている事がある
考えているのは尚之の事だけで
それ以外の思考は殆ど停止していた

123 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 13:44
まるで木偶人形のように一日を過ごし
快感への禁断症状が出始めると尚之に会いに行く
毎日がこれの繰り返しである

124 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 13:50
今では廃人同然になってしまっている事にも気がついていた
だが、現状を打破しようとは微塵も考えられない
破滅への道をひた走りに走りながらも
それにブレーキをかけることを自らの意思で拒んでいた

125 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 13:57
「アウッ!」
軽い脱力感を伴う、何ともいえない快感が全身を駆け巡り
陸奥は全身を小刻みに震わせながら尚之の口内に放出する
頭の中は真っ白になり、先ほどまで僅かに残っていた人間らしさが消え失せていく

126 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 13:58
尚之は潤んだ目で陸奥を見上げ
「さ、行こ」と促した
陸奥はこくりと頷くと尚之の後を付いて行き
2人は門の前で待っていた黒塗りの車に滑り込んだ

127 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:03
「痒いな、チクショウ!誰か虫よけ持ってないか?」
内藤は悪態をついた
いつ何があってもいいように準備は整えているが
未だに動きは無い

128 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:07
日はすっかり暮れて、あれほど暑かった河原にも涼やかな風が吹き始めている
中州にいる4人にとってそれだけが救いだった
「えーと、来ましたよ。車の音が聞こえます」
指向性マイクで音を拾っていた福田が皆に知らせた

129 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:08
「こっちはまだだ。おい桑原、お前虫除け持って来てないのか?」
「無いっス」
助手の桑原の方も機材の調整に忙しく、それどころではない
「車にあるだろ、持ってこい。ついでに鈴木の様子も見てきてくれ」
「今っスか?」
「そう、今」

130 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:09
桑原は軽く舌打ちすると立ち上がった
入社して5年、殆どの仕事はこなせるようになってきていたが
大先輩であるこの2人と仕事をしている以上、いつまでたっても下っ端扱いである
「分かりましたよ!」
返事に少し怒気を含ませて藪の中へと消えていった

131 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:11
「えーと、もう一台、あ、続けてきます。内藤さん、えーと、もう少し優しくしてやって下さいよ」
「分かってるけどさ、福ちゃんに頼むわけにいかんだろ? オ、明かりがついた!
桑原、始めるぞ!……あ、いないんだっけか。くそっ! 肝心な時に!」
「内藤さんって結構理不尽ですよね」
千重の一言に内藤は苦笑いを浮かべている

132 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:12
と、後ろからジャバジャバと水を蹴散らす音が聞こえてきた
(気付かれたか?)
一同は一斉に身を固くしたが
現れたのは桑原だった

133 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/24 16:15
「お前何やってんだ! 向こうに聞こえたらどうする!」
「だけどこっちも大変なんです!鈴木さんがいません!」
「馬鹿野郎! あんなのいなくったっていいんだよ!それよりお前こっち手伝え」
桑原はブツブツ言いながら内藤のサポートに回った
「ほら、始まるぞ! 皆しっかりな!」

134 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/06/24 22:19
HDDとOSの相性が悪くて四苦八苦している内に事件が起きそうな状況に・・・。

135 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 10:43
料亭風の小屋の一角で障子がスルスルと開いていき
やがて全て開け放たれた
「意外と警戒していないんだな。こっちにしたら好都合だけどな」
内藤はそう言いながら録画ボタンを押した

136 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 10:45
和室の中央にはステージのようなものがあり、
その周りに次々と人が集まり始める
「あんな部屋で一体何をする……福ちゃん! 音声OKか!?」
集まった面々を見て内藤の声が急に鋭くなる
「えーと、大丈夫。雑談が聞こえるけど」
「よし、きっちりとっといてくれよ。凄いぞ、大スクープだ!」

137 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 10:45
「どうしたんですか? 何が始まっているんですか?」
千重が聞くと内藤が興奮しながら答える
「まだ何も始まっていないがね、集まったメンバーが凄いのさ。信じられんよ」
内藤はカメラを覗いたままポケットから双眼鏡を引っ張り出すと千重に手渡した
「見てごらん」

138 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 10:46
確かに凄い
胸に金バッジをつけた初老の男が数人、あれは代議士だろう
中の一人には見覚えがある
確か内閣官房長官の木下平八だ
よく会見を行うから千重も知っていた

139 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 10:47
それに演歌の大御所、南川一郎もいる
周りにいるのは取り巻きの歌手たちだろうか
さらに下がった所に人気アイドルグループ『スカンプ』が勢ぞろいしている
男ばかりである
そして……

140 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 14:59
「おい、マジかよ……」
内藤は思わず絶句した
スーツ姿の男達が裸の少年を大勢つれて部屋に入ってきたのだ
男達はステージの周りに集まった大人達の膝の上に
少年を一人づつあてがっていく

141 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:00
「あいつら何てことを……」
千重が双眼鏡を覗いたまま呟いた
内藤もレンズ越しに見える子供達に違和感を感じていた
「薄井さん、あの子達何かおかしくないかい?何で言いなりになってるんだ」

142 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:03
子供達は動作が非常に緩慢で顔に表情がない
特に目は虚ろで焦点が定まっていないように見える
(もしかして……)
内藤の予想に千重が答えを出す
「虐待か薬物。可哀想に……」

143 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:05
千重は留学先の病院で何度もあの表情を見てきていた
虐待を繰り返された子供達は決まって虚ろな表情をしていた
中には親から薬物を投与されている子供も数多くいて
少なからずショックを受けたものだった

144 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:07
あの子供達もきっと同じなのであろう
毎日のように大人達に玩具として扱われ
逃げ出さないように薬物で繋ぎとめられ
精神が崩壊したまま更なる隷属を強いられているのだろう

145 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:09
「助けなきゃ……」
千重がフラフラと立ち上がるのを内藤が抱きついて制した
「馬鹿っ!撃たれたいのか!」
「だってあの子達が……」

146 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:10
「そんな事俺達にどうこう出来る事じゃないだろう。
俺たちがしなけりゃいけないのはこの有様を世間に知らしめる事だ。
今薄井さんが動いたらそれもぶち壊しになるかもしれないんだぞ。
それでもいいのか?そしたらあの子達はずっとあのままだぞ?」

147 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:12
内藤の言う事はもっともだったが、
千重は何も出来ないことが歯痒かった
(私には何も出来ないのかしら……そうだ!)
千重は携帯電話を取り出した

148 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/25 15:13
和田にかけてみる
こんな事が行われているというのに警察が動けない筈が無い
だが和田の携帯電話は応答しない
いつまでたっても呼び出し音が続いているだけである
「アイツ!偉そうな事言ってたくせにちっとも役に立たないじゃない!!」

149 :1000鳥 ◇YvzIZAahNM:03/06/25 18:12
だれだ おれ

150 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/25 19:50
『スカンプ』ワラタ

151 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/26 02:37

http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1053499278/l50

152 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:38
そのころ和田はS市からK市に戻るバスの中にいた
バスと言っても普通のバスではない
窓には保護用に網がかけられ、車体は紺色に塗られている
そう、機動隊のバスだ

153 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:40
実は和田はあの河川敷の小屋の存在を知っていた
和田の所属する捜査4課では当初そこを暴力団がらみの施設だとの情報を得ていた
だが密かに内偵を進めていくうちにそうではないことが分かり始めていた
それ以上に危険な施設だった

154 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:41
出入りをしているのは政府高官や芸能人、各界の著名人などばかりで
施設の警護に当たっているのも元自衛官や軍人ばかりらしい
その武装もかなりもののようで、普通に踏み込んだらどれぐらいの被害が出るのか想像もつかない
そのための手配に躍起になっていた

155 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:45
機動隊を動かさなければならないだろう
それも完全装備でなければならない
その為に県警から装甲車や投光機、ヘリコプターまで借り出してきていた
後は出動するだけである

156 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:47
司法当局からの令状はあっさりとおりた
だが肝心の上層部からの命令が来ない
どこかでストップがかかっているという噂が流れ
和田にはそれが清水のあの一件と繋がっているような気がしていた

157 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:49
身動きの取れなくなっていた和田だったが
千重と会った事で踏ん切りがついた
あんな可愛らしい女の子でもあそこまでやっているんだと思うと
自分が恥ずかしくなったのである

158 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:50
幸いな事に機動隊の本部長はよく知っている人物である
千重達が動くことを知った和田は急いで事情を説明し
強引に部隊を借り出してきていたのだ

159 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 11:51
(あの子達無理していなけりゃいいがな……)
K市まではあと10キロ
急がねばならない

160 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 13:36
陸奥と尚之は河原にある小屋に着くと個室に通された
これから何が起きるのか不安に思っていた陸奥だったが
しなだれかかってくる尚之に体が反応していた

161 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 13:38
尚之はいつものように陸奥の股間を弄び始めたが、突然
「高史さん、向こうでもっといいことしよう」
と“作業”を中断してしまった
「ええぇ……」
残念そうな声を上げた陸奥だったが尚之には逆らえなかった

162 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 13:40
尚之が陸奥の手を取って廊下を歩き出す
陸奥はでくの坊のようについて行く
尚之はこれまでどんなに懇願しても手か口だけでしかしてくれなかった
(「もっといいことしよう」だって? もしかしたら……)
“させてくれる”のかもしれない
その言葉に次第に期待が高まりそれ以外のことは考えられなくなってきた

163 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 13:42
気がつくと目の前にカーテンがある
その向こうでは人の話す声も聞こえる
「さ、いくよ」
尚之が言った

164 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/26 13:43
これまでなら羞恥心が先にたっていただろう
何しろ下半身は丸裸のようなものなのだから
だが陸奥の頭の中は今は尚之の事で一杯になっている
「うん」
素直に返事をした陸奥はカーテンの向こうへと足を踏み入れた

165 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 10:57
「お、主役登場だな。薄井さん見えてる?」
だが千重は返事が出来なかった
陸奥があの酒井尚之に手を引かれてステージ上に上がってきたのだ
しかも股間が丸見えになっている

166 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 10:58
あまりの光景に思わず双眼鏡を落としてしまう
(まさか……高史君なの?)
千重は双眼鏡を拾うと再び覗き込み
ステージ上を注意深く観察した

167 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 11:00
確かに陸奥高史である
表情が無いのはやはりあの少年達と同じ理由なのだろうか
二人がステージ先端まで来ると尚之が陸奥の前に跪いた
ちょうど尚之の顔が陸奥の股間のあたりにある

168 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 11:01
(アッ! あの格好は……)
千重はあの公園のトイレでの一件を思い出した
やはりあの少年は酒井尚之だったのだ
そしてしゃぶられていた方の男は……

169 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 11:02
「イヤーッ!」
千重はそう叫ぶと双眼鏡を放り出した
もうこれ以上は見ていられない
何もかもが終わったような気がした

170 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 12:33
「イテテテテ……畜生、あのアマ!思いっきりぶん殴りやがって!」
鈴木はハンカチを川の水に浸すと腫れ上がった右頬に当てた
「あいつら好き勝手言いやがって。憶えとけよ!
もう怒髪天だ。ドハテン健ちゃんだ。ドハテン健ちゃんの恐ろしさを思い知らせてやる!」

171 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 12:35
実は鈴木はK署からの途中で気がついていた
だが、内藤達が自分の陰口を叩いているのを聞いて
起き上がるタイミングを逃していた

172 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 12:41
だから内藤達が機材を抱えて中州に移動するまでは気を失った“ふり”を続けていた
そして誰も居なくなったのを見計らってそっと車を抜け出したのだった
一応自分が責任者のつもりだったから
内藤達を“指揮して”この作戦を成功に導かなければならないと思っていた

173 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 12:42
だから内藤達の後を追う様にして川に渡り
彼らのすぐ傍でいつでも飛び出せるように待機していた
ところが、である
自分は『いなくてもいい』のだそうだ

174 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/27 12:43
幾つもの怒りが折り重なり
頭の中はグラグラと沸騰していた
「あいつら、見てろよ……抜け駆けしてやる」
鈴木は尻のポケットにデジカメが入っているのを確認すると
中州から対岸へとゆっくり歩き始めた

175 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/28 09:46
警備の男達は先程から暗視ゴーグルの調整にかかりっきりになっていた
開け放たれた障子から漏れてくる光は歩哨所にまで影響を及ぼしていて
視界が緑色に発光してしまっていたのだ
「全く、好きモノ爺さん達にも困ったもんだよ」
「まあそう言うなって。こんな割のいい仕事はそう無いぞ」

176 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/28 09:47
「そりゃそうなんだけどな。でも、誰がこんな所覗きに来るって言うんだよ」
「おいおい、お前だってここに集まっているメンバーを知らないわけじゃないだろ。
覗かれたりしたら洒落にならないんだよ。だから俺達がいるんじゃないか。
『邪魔者はあらゆる手段を使ってでも排除』これが我々に課せられたルールなんだ」
「ま、そうなんだがね。では今夜もきっちりお仕事しますか」
調整を終えた二人は暗視ゴーグルを装着した

177 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/28 09:49
「おい!」
「ああ、初仕事だな」
装着して間もなく、暗視ゴーグル越しの緑色の視界の端になにやらうごめく影がある
「人間だな。どうする?」
「決まってるだろ」
二人は装填済みのライフルを構えた

178 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/28 09:51
男が人を撃つのは久し振りである
しかも以前所属していた外人部隊で1度だけ経験があるに過ぎない
それだけに興奮し過ぎて冷静さを欠いていた
暗視ゴーグルを外すのを忘れている

179 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/28 09:58
だが照準はきっちりと合っている
男はゆっくりと少しためらいがちに引き金をひいた
サイレンサーをつけたライフルの先端からほんの少し発火炎を噴き出して
弾丸は音速の壁を超えて急速に鈴木との距離を縮めていった

180 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/06/29 15:41
フォッシュ

181 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/29 17:58
保守


182 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/30 13:11
>Higeさん、>>181

保守ありがとうございます

183 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/30 13:14
鈴木は膝まで水に浸かりながら音をたてないように慎重に歩を進めていた
あの小屋の連中は勿論、内藤達に気付かれるのも避けなければならないからだ
「スプークは俺のものだ……スプークは俺のものだ……」
呟きながら対岸へと近付いていく

184 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/30 13:15
突然後ろから「イヤーッ!」という叫び声が聞こえた
思わず振り返ろうとした鈴木はバランスを崩す
必死でこらえながら大きく踏み出した右足の下には
比較的大きな石があった

185 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/30 13:19
苔がびっしりと生えていてヌルヌルと滑る
だが暗闇の中で明かりも無い鈴木にそんな事が分かるはずも無い
右足は極端に摩擦係数の低い部分を踏みつけ
そのままズルリと滑った

186 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/30 13:21
バシャッと水音がして標的が倒れたのが分かった
「やったか!?」
「慌てるな。大体お前、撃つ時ぐらいゴーグル外せ」
もうひとりの男は冷静である
先程からゴーグルを外して、ずっと暗視スコープの十字の真ん中に標的を捉えていた

187 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/06/30 13:35
鈴木はすぐに尻のポケットに手を伸ばしデジカメを引っ張り出した
ぐっしょりと水に浸かったデジカメはスイッチを入れてもウンともスンともいわない
「ああぁ!カメラがぁ!!」

188 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/01 10:57
「ウワッ、なんか騒いでる。当たってねえのかよ」
「運が悪かったな。俺が頂くぞ。サイレンサーつきでも音は相当のもんだ。
そう手間をかけるわけにもいかんからな」
男はよどみの無い動作で銃を固定させると、何のためらいも無く引き金を絞った

189 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/01 10:59
「何だ?」
対岸からの発砲音と、それに続いて水音が聞こえた
さらに何やら叫び声が聞こえる
「いかん!発砲されているぞ!皆隠れろ」
内藤が鋭く叫ぶ

190 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/01 11:01
だが桑原は今の声が鈴木だという事にすぐに気がついた
「今の声、鈴木さんじゃ!?」
「だったら何だ!助けに行けとでも言うのか?的になるだけだぞ!」
「でも助けないと」
桑原は機材を放り出すと川の中へと入っていく

191 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/01 11:02
(しまった!声を出しちまった)
鈴木は思わず声を出してしまった事を後悔していた
対岸にも、内藤達にも気付かれてはならないというのに

192 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/01 11:04
「鈴木さん!」
右後方から呼びかける声がする
(桑原か?気付かれたのか?)
鈴木は振り返ろうとした

193 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/01 11:05
ちょうどそこに二発目の弾丸が到達した
弾丸は鈴木の左耳の上から入り右の眼窩近くで破裂
鈴木は何が何だか分からないうちに両目を飛び出させ
川の流れの中に倒れこんだ

194 :きりん:03/07/01 12:02
プロバイダのバカヤローのせいで
繋がらないこと1週間…(ToT)
やっと来てみたら何やらすごいことに…
ヤパーリ鈴木タンやられちゃいましたねw

195 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/02 10:03
>きりんさん
本当は鈴木にはもっと華々しい死に様を用意してあげたかったのですが
めんどくさくなって止めました。
雑魚波動(?)は作者にまで影響を及ぼしているようですw
全国の鈴木健治さん、ホントすいません。

罪滅ぼしの為にも、鈴木が活躍(?)するシリーズでも作りましょうか……

196 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/02 10:05
「お?仲間がいるのか」
男達のスコープには新たな人影が映し出されている
「今度は俺にやらせてくれ。もう失敗はしない」
男はそう言うと桑原の姿をスコープの十字の真ん中に合わせた

197 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/02 10:07
あたりを見回すと対岸だけではなかった
こちらの土手の上にも巨大な投光機が設置され、こちらを照らしだしている
さらに新しく加わった光の帯がある
いつの間にか上空に殺到していた2基のヘリコプターが
スポットライトさながらに二人のスナイパーたちを照らしていた

198 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/02 10:09
「君達は包囲されている!もう逃げ場は無い!その場を動くな!」
何処からかスピーカーでがなりたてる声が聞こえる
さらには遠くからパトカーのサイレンも聞こえてきた
「おい、どうするんだ?」
警備の男達は顔を見合わせた

199 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/02 10:10
「葦の原から逃げるか?」
「あそこはトラップがあるだろう」
「大丈夫、抜け道を知ってる」
「ホントか? じゃあそれだ、それしかない」

200 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/02 10:12
もう仕事などどうでもいい
別に雇い主のあの女に何の義理があるわけでもない
捕まったら煩い事になるだけだ
二人は銃器を置くと葦の原に向かって走り始めた

201 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:09
投光機の光やスピーカーからの声で取り囲まれている事がわかったのだろう
ステージの周りにいた男達は我先にと逃げ出していく
そして部屋には頭の壊れた子供達と
陸奥と尚之の二人だけになってしまった

202 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:12
陸奥は何が異変が起きている事に気がついていた
だが今はそれよりももっと興味を引かれる事態が起こりつつあった
眼の前で尚之が全裸になろうとしている
とうとう“その時”が来たのだ

203 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:13
尚之は服を脱ぎ終えると四つん這いになり
頭だけを陸奥の方に向けて潤んだ瞳で見つめると
「来て」
と呟いた

204 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:14
透き通るような真っ白な尻
その割れ目の真ん中で肛門がヒクヒクと淫らに誘う
陸奥は頭の中が真っ白になり
自分のペニスに手をあてがうと尚之の肛門に押し当てた

205 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:16
つもりだった
と、同時に(あ、入らない)とも思った
陸奥のペニスは真っ直ぐに尚之の肛門を向いておらず
とても入りそうな角度ではなかったからだ

206 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:17
だが不思議な事に陸奥のペニスは尚之の中にスルリと飲み込まれた
挿入の瞬間に尚之の肛門が大きく裂け
まるで獲物をくわえ込むように陸奥のペニスを呑み込んだのだ
途端にこの世のものとは思えないほどの快感が陸奥を襲った

207 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:19
ペニスから腰へ、腰から背中へと駆け上るその感覚は
頭に到達した時に大爆発をした
体が宙に浮いたような感覚や、奈落の底に落ちていくような感覚が交互に表れては消え
後頭部から何かが抜けていくような感覚がして五感が全て消え去った

208 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/03 14:20
だから陸奥は尚之の変化に気がつかなかった
陸奥が白目を剥きながらビクビクと痙攣するその前で
尚之はこの世のものとは思えないような変化を遂げていった

209 :きりん:03/07/03 21:21
>195
>罪滅ぼしの為にも、鈴木が活躍(?)するシリーズでも作りましょうか……

いえ、けっこうですw
それよりも次回作にはぜひ豊田タソの復活を…w

210 :*************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************************1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 10:10
test

211 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 10:21
test

212 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 10:24
専用ブラウザからの書き込みは不可?
OpenJane 読み込んでくれない
ゾヌ 書き込んだら>>210みたいになりました

かちゅ等他のブラウザならいけますか?
誰か教えてください。

213 :きりん:03/07/08 10:29
なんじゃぁ、こりゃー

214 :きりん:03/07/08 10:30
あ、書けた
こりゃまた失礼しましますた…w

215 :Hige ◆HigeBMnLls :03/07/08 11:07
ギコナビよりカキコします。どうかな?

216 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:46
ギコナビだと大丈夫そうですね。
他にも情報ありましたらお願いします。

とりあえず>208の続きからうpしていきます。
多少重複しますがご容赦願います。

217 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:47
柔らかな白い肌は浅黒い荒れた肌になり垢にまみれ
全身の筋肉が盛り上がっていく
さらさらのストレートヘアーはホームレスのように縮れて強ばり
みるみるうちに伸びていった

218 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:48
そして何よりも変わったのは顔である
顔つきが変わったのではなく、顔そのものが変形していった
目は切れ長になり、異様な光をたたえ始める
ほっそりとしていた顎はがっしりと大きくなり
厚ぼったく、しっとりと濡れているような唇は見るからに残忍そうな薄い唇へと変貌した
四つん這いになっているその姿は蜥蜴によく似ていた

219 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:49
内藤はその一部始終をカメラを通して見ていた
男同士がまぐわるという行為もさることながら
その変身ぶりは映画でも見ているような気にさせられた
思わず我を忘れそうになる

220 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:50
だがそこは昔報道で鳴らしただけの事はある
あまりの出来事に多少手が震えていたものの、自分の仕事は忘れていなかった
先程からステージ上で何かがキラキラ光っているのに気がついた

221 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:52
それはステージに上がっている少年の首の辺りからぶら下がっているようで
長い棒のように見えた
(ん? なんだろう)
内藤は一杯までズームしてみた

222 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:53
少年の首には紐のようなものがかかっていて
それに吊り下げられたものが光っているようだった
そしてその棒のような物は見る見るうちに長くなり始める
(あれは……刀か!?)

223 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:55
内藤がそう思いながらも撮影を続けていると
四つん這いになっている少年がやおらその“刀”を掴み
そのまま後ろに薙ぎ払った

224 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:58
何やら黒っぽい物体が宙を飛ぶ
最初は訳が分からなかった内藤だったが
床に転がるその物体を写してみて驚愕した
若い男の首だった

225 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 13:59
男は恍惚の表情を浮かべたまま口を半開きにしている
まるで生きているかのようなその顔は
体の方から噴出する血液の飛沫によって
次第に紅く彩られていった

226 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:01
部屋中に飛び散って行く血は
ステージの周りにいた少年たちにも降りかかっていく
だが彼らはただ呆然と座り込んでいるだけで
体に付いた血を拭おうともしていない

227 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:10
内藤は思わず震えた
あまりの光景に恐れをなしたのもある
だが決定的な瞬間を捕らえる事ができたという喜びの方が大きかった
押さえようとしても押さえきれないほどの武者震いが体の奥底から湧き上がってきたのだ

228 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:15
「薄井さん、見てたかい? こっちはばっちりだよ! こりゃ凄いスクープになる!」
内藤が興奮気味に話しかけていたが、返事は返ってこなかった
千重は既に中州にはいなかった
双眼鏡では見ていなかったが肉眼でも大変な事が起きているのは分かる
千重はフラフラと歩き出し、対岸に向かって川を渡り始めていた

229 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:20
渡ろうとしていた所は少し深いようで
最初は膝までだった水嵩はすぐに腰の辺りまできた
だが千重はかまわず歩き続けた
まだ信じられない

230 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:49
幾つもの投光機に照らされた小屋はまるで舞台のように明るい
そしてその上で繰り広げられたのは
千重にとっては奇妙なほどにリアリティが無かった
まるで映画のワンシーンを見ているかのようにしか思えなかった

231 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:55
だが対岸に近付き水嵩が膝位になった頃になると
その光景は急に現実味を帯びてきた
部屋中に飛び散った血の臭いが
千重のもとまで漂ってきたからだ

232 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 14:57
「高史君!」
千重は無駄だと分かっていても叫んでいた
そういえばこの悪夢から抜け出せるような気がしたのだ
だがその声は尚之の注意を引きよせただけだった

233 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 15:57
陸奥の遺体に屈み込むようにしていた尚之が千重の方に振り返る
口の周りは血でベットリと濡れ、それだけでもおぞましい表情になっているのだが
それ以上に異様な目の輝きが千重の背筋を凍らせる
千重は蛇に睨まれた蛙のように川の中で立ちすくんでしまった

234 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/08 15:59
尚之はゆっくりとこちらに歩いてくる
まるで獲物を品定めするかのようなその視線は
千重の体を冷たく突き刺している
そしておもむろにあの白い棒を振りかざすと
歩調を速めて千重の方に向かってきた

235 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/08 23:12
すけてる白水着おねーさんのワレメが丸見え…
ここのサイトはタマラン(´Д`;)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/wareme_tatesuji/omanko/

236 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:15
「確保だ!行け行け行け!!」
突然の出来事だった
誰かの怒号が聞こえたかと思うと
両側の葦の原から何人もの人影が飛び出してきた

237 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:16
男達は手に手に透明の盾と棍棒のような物を持ちヘルメットをかぶっている
千重にはそれが誰であるのかがすぐに分かった
和田が機動隊を連れてきたのだろう
ついに間にあったのだ

238 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:19
20人ほどの完全武装の男達が尚之を取り囲み
盾を捧げながら突進していく
辺りには怒号と、時折悲鳴が混じり
時折何かが宙を舞っているのが見えた

239 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:21
時間にして僅か5分ほどの出来事だったが
千重には1時間にも2時間にも感じられた
だがその騒ぎも誰かが「確保!確保!」と2度叫んだのを最後に
収束へと向かっていった

240 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:50
「この野郎!」
「大人しくしねえか!!」
尚之は機動隊員の集団の輪の中心でまだ抵抗を続けているようで
時折怒号が聞こえてくるが、それも次第に無くなっていった

241 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:52
後はかすかな呻き声が聞こえてくるだけである
尚之を取り囲む輪の外にいる負傷した機動隊員の声だろう
尚之は散々に斬りつけたらしく
腕や足の無い者が何人もいた

242 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 10:54
千重は陸奥のもとに駆け寄ろうと思ったが
一歩踏み出した足に何かが当たった
ふと下を見るとヘルメットが流れてきていた
バイザーの下には顔もある
だがその下にあるはずの胴体は無かった

243 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 11:18
思わず足がすくんで動けなくなっている千重のもとに
黒い影と、それと一緒に揺れる懐中電灯が水を蹴散らして近付いてくる
千重はまた尚之がやってきたのかと思い一瞬身を硬くしかけたが
「薄井さん!僕です!和田です!」という声にホッと安堵し
途端に体中の力が抜けて川の中にへたり込んでしまった

244 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 11:21
和田は千重の二の腕を取って立ち上がらせると
「来て下さい」と歩き始めた
(まさかあの子の所に?)
そう思った千重は尻込みして嫌がった

245 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 11:21
和田は嫌がる千重を引きずるように歩かせ
機動隊の男達が取り囲んでいる輪の中へと連れ込んだ
そこには裸の男が一人、手錠をかけられて取り押さえられていた

246 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 11:22
身長は160センチほど
よく鍛えられた筋肉が体中を覆い、無駄な贅肉は一切無い
そしてこれは千重も始めて気がついたのだが
ぼさぼさの髪の毛が肩まで伸びている

247 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/09 11:22
「あれは誰ですか?」
和田が不審そうに尋ねた
無理も無い、和田が写真で見た尚之とは全く別人に見える男がそこにはいた
千重は自分が見た一部始終を話し始めた

248 :きりん:03/07/09 17:22
はぁ〜すごい展開だ…
尚之タンはあっさり(でもないか)捕まったのでつねw

249 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 09:22
>きりんさん
まだまだこれからもう一転がりいたします。
この後の展開、お気に召していただけるといいんですが……

ちなみに尚之は13歳(設定上)。
奇しくも14歳以下、ホモ、という点で長崎のあの事件と類似してしまいましたが
別にパクッたわけではありませんw

250 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:39
酒井尚之の逮捕を以って事件が次々に明るみに出て行った
河原の施設を警備していた男達や、あの日集まっていた客達は全て
周りを取り囲んでいたK署及びS県警の捜査員総勢200人の網にかかり
全員逮捕された

251 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:41
その後の調べであの施設を運営していたのは酒井尚之の母、清子である事が判明した
清子は各界の著名人を集めては、あの施設で夜毎男色淫行パーティーを開いていたらしい
清子は「一切関与していない」と容疑を決して認めなかったが
尚之逮捕の二ヵ月後「息子への監督不行き届き」を理由に議員を辞職
その直後に逮捕された

252 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:43
直接の容疑は売春斡旋等だったが
地方行政委員としての立場を利用して捜査を妨害した疑いも持たれている
和田ら現場の捜査員達は警察の威信回復の為にもあらゆる手を使って捜査を続けており
真実が暴かれるのもそう時間はかからないだろう

253 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:46
淫行パーティーのホスト役を務めていた少年達52人も無事保護された
彼らの精神は既に崩壊しており、事件から7年経った現在も病院での治療が続いている
千重も彼らの社会復帰に向けての手伝いしているが彼らの病状は思いのほか重い
トンネルの出口はまだ先のようである

254 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:46
内藤達は一躍ヒーローになった
彼等の記録した施設での事件の一部始終は
「不道徳で残忍なシーンが含まれる為、お子様や心臓の弱い方は見ないで下さい」
という注意のもとに公開された

255 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:46
そのショッキングな内容と、報道に対する姿勢には抗議や批判も多かったが
業界内では高い評価を受けた
彼らは今、在京キー局に引き抜かれ
報道の第一線で活躍中である

256 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/10 10:48
ただ、桑原だけは行方不明らしい
鈴木を助けられなかった責任を感じたのと
そのことに対して内藤への批判をぶつけて
局を辞めていったのだという

257 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/11 20:03
忙しいので保守のみで……スマソ

258 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:24
そして、肝心の酒井尚之である
凶器については見つからなかった
私は尚之があの白い棒状のもので陸奥高史を斬るのを見ていたが
それらしきものは現場には無かった

259 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:26
素っ裸の尚之の周りにある凶器らしきものといえば
首から鉄片をぶら下げているだけだった
鉄片は鑑識にまわされたが、特に変わった様子もない
その形状から日本刀の茎の部分だろうということは推測されたが
凶器になりうるものではなかった

※茎=なかごと読むらしいです

260 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:27
尚之自身も補導後すぐに取り調べられたが
名前や住所を聞いても全く要領を得なかった
それどころか古臭い言葉で捜査員を罵り続け
補導されたその夜は全く取調べが出来ない状態だったという

261 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:30
そして翌朝、捜査員達は信じられないものを目にした
署内の独房に入れられていた尚之の形相が一変していたのだ
長かった髪はいつの間にか短髪になっており
房内には髪を切ったと思われる痕跡が全く無かった

262 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:32
前夜の補導時にはあれほど隆々としていた筋肉は見る影も無く
体型は普通の中学生にしか見えない
そして何よりも変わってしまったのはその顔だった
尚之の顔は捜査資料の写真どおりの顔になっていた
全てが昨夜の補導時とは別人としか思われない

263 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:33
そして“元に戻った”尚之の証言はもっと妙だった
殺人を犯したのは自分ではなく、自分の中にいる誰かだというのだ
尚之自身はそれを見ていたらしいが
その誰かに体を乗っ取られている状態だったので止める事はできなかったのだという

264 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/12 16:34
和田からその話を聞いた千重はすぐにピンと来た
尚之は何らかの人格障害を抱えているのだろうと
それを聞いた和田は児童保護施設に通告する一方
尚之を簡易精神鑑定にかける手続きをとった
その結果出された診断は『解離性同一性障害』というものだった

265 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/07/12 21:36
>1000鳥 殿
お忙しい中のUPご苦労様です。
長崎の事件の犯人も、もしかしたら二重人格者だったりして・・・。
でも、事件の詳細は犯人が年少者って事で公表されないらしいですなぁ・・・残念です。

266 :きりん:03/07/13 13:55
>1000鳥 様
お仕事に差し障りないようマターリといってくださいな。
それにしても、もう一転がりあるのでつか…
結構何でもいけるクチなのでガンガンどうぞw

267 :はな:03/07/14 00:15
>1000鳥さん&皆様乙カレーでつ〜。
ここまで はな、一気に読破してしまいまつたYO!
あぁ・・・やっぱりおもしろいでつ。(≧∇≦)プハー
とりあえずホッシュホッシュ

あ、はなも何でも来い!なのでお願いしまつ〜w

268 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/14 05:18
ふあーーー、、、寝るわ

269 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/14 07:13
おつかれん

270 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 09:32
>Higeさん
確かにショタな男子厨房の心の中は覗いて見たいですね。
>きりんさん、おはなぼう
忙しい期間は過ぎましたので、後は順調にいけると……思います。
ただ、もう一転がりは何となく予定調和のような気もいたします。
あまり期待せずにさらっと読み流してもらえればいいかと。

271 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 11:21
千重は父のコネクションを頼りにして尚之の精神鑑定書にも目を通していた
そしてどうしてもそれらが信じられなかった
目の前で見たあの変貌ぶりは、多重人格という疾病名だけでは説明できないのだ
千重は独自に調査をしようと思い始めていた

272 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 11:22
一方薄井は娘の事を心配していた
事件からだいぶ時間がたつものの
未だに悪夢にうなされているのを知っていたからだ
それをなんとか解消してやりたいとずっと思っていた

273 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 12:45
二人は居間で何気なくテレビを見ていると
家裁の判事が更迭されたというニュースが流れていた
この判事は少年Sによる連続殺人事件を担当しており
その判決文に問題があった為にそのような処分を受けたらしい

274 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 12:45
早速薄井は尚之の精神鑑定書を作成した精神科医に連絡をとった
少年事件の審判は非公開であるから、その内容を知る事は出来ないが
古くからの知り合いであるその精神科医ならばヒントだけでも教えてくれるだろうと思ったのだ
だが電話の向こうで興奮気味に話す精神科医の口から出たのは
ヒントどころではなく判決そのものだった

275 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 12:47
下された判決はその残忍な手口から児童自立支援施設を飛び越して
無期限の医療少年院での加療というものだったらしい
期限を切らない医療少年院での加療という判断は異例という他無い
そして判決文中では少年法のあり方についても述べているようである

276 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 13:19
精神科医は電話を切った後で再び電話をかけ直してきた
興奮していて口止めするのを忘れていたと言う
「勿論言わないさ、誰にもね」
だが薄井は千重には全てを伝えていた

277 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/14 14:03
千重の体が小刻みに震えている
報道を見てあの事件に対する怒りが、憎悪が、恐怖が、再び蘇ってきたのだろう
そしてそれ以上にあのふしぎな現象に対する究明心が頭をもたげてきているに違いない
薄井は千重の震える肩に手を置くと
「話さなければいけないことがある」
と話し始めた

278 :山崎 渉:03/07/15 09:00

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

279 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:00
千重は父の話を聞いてすぐにK市に向かった
事件から2年、初めて訪れた酒井家は静かだった
当時は報道陣や野次馬ででごった返していたらしく
何度かトラブルもあったらしい
千重は自分の“取材”を受け入れてもらえるかどうか自信が無かった

280 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:02
千重が呼び鈴を押して名前と用件を言うと
意外にもすんなりと門が開かれた
現れたのは和装で髪を結った老女、ヤスだった

281 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:04
いや、老女というには違和感があった
その服装や髪型からは年相応のものを感じるが
身のこなしなどはとても老人とは思えない
女性にしか分からないような些細な違和感であったが
千重はその様子に一種の薄気味悪さを感じた

282 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:16
だが眉をひそめる千重を前にしても
ヤスの態度は丁重そのものだった
ヤスは千重を客間に通すと茶を薦め
「お話というのは坊ちゃんの事でございますね」
と静かに、そして厳かに切り出した

283 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:18
「あなたがあの薄井様だということは存じております。
今からお話する事はあなただからお話するのです。
信じる、信じないはあなたのご自由ですが、これは本当の話でございます」

284 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:19
千重はヤスを質問攻めにするつもりで来たのだが
ヤスの迫力にすっかり呑まれてしまって頷くのが精一杯だった
ヤスはそれを見てゆっくりと頷き話を始めた

285 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/15 11:21

薄井父の話は何だったんだこのヤロー!!
ちゃんと説明しやがれ馬鹿!!

と、自演で煽ってみる

286 :Hige ◆HigeBMnLls :03/07/15 14:01
ほんとだ・・・既に話し聞き終わってる。

287 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:26
>Higeさん
いずれ明らかになります。
つーか、大した事話してません。

288 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:27
「まず、私の自己紹介をさせていただきましょう。
私の名前は沖田ヤスと申します。
あ、そのお顔の様子だとご存知ですね? 
お父上から何か聞かれましたか?
そうです、私は沖田総司の姉でございます」

289 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:28
「私共と酒井家とは深い繋がりがございます。
私の弟、総司が病に倒れた時にいつも薬を届けてくださったのが
酒井登喜治と申す方でございます。
尚之坊ちゃんから数えて五代前の祖先ということになりますが
私共と酒井家はその頃からのお付き合いということになります」

290 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:29
「この酒井登喜治と申します方が持ってきて下さったお薬というのが労咳に良く効くお薬らしく
苦心して手に入れたそのお薬を総司の為に送り届けてくださったのだそうでございます。
それは総司が京から江戸へ戻ってきた後も続いておりました」

291 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:30
「しかし『僕は得体の知れないものは飲めない』と総司が申しまして
頑としてこれを拒み続けました。
私共もやつれてゆく総司に何とか飲ませようと色々工夫してみたのでございますが
結局全て無駄骨に終わりました」

292 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:32
「そうこうしているうちに今度は私の方が労咳に罹りまして
総司の隣で一緒に臥せってしまう始末でございました。
それで全く情けないお話でございますが、私はそのまま死ぬのが恐ろしゅうございました。
それで登喜治様から届けられていたあのお薬を飲んだのでございます」

293 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:33
「薬は確かに良く効きました。
一月もしないうちに私は床上げとなり、また総司の看病に戻る事が出来たのでございます。
ですが、それに伴って副作用とでも申しましょうか、それが出るようになりまして」
ヤスはそう言うと顎の先に手を添えて皮膚を掴み、引っ張りあげた

294 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:34
薄皮がペリペリと音をたててめくれてゆき
中から出てきたのは先程までの皺が刻まれた肌ではなかった
どうみても2〜30代の肌である

295 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/16 17:35
「若いままだと人目を引くのでいつもはこれで素顔を隠しているのですが
素顔はこの通りでございます。私も信じられません。
私の生まれは天保4年でございますから、170を超えているはずですが
あの薬を食した時から齢を重ねていないようなのでございます」

296 :きりん:03/07/16 22:21
ひゃー、ヤスさん、まさにオカルト!

297 :不良主婦:03/07/17 01:20
> 1000鳥さん&オーディエンスの皆様
ご無沙汰しております。最近、体調はモーマンタイだったんですが、ついにMyPC、ママンが
お亡くなりになってしまいました。・゚・(ノД`)・゚・。
既に生産打ち切りになったノートなんで交換もままならず、新機種を買う金はないので
ヤフオクで程度の良い中古を(σ・∀・)σ ゲッツ!! ようやく復活です。ふぅ・・・

で、読み残しを一気に読んだわけですが・・・いやあ、凄い展開だなぁ・・・。
まずは陸奥氏のご冥福をお祈りします・・・(-人-)ナム〜
そして尚之くんの「変化(へんげ)」が凄まじい。やはり登喜治さんはご先祖で、彼の
怨霊がいたいけな少年の「血」に受け継がれ・・・といったところですか。
しかもヤスさん、人魚の肉を喰らったような人生を送られていたとは・・・いやはや。
想像をはるかに越えた展開、脱帽です。

>>285のような茶目っ気も(・∀・)イイ!

298 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 10:58
>きりんさん
陸奥は何故ヤスの異常に気がつかなかったのかと小一時間(ry
>不良主婦さん
PC=ママン(?)のご冥福をお祈りいたします。 (-人-)ナム〜
登喜治の血に関しては、ただ受け継がれているだけではないようです。
しばらくはヤスさんの語りが続きますので、その辺をお楽しみください。
後、濡れ場のご指導いただきたいので、以下までメールいただければ幸いです。
herios3@excite.co.jp


299 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 11:02
「最初はまだそのことに気が付きませんでした。
ただ登喜治様にお礼を申し上げなければならないと思い
幸いな事に弟の総司から登喜治様の事は伺っておりましたので
総司の看病を姉たちに任せて当時府中にございました酒井家へ伺いました」

300 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 11:14
「ところが肝心の登喜治様の行方が分かりません。
時勢が時勢でございましたのでご家族は大層心配なされて
いつ戻ってきても良いように許婚まで用意して登喜治様の帰りをお待ちしておりましたが
それでも登喜治様はなかなかお帰りにはなりませんでした。
私も酒井家で働かせて頂きながら登喜治様を待つ事にいたしました」

301 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 11:17
「維新の年も暮れた翌春、登喜治様はようやくお戻りになられました。
大層ご苦労をなされた様子で、垢じみた風体でのお戻りでしたが
それでもご家族は大層喜ばれておりました。
私もようやく薬のお礼を申し上げられると思いましたが
その夜は宴が設けられた為にそれどころではございませんでした」

302 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 11:18
「そして登喜治様は翌朝早くに出立されてそのままお戻りになりませんでした。
ただ一人登喜治様を見送られた許婚のとく様によれば
登喜治様は『もう戻らない』と仰って旅立たれたそうでございます」

303 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 11:20
「私はしばらく酒井家にお世話になりながら登喜治様のお帰りをお待ちしようと思いましたが
結局登喜治様はそのままお戻りになることはございませんでした。
そのうちに許婚のとく様のご懐妊が分かりました。
たった一夜で、の事だったようでございます」

304 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/17 11:21
「酒井の旦那様は大層喜ばれ、私にとく様と生まれてくる子供の面倒をみるように仰ったのです。
私はせめてものご恩返しと思い、そしてそのまま酒井家に居付く事となったのですが
その頃から酒井家には不幸が付きまとうようになりました」

305 :不良主婦:03/07/17 12:34
> 1000鳥さん
えと、ママンとはPCのマザーボードのことです。マザー=ママ=ママン(仏蘭西語です)となった
模様。Win板などでよく使われているようで、私もちょくちょく見ていて、こう書くクセがついて
しまいました。わかりにくくてすみませぬ。

で、なんかご指名いただいてるんですけど(汗)
一応メールしておきましたのでご確認くださいまし。私なんぞでお役に立てるかどうかは
わかりませんが(苦笑)

306 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/07/18 21:42
フォッシュ

>ママン
自作PCとかやってないとあんまりマザーボードを見る機会無いですからねぇ
自作板とかだとCPUとかも変な名前で呼ばれてたりしますし・・・。

307 :不良主婦:03/07/19 01:44
>Higeさん
どもです。
確かにそうですよねー>自作PCとかやってないとあんまりマザーボードを見る機会無い
実は私は、ノートPCのHDD交換だのCPU交換だのも自力でやっちゃう人でして、いずれは
自作にも挑戦したいな〜なんて思ってて、PCカテゴリの板もちょくちょく見てるんですよね。
(ちなみに旦那はメカオンチ(w TVとビデオデッキの配線程度しか出来ません)
でもアキバは遠いんで(九州在住)、今のところ実現できそうにないですが・・・。

>自作板とかだとCPUとかも変な名前で呼ばれてたりしますし・・・。
「雷鳥の焼き鳥」とかのことですね(w

308 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:40
昨日宝の山を発見いたしまして、発掘に夢中になっておりました。
要するにエロサイト(ry

>Higeさん、不良主婦さん
ハー……ホー……
PC関連の板には行ったことすらないので何やら良く分かりませんが
要するに

子供が熱を出しておかしいなと思って解剖してみたら死んでいた。
仕方がないので人身売買オークションで新しい子供を買ってきた。
そして子供の臓器を色々移植したりしながら日々子供のパワーアップを計っている。
旦那さんは臓器の移植には詳しくなく、せいぜい捕まり歩きの手伝いをするのが精一杯だ。
裏社会では移植用の子供の脳が「フライドサンダリングバード」という名で取引されている。

かような事でよろしいか?

子供が熱→解剖というところがいいですね。
んー…これはこれで小説のネタになるかもw

309 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:42
「始まりはとく様がお産みになったお子様でございました。
その姿形はとても人の子とは思えず、それをご覧になった酒井の旦那様の落胆ぶりは
傍から見ていても気の毒なほどでございました。
旦那様は取り乱されたのでしょう、その子を殺すようにお命じになりました。
ですが私もとく様もどうしてもその命をきけず、土蔵に隠してひっそりと育てておりました」

310 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:43
「不思議な事にその子供は日が経つにつれて普通の子供らしく成長してゆき
2歳になった頃にはあのおぞましい姿は見る影もなくなりました。
私ととく様は旦那様に子供の事を打ち明け許しを乞い
そこで始めてその子は名前をつけていただくことが出来ました」

311 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:45
「“蔵太”と名付けられたその子供はすくすくと成長してゆきました。
そして大きくなるにつれてその性格がはっきりとしてまいりました。
一言で申し上げれば蔵太様は惨忍な方で、優しさなどかけらも持ち合わせておりませんでした。
気に入らない事があれば力でこれをねじ伏せようとし、それ以外の解決法はご存じなかったようです。
そしてとうとう7歳の時に酒井家の奉公人を滅多打ちにして半死の状態にしてしまったのでございます」

312 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:47
「何しろ子供のする事でございますし、酒井家が日頃から周囲に優しく接していたせいもあり
誰も警察に届け出ようとは思わなかったようでございました。
ですがその奉公人の容態が急変してとうとう死んでしまいまして
その頃から妙な噂が流れ始めたのでございます」

313 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:48
「登喜治様は京で何百、何千という志士達をお斬りになったそうで
その志士達の霊が蔵太様に祟りを為しており、それであんな乱暴者になったのだというのです。
そんな噂があちこちに広まり、人々は蔵太様を見かけると避けて通ったり
中には石をぶつけるものまで現れたそうでございます。
そしてその噂に追われる様に酒井家は引っ越しを余儀なくされたのでございます」

314 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:50
「幸いな事に群馬の前橋へとやってきた頃には酒井家にはそれなりの財産がございました。
それを元手にして、今度は絹糸で商売を始めたところ、これが当たりに当たりまして
その名が県一帯に鳴り響くほどの豪商へとなったのでございます。
そしてあれほど手がつけられなかった蔵太様も多少大人しくなり
府中での数々の出来事が嘘のような穏やかな日々が続きました」

315 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:52
「しかしそれも蔵太様が嫁を娶るまでのお話でございました。
その嫁が生んだ子もやはり異形の子だったのです。
ですが私やとく様は蔵太様ので経験済みでございましたので
暫くすれば何とかなるだろうとそれほど心配はしておりませんでした」

316 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 09:54
「案の定生まれてきた子供は暫くすると次第に人間らしくなってまいりました。
そして惨忍なところも蔵太様によく似ていらっしゃいましたが
時には叱り、時にはなだめながら、何とか問題なく成長されていきました」

317 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/19 13:03
>308
誤…子供が熱を出して
    ↓
正…子供が返事をしないので

誤…せいぜい捕まり歩きの

正…せいぜい伝い歩きの

318 :不良主婦:03/07/19 13:04
> 1000鳥さん
にゃはは(´∀`)まぁ、例え話としてはほぼ外してないかな?概ね合ってますかね。
ちなみに「雷鳥の焼き鳥」とは、AMD社製のとあるCPUの開発コード名「ThunderBird」
(通称「雷鳥」)が由来でして、ここんちのCPUは使用しているうちに加熱して焼けて
しまい、頻繁にあぼーんしてしまうことから「雷鳥の焼き鳥」などと揶揄されるように
なったそうですよん。

しかし、思わぬところで小説ネタを振ることになってしまいますたねぇ(w

ヤスさんの思い出話で、しばらくはマターリしようと思います。

319 :◆H4mTjQ8rDw :03/07/19 21:31
あははぁ

320 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/07/21 04:28
>不良主婦 殿
自作PCはいいですよぉ・・・愛着が沸くと言うかなんと言うか
最近はPCのパーツも通販とかで結構安めに手に入りますからねぇ
ノートPCのHDD交換が出来るのでしたら自作PCも出来ると思いますよ。
>「雷鳥の焼き鳥」とかのことですね(w
そうですね。クロックアップのやり過ぎや熱処理がうまく出来てないと煙が出る事がしばしば・・・。
他にも同CPUで「サラブレッドコア」が『皿コア』とかとか「バートンコア」が『豚コア』って呼ばれたしてますね。

>1000鳥 殿
宝の山からはよい財宝は出てきましたか?
>そして子供の臓器を色々移植したりしながら日々子供のパワーアップを計っている。
なんかすごいっすなぁ・・・恐ひ
でも自作PCを人間に置き換えるとそのような感じになるかもしれませんね。
例:うちの子事故であたまがおかしくなっちゃたから先日新しい頭に交換したんですよ
意;うちのマシン、熱のせいでCPUが壊れちゃって、新しいの物に交換したよ。
のようなふうになるんですかねぇ・・・うわぁ

321 :不良主婦:03/07/21 14:29
>Higeさん
「自作PC作りたい魂」を揺さぶってくれますねぇ(w
旦那が本社(所在地・浜松町)に転勤になれば、アキバも近くなるんだけどなぁ・・・。

>自作PCを人間に置き換えるとそのような感じになるかも
「ちょびっツ」を連想してしまった(CLAMP先生方は、まだアマチュアで同人活動されてた
頃からのファンなのでつ)

例えば、お受験を控えた子供を持つ母親たちの会話。
A「ウチの子は、今度のお受験の為に大脳を100GBのものに交換したんですのよ。」
B「あらー、ウチの子もこの前、脳幹を3GHzに換装しましたの。」
C「ウチの子、この頃エラーばかり出して・・・またリカバリしなきゃなりませんわ・・・。」

なんてね(w

322 :なまえをいれてください:03/07/22 13:53
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

323 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/22 20:12
ネジ一本から自作PCまで
何でもそろうのは豊田商会だけ!!
あまりの安さの思わず奈落の底に突き落とされそう!

♪とよだ〜〜しょう〜〜か〜〜い♪

324 :Hige ◆ojOIlWOJrw :03/07/22 21:16
>1000鳥 殿
お疲れ様です。
>豊田商会
なんともダークな雰囲気がしそうな店ですなぁ
驚くほど安いのには惹かれますが・・・品物が・・・ガクブル。

>不良主婦 殿
自作良いっすよぉ・・・壊れても自己責任だしw
オイラ秋葉は1回しか行った事無いですがいろんな意味で凄い所でした。
地元(名古屋)の大須と比べるとやっぱり規模や値段が魅力的ですねぇ。

「ちょびっツ」ですかぁ・・・オイラは「ハンドメイド(ry
スレ違いでしたね [角煮板] λ........イッテキマース

325 :不良主婦:03/07/23 08:59
★豊田商会一覧
http://www.google.co.jp/search?q=%E8%B1%8A%E7%94%B0%E5%95%86%E4%BC%9A&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&lr=
何件目かに、1000鳥さんの著作「ベッドの下に・・・」もしっかりHITしていて、危うく飲んでいた
コーヒーを噴き出すところでした(w

> 1000鳥さん
上記のように、豊田商会は全国いたるところで事業を展開している模様です。私の故郷・大分
にまで存在する(ガソリンスタンドですが)事を知ってびっくりしました(w
もし今度、実家に帰った時にTVを観ていてCMが流れたりしたら・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

>Higeさん
ああ〜んイヤイヤ、そんなに刺激しないでぇ〜ん♪

(注:念の為、上記の台詞は「自作したい魂」を刺激、という意味ですw)

Higeさんは名古屋の方なのですね。(・∀・)ヤットカメ!! ハイー!!(・∀・)
私は数年前に一度だけ、「コメ兵」に行ったことがあります。何号館だったかは失念しましたが、
楽器を買うという悪友につき合って。なかなか面白い店でした。
福岡も天神界隈を探せば、PCパーツ専門の店がありそうなんですが・・・客層を考えるとチョト
怖いかも・・・(TДT)

326 :1000鳥 ◆YvzIZAahNM :03/07/23 15:45
>Higeさん
秋葉。私も一度だけ行った事があります。
何故か電気の傘を買いにw
それ以来あそこに集まる人種にアレルギーを起こすようになり
行く事が出来なくなりました……

>不良主婦さん
一覧w

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